ノーザンバランド

《地名》《国家》

関連項目: ノーザンバランド人、ノーザンバランド精神学?

『シー・メル』

• ノーサンバランド。『シー・メル』の作中舞台となる世界のこと。主人公コンラの生きている時代より遡る遥か過去、神話では「惨劇の日」と呼ばれる時代に荒廃した地上を捨てて人々が移り住んだ地下空間。作中で語られる神話は現在の世界の成り立ちを伝えており、現在の世界でノーサンバランドを除いて人間の暮らしている場所はない。羊使いの伝説の中では、この世界（惑星）は地球と呼ばれている。
• ノーサンバランドは地球内部に穿たれた空洞全体を指し、単に「土」「地下」「通気路」とも呼ばれる。ノーサンバランド全体は上層から下層にわたる幾つかの層をなし、各層に暮らす人々はそれぞれに国を作っているらしい。地上に近い上層ほど治安が悪く、無政府状態に近いという。物語は最下層の「ヒルトン」を舞台とし、上層界から攻め寄せる「ミレシア」との戦いが描かれる。
• 神話ではダナと呼ばれる人々の導きにしたがい、地上の民は地下に移り住んだ。地下世界の歴史では先住民との争いや、ネヴェ人の侵略、星界からの羊使いの来訪も経験しているが、現在のノーサンバランド人はそれら全てを伝説として、「ダナの神々（トゥアハ・デ・ダナン）の末裔」を自称している。→ダナ聖書
• 八ノ地教はノーサンバランドの新興勢力（新興宗教）。八ノ地教によるノーサンバランド統一の動きが進む一方、八ノ地教徒は古いダナの神話を邪教として排斥している。

『ストーリー・オヴ・スペシャリスト』

• かつて存在した宇宙最強の精神国。一方の巨大国家として宇宙最高の科学力を誇ったノーストリリアに匹敵できたのはノーザンバランドだけだったが、いずれも強大すぎる力を扱いきれず滅んだ。
• 八ノ地教徒のゲンヤによると、アケローンにも細々と残っている八ノ地教とは本来ノーザンバランドの宗教とのこと。

『スターダンス』

• ウェスタのニ大巨大湖のひとつ、竜神池に住んでいるという伝説の竜の名前。「ノーザンバランド竜」。池には謎の竜言語魔道士フルハウスが滞在しているがフルハウス以上にノーザンバランド竜の実体は謎に包まれている。

『ガラテア』

• 異邦人サクラは自分の国の名をノーザンバランドと語るが、故国はすでに滅びたという。

『ライヂング★スター7』

• 銀河図書館のライブラリの守護者の語るところでは、ノーザンバランドは滅びたのではなく、自らを肉体から解放し、絶対精神体に進化したノーザンバランド人達は「波長に近い存在」「宇宙と一体」となり、通常の時間の尺の2千億分の1の世界を生きているため、肉体という器を持つ人類にはもはや認識できないのだ、という。

『怪盗プリンス』

• 上記、RS7での説明に反して、ＥＯＤはノーザンバランド出身。『怪盗プリンス』でのノーザンバランドは宇宙極東の辺境にある精神世界として、ＥＯＤのようなノーザンバランド人の存在は知られているようだ。
• ノーザンバランドの精神文化とは忍術や呪術に長けた、不思議な力を使う民、とのこと。その中に禁術とされる「輪廻の紋」という術があった。
  • 『自給自足』まではノーザンバランドと「輪廻の紋」は関連付けられていない
    【参考動画】BLフリゲ『怪盗プリンス』を振り返る、その2

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• 明言されていないが、ジスロフのバリアを容易く突破するＥＯＤの紅手裏剣もノーザンバランドの忍術ならでは、と思われる。

『アールエス』

2004年時点で、AM世界で「死んでも別名で転生し続けているキャラクター」には二つの系統があった。*1

1. エリス、エリ、エリーゼ、エーリ……エリスの列なりの石を持つ者
   ノーストリリア(と先立つ超科学文明)に由来する。
2. 輪廻?や終焉の「輪廻転生の紋」で転生しているグループ
   『アールエス』では『怪盗プリンス』を踏まえて、輪廻の紋とノーザンバランドの関連から掘り下げる。

• 輪廻?ら転生者の遺伝子を研究していたチュルホロ帝国の科学者は、転生者を転生させる因子がノーザンバランド由来であることを突き止める。同時に、転生因子とエリス石の特性が似ていることに気づいた白川シキは、エリス石自体が時空を超えて存在しつづける遺物であることから、それを築いた超科学文明とノーザンバランドは同一の起源から発祥し、のちに分岐したものと結論した。

『ウトナと３人の騎士』

『Sea Tree』

• 海木世界にアスラ大陸が浮上した後、海木世界に現れたＥＯＤは、アスラ山で流派を開いて「ノーザンバランド(ＮＢ)忍術」を冒険者に教え始めるが、ＥＯＤは記憶喪失でノーザンバランドが何なのか、自分が誰なのかも思い出せない。