《民族》
関連項目: 羊使いの銃、羊使いの人形、羊使いの玉、羊使いの目
『シー・メル』
- 地下世界ノーサンバランドの歴史で過去に一度だけ外世界から訪れた星界人。「惨劇の日」と呼ばれた全惑星的な破滅の時期、人類の一部グループは居住不能になった地上を捨てて星々(宇宙)に脱出した。別のグループは地下に逃れて生活空間を築き、ノーサンバランド人の祖先となった。地下の歴史で数千年がすぎた頃、かつて宇宙に脱出したグループから少数がこの星に還ってきたが、ノーサンバランド人は長い地下生活に身体が適応して地上や星々の世界で暮らすことをもはや望まなかった。二つに別れた人類は合流することなく袂を分かち、星界人は永久にこの星を去った。
- 「羊使い」の名は星界人の身に着ける衣装の胸に羊の頭にみえる首飾りがあったことからノーサンバランド人が呼んだが、そのシンボルが意味することは分からなかったという。羊使いの個人は「レイコ・モナト」「アリス・コプラン」「ゴート・ゲーリング」の三人の名が分かっている。