『創世書記』第2章

Last-modified: 2019-04-26 (金) 21:13:31

目次

背景世界において

『創世書記』

『創世書記』第2章


創界神とは、その名の通り自分の世界を創ったものたちである。
自分の世界を創る……そんなことが簡単にできるはずもない。
創界神はなりたいからといってなれる類のものではないのだ。
―『創世書記』第2章01―(魔界預言者マル・ドロム?)


「グラン・ロロ」には、たった一人だけ創界神になれる者が存在する。
―『創世書記』第2章02―(蛇神アペプ・コブラ?)


世界を創り直す過程を、ロロの中で経験した人物。―『創世書記』第2章03―(刀の覇王ムサシード・アシュライガー)


その人は世界中をくまなく旅し、あらゆるスピリットたちと交流を持ち、
世界の理をもっとも深く感じた経験も持っている。―『創世書記』第2章04―(黒死狼デスボーン・ガルム?)


ロロはアレックスが創界神に最も近いと見込んでいた。 ―『創世書記』第2章05―(ブルーブラッドタイガー?)


世界創造の鍵は、アレックスへのロロの煌臨だった。 ―『創世書記』第2章06―(バイナリースタードラゴン?)


「グラン・ロロ」の中の異世界、「魔界」をベースに、アレックスの世界は
作られることとなった。 ―『創世書記』第2章07―(魔界従騎士アフザナック?)


自分の肉体をちぎって、それを粘土のようにこねて丸めて……アレックスは、
ロロが世界を創りなおすとき、そんな作業をしているように感じたそうだ。
―『創世書記』第2章08―(魔界司祭シューグラウス?)


「君が僕の化神? 一緒に行こうかユナイト・ホーン」(創神獣ユナイト・ホーン?)


ついにアレックスは自分の世界「グラン・アレクサ」を創りだした。世界と呼ぶには
あまりに小さかったが、それでも彼女はやり遂げたのだ。―『創世書記』第2章09―(ヒエラティック・スネーク?)


アレックスが、「ウル」第2の創界神となったのと時を同じくして、
ロロのもとにアポローンからの凶報がもたらされた。―『創世書記』第2章10―(トロイオンの勇士ピロクテテス?)


アポローンとアルテミスが「デルポ=ナイラック」から敗走している。
遣いのカラスはそう告げたのだ。 ―『創世書記』第2章11―(コルヴスワイバーン?)


「ナイラック」を併合したアポローンたちは、特に油断していたわけでは
なかった。オシリスの反撃を予想していたからだ。 ―『創世書記』第2章12―(サンダー・Z・タイガー?)


しかし、「エジット」の反撃は想定を超えたものだった。世界がふたつ接続され、
ふたりの創界神が同時に侵攻してきたのだ。 ―『創世書記』第2章13―(エジットの天使アナエル?)


創界神の名はイシス。天使たちを率いて戦いの場にあらわれた。
―『創世書記』第2章14―(エジットの天使サリファエル?)


創界神の名はセト。獣の頭を持つ獣人たちを率いての登場だった。
―『創世書記』第2章15―(砂海の重戦士アルマフド?)


想定外だったのは、相手がオシリスではなかったことだけではない。
「エジット」の抜け目ない戦略が上回っていたのだ。―『創世書記』第2章16―(エイニオ・ドリザウラー?)


「エジット」の狡猾さは見事で、イシスの世界を「デルポニア」側に、
セトの世界を「ナイラック」側に接続することで、世界を切断して逃げる
ということができないようにしていたのだった。―『創世書記』第2章17―(砂海兵カンズィール?)


そして何よりもアポローンたちにとって厳しかったのは、「エジット」の主力が
スピリットではなく、アルティメットであったことだ。 ―『創世書記』第2章18―(古龍エン・フレイバー?)


アルティメットは、そもそも「エジット」の最高神ラーによって生み出されたのが
最初であったと記録されている。 ―『創世書記』第2章19―(不思議王国 白の王?)


そもそもアルティメットと「エジット」のつながりは深い。
なのにそれを想定できていなかったのは、致命的なミスだ……。
後日であればいくらでも断じることができるだろうが、
当事者にとっては予測が不可能だったことだろう。
―『創世書記』第2章20―(砂海兵スナケッド?)


セトとアポローンの対決は、オシリスと対峙した時と比べ、
はるかに苛烈なものだった。両者とも戦を司る創界神だったからである。
―『創世書記』第2章21―(ナイラック・ハイドラ?)


ほぼ互角といえども、より余裕があるのはセトの軍勢の方だった。
大量のアルティメットによる地力で上回っていたからだ。―『創世書記』第2章22―(獣童パンザー?)


セトとアポローンだけの戦いであったら、どう転んでいたかわからない。
しかし、形勢は別の場所から崩れることになった。 ―『創世書記』第2章23―(熱風の戦馬クサントス・Z?)


イシスが、アルテミスを圧倒したのである。 ―『創世書記』第2章24―(リーディング・オリックス?)


アルテミスの防御の力、そして相手の防御を無力化する力はかなりのものだ。
しかし、かみ合わせが悪かった。 ―『創世書記』第2章25―(ポインター・キツネザル?)


彼女の手勢にはアルティメットと対する用意が少なく、得意なはずの防御も
イシスに簡単に突破されてしまった。 ―『創世書記』第2章26―(ガンバッテリー・セラス?)


さらに、イシスと天使たちの無限とも思える生命力により、打撃を与えても
すぐさま態勢を立て直してしまうのだ。―『創世書記』第2章27―(聖牛アピス?)


アルテミスが得意なはずの持久戦は、むしろイシスに有利に働くかのように
天使たちの勢いは増していった。 ―『創世書記』第2章28―(クロコアイト・リザード?)


イシスのアルティメットによる包囲を突破できず、
やがてアルテミスの軍勢は沈黙した。―『創世書記』第2章29―(バタつきパンタフライ?)


月の機獣の中で最も俊足で頑丈。アルテミスの危機に颯爽と駆けつけた。(神聖機獣ライトニング・ケリュネイアー?)


多くの熊型機獣はアルテミスを逃がす為に、その身を投げ出した。(フルアーマー・グリズリー?)


プレアデス7姉妹の末妹で、アルテミス陣営の情報を担当している。
アルテミス撤退の報を最初に受け取った彼女は、7姉妹を緊急招集し、
アルティメットの脅威に立ち向かった。彼女たちの決死の行動は、
アテナの心を動かすに足るものであった。(セブンシスターズ メロペー?)


一方が陥落したことで、アポローンは劣勢に立たされた。
―『創世書記』第2章30―(サンダー・Z・イーグル?)


劣勢に立たされたアポローンを支えるのは医術を極めし医神龍であった。(医神龍アイスクラーピウスドラゴン?)


セトとイシスの連携は、皮肉なことにアポローンとアルテミスの
連携に似ていた。 ―『創世書記』第2章31―(スフィンクス・ゴレム?)


セトの獣人たちは、苛烈な攻めを得意とする。 ―『創世書記』第2章32―(砂海戦士バカラシード?)


「破壊だ破壊だ破壊だぁッ! 壊し尽くせッ、化神タイフォームッ!!」(砂海嵐神タイフォーム?)


セトの化神は、アポローンの星竜たちをずたずたに切り裂いた。
―『創世書記』第2章33―(砂海の弓兵ガゼリク?)


イシスの天使たちは、生命を回復させサポートするのが持ち味だ。
―『創世書記』第2章34―(エジットの天使ハビエル?)


「さぁ、逝きましょう……わたくしの化神イシスターと一緒に……」(星天使女神イシスター?)


イシスの化神は、その圧倒的な力で退路を断った。―『創世書記』第2章35―(エジットの天使ディナエル?)


アポローンとアルテミスは消滅を免れるのが精いっぱいだった。
世界を放棄し、味方のもとへと敗走するに至ったのだ。
―『創世書記』第2章36―(ハンター・アクタイオーン?)


アポローンの龍星神殿で神託をまとめる祭祀長。
セトとの戦いで撤退したアポローンからの神託を受け、
いち早く龍星神殿を動かした。(星の神託者オーレーン?)


勝ち取った「デルポ=ナイラック」を、戦線に復帰したオシリスに任せ、
イシスとセトは次の目的地にすぐさま向かった。 ―『創世書記』第2章37―(ピラミッドボア?)


アポローンとアルテミスを破ったセトは、そのままの勢いで
「グラン・ロロ」へと向かった。(砂海将軍ラァイード?)


「グラン・アレクサ」に別の世界が接合された。
アレックスの世界創世から、たったの3日後のことだった。
―『創世書記』第2章38―(サガン・ゴレム?)


「エジット」による侵略を予想していたアレックスの前に現れたのは、
「オリン」の創界神ヘルメスだった。 ―『創世書記』第2章39―(トロイオンの木ライオン?)


アポローンたちが「オリン」の領域に敗走してきたのを受け、
「オリン」最高の速度を誇る創界神ヘルメスが、ヘルプにやってきたのだ。
―『創世書記』第2章40―(タケノコッカースパニエル?)


「誰もオレを止められねェ! 駆け抜けろ化神ッ! オデュッセイバー!」(七大英雄獣 光速神王オデュッセイバー?)


わずかの差で、「グラン・アレクサ」にふたつの世界が接続される。
セトとイシスがやってきたのだ。 ―『創世書記』第2章41―(砂海神官カルダーン?)


わずかの差とはいえ、先んじた効果は大きかった。最速を誇るヘルメスは
迎撃態勢を整えるのも早かったのだ。 ―『創世書記』第2章42―(カクタスイーグル?)


ヘルメスに率いられた牙を持つ獣たちは、その速度でアルティメットを
翻弄する。 ―『創世書記』第2章43―(トロイオンの勇士メネラオス?)


魔界七将を中心としたアレックスの軍勢も抵抗を続けた。―『創世書記』第2章44―(魔界七将ベリオット?)


ロロとアレックスは圧倒的に創界神としての格が劣る。 ―『創世書記』第2章45―(スノーゴースト・レオパルド?)


創界神の格は、世界を誕生させてから、どれほどの歴史を育んだかで決まる。
流れた時間と、紡がれた記録とが、世界の厚みとなり、それを司る創界神の
力となるのだ。 ―『創世書記』第2章46―(ユキセミ?)


「ゼウスが来るぞ! オレも手を貸す、それまで耐えるんだッ!」
ヘルメスは「オリン」最高位の創界神の使者でもあったのだ。
―『創世書記』第2章48―(トロイオンの勇士 小アイアース?)


ヘルメスは「オリン」最速にして最高神ゼウスの伝令である。
その足は一駆けで「神世界」を走破し、いかなる場所にも現れる。
七大英雄獣を従え、今日もどこかの世界に足を延ばす。(ゴッドシーカー・ジャガ・バルバ?)


ヘルメスの化神が七大英雄獣の筆頭となっている。
それはすなわちヘルメスが七大英雄獣を従えているのと同義だ。(トロイオンの勇士ディオメデス?)


だが、この劣勢もヘルメスの計算の中にあった。剣獣たちはもともと
勝つための戦いを選択していなかった。彼らの目的は時間稼ぎに
あったのだ。 ―『創世書記』第2章47―(アサシンミツカド?)


そして……激闘続く戦場に、アルティメットを薙ぎ払いつつ1体の皇獣が
姿をあらわしたのだ。 ―『創世書記』第2章49―(サンダー・Z・バイソン?)

神世界

エジットの神世界

セトの世界


セトは嵐と破壊の創界神。多くの獣頭たちに崇められている。
接近戦を何よりも好み、戦いと破壊を楽しむ。砂海の民に絶大な人気を誇り、
自分の世界「オンボサノス」では、毎日拳闘大会を開いているという。(ゴッドシーカー 砂海祈祷士ケルドマンド?)


セトの力を高めるためのブレイヴ。それはいつしか砂海の民にも広がった。(セトアニ・アームズ?)


セトの武闘大会を勝ち抜いた者には、王となる者もいる。(砂海王グリセティ1世?)


「セト様! 砂海の民はすべてあなた様の為に!」(砂海帝王セトナック3世?)


セトに従属する4体の砂海賊の王の1体。砂海での戦闘に長ける。(砂海賊王クロコヘテプ?)


セトに従属する4体の砂海賊の王の1体。人工オアシスを支配している。(砂海賊王ゼブエフラー?)


セトに従属する4体の砂海賊王の1体。剛腕神殿を守護している。(砂海賊王ロバセネブ?)


セトに従属する4体の砂海賊王の1体。砂海の獣頭には珍しく知略を巡らす。(砂海賊王カバメネス?)


「エジット」で建造される最大級のゴーレム。その拳はあらゆるものを砕く。(オベリスク・ゴレム?)


セトより弓術の手ほどきを受けた砂海の王の中の王。(太陽の砂海王ラムセトス2世?)


セトを信奉する砂海の国「オンボサノス」の王。
肉の壁ともいうべき鉄壁の守りは、アポローンたちの脅威になることだろう。(砂海の武王ビャッコウラー?)


セトを信奉する砂海の国「オンボサノス」の王子。
父王ビャッコウラーと共に「オリン」討伐に乗り出す。(砂海王子ナミルネス?)


拳一つでのし上がった砂海の王。(砂海拳王クロコクセス?)


群雄割拠の砂海にあって、高潔と名高い剣の王。(砂海剣王ジャスラーン?)

イシスの世界


創界神イシスは、生命を操り、すべての天霊の頂点に立つ存在。
「グラン・ロロ」が創造される前の6色の世界に天霊を送ったのも彼女である。
可愛い娘には旅をさせるのが彼女の流儀。それもすべてはホルスの為……。(ゴッドシーカー エジットの天使メヘトエル?)


イシスの持つ黄金円盤から生み出されたブレイヴ。(アセト・カイト?)


「イシス様だけは怒らせない方がいい。普段仲の悪いオシリス様もセト様も、
そこだけは一致してるね。イシス様に意見できるのはホルス様くらいなもんさ」(エジットの天使モニファーエル?)


「この花、イシス様にもっていって差し上げようっと。
よろこんでくれるといいなぁ」(エジットの天使ティティエル?)


「ラムディエルのやつ、どこいったんだ。まさか、アリスを追って神世界に……?
いやいや、熾天使といえども世界の壁は容易には開けない……はずだ」(土の天使モリディエル?)


「来たわよ神世界! 私にかかれば世界の壁なんて! ……待ってなさいよアリス」(神世界紀行 土の熾天使ラムディエル?)


「すべての天使たちよ、イシス様の元へ集いなさい。
そこなちんちくりんの熾天使とやら、そなたも例外ではないぞ」(エジットの天使長ネフェリエル?)


「えへへ、ボクたちエジットの天使長の力、甘く見ないでよね」(エジットの天使長マアトエル?)


「妾の魔術がそんなに見たいのかえ?
よしよし、準備するのでしばし待て」(エジットの天使アセティエル?)


「ちょっとアンタ! ネフェリエル様は偉いのよ! そんで、イシス様はも~~~っと、
偉いんだから。覚えておきなさいよ!」(エジットの天使ナティエル?)


「ネフェリエル~、こっちは片付いた~。そっちは~?」(エジットの天使長ハトフェル?)


「ほら、ラムディエルッ、私たちと一緒に戦おうよっ」
「嫌……私にはやることがあるの」(エジットの天使リナエル?)


「お~い、ラムディエル~、助けに来てやったぞ~」
ラムディエルを神世界に送り込んだ張本人。
常人には理解されない天才肌の天使だが、ラムディエルとは馬が合った。
今回ついに、他の熾天使も神世界に送り込むことを可能としたようだ。(天使マディエル?)

オリンの神世界

ヘルメスの世界


このブレイヴの真の姿は、ヘルメスの黄金のサンダルだと言われている。(タラリアン・パンサー?)


それは戦場を駆け抜ける一陣の旋風のごとき英雄。(七大英雄獣 疾風王アキレウザー?)


アキレウザーと共に戦う英雄の1体。その咆哮は千里に響き渡る。(七大英雄獣ライオ・アイアース?)


「トロイオン」の七大英雄獣。アキレウザー、オデュッセイバーらと共に
ヘルメスに従っているが、以前は敵同士であった。(七大英雄獣ヘクトル?)


七大英雄獣の1体。オデュッセイバーが戦略を練り、アガメムノンが実行する。(七大英雄獣アガメムノン?)


七大英雄獣の1体。数々の戦を制してきた覇王として伝えられている。(七大英雄獣 覇王獣テセウス?)


七大英雄獣の1体。神に挑まんとする勇士として知られる。(七大英雄獣 剛勇士ヘラク・レイオス?)


アキレウザーの親友にして弓の名手。その腕はアルテミスも認めるところ。
しかし、笹に目が無いのが玉にキズ。(英雄獣 弓将パンダロ・クロス?)


七大英雄獣の1体アキレウザーの息子。
いくつもの戦場でアキレウザーを支えてきた。(トロイオンの勇士ネオプトレモン?)


かつての英雄は年老いてなお壮健であった。
いや、年老いてからの老獪な戦術を見れば、
今が全盛期だと言われても納得するしかないだろう。(英雄獣 老将タイガー・ネストール?)


七大英雄獣には数えられていないが、それに匹敵する英雄獣。
アルゴ号を指揮し、メーディアと共に大海原に乗り出す。(英雄獣キャプテン・イアソーン?)


どんな獲物も逃がさない運命を背負う猟犬機獣。もしも必ず逃げる運命を
背負った者と対峙したらどうなるのか。アルテミスはとても気になり、
ヘルメスに聞いてみた。
「あ~それ、面白そうっすね。じゃあ、いっちょ探してみますわ」
アルテミスも、まさかヘルメスが本当に探し当てるとは思っていなかったという。(ライラプス・チェイサー?)


テセウスと共に、「グラン・ロロ」防衛線に参加した英雄獣。
7日に渡る戦いは熾烈を極めたが、ヘルメスの情報操作により、
何とか持ち堪えることができた。(英雄獣ペイリトゥース?)


七大英雄獣の影に隠れてはいるが、野には多くの英雄が存在する。
ベア・カドモスもその内の1体だろう。頑強な体躯から繰り出される
必殺の一撃は、相手に反撃の隙を与えない。(英雄獣ベア・カドモス?)

その他


「久しぶりにグラン・ロロに降り立ってみれば、何? 天霊の故郷と戦うの?
今は熾天使の小娘たちに任せてるけど、どうするのかしらね」(大天使サン・ダルク?)

関連項目

神煌臨編

外部リンク