交渉人ミクスの手記
世界を二分する勢力、太陽と月。戦いが始まる。(砲竜バル・ガンナー)
ロロの時代から数百年後、世界は太陽の軍勢と月の旅団の2軍に別れた争いに包まれていた。
大きく様変わりした」とある通り、ロロの時代にあった属性ごとの世界と世界の隔たりは無くなっているようである。
主な出来事
牡牛座と水瓶座の異変→奪還作戦→物語の終末へ
夜空の星座と、それを宿すスピリットは同調している。
星に変化があれば、本体に何か起きている。
光が揺れ出したのは、えっと牡牛座、水瓶座……。(満天の牧草地?)
ここ数日、鐘の音がおかしい。と言っても、僕には全く分からないが。
聞くと同じことが以前にもあり、スターコアの鼓動がしばし途切れたという。
スターコアを宿すのは十二宮の神々……何もなければ良いのだが。(黄金の鐘楼?)
牡牛座の金牛龍神と、水瓶座の宝瓶神機の情報が全く無いのは不可解だ……。(アンフィスバエナー)
情報屋の土産話は、金牛龍神は太陽、宝瓶神機は月にとらわれたという厄介な事実。(神聖鳥サンダ・バード)
太陽の軍勢は、次の侵攻ポイントを骸の摩天楼に設定し全勢力を集結。
太陽勢の先頭に立つのは……太陽神龍だ!!(ヴェロキ・ハルパー)
あの近衛兵がいるってことは月光神龍もこの街に入ったってこと。(近衛機クリザンテMk-VIII?)
どっちに転んでも、ここでこの大戦は終わる! 戦闘員か非戦闘員かなんて、彼には関係ないというか興味が無いんだ。
目に入る生物、建物、全部殴る! 太陽軍きっての破壊屋だ!(竜拳士アルディ・バロン)
竜拳士が面白半分に造り出す巨大な破片に飛び移る影。
次の瞬間、白い粘着質の糸が吐き出され竜拳士を襲う。
なんと、竜拳士の鎧が剥がされてしまった!(くノ一ジョロウ)
網に捕えた竜拳士を、まるで自分の手柄のように引きずり、街を練り歩く。(鎧骨殻ボーン・ローダー)
スゴイな! 素早さが売りのクモの女の子とスピードで渡り合うなんてさ!
それに変な技使うねアイツ。コンフー?カンフー?どっちでもいっか。
とにかく眼帯したイケメンが来なかったら、あの子命なかったよ。(ナタ・ゴレム)
摩天楼の入り口に彼がいては正面突破は難しい。
太陽軍作戦本部は、すぐさま作戦を変更、
闇夜に紛れてのゲリラ作戦への移行を前線に通達した。(機人フォルセティ)
なりふり構わぬ太陽軍は、ジャングルからゲリラ戦のプロを呼び寄せた。
敵を倒すたび摩天楼に響く雄叫びで、居場所がバレバレなのが玉にきず……。(鎧竜人ガストン)
雪山で訓練を積んだパラシュート部隊が、ゲリラ退治に魔天楼に派遣されるらしい。(ゲッコ・グライダー)
最終決戦の舞台は、月の旅団が占拠した暗闇が覆う摩天楼。
開戦直後、太陽軍が快進撃を続けたが、月の旅団は地の利を活かし猛反撃。
その時だ、空が光と闇、真っ二つに割れた! ついに終わりが始まる……。(旅団の摩天楼)
歪む時空、震撼を超え凍結する大気……間違いない! 月光神龍見参!!(月光神龍ルナテック・ストライクヴルム)
灼熱と化す太陽神龍の剛腕を、真正面から月光神龍が受け止めた次の瞬間、
彼らは太陽と月そのものへと姿を変え、日食の如くぶつかり重なり始めた!
どっちがどっちを食ってんだ! それはただただ世界終幕の秒読みに見えた。
空は光と闇の点滅。大地は舞い上がり、空から降る轟音がそれを抑え込む。
太陽と月が一つになった……終わりを告げる大爆発がこの星を包んだ。(スタッガー)
摩天楼の最終決戦で実現した総大将同士の直接対決!
その結末は太陽神龍、月光神龍ともに消滅……相討ちだ!
(ヒクイック)
僕の仕事は、まず太陽や月の軍から十二宮の神々の情報を収集する。
そして、彼らよりも早く神々を探し、謁見するんだ。
ここからが腕の見せ所、神様に太陽の軍でも月の軍でもなく、
先生の描く未来に賛同してもらえるように交渉するのさ!(ザニーガン)
心臓が飛び出そうな緊張の中、僕は先生から託された書簡を読み上げた。
「十二宮の神々へ。私はこの星の平和を心より望み、また案じる者です。
この大戦、太陽と月どちらが勝利しても、皆が希望と共に明日へ向かう、
そんな世界は訪れないでしょう。美しきこの星を未来へ残したいのです。
どうかお力をお貸し下さい。 星文学者リリア」(ソードール)
山羊座の魔羯邪神に話を聞いてもらえた! でも変な宗教に勧誘された……。(ハイドランディア)
12神のうち、何とか7神と交渉成立!
残すは、牡牛座、水瓶座、牡羊座、獅子座、射手座の5神だ。
星を丸ごと飲み込み始まった大戦も、すでに最終局面を迎えている。
残された時間はあとわずか……。
十二宮全ての神々が揃わなきゃ意味は無いんだ!急げ!(カンシャクコロガシ)
牡羊座の神も加わり、先生は黄道十二宮8神を率いてリリア軍を結成!
まずは、囚われた金牛龍神と宝瓶神機の奪還へいざ出陣!
(フォボス・ドラグーン)
金牛龍神が囚われているのは、恐竜人の聖地たる炎冠の活火山?。
その場所は、炎の獣が知っているようだ。
(炎獣ファイオリック)
金牛龍神の牢獄発見! そのとき、薄暗い洞窟の奥から何者かが現れた。
並び立つ神々を前に物怖じする様子は微塵もない。コイツは……恐竜王!
(恐竜王メガロ・ザウル)
平和的解決は望めないと思った……が、恐竜王は何と自ら牢獄を開放!
太陽と月の共存を望むのは僕らだけじゃないってこと!? 金牛龍神奪還成功!
(ケムリス)
やっと突き止めた宝瓶神機の幽閉場所は、月の旅団の天文台。
遥か上空から衛星砲が侵入者を常に監視し砲撃する。常識を超えた守備。(アンモナイツ)
天文台の上空からの攻撃。体を張ってみんなを守った魔導双神!
倒れたと思ったら後ろから得意気な魔導双神がもう1体! 手品だ……。(ムーンショウウオ)
あそこだ!天文台の頭上、六分儀の横に囚われた宝瓶神機発見!(光速の騎士ヘルモード)
宝瓶神機奪還に成功した次の瞬間、彼方から天文台ごと無数の砲撃が襲った!
もうダメだと覚悟したとき、あまりにも場違いな花の甘い香りが辺りを包んだ。
優しく静かに微笑む戦神乙女・・・・・・すると砲撃はピタリと止んだ!(リーサルウェポンドラゴン)
リリア軍は魔羯邪神の力を借り、僕達は追放された世界にいる彼らと対面した。
そして太陽神龍と月光神龍にリリア先生は諭すように言った。
太陽と月が共存する世界、すなわち昼と夜で一日とする世界の創造に賛同し、
お互い和解するのであれば、再び命を与え十二宮の神として復活させる・・・・・・と。
両者しばしの沈黙後、互いの力を認めたように和解に応じ、先生に賛同した。(スカルザード)
白羊樹神は、太陽神龍と月光神龍に生命を授け、皆は彼らを仲間に迎えた。(闇騎士アグラヴェイン)
十二宮の力を得ることで光龍騎神、獅機龍神として復活した彼ら。
ついに全ての神が一堂に会した! スターコアが集結したんだ!
リリア先生は隊列の先頭に立ち、儀式の舞台となる星の祭壇へと向かった。
世界が生まれ変わる・・・・・・その時が来た!(アナグマ・コスケ)
祭壇に到着した12神は、リリア先生を中心に円を描くように立ち、構えた。
先生が天に両手をかざすと、神々の宿すスターコアが目に見える形で現れた。(ヤン・オーガ)
12のスターコアは呼応するように強く点滅し、等間隔を保ったまま旋回を始めた。
みるみる加速し、光の輪となったそのとき……伝説のマザーコアが出現した!
リリア先生は眠るようにゆっくりと目を閉じ、そして囁くように言った。(マウンテン・セイカイ)
「世界を創造せしマザーコアよ、どうかこのリリアの願いを叶えたまえ……。」(武神獣ディアル・ユキムラ)
牽引せよ……荒ぶる父なる閃光。満ちよ……静粛なる母の後光。
そして目覚めるのです、太陽と月の共存せし新世界よ。(星文学者リリア?)
リリア先生の言葉と思いを理解したのだろう。
巨大なマザーコアは強烈な光を放ち、世界を真昼間にした。
かと思うと急に光を失い、見上げれば空はざわめくほどの星の天井。
ふと明かりを感じ、僕は東の方角をみた。太陽だ、朝日が昇ってきた!
先生! 皆が共存できる未来がいまここに……新世界の幕開けです!!(ノックンモール)
祭壇を降りるとき、僕の頭をリリア先生がそっと撫でた。嬉しくて涙が出た……。(ホーク・ブレイカー)
星の祭壇で起きた奇跡は、祭壇の名を取り「星の終幕」と名付けられた。
今後何百年何千年と語り継がれる出来事に立ち会えたことは僕の自慢!(星空のコンサートホール)
太陽と月の終戦なんてどこ吹く風!
最も血の気の多い男達が集まる海は、己の威信をかけ戦いが続く(チョーター?)
海の争いを制す切り札として、先生に嘆顧され出向いたのは双魚賊神。
神様の仲介とあっちゃいくら彼らでも受け入れるしかないよね。名案!(巨人船長イアソン?)
海の猛者達は和解の杯を交しあった。(深海大帝ノーグ・デンス)
太陽も月も星も全ての命が輝き共存する姿。未来永劫光り輝く大銀河!(光り輝く大銀河?)
あの「星の終幕」からどれだけ時が流れただろう。
今日浜辺を散歩していると、色あせた絵が描かれたキャンバスがあった。
そこには朝太陽が昇りそして沈み、夜になれば月が顔を出す。
そんな昼と夜が繰り返す、ごくありきたりな風景が描かれていた……。
―ミクスじいさんの日記―(ナイト・ゴーン)