ブレダ Ba.88

Last-modified: 2020-07-17 (金) 01:05:23

ブレダ Ba.88

イタリア、ブレダ社が製造した、双発重戦闘/攻撃機…のはずだった機体。
一行で説明すると、「速い飛行機を作って世界記録を連発したら空軍がノリと勢いで軍用機にしろと言ってきたのでやってみたらご覧の有様」
その経歴は岡部ださく著「世界の駄っ作機2」に詳しい。表紙を飾っているので本屋でシリーズが揃っていてもどれを買えばいいかわかりやすい。
イタリア軍の名機、S.M.79爆撃機やZ.506水上爆撃/偵察機も同じように高性能な高速旅客機、水上旅客機からの転身で成功しているので、この機体の構造設計が軍用装備と致命的に相性が悪かったのが不幸の始まりだったといえる(旅客機として設計されたS.M.79も主翼配置が低翼式のために主桁が胴体を貫通しており、爆弾の搭載方法に問題を抱えていた)
なお、愛称とされている「リンチェ」(リンクス、オオヤマネコ)は非公式なものであったらしい。
Breda Ba.88(Wikipedia イタリア語記事)