メッキ線のみで配線したHIDaspx(USB接続AVRライタ)の製作

Last-modified: 2015-04-19 (日) 09:42:37

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本ページのHIDaspxもWindows, Linux(hidspxコマンドで)両対応です。


初出 2013-7-28
最終更新 2014-5-1
本家の回路図は実体配線とレイアウトが全く異なります。なので当方がメッキ線のみで配線したHIDaspxを製作するにあたって自前で回路図を書いたので、それを公開しておきます。ユニバーサル基板で作る場合に役立つと思います。
 

この写真では5V・3.3V切替用にジャンパを用いていますが、回路図ではスライドスイッチに置き換えています。
hidaspx_1_s.jpg
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  • 配線面(裏面)の写真は部品面と比較しやすいように鏡像です。
  • 右側の青色LEDからまっすぐ上に伸びる筈のジャンパ線が一列右側にずれていることを除けばほぼ下の「実体配線に即した回路図」どおりです。赤色LED・緑色LED周辺も違いますが、一目瞭然で特に説明は要らないでしょう。
  • AVRチップよりも左側は余裕があるので、もっと詰めてもいいでしょう。
  • USB・mini-Bコネクタはポリスイッチ付きのブレッドボード用ミニBメスUSBコネクタDIP化キットです。ていうか私はパッケージなしで入手したのでポリスイッチ装着済みであることをさっきこのページを作るまで知りませんでした(裏面は全然見なかったっす)。付けていた単体のポリスイッチはさっき外しました。


回路図
(2014-5-1更新)3ピンジャンパをスライドスイッチに置き換えました。
hidaspx_circt_s.png
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  • 「実体配線に即した回路図」です。
  • ICSP用回路は省略しました。実装する必要がある人は殆どいないでしょう。
  • 3.3V電源回路等も省略しました。たとえ本番環境がこのような3.3V回路であっても、私はこういうもの(ISP機能だけを持った基板)を用いてファームウェア書き込みをおこなうので3.3V電源回路は必要ありません。ただし将来、3.3Vの回路に直接ICSPすることはありえますので念のためジャンパスライドスイッチを設けて設置してUSB電源と縁切れるようにはしておきました。(2013-11-12追記)「3.3Vの回路に直接ICSP」。問題なく実施できています(もちろんジャンパピンを外した状態で)。もしここの切換の頻度が高いのならジャンパの代わりにスイッチに取り替えてもいいでしょう。(2014-1-14追記)ジャンパ部を取り除き、代わりにスライドスイッチ(単極単投で十分)を取り付けました。
  • 太い線はジャンパ線の箇所です。USBコネクタはミニBを使用することを前提にしています。フルサイズのBだと標準的に配線した場合、D+,D-VBUS,GNDの順になるので少し変更が必要になります。私が作るならコネクタの直ぐ近くで線を交差させて並びを入れ替えるでしょう。
  • 3.6Vツェナーダイオードの代わりに青色LEDを使ってみましたが、個人的には青色LEDは不要だと思います。3.6Vツェナーのままの方が良かったと思っています。
  • アトメル標準の6ピン・ICSPコネクタのピン配置はこの写真からも知ることができます。
     

ダウンロード filehidaspx_circt.zip BSch3V形式回路図(ライブラリ付属) 2014-5-1更新

 


(上記回路図の簡略化版)HIDaspx部品表(秋月の該当ページへのリンク付き)

部品名備考数量
72x47mmユニバーサル基板1
ブレッドボード用ミニBメスUSBコネクタDIP化キットポリスイッチ付き1
AVR ATtiny23131
20ピン(300mil)ソケット丸ピンタイプが望ましい1
カーボン抵抗 10kΩ2
カーボン抵抗 2.2kΩ1
カーボン抵抗 680Ω2
カーボン抵抗 100Ω4
カーボン抵抗 75Ω2
緑色LED私の場合3φの扁平タイプ1
赤色LED私の場合3φの扁平タイプ1
ツェナーダイオード 3.6V青色LEDで代用可2
電解コンデンサ 47μF1
セラミックコンデンサ 0.1μFもちろん積層タイプでも可1
セラミックコンデンサ 22pFもちろん積層タイプでも可2
水晶振動子 12MHz1
ピンヘッダ 1x3スライドスイッチを使用する場合は不要1
ピンヘッダ・L型 1x61
ジャンパ・ピンスライドスイッチを使用する場合は不要1
フラットケーブル 6芯20cm程度1
ピンソケット 1x61
ピンソケット 2x31
スライドスイッチ(横向き)ジャンパを使用する場合は不要
実際には単極単投で十分
1
 
 

使用時の状況
hidaspx_2_s.jpg
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これを使う時と違ってUSB一本で済むのでかなり便利になりました。

 

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(でもここより、掲示板書き込みフォームのページに書いて頂いた方が気づき易いと思います。)