Chi-Ri II

Last-modified: 2025-09-24 (水) 10:52:52

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旧モデル

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概要

BR・Tier

項目数値
Tier5
BR

車両性能

項目数値
乗員(人)5
最高速度(km/h)45.21
砲塔旋回速度(°/C)12
俯角/仰角(°)-10 / +20
リロード速度(秒)3.3
車体装甲厚
(前/側/後/底)(mm)
75/35/35/20
砲塔装甲厚
(前/側/後/上)(mm)
75/50/50/20
エンジン出力(rpm/hp)1500/468⇒△△
重量(t)41.0
視界(%)△△

武装

名称搭載数弾薬数
主砲75mm Type II Model I砲1100(APHE:50,HE:50)
副砲一式三十七糎戦車砲1120(APHE:120)
車体機銃九七式七糎七固定機銃13000

解説

特徴

2024年12月の大型アップデート「ビルマの虎」にて追加された、日本軍戦車ツリーのBR4中戦車。
BRを進めると口径や貫通力が上がる戦車がほとんどの中、本車両は短い装填時間というBR帯では珍しい性能を持つ。

サイト FOV90で撮影 クリックで表示

1枚目が指揮官がハッチから乗り出した時の視界図、2枚目がハッチから乗り出す前の照準、3枚目が砲手の照準全体図、4枚目が照準時の見え方、5枚目が機銃手の視界、6枚目が運転手席の視界となっている。
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【火力】
主砲の長砲身75mm砲はChi-Toと全く同じ性能の砲弾を使用するが、驚異の装填時間3.3秒を誇る。
口径の割に威力控えめの榴弾だが、速射によって敵歩兵を掃討することができる。
それでいて砲弾搭載数も倍近くあり、装填速度に任せて撃ち続けてもすぐに弾切れとはならず安心。
徹甲弾はシャーマンジャンボ系やパーシング系を雑に狙って撃破できるほどの貫通力は無いが、豊富な手数で弱点を狙えば十分対抗可能である。
 
車体にはおまけ程度の37mm砲とその同軸機銃があり、車長視点または副砲手視点から射撃可能。
主砲よりも装填が遅く、弾種はアプデによってHEが追加されたため少しマシになったが、積極的に使える性能ではない。

 

【装甲】
Chi-Toから全く進化していないどころか、車体がかなり巨大化してしまった。
乗員ごとの間隔が広めなので一撃で全滅にならないことも多いが、
75mm程度とBR比で薄い装甲なので格下からの攻撃に対しても油断できない
もちろん歩兵の対戦車火器にも耐えられない。

 

【機動性】
Chi-To比で出力+50馬力、重量+10トン、車体も大きいため機動性は多少下がってしまった。特に小回りが利かず、狭い路地は苦手。
それでもChi-Nuよりは出力重量比が高く、直線での速度はそこまで悪くない。

 

【総論】
Chi-Toから機動性を削った代わりに主砲の速射が可能となった、火力特化型の中戦車。
上手く射線を通すことができれば敵歩兵をバッタバッタとなぎ倒すことができ、対戦車能力も十分。
しかし突出しすぎるとバズーカに蜂の巣にされ、小回りの悪さから対処も困難。戦車砲を防ぐ能力も無いため、位置取りには気を使う必要がある。

史実

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【車輌】
五式中戦車 チリは当初、固定戦闘室と57mm級の主砲を備えた駆逐戦車である新中戦車(乙)から方針変更により35t級の75mm主砲を備えた中戦車として設計された。1943年に具体的設計が開始された。ドイツ軍とソ連軍との間に発生した戦車戦の状況と独ソ両軍の投入した戦車の性能を分析した結果、従来の日本戦車の歩兵直協の設計思想から本格的な対戦者戦闘を見据えたものへと転換することが決まったのだ。主砲には中国戦線で鹵獲されたボフォース社製 75mm対空砲*1を原型に開発された試製七糎半戦車砲一型(長)が選ばれ、副砲として車体に一式三七粍戦車砲を装備、車体と砲塔側面に7.7mm 九七式車載重機関銃が1挺ずつ装備された。エンジンも従来のものでは出力に不安があったため航空機用に開発されたがすでに余剰品となっていた川崎九八式八〇〇馬力発動機を改造したものが使用された。半自動装填機も装備されていたがこの装置は問題が頻発、試験の際には車輌自体は良好な動作を見せたものの半自動装填機は薬莢排出と次弾装填の過程で問題が発生し、この問題はその後の改良で解決されたがそれでも開発は遅々として進まず、結局終戦を迎えた時も半自動装填機の不良で主砲は装備されていない状態だった。

小ネタ

  • 半自動装填装置?
    War Thunderでは史実での本車に搭載されていたトレーに砲弾を置く方式の半自動装填装置を反映して、最大3発を3秒台の高速で装填した後は通常の戦車砲同様に手動装填となって装填時間にペナルティがかかる。しかしEnlistedではそこまで細かい再現がされておらず、装填手がいる限りひたすら75mm砲弾を3秒台で速射し続ける火力お化けとなっている。
  • チリ"II"
    チリ-IIと表記される本車だが、チリ-IIとはエンジンを過給機付きの五〇〇馬力のディーゼルエンジンに換装した派生型である。この派生型は設計段階で開発が終了した。

出典/参考文献

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コメント

  • 車体副砲がAPHEのみって… -- 2024-12-17 (火) 10:38:34
    • heあっても口径的にあってないようなもんだしもーまんちー -- 2024-12-17 (火) 14:47:47
  • あんまり榴弾の威力が高くない気がする。気のせいかな? -- 2024-12-17 (火) 17:19:22
    • WTと同じスペックであれば、こいつのHE炸薬が490g、チヌとかのホイが810gなのでかなり落ちてる。 -- 2024-12-26 (木) 01:24:12
  • 適当に打つだけで歩兵は倒せるから楽。でも調子に乗って撃ちすぎるとすぐに弾が無くなるから注意⚠️ -- 2025-01-26 (日) 14:54:08
  • 連射が効く以外は普通にBR3~4相当なんだよな -- 2025-06-30 (月) 17:02:28

*1 正確にはボフォース社製の75mm Lvkan m/29砲を参考に開発された四式高射砲を母体として開発された。