概要
DT-29はソ連の車載機関銃。
使用可能キャンペーン
モスクワの戦い | ノルマンディー侵攻 | ベルリンの戦い | チュニジアの戦い | スターリングラード |
〇 | - | 〇 | - | 〇 |
距離毎ダメージ減衰率
項目 | 改修前⇒改修後 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 200 | 300 | 400 | 1000 | 1500 |
打撃力 | 12.0⇒13.2 | 10.8⇒11.9 | 9.6⇒10.6 | 8.4⇒9.2 | 3.6⇒4.0 | 1.2⇒1.3 | 0.1⇒0.1 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒1.0 | 0.1⇒0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 7.62 |
---|---|
打撃力 | 12.0 ⇒ 13.2 |
銃口初速(距離/秒) | 815 ⇒ 815 |
発射速度(発射数/分) | 550 ⇒ 610 |
リロード時間 (秒) | 3.9 ⇒ 3.3 |
垂直反動 | 33 ⇒ 33 |
水平反動 | 19 ⇒ 19 |
供給システム*1 | 63発弾倉 |
重量(kg) | 10.0 |
弾倉質量(g) | 21.8 |
射撃方法 | オート |
解説
特徴
全戦線ソビエト軍のレベル最上位で解放される機関銃。
マガジンが47発から63発に変わっているほか通常のDPやDPMよりも水平反動が大きく垂直反動が小さくなっている。
【火力】
単発火力は13.2と初期の機関銃と変化は無い。連射速度もDP等と比較すると変化は無いので瞬間火力も変化は無い。
DPやDPMと比較してマガジン装弾数が47発から63発へと大幅に増加した、これによって今までよりも長時間弾幕を張ることができるようになった。しかしその代わりかリロード時間が僅かに(0.1)秒長くなってしまってはいるが、実戦では全く気にならないような変化なのでリロード時間で違和感を感じることは殆ど無いだろう。
DT-29はDPやDPMより多くの弾薬を持ち運ぶ事ができるがDPやDPMと同じく本体マガジン+予備マガジン1つしか持ち運ぶ事ができないため、戦闘中に弾薬が足りなくなると思うのであれば大型弾薬ポーチ(+189発)を装備したり工兵で弾薬箱を設置したりして弾切れ対策をすると良いだろう。
【適正距離】
目標との距離が400m離れるとダメージ量が3割程度まで低下してしまうため、敵狙撃手と撃ち合うような遠距離での戦闘は非推奨である。
【命中精度】
単発射撃であれば機関銃としては標準的なものとなっている。
連続射撃した場合はDPやDPMよりも垂直反動が小さくなったことで依託射撃をしなくても、バースト射撃であれば中距離で連続して目標に命中させることができるくらいに反動制御がし易くなっている。水平反動が19とやや気にはなるが63発マガジンのおかげでカバーが効くので、これも実戦ではあまり気にならなかったりする。
【総論】
ソ連軍最上位レベル帯の非常に高性能な機関銃である。
DP・DPMを順当に強化したような装弾数・射撃反動となっている、つまりそれらの上位互換の機関銃であると言ってもいい。弱点と言う弱点が最上位武器であることによる入手・強化コストが非常に高いという事くらいしか無く、これを複数配備した機関銃兵分隊は強力な弾幕を長時間張ることが出来るようになる。
もしあなたがソ連軍で機関銃兵を使うつもりでいるのであれば、機関銃として非常に強力なDT-29は準備が整い次第配備していった方が良いだろう。
史実
概要
DT-29は1929年に採用されたソビエトの車載機関銃。設計者はのちにPPSh-41やDShk-38機関銃を開発するゲオルギー・シュパーギン氏である。
設計
すでに正式化されていたDP-27機関銃と部品の大半が共通するよう設計されており、特徴としては車載機関銃としてのコンパクトさを求めた結果採用された伸縮式銃床や螺旋型63発弾倉、ボールマウントからの脱着機能などがある。
通常は車載機関銃として運用されるが非常時にはボールマウントから取り外しバイポッドを装着して車外で運用することが可能。固定式の簡易的な照準器しかないため精密な狙いをつけることはできないなど問題はあったが乗員の護身用火器を節約することができた。まさしくソ連らしい発想の機関銃だったと言えよう。
小ネタ
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