概要
特二式内火艇 カミは日本海軍(海軍陸戦隊)の水陸両用戦車。
1942年(昭和17年/皇紀2602年)に制式採用され、昭和以降の兵器の呼称様式に従い皇紀の下2桁を取って「二式」と呼ばれる。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | △△ |
BR | △△ |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
乗員(人) | 4 |
砲塔旋回速度(°/C) | 12 |
俯角/仰角(°) | -10 / +24 |
リロード速度(秒) | 4.0 |
車体装甲厚 (前/側/後/底)(mm) | 12 / 10 / 12 / 6 |
砲塔装甲厚 (前/側/後/上)(mm) | 12 / 12 / 12 / 6 |
馬力 | 98 hp at 1800 rpm |
重量(t) | 9.1 |
速度(km/h) | 40.00 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 貫徹力 (前/側/後)(mm) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 一式三七粍戦車砲 | 1 | 132 | △△ / △△ / △△ |
同軸機銃 | 九七式七粍七固定機銃 | 1 | 4000 | △△ / △△ / △△ |
車体機銃 | 九七式七粍七固定機銃 | 1 | 3000 | △△ / △△ / △△ |
砲塔上部機銃 | 九七式七粍七固定機銃 | 1 | 1000 | △△ / △△ / △△ |
解説
特徴
37mm砲と3つの7.7mm機銃を搭載し、相変わらず主砲はAPHEのみであり榴弾は存在しない。
ケニより装甲や機動力で劣るが、魅力は最大で3つの機銃が使用可能なことであり、これまでと比べて歩兵の処理はかなり楽になった。
また、水上航行も可能なため、予想外の場所から奇襲をかけることも出来る 。(バグがあるため注意)
【火力】
主砲貫徹力はケニより多少向上していると思われるが、M13にも角度や場所によっては弾かれる。また、相変わらず弾種はAPHEのみであるため、歩兵集団への範囲攻撃としては期待出来ない。
ケニ同様に同軸機銃があるため、銃手視点では1門の機銃を扱える。機銃は指揮官視点ならハッチから顔を出すことで最大で3つ使用可能であり、車内では同軸機銃と車体機銃の2つを使える。しかし機銃はこれまでのものと同じであり、20発でリロードが入るため継戦能力は高くない。バラまくのではなく狙って撃つことが求められるだろう。
【装甲】
車体が大型化したのにもかかわらず、装甲はケニ以下でありM13を始めとした米戦車全てに抜かれる。また、工兵の設置する対戦車砲や重機関銃は脅威である。特に側面は垂直装甲であるため、敵戦車にワンパンされることも少なくない。昼飯の角度を十分に意識しておこう。
余談だが、乗員構成は指揮官、運転手, 銃手, 装填手である。
指揮官が死ぬと多数の機銃が使えるメリットがなくなるため、守ってあげよう。
【機動性】
車体が大型化したため機動力はケニよりも低下しているが、通常使用する分にはそこまで気にする必要はないだろう。
水上航行について
本戦車の魅力として水上航行が出来ることがあげられる。
特別な操作等は必要なく、水に入るとそのまま水上航行ができる。航行中の注意として、速度や旋回が遅いことと、後進が出来ない事がある。
また、水上でも主砲や同軸機銃は使用可能であるが、波で揺れるため正確な照準をすることは難しい。
なお、致命的な要素として指揮官が勝手に溺死するバグがある。
なぜか指揮官席だけ水中判定になっているため、航行中に一定時間が経過するとダメージを食らって死んでしまう。
指揮官を定期的にハッチから出してあげることで一応は解決できる…。
【総論】
性能はこれまでの戦車とは違った方向であり、活躍には多少なりとも立ち回りを考える必要があるだろう。本車の立ち回りとしては、対戦車は考えずに、3つの機銃による歩兵制圧力を活かして海・陸から弾幕を張り、歩兵支援に徹するべきだろう。反面生存性に関してはかなり難を抱えており、運用には若干苦労する。
正直な所、貴重な車両枠を取る割に弱く、活躍させることが困難な為、乗らないのも一つの選択肢だろう。
史実
特二式内火艇 カミは日本海軍(海軍陸戦隊)の水陸両用戦車。1942年(昭和17年/皇紀2602年)に制式採用された。昭和以降の兵器の呼称様式に従い皇紀の下2桁を取って「二式」と呼ばれる。
開発
このカミが開発されるまで海軍は上陸作戦に使用できる車両が存在していなかった為に陸軍技術本部に協力をしてもらいながら、エンジンやギアシャフト、電気系統は九五式軽戦車「ハ号」の物を基にし、砲塔は二式軽戦車「ケニ」の物を流用し開発が行われた、潜水艦による輸送を考慮し全面溶接を採用してハッチにはゴムシールを装備する等して水密性を強化している、そして肝心の武装だがこれがかなり複雑であり本来は二式軽戦車「ケニ」と同じ「一式三十七粍戦車砲」を採用する予定だったが、肝心の主砲の開発が手間取ってしまい間に合せとして、同軸機銃が装備されていない九四式及び九八式三十七粍戦車砲を搭載しこれを前期型とした、本来の主砲である一式三十七粍戦車砲を装備した車両を後期型とした
小ネタ
カミ車の水上航行
この特二式内火艇「カミ」はこのゲームでも登場しているカチ車の様なフロートを装備しないと航行できない筈なのだが何故かフロート無しで航行できる。
豆知識
因みに開発された際に書かれた書類には魚雷を二本搭載できるとされていた、しかし車体のサイズや魚雷のサイズ、発射用の装置等の設置箇所の兼ね合いからそもそも無理が有ると思われる。