概要
MP28は、ヴァイマル共和政時代のドイツで開発された短機関銃で、第一次世界大戦末期に開発されたMP18を原型とする。
実際には日本海軍で運用されていたベルグマン式(ベ式)自動拳銃(SIG M1920)であり、大きな50発弾倉を装備しており継戦能力に優れる。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | △△ |
BR | △△ |
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | |||||
---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 150 | 200 | 300 |
打撃力 | 5.5⇒6.6 | 2.8⇒3.3 | 2.6⇒3.1 | 2.4⇒2.9 | 2.3⇒2.8 |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 300 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒1.0 | 0.1⇒0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 7.65 |
---|---|
打撃力*1 | 5.5 ⇒ 6.6 |
銃口初速(m/秒) | 370 ⇒ 370 |
発射速度(発/分) | 480 ⇒ 550 |
リロード時間 (秒) | 3.6 ⇒ 3.2 |
垂直反動 | 21 ⇒ 19 |
水平反動 | 11 ⇒ 10 |
供給システム*2 | 50発弾倉 |
重量(kg) | 5.4 |
弾倉質量(g) | 10.0 |
射撃方法 | オート |
銃剣 | - |
解説
特徴
7.65㎜弾を使用する短機関銃で、低レート、低反動で大きな50発弾倉が特徴。
火力
打撃力はSIG 1920と同じく最大でも6.6と威力は日本の短機関銃の中で最も低く、発射速度は最大で550発/分とやや遅め。
しかし50発マガジンを装備しているので継戦能力は高く、強力な弾幕を形成できる。
適正距離
後述の理由から50m程度。
命中精度
若干ではあるが前任の100式やS-100と比べて反動が若干強く、弾が拡散しやすい。
距離が離れた敵には当てづらいので点射を心がけるなどで対処しよう。
総論
百式機関短銃などと比べて継戦能力と弾幕に優れる短機関銃。しかし単発火力と精度は悪化しており、距離が離れた相手への対処は難しくなっている。
積極的に近接戦を仕掛けるのであればリロードの隙が少ないこの短機関銃は頼りになる武器である。
史実
MP28は、ヴァイマル共和政時代のドイツで開発された短機関銃である。第一次世界大戦末期に開発されたMP18を原型とする。
この銃は日本においてはベルグマン自動拳銃と呼ばれており、戦間期に日本海軍が多数を輸入して上海特別陸戦隊や各艦艇の陸戦隊などで広く運用していた。
概要
SIG M1920はベルグマン社のMP 18をもとにSIG社が独自に改良を加えたもので、大きな50発箱型弾倉を使用する。これはおそらく当時の民間市場において拳銃弾が50発単位で販売されていたことに由来するものだろう。生産は主に1920年代に行われたが、帝国海軍による追加発注で1935年にも生産された。
輸出を想定し様々な弾薬に対応しており、北欧では7.65mmパラベラム仕様が、日本や中国では7.63mmマウザー仕様が主に導入された。
「MP28」と「SIG1920」の関係性
ややこしいことに、ゲーム内ではなぜかSIG 1920が別の銃として実装されているが、実際にはどちらも同じものである。日本海軍では輸入したベルグマン自動拳銃を独自に改造して(というよりおそらく1935年の発注時にSIG側に要求して)30年式銃剣を装備できるようにしており、ゲーム内におけるSIG 1920はこの改造型を元にしていると考えられる。
小ネタ
豆知識
本銃の説明欄に重機関銃と表記されているがこれは間違いである。
ゲーム内では、なぜか日本軍がおそらくほぼ導入していないはずの7.65mm仕様が登場している。
ゲーム内の3Dモデル・性能はSIG社が製造したSIG-Bergmann M1920 (SIG 1920)に基づいている。