概要
S1-100*1は戦間期から第二次世界大戦中にかけてオーストリアで製造された短機関銃。 Steyr-Solothurn S1-100の頭文字を取ったス式自動拳銃として日本海軍が運用していた。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | △△ |
BR | △△ |
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | |||||
---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 150 | 200 | 300 |
打撃力 | 5.2⇒6.2 | 2.6⇒3.1 | 2.4⇒2.9 | 2.3⇒2.7 | 2.2⇒2.6 |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 300 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0 | 0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 7.65 |
---|---|
打撃力*2 | 5.2 ⇒ 6.2 |
銃口初速(m/秒) | 370 |
発射速度(発/分) | 450 ⇒ 520 |
リロード時間 (秒) | 2.6 ⇒ 2.3 |
垂直反動 | 25 ⇒ 22 |
水平反動 | 10 ⇒ 9 |
供給システム*3 | 32発弾倉 |
重量(kg) | 4.2 |
弾倉質量(g) | 10.0 |
射撃方法 | セミオート/オート |
銃剣 | ◯ |
解説
特徴
7.65㎜弾を使用するオーストリア製の短機関銃で、反動がかなり小さく威力が低めで銃剣が装着可能であり、初めて扱うことになる日本の短機関銃である。
火力
威力は短機関銃の中でも低めであり、レートも高い訳では無い。使い込む気ならばフル改修することを強く推奨する。
残念ながら、フル改修しても米軍の火器相手では火力不足が否めない。正面切っての撃ち合いは避け、なるべく奇襲や不意打ちを心掛けるようにしたい。
適正距離
威力が低いが反動がものすごく少ないためタップ打ちなら中距離でも扱える。
命中精度
高い。反動が小さくサイトも見にくい訳では無いので当てやすい。
総論
最初の短機関銃なだけあって、強くもなく弱くもなくといった比較的扱い易いが尖った所もない機関短銃であるものの、フル改修すればそれなりに性能を発揮してくれるだろう。
しかし、すぐ後で解除される同BRの一〇〇式機関短銃(前期)がかなり優秀なため本銃の配備・改修は一〇〇式を触ってみてから考えるべきである。
史実
S1-100は戦間期から第二次世界大戦中にかけてオーストリアで製造された短機関銃である。
大戦末期ドイツにおいてラインメタル社がベルグマン社のMP-18に対抗して書いた設計(MP-19)に由来しており、ラインメタル社がヴェルサイユ条約下で兵器生産のためのフロント企業として用意したスイスのゾロターン社に於いてS1-100として完成した。
ゾロターン社は小火器を大量生産する能力を持たなかったためにオーストリアのステアー社と提携して生産が行われ、販売は両者の合弁会社、ステアー・ゾロターンを介して行われた。帝国海軍ではここから頭文字を取り「ス式機関拳銃」と呼称されていたようである。
帝国海軍では基本的に7.63mm仕様が導入されたようだが、SIG M1920の7.63mmとは弾薬の仕様が違ったらしく諸元に大きな差が存在した。
小ネタ
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