Sd.Kfz.7

Last-modified: 2024-03-21 (木) 23:30:05

概要

ドイツ軍の重火器ツリーの7番目に使用可能になる兵員輸送車。

BR・Tier

項目数値
Tier2
BRII

車両性能

項目数値
乗員15
最高速度(km/h)49.81
エンジン出力(rpm/hp)2600 / 119
重量(t)9.7

解説

特徴

ドイツ軍の重火器ツリーの7番目に使用可能になる兵員輸送車。ゲーム内説明ではAPC(Armored Personnel Carrier、装甲兵員輸送車)とあるが、装甲は無いに等しくラリーポイントの代わりとなるのが主任務となる。BRはIIなので、低レベル帯の戦場でも使用可能。
また戦車とは出撃枠が別なので、既に2両の戦車が出撃していても使用できる。

 

【火力】
無。そもそも武装を載せていないので、火力を出しようがない。
一応、運転席以外に乗っている兵士が体を乗り出して持っている小銃や手榴弾を使用することは可能。ある程度敵兵が近くにいるとBOTも勝手に持っている武器を使ってくれるが、動いている車両に乗りながらなのでほとんど当たることはない。視点を変えてプレイヤー自身が撃つとしても、運転しながらだと実用性は低い。そもそも敵が目の前にいる時点で、このゲームのAPCの使い方を間違っていると言える。APCは撃たれ弱いのでできるだけ敵に姿を見せない方がいいだろう。
味方の作ったラリーポイントの位置を考慮して上手い位置にこの車輌を配置できれば、そこから大勢の兵員を目標地点に送り込めるので、それこそが最大の火力と言えるかもしれない。無理にこの車輌で戦闘に参加せず、車輌を置く位置を決めたらすぐに降りて味方の援護に向かうのが吉。

 

【装甲】
ほぼ無。そもそもこの車輌は迅速な兵員の輸送を目的としているため、戦闘に参加することを考えられていないのでまともな装甲は持っていない。
エンジンやその他全体を覆う装甲は1mmしかなく、歩兵の小銃からかろうじて身を守れる程度。しかもその装甲は兵士が乗り降りする部分には無いため、横から兵士の足と上半身が丸見えになっている。運転中は接敵しないように立ち回るのが望ましい。

 

【機動性】
そこそこある。このsd.kfz.7は課金の装甲輸送車を除くと唯一の半装軌車*1であるが、他国のAPCと比べて走破性が高いかは要検証。
MAP内の平坦で車輌が通れるようになっている道路では40km以上で走行可能だが、急な斜面や砲弾によって凹凸ができた路面などはかなり速度が落ち、最悪の場合抜け出せなくなる。戦車と同じ感覚で運転せず、自分で走れる場所を見極めていく必要がある。

 

【総論】
低Tier帯でも使用でき、どこぞのサイドカーとは大違いで運転も容易であるなど、初心者にも優しい車輌である。前線に出過ぎなければ誰でも味方の役に立つ事ができ、工兵を使用して直接ラリーポイントを作る手間もなくなるので(もちもん、ラリーポイントはあればあるほど良いので、余裕があればAPCとラリーポイントの2つを作るべきである)、編成にいれて困ることは無いだろう。
また、歩兵か戦車で進軍している時に隣で兵員輸送車が走っていると、とても雰囲気が出るので味方全体の士気が上がること間違いなしである()

史実

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Sd.Kfz.7は、第二次世界大戦でドイツ国防軍と武装親衛隊で使用された、牽引力8トンのハーフトラックである。1934年から生産され、1938年にはボンネットのデザインを大きく変更して新たなSd.Kfz.7として量産された。これはボルクヴァルト社や、1943年からはザウラー社でも生産された。ゲーム内では最大乗車人数が15人となっているが、実際は最大12人までの兵員を乗せることができた。
また、兵員輸送の他にも8.8 cm FlaK 18/36/37や15cm sFH 18などの重火砲の牽引に用いられ、また後部には弾薬を搭載することができた。
大戦中期以降は、ドイツ軍の車両不足から兵員輸送用のスペースに2cm Flakvierling38を配置して自走式対空砲としたSd.Kfz.7/1や、同じように3.7cm Flak 36を配置したSd.Kfz.7/2などのバリエーションもある。
大戦後期からは運転席や後部全体を8mmの装甲板で覆ったものも登場し、これらの外観は既存のSd.Kfz.7とは大きく異なっている。

小ネタ

ーー加筆求むーー

出典/参考文献

コメント


*1 半装軌車(はんそうきしゃ)
前輪はタイヤ、後輪の代わりにトラック(履帯)を持つ車両。装輪車両に比べて路外走行性能が優れ、ある程度戦車などの装軌式戦闘車両に追随できる。