概要
九六式軽機関銃は、1930年代前中期に開発・採用された。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | △△ |
BR | △△ |
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 300 | 400 | 600 | 1000 | 1500 |
打撃力 | 11.2⇒12.3 | 10.1⇒11.1 | 9.0⇒9.9 | 7.8⇒8.6 | 3.4⇒3.7 | 1.1⇒1.2 | 0.1⇒0.1 |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 300 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒1.0 | 0.1⇒0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 6.5 |
---|---|
打撃力*1 | 11.2 ⇒ 12.3 |
銃口初速(m/秒) | 730 ⇒ 730 |
発射速度(発/分) | 550 ⇒ 610 |
リロード時間 (秒) | 3.1 ⇒ 2.6 |
垂直反動 | 41 ⇒ 41 |
水平反動 | 17 ⇒ 17 |
供給システム*2 | 30発弾倉 |
重量(kg) | 10.6 |
弾倉質量(g) | 21.8 |
射撃方法 | オート |
銃剣 | ◯ |
解説
特徴
6.5㎜弾を使用する軽機関銃で、銃本体の上部に30発マガジンを搭載している姿が特徴的である。
軽機関銃ながらも銃剣を装着出来るので白兵戦もこなせる万能軽機関銃である。
【火力】
これまでの日本軍軽機関銃と比べると特に中距離において高火力を誇る。
ただし反動が大きいので立射だと目標を見失いやすいので立射は腰撃ち、しゃがみ・伏せ撃ちはADSするといった感じがいいだろう。
単発打撃力が他の7mm級機関銃より抑えめだが、実戦ではそこまで気になることはないだろう。
なお、持てる弾薬の数は装填済30発+予備60発と少ない為、頻繁な補給を必要とする。
分隊に工兵を組み込むのは必須であり、常に弾薬箱があるとは限らないので『大型弾薬ポーチ』の装備を推奨する。
【適正距離】
中距離~遠距離
それなりに弾丸がばらける且つ反動が大きいので遠距離を狙うのは厳しいが、ADSをすれば多少は反動を抑えることができるため、遠距離戦もこなせないこともない。
【命中精度】
平均以上
初弾はかなり素直に飛んでくれるが次弾以降は相応にばらけるため、指切り撃ち推奨。
反動は大きいがわりと素直な縦反動であり制御はしやすい。
サイトの視認性は悪い。ただこれでも日本軍軽機関銃の中ではマシな方である。
【総論】
BR3の軽機関銃の中ではまずまずな性能。
日本軍の軽機関銃はクセの強いものばかりであるが本銃は比較的マイルドな部類である。
拠点突撃時の制圧や掃射にうってつけで、銃剣があるので弾が切れても咄嗟に突撃を繰り出し窮地を逃れる事も出来るだろう。
反面継戦能力の低さから『大型弾薬ポーチ』の装備を強く推奨する。また、ADS時の視界は狭さが問題となるため、これらをカバーする必要がある。
本銃の後継である九九式軽機関銃は本銃を7.7㎜口径にアップさせたものであり、発射速度も大幅に速くなった。
まるで違うキャラ付けをされておるので、選ぶ際はあまり迷うことはないだろう。
史実
実戦投入
日中戦争に実戦投入された九六式軽機は、その後ノモンハン事件・太平洋戦争(大東亜戦争)を通して活躍した。帝国陸軍のみならず海軍陸戦隊でも使用され(海軍では九六式軽機銃として制式)、また満州国軍など同盟国軍にも供与されている。
粉塵対策を行った本銃は十一年式軽機に比べ信頼性が高くなり、第一線部隊では非常に好評であった。生産においては当時の日本は基礎工業力が低く、加工精度も諸外国に比べて劣っていたため最終調整は熟練工に頼った。そのためか射撃時においてはガタ付が少なく命中精度は非常に高かった反面、弱装薬実包故のガス圧不足による遊底後退量不足による排莢不良や、諸外国に比べて薬莢が僅かに薄いことにより膨張した薬莢が薬室内に貼り付き千切れること(薬莢裂断)による排莢不良、更にそこへ次弾を装填してしまういわゆる突込みといった故障を度々起こした。
後継銃
その後、長年の懸案であった高威力の7.7mm弾薬を主力実包とすることとなり、九六式軽機に7.7mm弾を使用出来るように改良した九九式軽機関銃が開発され、1940年(昭和15年)に制式採用されても引き続き九六式軽機は生産が継続され、1943年(昭和18年)に打ち切られるまでの6年間で約41,000挺が生産された。
小ネタ
本銃への誤解
よくその見た目からチェコの「ZB26」やイギリスの「ブレンガン」などと比較され、パクったものと思われがちであるが、実際は内部機構などは違ったものとなっており、これは歴とした日本の国産軽機関銃なのである。
豆知識
元々スコープが付属していたものの使用することは出来ず、アプデによってスコープそのものが外されてしまった。