独断と偏見による2003年04月
2003年04月
IMEに変更があり、フォントの表示が変化する。
特に「^^」等の顔文字については改悪とするような意見もある。
2003年04月15日(大規模パッチ)
『ジラートの幻影』導入の事前バージョンアップがあてられた。
予告通りLv60までキャップが解放されて新魔法や新WSなどが追加された他、
またもやゲーム性自体を根本的に変えられるような変更が加えられたが、
殆どの上方修正や追加に関しては、あらかじめ開発頼りや開発情報で公開はしていたのに、
その代わり、数多くの下方修正に関しては予告なしに導入される事になった。
- 全体的な戦闘に関する変更
最大の変更点としては、Lv61以降は経験値テーブルがLv60以下より大幅に厳しい物に変更されて、
「とてとて」はLv12差から始まり、経験値200はLv18差ある敵を倒さなければもらえなくなった。
連携のレジスト率も上昇し、Lv3連携が導入された事もあってLv2連携の倍率なども大幅に弱体された。
戦闘スキルはより細分化されて、また全体的なスキル上昇率にやや緩和が加えられた他、
回復魔法スキルなどを上げるには不死生物にかける必要などがなくなるようにされた。
また、スキル200以降はスキルAとB以下の格差が大幅に広がるようになり、更に225以降は、
ExだけでなくSPという新たな制限がかかるWSが追加されるようになった。*1
この時、同時にスキル200以降に関しては、スキル1=命中1だった所がスキル1=命中0.2に変更されて、
命中率ではスキルAとB以下に差が出ないような処置がとられたが、この事が後に大きな仇となった。*2
ケアルHateは低下し、生易しいことではタゲをとらなくなったが、これは後衛の安全が守られるというより、
ナイトのタゲ固定などがより困難になってしまったという側面の方が強かった。
こうした下方修正で、基本的に「とてとて」戦はよほど構成を絞ったパーティーでもないと割に合わず、
ユーザーは否応なく、多段WSを単発で撃ち「つよ」以下を乱獲するスタイルに移行していった。
「おなつよ」や「つよ」クラスから貰える経験値も同様に減少してたのであるが、
Lv61以降の狩場が大幅に追加された事もあり、経験値稼ぎの効率はあまり変わらなかったとされる。
ただ、こうした戦闘に不向きな黒魔などの不遇も大きく嘆かれるようになった。
このように、新ジョブの登場を含めて、戦闘関連には強化や弱体を含めて大きな変更・追加があったものの、
その後しばらく「戦闘が単調でつまらない」という雰囲気がヴァナに大きく蔓延することになる。 - ジョブ個別
戦士は推定命中率+25%とされる驚異的な性能だったアグレッサーが命中率+25に大幅弱体された他、
前述のスキル格差拡大やWS専門化の煽りを受けて、斧2種専門ジョブ化の色が強くなった。
この時、パッチ詳細にも書いてなかったが、何故かディフェンダーが効果時間が5分に変更される。
モンクは、MAが高速化*3し、気孔弾や蹴撃追加など大幅な強化*4を受ける。
シーフは、不意打ちと同様にサポの騙まし討ちのAGIボーナスが廃止されるなど保護を受けたほか、
この時をきっかけに一部の短剣でなく、全ての短剣が突属性に変更される事になる。
赤魔導士は、大幅な強化を受けて、コンバートの追加や各スキルの上昇、ファストキャストの常時発動、
ディスペルやファランクスなどの魔法追加、更にパッチ詳細に書いてないクリアマインドの追加などで、
不遇ジョブ扱いだった所から一気に神のようなジョブに様変わりする。
ナイトは新しいタゲ取り用アビが追加されたものの「とてとて」戦の衰退で窮地に陥る。
暗黒は、凡そアタッカーの方向とかけ離れた存在意義が不明なアブゾ系魔法が追加される。
詩人は、バラードの回復量が半分になった他、マーチや2hアビの効果が大幅に弱体された挙句、
マドリガルも告知無しに%上昇から固定値上昇に大幅弱体されて、絶対的なジョブではなくなった。
狩人は、弾数1な代わりに威力の高い戦績矢とエンドレスショットが追加されたというのに、
なぜか矢弾変更でTPがリセットされるという相互に矛盾した新要素の追加という嫌がらせを受けて、
史上最大の危機がここに訪れたとされる(それでもバランス的には完全終了してなかったという意見もある)。
獣使いは、依然と経験値が減少するなどの制約はあるものの汁ペットによる呼び出しが可能となり、
また狩場が大幅に増えたことで稼ぎやすくなり、この時樽後衛から大量に流れる人が続出したとされる。
ペットジョブ追加もあり、ようやくペットのHPが表示されるように。 - その他戦闘関連
ペットジョブの追加もあって、ここでやっとペットのHPなどが画面に表示されるようになった。
骨ウェポンオークといった当時の主敵だった敵が全体的に強化されてブラクラのダメージが強くなり、
ウェポンは範囲スタンを覚え、オークはHPが他の敵の1.5倍相当になり、一気に敬遠される事になる。
ただ、この強化もあって、良くも悪くもユーザーが新エリアで新しい狩場を開拓していく事になった。
召や忍、獣タイプの獣人モンスターも忍術を使用したり、ペットや召喚獣を従えて動くようになった。
弱体前のLv2連携と同じ倍率となったLv3連携が結局ここで初めて実装される事になったが、
それまでの妄想や期待に応えず、Lv65までは出せないという貧相なデザインに失望する人も続出し、
また実際はダンシングエッジなどが強すぎてなかなかLv3連携も流行らなかった。
黙想との併用による連携を憂慮したのか、ランページとペンタスラストから一部の連携属性が消滅し、
またそもそもの連携自体も、段数があがるにつれて入力がシビアになるようになった。 - アイテム・合成関連
猛毒素やタイガーリングなど店売り黒字レシピなどを筆頭に全体的にアイテムの店売り価格が下がり、
健全といえば健全にはなったが、これで後続が合成を上げるのは一段と厳しいものとなった。
ジュノの競売手数料が増加したほか、特産品売り場が消滅し不便になってしまう。
一律一時間だった食事は基本的にスタックできるものは30分に変更される。
有名な金稼ぎだった獣人殺しは、装備品のDrop率が大幅に下げられて潰される。
一部のモンスターのDropアイテムに、ゴブリン製品などが追加された。
アイテムに魔法と同じようなキャスト時間が追加されて、スクロールのロストの問題は解消されたが、
一方、多くの薬品に長いキャストがついてしまったため、実用範囲外になる薬品アイテムが続出。
潜在効果や隠し効果がついた武器がこの頃から実装されはじめるが、ユーザーの間では確認しようがない
隠し効果をつけるなど奇をてらったものばかりだったため、その多くはゴミアイテムにもなっていった。
スニークが、一旦手動で消さないと上書きできない仕様に弱体化されるも、
この時一時的に宝箱をあけても何故かスニークとデオードが切れないバグも追加される。
Cofferのpop時間が30分になるが、パッチ詳細に書いてないChestのpop時間も30分になっていた。
HNMが新エリアに幾つか実装されるが、戦利品や称号の不整備など見切り発車な追加であった。 - その他システム関連
漢字変換すると、画面が固まるよう不具合が一時的に発生する。
新エリアの地図が無限に買えてしまう不具合が発生し、モーグリが置かれて注意される。
2003年04月
限界クエが、獣人拠点の本拠地奥に行けという内容だったにも関らず、
獣人王や側近がMGS魔法を破る仕様が導入された事を告知し忘れて、
ここで告げる。
この当時実装された各獣人王のうちオズトロヤのTzee Xicu the Manifestの異常感知範囲が問題になる。
降臨した王が冒険者をものすごい勢いで狩りつくして行き、そのまま暗号部屋を越えてきてしまい、
まさに阿鼻叫喚の地獄を作り出していた。
2003年04月
鯖ダウン無しに、ボヤから黒マンドラ、クフタルからミミズが消える。
システムメッセージで「調整が終わってないから狩らないでください」と流れる。
2003年04月
ボヤの白マンドラと黒マンドラが不具合で弱かったとしてメンテ。
それを狩ってLvを上げた廃人に対する非難の声もあがる。
余りに少なくて転売が流行っていた刀の入荷量が増える。
骨が視覚感知を持っていたり、一部の敵が計り知れない表示だったり、
テリガンのコカトリスがHP数万あった不具合が修正される。
2003年04月
「大体良いバランスになったのでバトルバランスは調整終わり」
「召喚士のプレイスタイルは僕達にもわかりません」
といった河本氏、樋口氏の迷言がとびだす。