・ザルカバードに眠る真実
指令内容
ザルカバードにあるズヴァール城に向かえ。
詳しくは大統領府で話を聞くように。
プレジデントから直接お話を
伺うように。
- バストゥーク各所のガードからミッション「ザルカバードに眠る真実」を受領する。
Cleades : とうとう闇の血族の本拠地、
ズヴァール城へ冒険者を送り込む
ミッションが行われる。
Cleades : 大統領執務室でお話を伺うように。
プレジデント自らがお会いになるそうだ。 - 大工房(K-8)のKarstに話しかける。
アイアンイーターに案内させなかったのは
できるだけ作戦を秘密裏に行うためだ。
Karst : 今回はフォルカーだけ呼んである。
奥の私室にて話すことにしよう。
Karst : ガリーナ。フォルカーが来たら
私室にいると伝えろ。
Karst : 結局、議会の承認は得られなかった。
銃士隊を動かすことはできん。議会の連中は
関与すべきでないと口をそろえて言う……。
Karst : あげくの果てに、北の地の
ことはサンドリアに任せておけだと!?
何のための銃士隊だ!? まさかサンドリアと
昔のように小競り合いを起こすためか!?
Karst : ……私は自らの利益ばかり考えると
言われるこの国の体質を決して否定せんよ。
嫌いでもない。そうやってバストゥークは
大きく成長した。そして私自身も……。
Karst : だがそれが競争心でなく、保身に
つながったとき、この国はまったく機能しない。
物を言う責任は問うても、物言わぬ責任を
問わない……それがこの国の抱える病だ。
Karst : それと、これだけは言っておく。
……おまえは英雄ではない。一介の冒険者だ。
物言わぬ人々の代弁など必要ない。
Karst : 利己的でかまわん。自分の利益の
ためにミッションをこなしてくれ。その重圧に
苦しむのは、どこぞの大統領や隊長の仕事だ。
Karst : フォルカー、入れ。
Karst : ズヴァール城の説明を冒険者に。
時間がない。簡潔に頼む。
Volker : ボスディン氷河を越え、
ザルカバードへ。吹雪の吹き荒れる
クォン大陸最北の地だ。
Volker : 闇の血族の本拠地、ズヴァール城は
ここにある。20年前の大戦で、連合軍が
勝利を収め、闇の王を葬った……はずだった。
Volker : しかし闇の王を復活させるべく
暗躍している勢力がある。なんとしてもこれを
阻止せねばならん。
Volker : もし手遅れだった場合……
君とその仲間の手で闇の王をしとめてくれ。
20年前は私や工房長も戦い、そして
暗黒騎士ザイドが闇の王を葬った。
Volker : 今は君たち冒険者の時代だ。
国を動けぬ我々に代わり、よろしく頼む。
Karst : 以上だな。装備を整え、出発しろ。
Volker : あ、それと……。
ザイドに会ったら、こう伝えておいてくれ。
決着はついていない、早く帰って来い、と。 - 王の間のThrone Roomを調べる。
Zeid : 闇の王の棺か!?
Shadow Lord : 暗黒騎士……。
20年ぶりだな、ザイド。
Zeid : ちッ、なんてことだ!!
ほんとに、こんなことが……!?
Shadow Lord : 俺は死なぬ。
おまえ達人間どもを、根絶やしにするまではな。
それに、もとより俺は長命種だ。そう簡単に
消されはせぬぞ。
Zeid : あの最後の戦いで
剣を交えた時、もしやと思ったのだが……
おまえ……、まさか、ガルカなのか?
Shadow Lord : 30年前に、俺は……
俺たちは……、この呪われた地を
調べていた。この地に眠るとされる、
未知の力を求めて、な。
Shadow Lord : そうして、まさにこの地で、
俺は友に裏切られ、殺されたのだ!
Shadow Lord : ミスリル銃士隊一の剣士であり、
当時獣人との和平の道を訴えていた俺が、
ウルリッヒはジャマだったのだ。
Shadow Lord : そしてコーネリアも、
俺をかばって、ヤツらに……。
Shadow Lord : 30年前、友に裏切られ、
確かに一度俺は死んだのだ……。
だが、それで終わりではなかった。
Shadow Lord : 地下深くに眠る力に触れて、
俺は死からよみがえったのだ。死を超えた
肉体と、幻獣と心をかよわせる能力を
手に入れて、な。
Shadow Lord : そして、その時はじめて
俺は気づいた。気づかされたのだ。自分の
うちにずっと秘められていた憎しみに。
Shadow Lord : いや、俺個人の憎悪ではなく、
もっと深く、激しい、ガルカという種が
ずっと抱えていた、うずまく憎しみの炎だ。
Shadow Lord : おまえ達にはわかるまい、
我らのなかに眠る、深いこの憎しみは……。
その炎に身をまかせ、俺は人であることを
やめた!!
Shadow Lord : まさにおまえ達、人間どもが、
俺を目覚めさせたのだ。憎しみの化身、
闇の王として!!
Shadow Lord : その時、俺は誓った。
人間どもをこの地から一掃してくれるとな!
ひとり残らず、だ!!
Shadow Lord : 20年前は不覚をとったが、
今度はそうはいかぬぞ。
Zeid : くっ、きさま!?
Shadow Lord : そこで見ているがいい、
ザイド。きさまにも、俺の憎しみが
わかるはずだ。ガルカである以上は。
Shadow Lord : 俺が内なる炎に焼き尽くされて
果てるのが先か、おまえ達人間どもが
この地から消えてなくなるのが先か、
ふたつにひとつ!
Shadow Lord : さあ、来い、人の子よ!
死ですら、もう俺をとめることはできぬのだ!
我が憎しみ、思い知らせてくれる!! - 再度Throne Roomを調べ、バトルフィールド「ランク5ミッション」を攻略する。
言ったはずだぞ、死ですらもう俺を
とめることはできぬのだ、とな!
Shadow Lord : この憎しみの炎の
消えぬかぎり、俺は決して……決して、
倒れたりはせぬ! 何度でもよみがえる!
Zeid : 待て、ラオグリム!!
聞け、もう終わったんだ! もうこれ以上
ムダな戦いは止せ!!
Shadow Lord : ラオ……、
グリ……、ム?
Shadow Lord : ちがうッ!
俺は……、俺は、闇の王だ!
Zeid : おまえは、闇の王など
ではない! 思い出せ、自分の真の名を!
ガルカの剣士、ラオグリム!
Shadow Lord : く……!?
Shadow Lord : ラオ……、グリム……?
ラオグリム!?
う……、お、おお……!
Zeid : 正気に返ったか!?
Raogrimm : ああ……、
なんとか、な。
Zeid : そうか、よかった……。
しかしおまえが……、闇の王だったとは。
Raogrimm : 俺は、種の記憶を
引き継ぐ者、語り部だったのだ。遠い昔の
様々なものを、宿していた。あまりに多くの
憎しみと、哀しみ……。
Raogrimm : それゆえに、一度闇にとらわれると
そこから抜け出せなくなってしまったのだ。
果てしない、憎悪と狂気の闇から……。
Zeid : ………。
Raogrimm : 人は、優しい、暖かい光を
たたえる一方で、闇夜よりも濃く、深い
暗黒を抱えていることもある……。
Raogrimm : 誰もが、その危うさを
秘めているのだ。そして、その危うさを
捨てたとき、人は人でなくなる……。
Raogrimm : しかし、俺は………
Raogrimm : 俺は昔の俺ではない。
引き返せはしないのだ、もう……。
Raogrimm : 30年前に死より
よみがえって以来俺のしてきたことを、
謝るつもりはない。だが………
Lion : こっちよ!!
急いで!!
Raogrimm : フッ、本当の俺は
30年前に死んでいるのだ……。今さら
命など、惜しいものか。
Raogrimm : ああ……
コーネリア……
[Your Name]達の活躍のおかげで
闇の王の復活は阻止された。
厚い雲がちぎれ、ヴァナ・ディールの大地に
束の間の日がさした。
だが、この地に満ちた災いが、すべて
消え去ったわけではない……。
伝説はこう続く。
かくして、深く暗き眠りの底より
クリスタルの戦士達は、
しずかに浮かび上がった………
そうそう、もしカザム行き飛空艇パスを持っていたら
ノーグに訪ねてきて。歓迎するわよ。
Lion : [Your Name]とはここでお別れね。
いずれ辺境への飛行艇が通行されるわ。
その時はノーグに訪ねてきてね。
また会える日を楽しみにしてるわ。
Zeid : 私も、おまえ達とは、いずれまた会うことに
なるような気がする……。
その時まで、さらばだ、冒険者よ。
だいじなもの:闇の破片を手にいれた!・闇の破片
砕けた闇の王の体の一部。 わずかだが、闇の王の魔力を感じる。
- 大工房(J-8)のDoor:President's Officeを調べる。
闇の王の復活前に間にあったのか!?
Cid : 何言ってんだ、フォルカー?
復活した奴を倒したに決まってるだろ、
なあ!?
Volker : まさか!? あの闇の王を!?
Lucius : 一介の冒険者が、とお思いですか?
最近市井の者たちがよく言っている言葉を
フォルカー隊長も御存知でしょう?
Cid : 「冒険者たちの時代」とな……。
Karst : この時代が誰の時代だったかなど、
後世の歴史家が決めれば良いことだ。
Karst : そして闇の王が復活前に封じられたか、
それとも復活して倒されたか、それは
どちらでも良いことだ。
Karst : 重要なのは、闇の血族の勢力拡大を
止めることができた、ということ。そして、
それを行った者には報酬が必要ということ。
Karst : 御苦労だった。この功績に対し
おまえのランクを6にしよう……。そして報酬だ。
Lucius : 闇の王を倒したとは言え、
まだ闇の血族が滅びた訳ではない。
獣人たちの本拠地では、あやしい動きがあるとの
報告も受けている。
Cid : いつものセリフだが、
これからもよろしく頼むってことだ。
(シドと共に退室)
Cid : そうか、闇の王の正体は……。
ザイドは薄々感づいていたのかもしれんな。
だから部隊を離れて……。
Cid : すまんな。このことはフォルカーには
まだ黙っておいてくれ、ウルリッヒ隊長の
ことも、奴に告げるのは酷と言うものだ。
Cid : 奴は叔父を尊敬していた。
それゆえにラオグリムの死で隊長の
地位を得たという陰口に悩んでいてな……。
Cid : こうやって隠してしまうことが良いとは
決して思わんが、我々弱い人間には、時という
薬が必要なときもあるんだ。
Lucius : 何のお話ですかな?
Cid : ん? カルストの奴、
相変わらずだな、って話さ。
Volker : でも、私は少しわかった気がしますよ。
プレジデントの人となりが……。
Lucius : そうだ! そう言えばまだ聞かせて
頂いてませんよ。工房長がプレジデントを
推薦なさった理由。
Cid : ああ、昔聞かれたな。
15年前のパルブロでの事故のときだ。
わしが責任をとって、火薬研究所所長を退いた
後も、政府は責任のなすりつけあいでゆれた。
Cid : そんななか、たった1人パルブロを
捨ててツェールン鉱山の再開発する案を
提出したのがまだ新米官僚のカルストだった。
Cid : そりゃひどい案だと思ったさ。
パルブロで働いてた奴の気持ちも考えてない。
だがな、少なくともこいつの政治屋としての
技術は信用できると思ったよ。技術屋の勘さ。
Cid : それに……あいつ、わかりやすいだろ?
想像つかないか? あいつがその案を
提出したときの、功名心で必死な顔。
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