バストゥークミッション/語り部現る!?

Last-modified: 2011-08-13 (土) 19:44:31

・語り部現る!?

指令内容
 新しいガルカの語り部が現れたとの噂。
 まずは鉱石通り入口にいる
 メディシンイーグル(Medicine Eagle)に
 話を聞くように。


■ 大工房・大統領府

Cleades : 鉱山区の鉱石通りの方で、
 ちょっとした騒ぎがあったようなのだ。
 なんでも、新しい語り部が現れたとか……。

Cleades : 何やら怪しい話ではあるが、
 ガルカたちの長老格であったウェライが
 失踪したこともある。下手な騒動になっては
 困るからな……。

Cleades : 鉱石通り入口の
 メディシンイーグル(Medicine Eagle)が
 その場にいたらしいので聞いてくれ。

■ バストゥーク鉱山区

Medicine Eagle : おお、
 ミッションを受けてきたものか。
 早速だが、実はこんなことがあってな。

回想 >

Medicine Eagle : どうしたんだ?
 みんな集まって……。

Deadly Spider : なんでも語り部が
 現れたとかで……。

Medicine Eagle : なんだと?

※ 場面切替

Gabbot : このお方が、ラオグリム様が
 いなくなった後、現れることのなかった語り部だ!

Gabbot : 私はこのお方と
 コロロカの洞門で出会った。
 そして200年の記憶を耳にしたのだ!

Povall : 皆が驚くのも無理はない……。
 わしも自らに課せられた宿命に驚いている……。

Povall : しかし、わしも語らねばなるまい。
 なぜなら……わしは語り部なのだから。

Povall : わしが転生を迎えたのは、
 アルテパの砂漠の西の最果てだった……。

Echo Hawk : 何でまたそんな所に?
 だいだい冒険者以外は通行も許可されて
 いないじゃねえか。

Povall : わしの前世は、
 冒険者であったのだ……。

Gabbot : 語り部は最期の時を我らが
 故郷で迎えようと転生の旅に出て、光る岩を
 見つけた。そしてそこで天の声を聞いたのだ。

Povall : そう……
 「忌まわしき地にさまよえる民を導け」と。
 そして、わしの手には輝くアルテパの月石が、
 わしの頭には200年の記憶が委ねられた……。

Davyad : 本当に……語り部なのか?

Povall : 汝、語り部の記憶を疑うなかれ。

Gerbaum : 信じて……よいのですね?

Povall : 語り部の言葉こそ真実なり。

Boytz : 確かに、ラオグリム様の
 面影を感じさせるような……。

Echo Hawk : 言われてみればそんな気も……。

Gabbot : もう先代のラオグリム様や
 暗黒騎士ザイドや長老ウェライの行方を
 捜す必要はないのだ。
 我々の元に語り部は御降臨なさったのだ!

Gabbot : ところで、どこか休むところは
 ないかな? 語り部はお疲れだ。

Tall Mountain : 本来は立ち入り禁止区画ですが、
 鉱石通り奥の区画を御提供いたしましょう。
 宿屋などで、民が集まり混乱があると
 いけませんゆえ。

Gabbot : それでかまわないだろう。
 案内を頼む。決して失礼のないように……。

回想終了 >

Medicine Eagle : と、いうわけだ。
 本来は喜ぶべきことなのだが、正直言って
 私自身も困惑している。トールマウンテンの
 機転があったためになんとかなったが……。

Medicine Eagle : アルテパ方面で真実を
 確かめるために調査すべきという話もある。
 ツェールン鉱山のガード、ドレイクファング
 (Drake Fang)にも話を聞いてみてくれ。

■ ツェールン鉱山

Drake Fang : 鉱石通りで話を
 聞いてきた冒険者のようだな。

Drake Fang : あの語り部を
 名乗る子供の言っていることが果たして
 真実なのかを突き止めることが必要なのだが、
 現在具体策を上に打診中なのだ。

Drake Fang : 疑ってかかるような
 マネをしたら、我々ガルカの誇りにも
 関わる問題だ。きっと上も結論を出しかねて……。

Iron Eater : 私が責任を取ろう。
 冒険者に指令を伝えてくれ。

Drake Fang : アイアンイーター様!
 それでは冒険者を調査に向かわせる
 許可は下りたのですね……。

Iron Eater : 冒険者に調査に向かって
 もらうことは、あらかじめ決まっていた。
 具体的にどうするかが決まっていない間抜けな
 状態ではあったがな。

Iron Eater : 私自身の責任でかまわない。
 アルテパ砂漠で、あの語り部を名乗る子供の
 言葉が真実かどうか確かめてきてほしい。

Iron Eater : 彼は自分がアルテパ砂漠の
 光る岩の側でアルテパの月石を手にしたと
 言ったらしい。

Iron Eater : それが本物なら
 あのような子供が手にすることはできないはずだ。
 確かに語り部であることを証明するひとつの
 手がかりにはなるかもしれない……。

Iron Eater : もしそれがニセモノなら……。
 おそらくは困難な仕事となるだろうが、
 本物のアルテパの月石を見つけてきてほしい。

Iron Eater : 私も、正直複雑な思いだ。
 ただ……真実が知りたい。それだけを願う。
 よろしく頼む。

Drake Fang : アルテパの月石を
 もって帰った後は鉱山区立ち入り
 禁止区画のガード、トールマウンテン
 (Taal Mountain)の所に向かってくれよ。

■ バストゥーク鉱山区

Tall Mountain : 何!
 アイアンイーター様の指令を受けて
 アルテパの月石を持ち帰った?

Tall Mountain : よしわかった。
 そこで待っていてくれ。

※ Gabbot、Povall 奥から出てくる。

Gabbot : 何のご用ですかな?
 トールマウンテン殿。

Tall Mountain : ひとつ個人的な
 お願いがあるのですが…。
 語り部が転生の時に手にいれたと言われる
 アルテパの月石を見せていただけませんか?

Tall Mountain : アルテパの古き伝説にも
 伝わる品、是非一度お目にかかりたいと……。

Povall : ……。

Gabbot : ふむ,よろしいでしょう。
 本来ならばそう簡単にお見せできる品では
 ありませんが、トールマウンテン殿には
 いろいろとお世話になった。

※ 場面切替、Iron Eater が歩いてくる。

Tall Mountain : なるほど……
 そういうことですか。

Gabbot : そういうこと……とは、
 どういうこと、ですかな?

Iron Eater : ニセモノだ……
 ということだな? トールマウンテン。

Povall : だ、誰だ!?

Iron Eater : おや、私もまだまだ修行が
 足りませんな。ミスリル銃士ごときでは
 200年の記憶を持つ語り部に名前も覚えて
 いただけませんか……。

Gabbot : ミスリル銃士が何のようだ?
 しかも……ニセモノだと!?
 無礼にも程がある!!

Iron Eater : 冒険者に本物の
 アルテパの月石を持ってこさせました。
 結果は……多だのガードにでも違いが
 わかるほど簡単なニセモノだったということです。

Gabbot : その冒険者が持ってきたものが
 ニセモノかもしれないだろう!!
 それに、語り部が持つ品が他と違うのは
 当然のことではないか!!

Gabbot : ヒュームにつけられるような
 名前で暮らしておるような奴に話の
 真偽などわかってたまるか!!

Iron Eater : 開き直りもここまで来ると……。

※ Gumbah、登場。

Gumbah : 始めましてー。語り部さまー。

Iron Eater : グンバ……?

Povall : 何だ?
 おまえは……。

Gumbah : ボク、グンバっていいます。
 是非語り部様にお会いしたくて……。

Gumbah : いやー、でもすごいですよね。
 200年以上も前からの記憶でしょ?
 いろいろつらいこともあるんじゃないですかあ?

Povall : う、うむ……。

Gumbah : それに……ボク、ウェライから
 聞いたんですけど、語り部様って、記憶を持って
 転生した後の人生では、例外なく……。

Gumbah : 若いうちに、お亡くなりに
 なってるんですよねぇ?

Povall : ……!!

Gumbah : 語り部って仕事がそんなに
 大変なのか、それとも持って生まれた宿命なのか
 そんなとこはわからないんですけど……。

Gumbah : そういえば、
 先代のラオグリム様もそうですよね?
 北方の調査隊に参加して行方不明……。

Gumbah : そんな宿命に
 立ち向かうなんて大変だなあ!!
 ボクにはとてもできないなあ……。

Povall : どういうこと!!
 そんなこと聞いてないよ!?
 ボクはただ言うこと聞けばおいしいものが…って!

Gabbot : バカ野郎!!
 何をそんな言葉にのせられて……。

Povall : ボクは知らないからね!

※ Povall、駆け出す。

Gabbot : あっ、待てよ!!

Iron Eater : 早急に立ち去れ。
 二度とバストゥークの地を踏むな、
 もし戻ってくるようなことがあれば……。

Gabbot : ……わかったよ。
 こんなに簡単にだまされるなんて
 思ってなかっただけなんだ……。

Iron Eater : この斧の錆になりたいか?

Gabbot : !!
 し、失礼しましたー!

※ Gabbot、逃げ出す。

Gumbah : もうちょっと
 張り合いがあると思ったけどなあ……。

Iron Eater : 珍しいな、おまえが
 そこまでムキになるなんて……。

Gumbah : ムキになってなんか……。
 でも、アイツ、ウェライの行方を捜すこと…
 必要ないって言った。

Gumbah : あんな奴の口から、
 ウェライの名前が出るなんてこと自体、
 耐えられないから。

Iron Eater : グンバ…。


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