でてこいヘンリー

Last-modified: 2019-07-26 (金) 05:13:32

よーし、レールを取ってしまえ!ヘンリー、好きなようにするんだな!
でてこいヘンリー

日本版タイトルでてこいヘンリー
英語版タイトルThe Sad Story of Henry/Come Out, Henry!
脚本ウィルバート・オードリー?
放送日1984年10月16日(英国)
1987年4月8日(オーストラリア)
1989年2月5日(米国)
1990年4月17日(日本)
1993年6月2日(ジョージ・カーリン版米国)
1998年2月23日(ドイツ)
2008年1月2日(ハンガリー)
この話の主役ヘンリー
登場キャラクターAヘンリーエドワードゴードン
(リメイク版のみ:トーマス
登場キャラクターBトーマスジェームス
登場
キャラクター
(原作のみ)
赤い機関車B?
登場人物Aトップハム・ハット卿トップハム・ハット卿の付き人?ヘンリーの機関士乗客?
登場人物Bヘンリーの車掌?エドワードの機関士エドワードの機関助手
登場人物Cヘンリーの機関助手トップハム・ハット卿の付き人?ジェームスの機関士トーマスの機関士トーマスの機関助手エドワードの機関士エドワードの機関助手
登場人物D医者?(言及のみ)
登場スポットクロスビー湖?
ヘンリーのトンネル?
あらすじヘンリーは雨にぬれるのを嫌がり、トンネル?の中に引きこもってしまう。皆が何をしても彼は動こうとしないので、あきらめたトップハム・ハット卿はトンネルにレンガを積み上げ、ヘンリーを閉じ込めてしまう。
対応原作・第1巻『三だいの機関車』第3話『なさけないヘンリー』第4話『なかよしになった3だい』(冒頭のみ)
メモヘンリートップハム・ハット卿、初登場。
・コマ撮りが使用された最初のエピソード。
トーマスジェームスは台詞無し*1
第1シーズンで唯一の、雨の日の話。
・この話は次回の『ヘンリーだいかつやく』に続く。
・後にこのエピソードのワンシーンが、長編第7作?長編第10作でCGリメイクされる。しかし、長編第10作でリメイクされた際はヘンリーを押す役目がジェームスになっている。
・富士急ハイランドにあるトーマスランドの中の一つ、リニューアル版の『トーマスとパーシーのわくわくライド』でこのシーンが再現されていた*2
ジェームス第13シーズンで、トーマス第19シーズンでこのトンネル?引き?籠る?
に登場するメイビストップハム・ハット卿会話する?
・この話のトップハム・ハット卿の紹介シーンで英国版では最後辺りで「太っちょの局長と呼ばれている」と付け加えられている。
・ヘンリーを閉じ込めようとするトップハム・ハット卿の台詞は英国版では「...and leave you here for alway and always and always」だが、米国版では「...and leave you here until ready to come out of the tunnel」である。
・ナレーターの最後の台詞も英国版と米国版で異なる。*3
ヘンリーを引っ張るシーンをよく見ると子供も一緒に手伝っている。
・後にヘンリーはこの失態?ゴードンにからかわれる。
・原作では赤い機関車B?が登場する。
原作との相違点・原作ではヘンリーを押したのはジェームスとは別の赤い機関車B?である。
・原作ではヘンリートンネル?に閉じ込められた場面で終わっている。
ハット卿事件現場?に向かう際、人形劇ではジェームスに乗って来たが、原作絵本では列車に乗り合わせていた。
リメイク版との違い・人形劇では、突然押すことや引くことを「医者?に止められとるんだ」と語っているが、CGアニメではトップハム・ハット卿の付き人?ににらまれてから「医者?に止められている」旨の言動をした。
・ヘンリーは、原作と人形劇では怒り顔で乗客たちとにらみ合ってたが、CGアニメでは憂鬱そうな顔をしていて、終始無口で蒸気を吹き出すことはなかった*4
台詞ナレーター「今日は雨。ところが、雨を怖がる機関車がいた。彼は長い列車を引っ張ってトンネル?に入ると、キーッと体を軋ませて止まってしまった。そして、それっきり出て来なくなった。彼の名前は『ヘンリー』。」
ヘンリーの機関士「おーい、ヘンリー!出て来いったら!!」(初台詞)
ヘンリー「やーだよ!!雨に濡れると、僕の素敵なグリーンのボディや、赤いストライプがだめになっちゃうんだもーん!!」(初台詞)
ナレーター車掌?は声が枯れるほど笛を鳴らし、腕がもぎれるほど旗を振ったけど、ヘンリーは、じーっと蹲ったまま、蒸気を噴き出すだけだった。」
ヘンリー「大事なボディを、誰が台無しにするもんか!!」
・ナレーター「やがて、トップハム・ハット卿がやって来た。彼は、ソドー島のすべての機関車を取り仕切っている。」
トップハム・ハット卿「おっほん!君を引っ張り出すぞ!」(初台詞)
ヘンリー「やーだ!!」
ナレーターヘンリーは蒸気を吹きかけた。?ヘンリーを引っ張った。ハット卿は、見てるだけ。」
トップハム・ハット卿「引いて無理すると医者?に怒られるんでな。」
ナレーター「でも、ヘンリーはまだ出ようとしない。そこで、今度は後ろからヘンリーを押した。」
トップハム・ハット卿「そーれ、1、2の3!それ力いっぱーい!!」
ナレーター「ハット卿は、今度も手伝わない。」
トップハム・ハット卿「おっほん。医者が押す事も禁じてな。」
ナレーター人々?は、押して押して、押しまくった。」
ヘンリー「ふん!!絶対動くもんか!!」
ナレーター「ついに、トーマスが応援にやって来た。皆はヘンリーと言い争いの真っ最中。」
乗客?ヘンリー!雨は止んだぞ!」(初台詞)
ヘンリー「ああ!だけどまたすぐ降るさ。そしたら、僕の大事なボディ、どうなると思う?」
ナレータートーマスが近づく。トーマスは、力の限りヘンリーを押した。…だけど、ヘンリーはびくともしない。…ハット卿はとうとう、諦めた…。」
トップハム・ハット卿「よーし、レールを取ってしまえ!ヘンリー、好きなようにするんだな!」
・ヘンリー「ふふーんだ!!」
ナレーター「皆は古いレールを取り除くと、ヘンリーの前に煉瓦を積み上げ、壁を拵えて行った。他の機関車が、間違ってぶつからない様にする為だ。…今、ヘンリーに出来る事と言えば、側を通り過ぎていく列車を眺める事だけだった。」
ヘンリー「あ~あ…、つまんないなぁ…。僕の素敵なボディ、誰にも見せられないなんて…。」
ナレーター「時々、エドワードやゴードンが通過して行った。」
エドワード「こんにちわぁ~!」
ゴードン「へっ、いい気味だ!!」
ナレーターヘンリーは返事をする事も出来ない。釜の火がすっかり消えているからだ。彼の自慢のグリーンのボディーや赤いストライプは、トンネルの煤や泥ですっかり汚れてしまった、いつまで、ヘンリーはトンネルにいるんだろう。いつになったら、雨を恐がらずにまた、旅に出られるんだろう…。」
英国CVナレーター:リンゴ・スター?
米国CVナレーター:リンゴ・スター?/ジョージ・カーリン?
日本CVナレーター:森本レオ?
ヘンリー:堀川りょう
エドワード:高戸靖広
ゴードン:内海賢二?
トップハム・ハット卿:宮内幸平?
ヘンリーの機関士:田中亮一
乗客?:里内信夫
シリーズ前回エドワードのおてがら
シリーズ次回ヘンリーだいかつやく
原作前回エドワードとゴードン
原作次回なかよしになった三だい
参照画像でてこいヘンリー/未公開シーン
でてこいヘンリー/リメイク画像

*1 しかも顔すらハッキリ見せていない。
*2 『トーマスとパーシーのわくわくライド』は後にリニューアルが行われ、このシーンが再現されていた場所は現在『トンネルのなかのかいぶつ?』の配置に変えられている。
*3 英国版では「彼はまた列車を引けるかなぁと疑問に思っていた。でも、それは自業自得だよね。どう思う?」であるが、米国版や日本語版では「いつまで、ヘンリーはトンネルにいるんだろう。いつになったら、雨を恐がらずにまた、旅に出られるんだろう」になっている。
*4 長編第7作での回想は除く。