T-80B

Last-modified: 2024-05-14 (火) 12:17:12

目次

公式解説はコチラ↓
https://gunnerheatpc.com/news/articles/gunnery-guide-t-80b

概要

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T-80Bは、ソビエト連邦にて開発されたMBTである。
この戦車を一言で表すなら「待ち望んだソ連最強車両」である

  • 105mmAPFSDSをものともせず受け止める複合装甲
  • 125mm滑腔砲から放たれる高初速・大威力の「3BM32 APFSDS」
  • 偏差修正機能が付いたソ連戦車最高峰の照準器
  • ガスタービンエンジンから来る優秀な後退速度
    などによりM1エイブラムスと正面からガチンコ勝負ができる性能になった。
    また、ソ連戦車の代名詞、弾薬庫誘爆への対策も徹底されており、車体に載せられた予備弾はすべて湿式弾薬庫に収められ誘爆を防ぐ。
    冷戦期ソ連の集大成とも言えるこの車両は誰にも止めることはできない!

アップデートで新たにコブラ対戦車ミサイルが追加され、遠距離からミサイル攻撃が可能となった。

装甲

武装射撃部位貫通距離(m)
M833 APFSDS砲塔複合装甲540m
車体複合装甲1000m
M456 HEAT-FS砲塔複合装甲貫通不可
車体複合装甲貫通不可
BGM-71A TOW砲塔複合装甲貫通不可
車体複合装甲貫通不可

拘束セラミック式の採用により、T-64を凌いだソ連最高峰の装甲防御力を獲得している。
砲塔の複合装甲部に命中すればあらゆる砲弾を弾き返してくれる。
しかし、車体装甲は1000mほどでも105mmAPFSDSに貫通され、全車共通の弱点である主砲基部と車体下部は複合装甲がない。
特に車体下部は食らうと一撃爆散しやすいので、極力隠そう。
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↑T-80Bの内部構造
T-80Bは典型的なソ連式のモジュール配置ではあるが、車体燃料タンクが湿式弾薬庫を兼ねており、効果のほどは微妙だが弾薬庫誘爆に対する対策がなされている。

砲手の視界

照準器も文句なしのソ連最強格の性能となっている。

測距装置

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この照準器では唯一無二の無段階ズーム機能が装備されている。
これにより、砲手は自分に取って扱いやすい倍率を設定できるようになった。
T-80Bの照準器は自動仰俯角設定式と従来のレティクルスライド式とを併用することができるようになっている。
レーザーで距離を測れば自動で仰俯角を設定し、手動調整すれば横棒がスライドする。
照準距離表示も従来のホイール式から数字による表記となっている。
それに伴い、装填済みかを示すランプと弾種を示す文字が追加されている。
更に、偏差修正機能も完備されている。
仕組みは、1秒間目標に合わせ続けると照準器はそのまま、自動で主砲が偏差を取るというレティクルがズレるM1エイブラムスより一段優秀なもの。
そのため、砲手は基本的に目標を正面に入れてスイッチするだけで撃てる。

デルタD

もちろんこの車両にも恒例のデルタDが付いている。
躍進射撃する際とても便利なので、ぜひ使っていきたい。

姿勢制御

もちろんスタビライザー装備で非の打ち所がない。
さすがにエイブラムスには少し劣るが…

ナイトサイト

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↑パッシブとアクティブの比較
T-80Bのナイトサイトは通常のサイトとはリンクしていないため、レーザー測距をすることはできず手動で調整する必要がある。
しかし、適度な月明かりがあればスポットライトを使わずにある程度照準ができるようになった。
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メインサイトは他のソ連戦車と同じように「i」キーで色を変えることができる。
コチラで照準できるならコチラの方が便利だ。

弾薬と自動装填装置

T-64の発展型であるため、6ETs40「MZ」カルーセル式自動装填装置を用いる。
T-72のものに比べて、若干装填速度が早いが大差はない。
そして、弾薬配置上少し弾薬に被弾する確率は高くなっている。
しかし、それ以上にソ連戦車初の湿式弾薬庫採用により弾薬庫誘爆しにくくなっている。

弾薬は、T-64Aと同じく最新型のソ連製弾薬「3BM32」が搭載されており、M1エイブラムスの砲塔を約1000mでブチ抜くことが可能となっている。
HEAT弾もいつものように優秀で、特に高度なFCSが実装されたT-80Bにおいては、複合装甲を持たないM60戦車に対して遠距離から必殺の一撃を配達することができるようになった。
最も、弾数は少ないので大事に使用すべきである。

9K112 コブラ対戦車ミサイル

9M112 コブラは誘導ミサイルであり、従来のミサイル発射管ではなく戦車砲から装填および発射されるため、砲発射対戦車誘導ミサイル (GLATGM) として指定されています。このミサイルは飛行中に射手の照準点を追跡し、照準点に合わせようとするよう無線制御されており、半自動指令照準線一致(SACLOS)ミサイルとなっている。

GHPC の以前のミサイルとは異なり、コブラGLATGM には射撃管制システムの設定に基づいた複数の飛行モードがあります。ミサイルの飛行モードを設定する主な方法は、レーザー距離計を使用するか手動で調整するかによって、FCS の射程設定を調整することです。照準器が自動モードか手動モードかに関係なく、ミサイルは常に中心点 (山形レティクルの先端) を追跡することに注意してください。

飛行モードは、発射時に射撃管制システムに設定されている射程によって異なります。

1920~4000メートル:エレベーテッド/ロフトモード。ミサイルは短時間の制御ロックアウトを経て、高い角度で発射されます。ロックアウトが終了し、SACLOS 誘導が開始されると、目標までの距離がわずかになるまで、飛行経路は砲手の照準線より 3 ~ 5 メートル上になります。その後、ミサイルは目標に衝突するまで 照準点に落下します。
1000 ~ 1920 メートル: 通常モード。ミサイルは短時間の制御ロックアウトを経て、高い角度で発射されます。
ロックアウトが終了し、SACLOS 誘導が開始されると、ミサイルは残りの飛行時間にわたって即座に照準点に降下します。
0~1000メートル:ダイレクト/緊急モード。ミサイルは余分な高度を上げることなく、短いロックアウトで発射されます。SACLOS ガイダンスは、余分な高さやその他の逸脱を伴わずに開始されます。このモードは、ミサイルがすでに装填されている場合の近距離交戦のフォールバックとして意図されていますが、ヘリコプターなどの扱いにくい目標と交戦するために(FCS 射程をゼロにリセットすることによって)強制することもできます。

結論

T-80Bは、名実ともにソ連最強の戦車として君臨できるスペックを秘めている。
しかし、無敵の戦車など存在せず、弱点もある。
故に、基本的な立ち回りを徹底し、NATO車両を血祭りにあげてやろう。