プロフィール 
名前：アヤメ
性別：メス
種類：コツメカワウソ
生年月日：2008年2月
命日：2023年9月5日（享年15歳7ヵ月）
出生施設：ドイツ
移動：ドイツ→浜松市動物園→海遊館
ペア：ゴボウ（海遊館）
子供：ワラビ（ニフレル）?、スイカ（海遊館）、ツクシ（長崎バイオパーク）、コノハ
経歴
ドイツ生まれ。
2012年に浜松市動物園から"ブリーディングローン" という方法で借受、海遊館に来館。
（アヤメのかわりにコハク（浜松市動物園）が浜松市動物園へ）
香港からやってきたオスのヤット（海遊館）と繁殖を目指しペアリングを開始。
ヤット（海遊館）とペアを組んでいたが交尾にいたらず、ゴボウ（海遊館） と一緒したところ交尾を確認。
ゴボウ（海遊館） との間に5頭の子供が誕生。
海遊館では長い間ヤット（海遊館）と一緒にバックヤードで過ごしていたが、ヤット（海遊館）は2020年5月に死亡した。
2022年の春頃から腎臓の値が悪くなり一日に二回の補液（身体の体液を正常な状態にするために、水や電解質の補給、栄養の補給などをすること。）を行っていた。
何度か調子を崩すことはありましたが、その度に乗り越え、最近では腎機能低下による貧血はあるものの、血液検査の結果も比較的安定していました。
11月頃に腎臓にできた結石の膀胱への移動が確認されました。膀胱にある結石は本来なら手術をして摘出した方が安全なのですが、膀胱に落ちた結石のサイズが大きく、尿道には入らないだろうと考えられたこと、貧血に加え心肺機能が低下してきていたアヤメにはとてもリスクのある処置になることなどから、排尿確認をしながら経過を観察することにしました。
5日、腹部の張りがみられました。レントゲン検査をして今後の対応を検討していたところ、体調が悪化。
膀胱が破れてしまったため、夕方から急遽手術を行いました。術中、心拍や体温が安定しづらい状態ではありましたが、なんとか腹部の縫合が終わり、あとは目を覚ましてくれたらと願うばかりでした。
しかし、残念ながら覚醒には至りませんでした。
