2022年6月12日の日本ハム戦にて、波留敏夫(当時、中日ドラゴンズの一軍打撃コーチ*1)が飛ばした檄。目を覚ませ、目覚ませとも。
概要
中日は2021年終了時点で深刻な得点力不足に陥っていた(チーム得点が2年連続、チーム本塁打が3年連続のリーグ最下位)。2022年も不振は続き、同試合前の時点で平均得点はリーグ最下位の3.03。直近は2回の零封負けを含む5連敗と、深刻さを増していた。
試合は日本ハム先発の加藤貴之に4回まで3安打無得点に抑えられる。5回表の攻撃前の円陣にて波留が
「目ぇ覚ませもっとお前ら。いつまで甘えてやってんねん野球。その気でやらんかい、アホ!」
と声を荒らげて檄を飛ばす様子がテレビ中継で放映される。
動画
反応
プロ選手に対する精神論での対応は当時、賛否両論を呼んだ。
- 賛成・中立寄り
中日・立浪監督「波留がミーティングで気合を入れてくれた」 打てない打線に“目の色変えろ”(スポーツニッポン)
先発の柳を援護できない展開で、5回の攻撃前には波留コーチがベンチ前で厳しい言葉をかけて選手を鼓舞した。立浪監督は「投手が頑張っていて、最近、投手を見殺しにする試合が多いのでね。打てる打てないはあるけど、もっと目の色を変えて打席に立てと。そこの部分は一番大事なところ。波留がミーティングで気合を入れてくれた」と説明した。波留コーチの“アホウ発言”物議も「勘違いしないで」 中日OBが続々擁護するワケ(Full-Count)
中日・波留敏夫打撃コーチが試合中の円陣で選手に放った“猛ゲキ”が、SNS上で物議を醸した。鬼気迫る剣幕と強い言葉選びも相まって批判的な声も少なくない。ただ、現役時代に指導を受けていた中日OBたちは、続々と波留コーチを擁護。親身になって指導する“真の人間性”を理解してほしいと訴えている。
後に波留はシーズン終了後、中日を退団し、波留はオリックスへ育成チーフコーチとして移籍した。
しかし、中日の次のシーズンである2023年は5月の時点で開幕9戦中4完封負けや怠慢走塁などと試合内容の落ちぶれが凄まじく、追い打ちをかけるように8月以降からは令和の米騒動や空気最悪な近藤の晒し投げなどと大崩壊。
一方の波留は移籍先で育成チーフコーチとして成果を出したり、リーグ3連覇に貢献した事もあってか、『今となっては怒って当たり前』『先に波留が叱る事によって立浪監督の溜飲を下げていたのでは?』などと、『波留無能説』も含めて否定派は皆無となっている。
関連項目
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