- 2018年の開幕前に流れたスカパー!プロ野球によるキャッチコピーCMの中日ドラゴンズ版。
- 1.より転じて、主に2022年以降の中日ドラゴンズ(立浪和義政権)における数々の珍現象の話題で溢れている近年のなんGの実情を表す言葉。
1.の概要
衛星放送のプロ野球中継を特集した「スカパー!プロ野球」は毎年宣伝キャッチコピーを設定しており、2018年は「想像してみよう」が使われていた。
その一環でTwitterにも12球団別の宣伝動画が登場。各チームの見所を2つ挙げ、最後に「想像してみよう、あなたが○○(チーム名)で満たされる毎日。」と畳み掛ける構成となっていた。
2.の概要
中日ドラゴンズは2010年代以降11年連続でCS進出を逃す*1など長く不振に苦しんでいるが、成績に反してなんG内での注目度は(お笑い球団として)年々上昇を続けていた。
以前にも球団のシブチンな体質や度し難い采配により話題を集めていたものの、2021年オフに球団のレジェンド・立浪和義が監督に就任すると注目度が急上昇し、2022年から大量のネタを供給したことでなんGにはいつでも何かしら中日の話題が溢れるようになってしまった。
翌2023年も開幕直後から最下位に転落し、チームが低迷し続けるも成績に関係なく(主にネガディブな)話題が提供され続けた結果、いつなんGを覗いても中日関連スレが何かしら立っているようになってしまい、このようななんGの現状を的確に言い表す言葉として「あなたがドラゴンズで満たされる毎日。」が使われるようになった。
また、あまりに話題性の強いネタが出ると「満たされてる」といった表現も用いられる。
何故2023年に流行ったのか?
2023年の低迷する中日を示した言葉として広まっている言葉だが、冒頭にある通り、この言葉はもともと2018年の開幕前に現れたものである。なぜ5年も経過した2023年になってこのフレーズが引っ張り出されたのかについては詳細不明。X(Twitter)などなんJ外での流行が輸入された可能性もある。
なお、本記事の初稿も「中日ドラゴンズ公式によるキャッチコピー」という誤った記述がされてしまっていた。
ドラゴンズに満たされた日々の実例
2022年シーズン
初年度である2022年シーズンから、打つ方はなんとかしますや戦う顔などを始め多くのネタを量産した。
- 監督就任会見で発した意気込みとはかけ離れた低調な打撃成績
- 高橋周平を本人も8年ぶりのショート起用*2
- 中村紀洋一軍打撃コーチが二軍打撃コーチへ謎の配置換え
- その理由と目され、かつチームの打撃不振を招いたとされる元凶
- 当時の球団ワーストを更新する二軍13連敗
- 大野雄大が10回2死まで完全試合も、援護無しで未遂に終わる
- 波留打撃コーチ「目ぇ覚ませもっとお前ら。いつまで甘えてやってんねん野球。その気でやらんかい、アホ!」
- 京田陽太の二軍強制送還、立浪監督「戦う顔をしていないんで」
- 根尾昂のポジションを内外野にたらい回しした挙句、シーズン途中に投手コンバート
- この投手転向は根尾の指導にあたっていた荒木雅博内野守備走塁コーチ(当時)にすら相談なく行われていたことが明かされている。
- 「5位に終わるチームではない」というコメントを残し、本当に5位に終わらず最下位となる*3
これでもこの年のシーズン中までは、坂本勇人(巨人)の女性問題や阪神の矢野燿大監督が(ある意味)伝説を残したことなどもあり、中日だけがそこまで突出して悪目立ちすることはなかった。
シーズンオフ(2022-2023)
しかしこれはまだ始まりに過ぎず、オフには京田陽太ら中堅選手の放出やジャリエル・ロドリゲス*4の亡命などでネタを量産し、なんGは連日連夜に渡り中日スレが立ち続ける事態に陥る。
- 平田良介が引退勧告を蹴って退団、それを受けて開かれた会見にて平田が引退セレモニーの実施や規模感を巡って球団と揉めていたことを示唆*5
- アリエル・マルティネスが自身の希望で退団*7して日本ハムに移籍、翌年の交流戦で痛烈な恩返しを喰らう*8
- 大島洋平の「もう一人くらい打つ人が欲しい」発言と、その後の編成部の動向(後述)
- 波留敏夫打撃コーチの退団*9と、それに代わる指導者としての和田一浩入閣*10
- 58試合も出場した三ツ俣大樹に戦力外通告*11 した後に、二遊間のレギュラーであった阿部寿樹*12と京田陽太の双方をトレードで放出、しかもチーム課題が『貧打』にもかかわらずトレード相手がいずれも投手*13*14
- 京田トレード時、立浪監督が「お前、変わらんかったな」と言い放つ
- 現役ドラフトでDeNAに指名され移籍が決定した笠原祥太郎が退団に際し「光栄に思いますし嬉しい」とコメント*15
- 同オフに退団・引退していた滝野要が「月曜から夜ふかし」の取材を受け、立浪監督から受けた説教とそれに対する感想が書かれた手帳を公共電波で晒す*16
- キャンプ前のミーティングで選手会長の柳が弱いドラゴンズを終わりにしようと鼓舞する
- バンテリンドームの球場飯のチキンがジョブチューンの球場飯総選挙で一位になる。
- 大学入学共通テスト・英語の問題に"Dark Dragons"というワードが登場*17
- 2023年3月に開催したWBCにて全勝優勝した侍ジャパンに強化試合で唯一黒星を付ける*18
- ルーキーの田中幹也と村松開人*19が開幕前に揃って故障離脱*20となり、世代交代を目論んだ前述のトレードが完全に裏目となる
- 翌2023年シーズン開幕直前に中継ぎエースであるジャリエル・ロドリゲスがキューバから亡命*21
2023年シーズン
- 小笠原の145球*22
- エース・大野雄大が初登板で自責点0敗戦投手*23→直後に左肘クリーニング手術で離脱、以降今季の一軍登板なし
- 中日、いいところなし
- 開幕9戦目にしてコーチとファンが喧嘩*24
- 二軍の壊滅的投壊で開幕早々に昨年以来の球団ワーストとなる14連敗を記録しその後もウエスタン最下位を独走*25
- 内野手不足と崩壊した内野守備*26
- 二軍は内野手のやりくりに困窮した挙句本職捕手の味谷大誠や加藤匠馬が一塁や三塁で出場する事態に
- 不可解なダヤン・ビシエドの二軍降格とその顛末
- 申告敬遠で満塁の後、四球で押し出しサヨナラ負け*27
- 「亡命、ダメ、ゼッタイ」と書かれたケーキをライデル・マルティネスへプレゼント*28
- 交流戦で日本ハムに2年越しの6連敗
- 初戦、フォースボークを決められ立浪監督がゴミ箱を蹴飛ばす(キックボス事件)
- 2戦目、前年に中日から移籍したアリエル・マルティネスに逆転3ランを打たれる*29
- 3戦目は目立った事態はなかったが、結局日ハムの3連勝で終わる。*30
- 疑惑付きの連続トレード*31
- 「山浅、水分取るなよ!」*32
- 柳裕也が9回までノーヒットノーランペースの投球を披露するも援護無しで降板*33
- 「こんにちは、おバカさん」*34
- 「おう、たわけ」「なんや、ボンクラ」*35
- 令和の米騒動
- 近藤の62球
- 脱浪の乱
- 「篤史はなにやってんねん!」*36
- 9月以降の度重なる継投采配(ガトリング継投)
- 小笠原慎之介・柳裕也・高橋宏斗・涌井秀章の『11敗カルテット』誕生*37
- 被安打12、7失点で完封負け*38の惨敗を喫した直後に立浪監督の来季続投*39が発表される
- 監督続投発表の翌日深夜、小笠原慎之介が意味深なポスト(ツイート)、のち削除*40
- 大本営が「ミスタードラゴンズの看板を下ろすべき」と怒りのお気持ち表明
- 根尾昂が初昇格即先発で7回途中自責点0と好投するも、6点差を追いつかれ白星が消滅。
- 最下位脱出をかけた8連戦初戦*41に、
・3点リードの場面から選手交代の通告漏れ*42
・ルーキー松山を打席に立たせた上で回跨ぎさせサヨナラ負け*43
とネタを連発し同日にパ・リーグ優勝を決めたオリックスがなんGの空気と化す - 龍空が初球から衝撃のカット打法を試み、和田コーチは擁護、立浪監督は称賛。
- Bクラスが確定しているのにも関わらず最多安打争いをしている岡林勇希にバント。岡林は最終的に1安打差で最多安打を逃す
- 柳裕也の驚異的なムエンゴ*44
- 監督がその日の先発の成績を忘れる*45
- ロドリゲスに続きペドロ・レビーラが亡命*46
- ロゴパクリ騒動*47
- 産業軍時代の1944年以来79年ぶりに最大連勝数が3でシーズン終了*48
- 二軍がウエスタン・リーグの借金を丸抱え*49
- 現行の12球団となった2005年以降で初の記録、日本プロ野球全体で見ても49年ぶりとなるシーズン400得点未満(390得点)でフィニッシュ*50
- ヤクルトの逆噴射で最下位を一時脱するも、最後の最後で最下位に転落し、球団史上初の2年連続最下位が確定*51
中には真偽不明なものもいくつかあるのだが、当初は単なる飛ばし記事だと思われた前述の令和の米騒動にソースが追いついてきたこともあって「今の中日ならそれくらいやりかねない」という認識がなんG内で蔓延っているため、多少飛ばし臭い記事でも基本的には事実として扱われる。
それに加えて、球団が話題を提供しなくとも以下のような話題が球団外から提供されている。
- 赤味噌氏の大ブレイク*52
- 中日OBの権藤博に「弱い。弱い。立浪は弱い。弱い」と涙ながらに言い切られてしまう*53
- 「日本語を勉強している」カメルーン人『Kongbo』氏が、米騒動をきっかけに中日ネタを学習*54して定期的に中日ネタの動画をYouTube*55へ投稿
- 漫画『竜送りのイサギ』にて「…タツナミの奴、なんで竜を殺したんだ?」、「タツナミが壊した」というセリフが登場
シーズンオフ(2023~2024)
- シーズン終了翌日の大島オーナーへのシーズン報告で立浪監督が「選手をやる気にさせられなかった」と発言
- 大本営の中日スポーツが今シーズンの不振の原因や問題点の分析をする「検証!!屈辱竜」という連載を掲載
- フェニックスリーグに本職の外野手を2人*56*57しか連れて行っていないことが判明*58
- 鵜飼航丞をドミニカンリーグに派遣するも、開幕ロースターに名前が載らず帰国させられ、今度は台湾のウインターリーグに派遣
- フェニックスリーグで10安打5四死球も僅か2得点しか取れず、独立リーグ選抜に6-2で敗北
- 監督批判記事を書いた記者に選手たちがこっそりガッツポーズ、と報じられる*60
- 元々先発を務めていた上田洸太朗に対し、立浪監督が「先発でも行けるなぁ」と発言*61
- 古田敦也や鳥谷敬らに立浪監督の「割れ」指導がイジられる*62
- 同年のドラフト会議では同年最強外野手の度会隆輝(JX-ENEOS)の指名を公言も、公言しただけで野球ファンが阿鼻叫喚、ドラフト前から「度会重複」「指名拒否」、挙句の果てには「球界の損失」がSNSでトレンド入りする
- その度会は敢え無く競合で外し*63、外れ1位で指名した草加勝(亜細亜大)はロッテとの競合の末にくじを当て獲得したが、交渉権確定後に立浪監督は壇上でインタビューを待つも、外れ1位はインタビューの対象でないため、司会者から「お下がり下さい」と告げられる
- 開幕早々負傷離脱し、今季の1軍の惨劇を蚊帳の外から見ていた大野雄大が契約更改の席にて「このままでは勝てない。選手が1番やらないといけない。球団もそうだし、監督、コーチ、みんなが変わらないと」と25分間にわたってお気持ち表明*64
- 立浪監督が阪神の四球査定を参考にした特別査定の導入を球団に提案しようとするも中身が四球数の評価から得点圏での貢献にすり替わる(その後若狭アナが球団関係者に取材をし、自身のラジオ番組で「もともと四球と安打の査定価値が一緒である」ことが言及された)
- 下記に示されている「タッチ」の替え歌「タッツ」について、選手らが視聴していたという様子が「週刊文春」によって暴露される
- 里崎智也も、自身のYouTubeチャンネルで「タッツ」を熱唱する
- 今年自身初の10勝を達成した山崎伊織(巨人)が10勝目を懸けた登板をいつにするかを投手コーチに相談され、「中日戦がいいです」とお願いしていたことをオフに番組で暴露*65
- トレード移籍してきた宇佐見真吾に対し「芸能人が嫁のやつなんか要らん」と立浪監督が発言していたとされる記事が出され*66、そこから年を跨がないうちに宇佐見真吾と高城れにが離婚し「立浪のせい」がトレンド入り
- 片岡篤史のYouTubeチャンネルで「片岡や中日に向けられたアンチコメをスタッフが集めて片岡に直接見せる」という動画が公開。「立浪と共に名古屋湾に沈めてやりたい」とのコメントに片岡が銃声音で返す。「篤史はなにやってんねん!」の件にも言及
- 1月21日にフジテレビ系で放送された「ジャンクSPORTS」でトーク・ネタを量産しジャンクSPORTS大賞に輝く
- ファンの子供たちから勝てなかった理由について「監督の采配」「ピッチャーの交代が良くない」「ピッチャーが抑えても打点や得点力が足りない」「ごはんをがっつり食べ素振りも1万回くらい必要」等と扱き下ろされる
- 同番組で、小笠原慎之介がパワーワード連発*67
- ドラフト1位・草加勝がキャンプイン前に今季絶望になる*68
- その後、キャンプ中には森博人・川上理偉*69の両選手が共に右肘尺側側副靭帯損傷。靭帯損傷による戦線離脱が3人に
- 2月17日の練習試合(対DeNA)にて後藤駿太がDH起用され、これを先述の「赤味噌」氏が批判、雑音騒動の引き金となる
- 鳴尾浜の試合に先発登板した垣越建伸が最速でも124km/hというとてもプロの投手とは思えない球速を記録*70
- 4日後の同カードでは二塁手の村松開人がイレギュラーバウンドの打球処理中に負傷、その際のDeNAベンチの掛け声を一部の中日ファンが勘違いして批判し、球界関係者に訂正させる騒ぎを起こす。
- オープン戦に優勝する*71
2024年シーズン
- 1回裏、1アウトでリクエストを使い切る*72
- 中日700日ぶりの貯金2生活開始*73
- 中日33イニング連続無失点を続け12年ぶりの3試合連続完封勝利、同カードの場合は14年ぶり
- 実にチーム8年ぶりの単独首位に一時的に立つ
- 13試合連続本塁打なしを68年ぶりに記録*74
関連項目
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