2023年(令和5年)8月23日に夕刊フジが「中日ドラゴンズ・立浪和義監督が、同年8月3日の試合前の食事会場にて選手が白米を食べることを突如禁止した」という記事を出したことに端を発した、一連の騒動のこと。
名前の由来は、1918年(大正7年)の米の価格高騰が招いた大正の米騒動、1993年(平成5年)の記録的冷夏による米の大不作がもたらした平成の米騒動にちなむ。
なお、実際に米が禁止になったわけではない(後述)。
概要
きっかけは2023年8月3日(阪神戦、バンテリンドーム)の試合前に遡る。
この日、突如立浪監督によるトップダウンでケータリングから炊飯器による白米(いわゆるどんぶり飯)の提供が消失。多くの日本人が慣れ親しむ主食を突然召し上げられることとなり、当然、不満に思う選手達だったが、立浪監督の鶴の一声での事態であることを知り絶句。
せめてもの心遣いなのか、メニューに残されていた小さなおにぎりや麺類など、とりあえずその他の料理で腹を満たし試合開始。
しかし当日の試合は敗戦。この事態にチームの絶対的守護神であるライデル・マルティネスが反旗を翻したところ、投手陣にはどんぶり飯を即日解禁された、と書かれている。
白米を没収した理由は、細川成也が夏場に入り調子が落ちてくるのを、立浪監督は「ご飯の食べ過ぎで動きが鈍くなったからだ」と解釈。細川へ白米断ちを命じると調子の改善が見られたことから、連敗中のチーム状態を改善させるべく、細川の好例*1をそのまま全選手に適用させたものとされる。
記事
中日・立浪監督、白米提供を禁止 〝令和の米騒動〟きっかけは細川成也 マルティネスは異議 64年ぶり敵地13連敗
球団史上初の2年連続最下位へまっしぐらの中日。22日の阪神戦(京セラ)もサヨナラ負けで1959年以来64年ぶりの敵地13連敗、借金も95年以来28年ぶりに「25」まで膨らんだ。選手たちに元気がないのは、今月初めに試合前の食事会場で勃発した「令和の米騒動」のせいかもしれない。立浪和義監督(54)が得意のトップダウンで突如、炊飯器を撤去し白米の提供を禁じたのだ。大物助っ人が異議を唱えて投手陣はすぐに制限が撤回されたものの、今季も12球団ワースト貧打の野手陣には身内からの〝兵糧攻め〟が続いている。 (山戸英州)
◇
体が資本のプロ野球選手。毎試合前にケータリングで中日の選手やチーム関係者に提供される食事は、管理栄養士の指導のもとバランスの良いメニューが用意され、これまでは炊飯器にたっぷりの白米に、日替わりの牛丼、カレーなどを合わせて好きなだけ食べることができた。ところが、今月3日の本拠地バンテリンドームでの阪神戦前、ベンチ裏にある食堂の入り口に「当面の間、白米を提供しません」との張り紙がされたという。
炊飯器は忽然と姿を消し、白米は小さなおにぎりのみ。何の前触れも、どこからの説明もないまま、紙切れ1枚で主食を召し上げられたナインは不満を爆発させたが、立浪監督の鶴の一声で決まったことと知り言葉を失った。きっかけはDeNAから現役ドラフトで加入した今季、開幕から打線の中軸として活躍してきた細川成也外野手(25)だという。
「細川が夏場に入り調子が落ちてくると、立浪監督は『ご飯の食べ過ぎで動きが鈍くなったからだ』と考え、改善策としてご飯の準備をやめさせた。そうしたら成績がまた上がってきたから、他の選手も…となった」とチーム関係者。しかし当然ながら、選手側には「全員に連帯責任を取らせるやり方はおかしい。食事の摂り方に問題がある選手だけ、制限をかければいい話ではないか」などと当惑が広がった。
騒動初日の竜ナインはとりあえず、小さなおにぎりを多めに頬張るか、麺類を大盛りにして空腹を満たし、グラウンドに出たものの阪神相手に2―5で敗れた。この事態に敢然と反旗を翻したのが、来日7年目のライデル・マルティネス投手(26)。「なぜ白米が提供されないのだ!」と強く訴えると、絶対的な守護神がヘソを曲げてはチームが立ちゆかないとの判断が働いたのか、わずか1日で投手陣にはどんぶり飯が復活。この朝令暮改のドタバタぶりが、いまだ制限が続く野手陣をなおさら苛立たせている。
ある選手は「この時代に白米がしっかり食べられないなんて夢にも思わなかった。しかも、同じチーム内で食べられる人とそうでない人がいる。もはや『令和の米騒動』ですよ」とあきれ顔。しかも2軍は全選手がどんぶり飯OKで、16日の巨人戦(バンテリン)前の円陣では、1軍に昇格したばかりの石垣が「今日食堂入ったとき、米なかったので。今日は米米CLUBではなくて、米なしCLUBで行きましょう」と苦情混じりに声出し。立浪監督が居合わせなかったせいか、ナインも「おお~」とあおり立てたり苦笑したりする一部始終は、球団公式ユーチューブに投稿された映像で確認できる。
中日では与田前監督時代も、高カロリーを理由にメニューからラーメンが外されるとナインから大ブーイングが起きた。チーム関係者は「あのときも与田さんに対して不満を持つ選手はかなり多かった。今回も遠征先の支援者に、こっそり弁当の差し入れを申し出る選手が多いと聞く。ただでさえ、監督と選手がうまくコミュニケーションが取れていないのに、もっとおかしな方向にいかなければいいけど…」とげんなり。
反応
栄養が選手のパフォーマンスに与える影響等の分析も発展した令和で現実に発生したとはとても考えられないような内容に、なんG内外を問わず大きな話題に。WBCやけつなあな確定以来のプロ野球発の大きなムーブメントとなった。
ただし信憑性は微妙で、「笑顔禁止等の厳しい指導をしている立浪ならやりかねない」という声もあった一方、飛ばしの多い発信元であることから中日の低迷に便乗したこたつ記事であるとする見方も多く、反応は様々だった。
しかし記事の発表直後、ソースと思わしきシーンがよりにもよって球団公式YouTube動画から発見される。
(※当該シーンは0:45~)
8月16日の巨人戦での円陣のシーンであり、発言者はこの日一軍昇格した野手の石垣雅海。だが、当初は「(記事の方が後なので)石垣の発言から捏造して記事を書いたのでは?」「その日はたまたま米を炊き忘れていただけなのでは?」などの説もあった。
しかし騒動後初のバンテリンドームでの試合となる25日、CBCラジオのワイド番組『ドラ魂キング』にて、同局アナウンサーで中日ファンからも馴染み深い若狭敬一氏が冒頭から騒動に言及。大手ラジオ局、それも大本営とも言える局からの情報により信憑性が更に上昇した。更に若狭アナが「とある情報筋によると、今日も(白米は)出てないみたいですよ」と発言したことにより*2、米が無かったのが偶然ではないことも明らかになった。
更に31日には週刊文春の記事にて、バンテリンドーム食堂内に掲示されたとされる「しばらくお米はありません!」という文言の張り紙の写真が公開された。
記事では立浪監督が現役時代、ベンチ裏で両手におにぎりを持ってほお張っているところを当時の星野仙一監督に目撃され、激怒した監督によりチーム全体に球場での米の提供がなくなり、しばらくはバナナなどだけになったエピソードを紹介。今回の米禁止令は立浪監督が星野監督のやり方を真似してのものなのではないかと指摘している。
経過
野球ファンを中心にこの事件が大きく知れ渡り、週刊誌が競って便乗記事を発表する中、9月12日にまたしても夕刊フジから以下の記事が発表される。
中日「令和の米騒動」終息せず 業者の〝おいしい発注ミス〟でカレーライス解禁も1日限り…打線沈黙で再び〝兵糧攻め〟
立浪和義監督(54)が就任2年目の今季もBクラスが確定した中日。先月初頭に勃発した「令和の米騒動」以来、野手への米飯の提供を制限しているが、1日だけ全ナインにカレーライスが振る舞われたことが分かった。
8月23日付本紙既報通り、中日では選手らに何の説明もないまま、同3日の試合前の食事会場から突如、米飯が入ったジャーを撤去。立浪監督の発案とされ、コンディション向上を意図したとみられるが、抑えのライデル・マルティネスの抗議により投手陣のみ翌日から提供が再開された。しかし、野手だけでなく試合に出ない球団フロントや裏方のスタッフまでなぜか、小さなおにぎり以外の米飯を禁じられたまま1カ月が経過。〝兵糧攻め〟への対抗策として、涙ぐましいまでの裏技も横行している。
「球団幹部がおにぎりを何個かどんぶりに入れ、その上に牛丼の〝アタマ〟を乗せて食べているのを見た。おにぎりを何個も食べていると監督に密告されかねないので、1個ずつロッカーに持ち込んでから味噌汁と一緒にまとめて食べる用心深い選手もいる」(ある選手)
食事制限の効果もなく打線は湿り続け、10日にはクライマックスシリーズ進出の可能性が完全消滅した。もはやライス解禁のタイミングを見失ったかのようにも映るが、「あのチャンスを生かしておけば…」とチーム関係者が悔やむのが、8月22日に起きた〝おいしい発注ミス〟事件だ。試合前の食事会場で前触れなく、全選手にカレーライスが提供されたのだ。
この日は阪神の主催試合で、高校野球のため本拠地の甲子園球場が使えず、京セラドーム大阪で開催。干天の慈雨のような施しは「普段と違う球場の初戦で(ケータリング業者に)監督の指示がちゃんと伝わってなかったようだ。翌日からまた投手陣のみの提供に戻った」。前出関係者はそう明かしつつ、「この世界は験を担ぐから、打線が爆発していれば『明日も野手にカレーライスを出そう』となったかもしれない」と指摘する。この日は阪神先発の西勇から3点を奪うも、7回以降は沈黙し延長10回サヨナラ負け。まさに絶好機を逃した野手陣は、翌日から再び主食を召し上げられることとなった。 (山戸英州)
- 選手ばかりか、裏方スタッフや球団幹部まで米を禁止されている
- 白米が提供されないのでおにぎりを複数個どんぶりに入れ自前で牛丼を作る
- おにぎりを何個も食べると密告されかねない
- カレーライスが振る舞われたのは慣れない球場での発注ミス
- 当日の試合でサヨナラ負けを喫したせいで再び米を召し上げられる
さらなる過激な内容から再び信憑性に疑義を呈する意見も多いものの、未だに米騒動が終息していないことへの驚き*3や内容の面白さでなんGは沸騰。平日の昼間かつスクリプト爆撃の中にも関わらずスレが何個も立ち続ける事態となった。
その後、とある阪神ファンのXアカウントが「中日の二軍戦*4で米を差し入れようとするファンが現れ、大野雄大が『ファームは米食べれるんで!』と返答した」と投稿。あくまで個人アカウントによる投稿ではあるが、二軍の選手*5にも米騒動が周知されていることが明らかになった。
関係者からの説明・反論
平田良介
2023年10月21日、メ~テレ社屋で開催された「ドデ祭」のステージイベント「イトダスポーツinドデ祭」にて、熱烈な竜党で知られるお笑い芸人・井戸田潤と昨シーズン限りで中日を退団・現役引退した平田がゲスト出演。「ハンバーグ争奪 じゃんけん大会」コーナーにて質問を受けた平田が経緯を語った。
- 細川成也と福永裕基の2人が試合の2時間前にバンテリンドーム内の食堂にて談笑しながら山盛りの白米を食べていたところ、偶然そこに立浪監督が来訪。「そんなに食って試合でしっかり動けるんか?」と聞かれた2人は「動けます」と返答。監督は「もしアカンかったら分かってるよな?」と発破を掛けた。
- 当日の試合で細川・福永は結果を残せず*6、監督の判断により翌日のバンテリンドームでは炊飯器が空のまま食堂に鎮座*7。選手が蓋を開けると白米は入っていなかった。
- ライデル・マルティネスがこれに憤り監督に抗議したところ、更に翌日になり投手陣にのみ白米の提供が復活。野手陣には白米の提供禁止が継続*8し、おにぎりの提供のみとなった。
「お米が全く食べられなくなったのではなく、ただそれが握ってあるお米かそうでないかの違いですよ」とフォローして話題を締め括った。
岡林勇希
2023年12月11日に日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院で行われたトークショーで岡林勇希は野球少年の母親から体を大きくするアドバイスを求められ、「とりあえずお米を食べればいいんじゃないですか。僕たちはそんなに多く食べられないですけど」と発言した。
さらに岡林は2024年1月7日に日本テレビ系で放送された「プロ野球 超ULTRA」で所属チームと代表チームの違いについて質問された際に「試合前に米が食べられる」と回答し、細川と福永が米の食べすぎだとして監督命令で米抜きになった後活躍したため選手全員が米抜きになったが、投手だけは試合まで時間があったため解禁されたと説明した。
立浪和義
2023年11月4日、山梨放送のラジオ「どこまでもプロ野球愛反省会2023」にて、「プロ野球ニュース」などで立浪と親交があったタレントの稲村亜美が、立浪に米騒動の真相を直撃していたことを明らかにした。
- スタメンの選手が試合の1時間前に丼メシを牛丼にして食べていたのを見て「それを食べたら体が動かないだろ」と注意したが、当該選手が止めなかったため、炊飯器を撤去することになった。
- 投手陣で食べたい人がいたのでスタメン以外は容認した。スタメンの野手にはおにぎりで我慢するように通達していた。
また稲村の補足によれば、「立浪自身は現役時代、試合前の食事をバナナ1本で済ませており、自身の成功例も踏まえて、選手が体が動かなくなるのを考慮して止めた。試合後は独身の選手が多いことに配慮した立浪の意向で食事が用意されており、『終わってから食え』という話だった。」とのこと。
2024年2月14日、スポーツニュースサイト「RONSPO」のインタビューに立浪が応じ、同年も炊飯器を置かないこと、選手自身で食の管理をできなければ強いチームにならないと語った。
大西崇之
2023年12月12日、東海ラジオ「Dra fes 4DAYS」に大西崇之(中日一軍守備走塁コーチ)がゲスト出演。
- ナイター試合の日は16時から17時の間に食事をとるが、ドラゴンズの食事はとても美味しく「そんなに食べるのか?」と思う機会が複数あったことが問題視された。
- 栄養士を交えて炊飯器の使用を制限することになったが、おにぎりは山盛りで置いてあるし、目的はあくまで試合前の食べ過ぎを防ぐコンディション管理にある。
- 試合後はしっかり米を食べさせており食堂は大盛況である。立浪監督の独断ではないし栄養士も連戦中1回は必ず来て管理している。
と、完全に白米の提供を止めたわけではないと主張した。
燃えよドラゴンズの替え歌
【立浪】中日ドラゴンズの米騒動、台湾なんG民にバカウケWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
0962 それでも動く名無し 2023/08/24(木) 09:41:17.90 ID:FA3HSw2/0
遠い夜空にこだまする
タッツの叫びを耳にして
中日球場*9詰めかけた
選手の米を取り上げる
いいぞ頑張れドラゴンズ
燃えよドラゴンズ
1番岡林 アワを食え
2番龍空はキビを食え
3番細川 ヒエを食え
4番宇佐見はイモを食え
いいぞ頑張れドラゴンズ
燃えよドラゴンズ
【中日】衝撃18失点で7連敗・・・8月中のV逸決定となれば異例の事態WMWMWMWMWMWMWMWMWMWMWMWMWMWM
0367 それでも動く名無し 2023/08/26(土) 09:51:38.97 ID:P/l5posma
(前略)5番木下 ムギを食え
6番カリステバナナ食え
7番鵜飼はマメを食え
8番村松 ゴマを食え
いいぞ頑張れドラゴンズ
燃えよドラゴンズ
この歌詞における打順は8月23日の阪神戦(京セラドーム)でのスタメン。この他「ライマル特別米を食え」となるバージョンもある。
派生した話題
中日関連
- 皮肉にも、開始日の8月3日のバンテリンドームは「飛騨牛だ!米だ!鮎だ!飛騨市デ―」のイベント開催日。飛騨市産コシヒカリが配られ、白米に飢えた選手達の目の前で、事情を知らない観客が試合観戦の傍ら悠々と美味しい白米を食す事態に。
- 記事掲載後初のホームゲームである8月25日のDeNA戦では近藤の62球を筆頭に投手陣が乱調で、ナゴヤドーム移転後ワーストとなる18失点の大敗を喫してしまう。
- 同球場では長打を打つたびにJAあいち経済連から「あいち米 愛ひとつぶ」1人分が贈呈されることになっていたが、結果としてこの試合ではDeNAは10人分、中日は2人分の米を獲得。主催の中日を上回る米を得たDeNAは「米スターズ」と呼ばれた*10。
- 同日、普段から寮でのメニューをXに投稿していたDeNA(当時)・加藤大は、名前こそ挙げずも近藤に同情の意を表した文面と共に、寿司の盛り合わせが入った寮の食事の写真を投稿。しかし、これをきっかけに中日の話題でお米の写真を投稿した事に関する謝罪表明に追い込まれてしまい、同情の声が上がった。
- また同日、球場販売の「選手プロデュースメニュー」のラインナップも更新。立浪監督プロデュースメニューがこれまで販売していた回鍋肉丼から、復活販売となるWチーズバーガーへと切り替わったため、騒動最中のタイミングということもあり注目が集まる事態となった。
- 中日では前年オフ以降、米に関連する(名前に「田」の字が入るなど)選手が数多く退団や登録名変更をしており、伏線回収であると言われてしまう。
- 8月27日にベルーナドームにて米米CLUBのリーダー・石井竜也がミニライブを開催。なんJでは「米が食えない球団だってあるんですよ!」「奇跡のようなタイミングやな」「野球の神様は粋な計らいをするな。」などとネタにされ、石井の名前「竜也」や、石井が着用していた衣装がブルーのジャケット*14だったのもネタにされた*15。
- この年のドラフト会議では中日がENEOS・度会隆輝の1位指名を公言していたが、度会は自身のインスタグラムに書いてあった好きな食べ物を「お寿司」から「刺身」に変更し、ドラフト会議で抽選の末DeNAが交渉権を獲得すると即座に「お寿司」に戻すという行動に出る。中日への配慮ではないかとネタにされた*16。
- 2023年シーズン終了後の12月11日、ドラゴンズの選手達が名古屋市内の病院を訪問し入院中の子供達と交流するイベントが開催された。イベント内のトークショーにて野球少年の母親から「子供の体を大きくするにはどうすればよいか」という質問を受け、岡林勇希が「とりあえずお米を食べればいいんじゃないですか。僕たちはそんなに多く食べられないですけど」と回答、場内は笑いに包まれた。
- 2023年ドラフト3位で指名された辻本倫太郎(仙台大・内野手)が母校・北海高校での教育実習後に生徒から「米食えないと思うけど立浪のもと頑張ってね♡」という寄せ書きを贈られる。
- 2024年4月23日にひたちなか市民球場で行われた巨人戦で試合前にひたちなか市長の大谷明から細川に米俵が贈呈される。
監督関連
- 騒動からしばらくして、選手時代の立浪が白米を食べるCMが発掘される。野球用品メーカー「SSK」のCM*17であった。セリフの「野球でやっと飯が食えるようになりました」が「野球で飯を食えなくさせました」などと揶揄された。
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- 立浪監督が現役時代よりフレーズとして使用してきた「氣」*18から米の字を抜いた「气」*19に注目が集まる。こちらも一部野球ファンからは伏線回収だとの声が上がり、「气ックボス」「气合いを入れろドラゴンズ」といった改変ネタが相次いだ。
廣岡達朗の意見
騒動発覚直後にネットニュースの取材を受け、部分的に立浪を支持する一方で、「監督が選手にきちんとした根拠を示した上で行うべき施策であり、決してその場の思いつきで実行してよいものではない」とコメントを残した。
なお廣岡は監督時代に玄米や自然食品が身体に良いと知り選手に玄米食を強要しており*20、西武監督時代には日ハム主催の試合で西武の選手が日ハム側の食堂を訪ねて「白飯を食べさせてください」と懇願したというエピソードがある。
余談
- 「令和の米騒動」というワード自体は、2020年11月12日に発売された和風アクションRPG『天穂のサクナヒメ』*21の発売時、品薄状態が続くほどの売り上げでフレーズとして使われていたのが初出。
- 中日の米騒動のちょうど1年後の2024年8月、米の需要増加に伴い供給不足が発生*22。メディアでも本当の意味で「令和の米騒動」が使われることとなった。その後「ユーキャン 新語・流行語大賞2024」で「令和の米騒動」がノミネートされたが、カテゴリーはこちらの時事ネタであり、案の定多くの野球ファンから「去年の流行語ではないのか?」とツッコミが殺到した。