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Last-modified: 2022-12-28 (水) 14:51:38

松井雅人(元中日→オリックス)の蔑称・別称。中日時代の極端な貧打から「もう名前も見たくない」と本名を伏せられ、頭文字表記が誕生した。
近年(特に移籍後)は蔑称としての意味合いが薄まり、愛称的に使われる場合も多い。


経歴

中日時代

入団~「松井雅人賞」誕生

松井は2009年ドラフトで中日から7位指名を受け入団。2013年から一軍出場を増やしたが、2016年まで打席数の多寡こそあれ4年連続で打率1割台を記録。「とにかく打てない捕手」として有名だった。特に2015年は4年間で最低の打率.135に終わった上に守備でもミスを連発。多数の蔑称を付けられ、松井雅人賞という不名誉な賞が誕生した。

2017年

同年は自己最多(当時)の87試合に出場。下記のエピソードが生まれた。

  • 4月20日の阪神戦(松井の当シーズン2試合目)にて1-1の7回裏、二死1塁の場面で松井は打席に立つ。走者の亀澤恭平が盗塁したのち、松井は敬遠気味の四球を受ける。後続の京田陽太がタイムリーを放ち勝ち越し。
    前年までの貧打が知れ渡る中で勝負を避けた金本知憲監督の采配*1になんJ民および解説者は苦言を呈した。
  • 上記敬遠の5日後に自身3年ぶりの本塁打を放つなど突如打撃が好転する。松井に加え金本の先見の明(?)が評価された。
  • 同年6月9日のオリックス戦ではクリス・マレーロが本塁打を放った際にホームベースの踏み忘れを指摘し、アウトにする*2鋭い観察眼も見せた。
    『のちの大記録*3へつながる!? 世紀の「踏み忘れ」』
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以降はチームの下降とともに打撃も低迷。最終的に「今までよりはマシ」レベルに収束した。


オリックス時代

2019年6月30日、トレードでオリックスへ移籍*4。前述のマレーロが同僚となる。
7月に山岡泰輔を二度の零封勝利に導くなど好リードを見せ、正捕手の若月健矢が攻守共に精彩を欠いていた*5事情から名誉生え抜き認定され、移籍選手で唯一『Buffaloesプレイヤーズカレッジパーカー』が作られるなど球団からも高い評価を受けた。

2020年は伏見寅威の台頭に伴い23試合の出場に留まる。9月3日のソフトバンク戦で好守を見せ、移籍後初(かつ最後)の本塁打である逆転3ランを放つなど活躍を見せるも、翌年以降はさらに出場機会が減少し2022年限りで戦力外通告を受け、現役を引退した。


打撃成績

年度所属打数安打打率打点本塁打
通算911175.192616
2010中日141.07100
2011113.27300
201220.00000
2013639.14330
201414225.17641
201513318.13570
201671.14300
201720846.221172
201821850.229222
2019中日
オリックス
6914.20340
2020オリックス368.22241
202170.00000
202210.00000


関連項目



Tag: オリックス 中日


*1 次打者の井領雅貴(代打)も打率.200ながら歩かされており、満塁策が裏目に出た形であった。
*2 36年ぶりに発生した出来事。記録は三塁打。バファローブルとのハイタッチに気を取られた事が原因と思われる。この出来事をきっかけに二人は男村田スレにデビューした。
*3 マレーロが同年9月29日に放った『NPB公式戦通算10万号本塁打』を指す。
*4 松井佑介と共に2対2のトレード。相手は松葉貴大・武田健吾。
*5 シーズン通算348打席、打率.178、本塁打1、打点21、OPS.460、捕逸3。