松井雅人賞

Last-modified: 2021-11-02 (火) 21:54:15

そこそこの出場機会があるにも関わらず、恐ろしい程に貧打な選手に与えられる不名誉な賞。MM賞とも。


概要

松井雅人(中日→オリックス)は、中日時代の2014年に打率.176(142-25)・1本・4打点、2015年に打率.135(133-18)・0本・7打点という凄惨な打撃成績を記録し、なんJ民が敬意を表し勝手に創設した。

受賞基準

  • 打率:.200未満、できれば.150未満が望ましい
  • OPS:.500未満、できれば.400未満が望ましい
  • 打席数:100以上が基本
  • 打点:15未満、できれば10未満が望ましい(100打席あたりで換算)
  • 本塁打:1本以下が基本(こちらも100打席あたりで換算)

ここまで極端に打てない選手は余程の理由がない限り二軍に落とされるため、特に打席数を稼ぐのが難しい。そのため、他のポジションに比べて替えが利かず、また守備負担の大きい捕手が多くノミネートされる傾向がある。


歴代受賞者

選手の所属球団は選考当時のもの。

第1回(2015年)

松井雅人(中日)
146打席・打率.135・0本・7打点・OPS.344

言うまでもなく本人。賞の制定経緯からして当然の結果ではあるが、打席数の多さや打率の低さなど自らの名を冠する賞に相応しい成績を残した。

第2回(2016年)

梅野隆太郎(阪神)
98打席・打率.135・0本・4打点・OPS.324

規定である100打席を満たしていないことから異議もあるが、残り2打席が安打としても打率.154(91-14)でダントツの成績となるため受賞。「認定松井雅人賞」とも言われる。

 

優秀賞

  • 高城俊人(DeNA)
    103打席・打率.163・0本・7打点・OPS.422
  • 脇谷亮太(巨人)
    115打席・打率.157・1本・7打点・OPS.433
    梅野が不適格であるとする場合は、2人のうちいずれかを2016年松井雅人賞とする声が強い。
     

2016年特別賞

  • ジェイミー・ロマック(DeNA)
    85打席・打率.113・0本・2打点・OPS.374
    打席が足りず選考対象外だったが、助っ人打者にも関わらず案外な成績を残した。開幕前のアレックス・ラミレス監督らの評価も高くインパクトがあったために「特別賞(外国人)」を贈られた。

2017年以降

2017年の松井雅人は244打席・打率.221・2本・17打点・OPS.597と捕手としては最低限の成績を残す。さらに、よりひどい打撃成績小林誠司(巨人)*1若月健矢(オリックス)*2らが目立ち始め、トドメに岡田幸文(ロッテ)*3が出現したことで、選考がされなくなってしまった。
そのため2017年以降はノミネート止まりに終わっているが参考に2017年以降の有力候補の成績を記載する。

2017年

  • 杉山翔大*4(中日)
    82打席・打率.091・0本・1打点・OPS.299
  • 岡大海(日本ハム)
    132打席・打率.169・0本・7打点・OPS.412
  • 伊志嶺翔大(ロッテ)
    117打席・打率.173・0本・4打点・OPS.441

2018年

  • 高山俊(阪神)
    134打席・打率.172・1本・14打点・OPS.436
  • 植田海(阪神)
    242打席・打率.188・0本・1打点・OPS.479
  • 石原慶幸(広島)
    107打席・打率.177・1本・7打点・OPS.442
  • 井野卓(ヤクルト)
    97打席・打率.144・0本・4打点・OPS.367

特に植田の打点が絶望的に少ないことや2年前の新人王の高山の低落ぶりが目を引く。

2019年

  • 髙田知季(ソフトバンク)
    125打席・打率.157・0本・10打点・OPS.350

この年は100打席以上で唯一のOPS3割台を記録したため、賞が存続していれば史上初となる選考無しでの受賞を果たしたであろう。

 

優秀賞

  • 堀内謙伍 (楽天)
    140打席・打率.156・0本・13打点・OPS.406
  • 若月健矢(オリックス)
    348打席・打率.178・1本・21打点*5・OPS.460

この年は全員打点が例年に比べやや多い。

2020年

  • 柿沼友哉(ロッテ)
    129打席・打率.160・0本・9打点・OPS.389

100打席立ってOPS3割台であり、前年の高田同様に選考無しでの受賞が確実視される。

  • 石井一成(日本ハム)
    104打席・打率.179・0本・3打点・OPS.444
  • 炭谷銀仁朗(巨人)
    100打席・打率.180・1本・7打点・OPS.482

参考記録

  • 中川圭太 (オリックス)
    144打席・打率.146・2本・13打点・OPS.403
    2本塁打を記録しており、なおかつ受賞対象者も他にいたため選考対象外だが、その他の条件は全て達成し、OPSは前述の石井未満。前年は交流戦首位打者を獲得するなど打撃好調だった所からの転落ぶりが目立つ。

2021年

9回打ち切り制のおかげか打低シーズンであり、近年にないほど激しい争いになった。高校時代に甲子園を沸かせた根尾や堂林、タイトルホルダーの金子などが名を連ねる。また、前年打点王の中田の急落ぶりも著しい。

  • 根尾昂(中日)
    188打席・打率.178・1本塁打・16打点・OPS.482
  • 金子侑司(西武)
    220打席・打率.192・0本塁打・9打点・OPS.480
  • 山本祐大(DeNA)
    111打席・打率.131・1本塁打・4打点・OPS.355 
  • 中島卓也(日本ハム)
    117打席・打率.189・0本塁打・1打点・OPS.461
    四球での出塁が多くノミネート者の中では比較的マシなほうだが、打点1が目を引く。
  • 石川亮(日本ハム)
    123打席・打率.185・0本塁打・7打点・OPS.418
  • 加藤匠馬(中日・ロッテ)
    123打席・打率.095・2本塁打・4打点・OPS.300
    本塁打が1本以下だったら文句無しの最有力候補。打率0割代を始めその他の成績は圧倒的。OPSは3割ちょうど*6、さらに打席数から四球と犠打を除くと105打数で52三振*7という異次元ぶり。

特別賞候補

  • 中田翔(日本ハム・巨人)
    256打席・打率.177・7本塁打・20打点・OPS.569(通算)106打席・打率.154・3本塁打・7打点・OPS.570(巨人時代のみ)
    前年からの凋落ぶりや素行問題、チームの大失速の戦犯である点が評価される。ちなみに得点圏打率は.056。
  • 小林誠司
    79打席・打率.093・1本塁打・3打点・OPS.277
    打席数がかなり不足しているがその成績は上述の加藤の下位互換。規定打席をクリアしていれば文句なしの受賞だったと言える。

参考までに、松井雅人本人のこの年の成績は打率.000(7-0)であり、出場試合数が僅か10試合と非常に少ないとはいえ賞創設者の貫禄を見せつけている。

受賞者のその後

2018年シーズンで、松井は256打席・打率.234・2本・22打点・OPS.633。梅野は455打席・打率.259・100安打・8本・47打点・OPS.724、さらに2019年4月9日のDeNA戦でサイクル安打を達成した他、2年連続でGG賞を獲得。
2人の受賞者がどちらも後に打撃成績を伸ばしたこと、さらに岡、若月も復調傾向にあること*8、植田もプロ初本塁打を放つなど実は縁起の良い賞なのではないかという説もある。
下がりようがないとか言ってはいけない。

関連項目


*1 443打席・打率.206・2本・27打点・OPS.542
*2 256打席・打率.202・1本・18打点・OPS.515
*3 40打席・打率.000・0本・0打点・OPS.132
*4 元同僚の松井雅に倣い「SS」と呼称されることも。
*5 規定である打点15未満を超えているが、打席数が規定の3倍以上あり、3分の1すると7になるため○
*6 しかも四捨五入しなければ.2999未満である。
*7 歴代6位の173三振でセ・パ通じての三振王だった佐藤輝明(阪神)よりも三振率は上。
*8 高山は2019年こそ復調傾向にあったものの、2020年以降は再び何事もなかったかのように大不振に陥り、2021年に至っては佐藤輝明島田海吏板山祐太郎らに遅れを取りずっと二軍暮らしである。