実際には外様(移籍選手)だが、生え抜きであるかのように扱われる選手のこと。対義語は名誉外様。
概要 
日本のプロ野球は選手の移籍が活発に行われないため、ファンも含めて主力選手の移籍に対してネガティブなイメージが先行しやすい。
そのため、ファンはプロ入りした球団から移籍しない選手を「生え抜き」「〇〇一筋」と称賛する一方、FAなどで移籍した選手を「金に釣られた」「恩を忘れた裏切り者」などと批判するケースが往々にして起きる*1。また、移籍した選手は「外様」として扱われ、年俸ないしは実績を元にノルマとも呼べる厳しい期待が掛けられる。
しかし、こうした移籍選手であってもファンのお眼鏡に適う貢献ができれば、生え抜きのごとく称賛される。これが名誉生え抜きである。
名誉生え抜きとされる要因の例は
- 移籍後に覚醒・復活する*2
- 選手会長・キャプテン・監督など生え抜きが選ばれやすいチームのまとめ役に就任する
- 球団主催のイベントにメイン役で参加する
- 子どもの頃にファンだった、本拠地と出身地が近い、ドラフトで競合した等、移籍前から現在の球団と縁があった
- 本人と現在の球団のファンとが互いに愛着を持っている
- (出戻りの場合は)球団の都合で放出されたが自ら望んで戻ってきた
など様々だが、決まったルールはなくファンの気分によって決まるので、評価が分かれる認定選手も多く存在する。