フジテレビアナウンサー・上中勇樹による、ダブルプレーの言い間違え。
概要
2016年にフジテレビに入社した上中はもともとスポーツ実況志望であったこともあり、入社当時からBSフジやCS・フジテレビONEにてスポーツ中継の実況を担当していた。しかし選手名や用語の言い間違えも多く、その勉強不足ぶりはしばしばネット上で槍玉に上がっていた。
2020年7月4日 東京ヤクルトvs横浜DeNA(神宮)
入社5年目の上中はこの日、フジテレビONEでの中継で実況を担当するものの、基本的な野球用語を知らないことに起因する、あまりにも稚拙な言い間違いを連発。解説の大矢明彦に終始フォローを入れられる始末となる。
この試合が当日のセ・リーグ唯一のナイターだったことに加え、中継はネット配信のDAZNでも流されたため、上中は多くのなんJ民の前で醜態を晒す事となった。
上中「ダブルアウトになりました」
大矢「いいダブルプレーですね」
上中「抜けたボールが西田のヘルメットをかすめて行きました」
大矢「いやこれヘルメットの上だよ」
(3ボール1ストライクからの投球で)
上中「これは空振りの三振!」
大矢「いや、まだまだ」
上中「ここで最高の形はゲッツーというところでしょうか」
大矢「2アウトだから打ち取ればいいです」
上中「ランナーが口元を隠しながらコーチと話をしてます。密になるからのケアでしょうか*4」
上中「バントが切れていますね」
大矢「スクイズですね」
上中「(スクイズ・・・?)」
上中「あとアウト1点*5でスワローズ勝利」
(リードしているヤクルトが1点を取り)
上中「ヤクルト1点返しました」*6
(クリーンヒットで余裕を持って一塁に到達した走者に対して)
上中「一塁を陥れました*7」
解説の大矢は寛大に訂正・対応しつつ試合を進行したが、相手次第では試合そっちのけで公開説教を喰らってもなんら不思議ではないお粗末な間違いを連発。
そもそも野球中継を見たことがあるのか本気で疑われるレベルの失態はネットメディアでも取り上げられ、NEWSポストセブンの取材では関係者の発言として「新人でもないのにさすがにもう許されない。局は今後、実況からは外す方針です」の予告通り野球実況から外される結果となってしまった*9。
なんJにおいてはこの「迷言」がネタにされ、特に使い勝手の良さからダブルプレーをあえて「ダブルアウト」と呼ぶことがしばしば見られるようになっている。
その後
この件で上中は野球中継から外される事になったが、ゴルフやバレーボール等の他スポーツの実況は難なくこなしており、
2023年には競馬中継においてG1レースの実況も任されるようになった。
後に上中本人も野球の造詣はなかった旨を認めている。