うたわれるもの 偽りの仮面

Last-modified: 2016-11-17 (木) 11:48:39

うたわれるもの 偽りの仮面

  • 原作AQUAPLUS、製作うたわれるもの製作委員会(アニメーション担当はWHITE FOX)によるメディアミキシング作品。
    PCゲーム「うたわれるもの」を母体に複数のゲーム・映像作品が製作された。これらの具体的な内容は割愛するが、2002年のリリース後も製作が続けられ、直近の2015年には新作「うたわれるもの 偽りの仮面」がコンシューマー機でリリースされた。
  • その豊かな世界観と魅力的なキャラクター達が織りなす笑いあり涙ありの物語は、非常に多くのファンがつき、今日まで愛されている。
  • マビノギではこの最新作アニメ「偽りの仮面」とのタイアップイベントを2016年10月19日~同年11月16日まで行った。

概要

目覚めたのは雪深き山間部。自然豊かな地、ヤマト。
過去も名も思い出せぬまま彷徨う男に、世界は優しくはなかった。
巨大な牙を持つ生物が襲い掛かり、闇に蠢く異形が男を追い詰める。
そんな男に差し出されたのは白く美しい少女の手……。

男の名はハク。
少女の名はクオン。

その手を取った時、物語は始まった。

うたわれるもの 偽りの仮面 × マビノギ

  • 去る2016年春、毎年恒例のマビノギオフラインイベントが開催。ニコニコ動画のネクソン公式チャンネルでもイベント中継を行い、多くのファンが現地組・配信組ともイベントを楽しんでいた。イベント中、コンテンツとして今後のスケジュールに「2016年秋を目処に『うたわれるもの 偽りの仮面』とのタイアップを行う」との発表がなされた。
  • アニメ「うたわれるもの いつわりの仮面」は2015年10月3日の放送を初出とし、全25話で放映された(つまり発表時点では最終回の25話放送直後)ため、その時点においての知名度は高くホットなタイミングであった。
  • その後、音声放送「まびらじ」ではより具体的にイベント開催のスケジュールを発表するなど、多くのミレシアン達がタイアップイベント開催を心待ちにしていた。

タイアップ概要

  • 2016年10月19日のメンテナンス後に「うたわれるもの 偽りの仮面」タイアップ特設ページが公開。これに先駆けてtwitterリツイートキャンペーンとしてパンのコマーシャリングが開始。このリツイートキャンペーンの目標を最後まで達成することで「うたわれるもの 偽りの仮面二次タイトル」が取得できた。
    また、メンテナンス後の10月19日から11月3日にゲーム内にログインすると「オシュトルのかつら」が1アカウントにつき1つプレゼント。
  • 2016年10月19日から11月16日のイベント期間中は「うたわれるもの 偽りの仮面 シャッフルカード」「うたわれるもの 偽りの仮面 ココポの特別なペットボックス」が販売。遅れて10月26日から11月16日の期間は「うたわれるもの 偽りの仮面 ランダムボックス」が販売された。

うたわれるもの 偽りの仮面 シャッフルカード

  • 最近ちょくちょく行われるタイプのランダムボックスで、1つ410NP。1つの値段はややお高く設定されているものの、封入されている対象アイテムが9つと少ないことからピンポイントで狙いやすく、わりあい良いものがラインナップされることが多い。といっても使用するごとに文字通り「シャッフル」されるため、10回引いて10個とも同じものだった・・・ということは充分に起きうる。「うたわれるもの 偽りの仮面 シャッフルカード」では8名の登場人物の衣装セットと、マスコットキャラクター「ココポ」をあしらったイスアイテムがラインナップされている。

うたわれるもの 偽りの仮面 ランダムボックス

  • こちらは普段通りの1つ100NPのランダムボックスで、登場人物たちの「かつら」や「武器」が封入。もちろんその他もろもろ普段見慣れたアイテムも出現する。

うたわれるもの 偽りの仮面 ココポの特別なペットボックス

  • マスコットキャラクター「ココポ」を含む期間限定ペット10種類の中からどれか1匹が当たるペットランダムボックス。1つ650NP。少し値段が高く感じるかも知れないが、封入されているペットのうち最も値段が安い瞬間移動魔術師インプが700NPなのでどのペットが当たったところで値段的に損をすることはない。

イベントの評価

  • 最近のマビノギのタイアップにしては非常に珍しくゲーム内イベントが一切行われなかった
    折しもマビノギ自体のイベントが複数重なっており、タイアップ期間中は「新規アイテム報酬のログインイベント」と「新規ハロウィンイベント」が同時に開催。また、直前には「ポイントミッション」「釣りイベント」と目白押しとなっていた。
  • そのため「うたわれるもの」の注目度が薄まってしまった、という意見も少なからず聞かれた。
    何もないよりは嬉しい悲鳴ではあるが、せっかくのメジャータイトルとのタイアップ期間にこれだけの大量のイベントをぶつけてくるスケジューリングにはファンならずとも首をかしげたことだろう。
    • また、「うたわれるもの 偽りの仮面」タイアップでは殆どがアイテム関連、それもランダムボックスを介したものとなっていたため、相当の金額を出してもタイアップアイテムが1つも出なかった、という話も少なくない。
    • タイアップアイテム自体の出来はそれほど悪いわけではなく、現代風でもファンタジー風でもない一風変わったデザインと、全アイテム染色可であったこともあり、マビノギのファッションリーダー達に新しいオシャレのかたちを提供した。一部にはかつらのテクスチャ精度に難ありとの評価もあるものの、このあたりは通の意見であろう。
      • しかし、アイテム関連に関してはソードアート・オンラインのようなスペシャルな装備、ESでもなく、Fate/stay night[UnlimitedBladeWorks]のように見た目だけを抽出できるわけでもなく、「原作の見た目をしたただのアイテム」という性能であった。といっても、もともとの作品がそうしたバトルものではないことを考えれば妥当ではあるが……。
      • 加えて、「◯◯の仲間」や「××の友達」といった原作キャラクターとの関わりを示すようなタイトル・二次タイトルも実装されなかった。このあたりのアイテム名称には権利関係が絡むため一概には言えないのだが、ファンとしては物足りないものもあっただろう。
    • 恒例となっているPVにも苦言を呈する声もあった。鋼の錬金術師ソードアート・オンラインFate/stay night[UnlimitedBladeWorks]の「原作再現」ぶりは高い評価を受けているが、「うたわれるもの 偽りの仮面」のPVは世界観を再現するでもなく、あまり精度の高いものではなかった。
  • 様々な環境や事情があってのことではあるのだろうが、「うたわれるもの 偽りの仮面」タイアップはファン、ミレシアンとも若干不満の残るものと残念な声が少なからず聞かれた。