ほのぼのファンタジーライフ
Last-modified: 2019-12-31 (火) 11:55:59
ほのぼのファンタジーライフ【ほのぼのふぁんたじーらいふ】
- マビノギが標榜しているごく薄い建前。またはキャッチフレーズとして用いている言葉。広告で見かけた人も多いだろう。
- 例えメインストリームや影ミッションがポウォールとの血で血を洗う戦争だとしても、血も涙もない謀略劇が裏で展開されていようとも、MOM実装による異世界の介入があろうとも、食いはぐれた野盗を虐殺しまくっても、プレイヤー
がそれから目を逸らし続ければ、その心がけ次第ではそう思い込むことができる。
- 戦闘以外にも生活系コンテンツが充実している、という特色を前面に出したコピーと思われる。
が、実はゲーム内容やストーリーは、マビノギ最初期から今に至るまであんまりほのぼのしてない。
- クエストの中にはかなりドロドロとした人間関係や政治謀略が絡むものもあり、バイト以外は何かしら含みがある。
- ゲームシステムも完全な年功序列の格差社会であり、後から来た新参者ほどAP集めに目をぎらつかせるためほのぼのとしていられない。
- もっとも先行者も先行者で不便な時代のマビノギを経験しているため、どっちみち今も昔もシステム面ではほのぼのしていないという意見もある。
- そんなギスギスしたエリンだが、それでも見た目のかわいらしさやある種の「ユルさ」に癒されるという声もある。多くのMMOは戦闘のみがコンテンツの中心であり、マビノギのように「その気になれば剣を握らなくてもいい」というプレイスタイルが可能なタイトルはほぼ皆無である。たとえばただひたすら羊をモフったりクモの糸を集めていたりしていていいし、後発のヒルウェン工学やマジッククラフトだってその気になれば戦闘はしなくても素材集めはやれないこともないのだ。
- 昔はリュートを奏でる音があちこちから聞こえて来たのに今は皆戦いと戦争の話しかしないんです(タラにお住まいの錬金術師Hさん談)
- 実際、アップデートを重ねるに従って演奏目的で楽器を握る機会は失われ、演奏自体もバフの手段になったりあまつさえ攻撃手段になったりしている。もっとも、音楽をメインにしたアップデートがあったり、吟遊詩人掲示板にて他ユーザーの作成した楽譜が筆写できるようになったりなど、決して無くなってはいない。
- 浪漫農場や交易、探検といった「戦闘以外のコンテンツ」の追加実装により、少しずつほのぼのしだしているという。
- が、浪漫農場の種確保のためにゴブリンを大虐殺したり、自身の交易中に略奪されている同業者を生贄にして戦闘を回避したり、ドゥカート稼ぎのためにしみったれた数字の計算をしなければならなかったり、自作自演で指名手配犯を呼びこんだり、探検Lv上限の割に探検経験値稼ぎがやたらマゾかったり、遺跡探索などを全くせずひたすら強大な死霊のスケッチに励むなど、「ほのぼの」度合はやはりプレイヤー次第である。
- パートナーキャラクターのメイド(性格:優しい)は、時々このフレーズの後半「ファンタジーライフ!!」を突然叫ぶ。
- 更に、願いを聞くを選んで影世界系のパートナークエストを達成した場合、「ファンタジーライフ!! 影の世界!」とか叫び出す。
文字通りエイリフ王国の影の部分であり徹底的に殺伐としている影世界も、立派にファンタジーライフの中に組み込まれているようだ。
ファンタジーライフとはいったい…うごごご