略奪団

Last-modified: 2023-11-21 (火) 09:32:06
  • 交易を行っている最中にのみ出現するようになるMOBグループ。略奪者とも。
    最大2タゲで攻めてくる上に、荷物をターゲットした組は交易物を奪いだすのでのんびりと戦ってはいられない。

概要

  • 交易は基本的にフィールド上を移動する必要があり、フィールドにはモンスターという危険もあるわけだが、交易中にはさらに別の障害が現れる。
    それは「略奪団」という、交易品狙いの盗賊である。
  • 交易中にしか出現しないため、こちらの攻撃力が半減した状態で戦うことになる。
    パッシブディフェンスこそ持たないが強い略奪者はHPの増え具合が凄まじい上、素早く「!!」を出して複数人数で攻めてくるようになるため非常にやっかいである。

遭遇

  • 略奪団が近くにいる時には心音(交易インプ曰く「インプレーダー」)が聞こえて警告が出る。
  • 戦闘前の略奪団は岩や草の看板を身に着けてカムフラージュした状態でいる。
    フィールドにはランダムでこの状態の略奪団が出現し、一定の距離以上に近寄るとこれらが消滅して略奪団(モンスター)が出現する。
  • 略奪団にエンカウントすると、まずその略奪団のリーダー(指名手配犯)が現れる。セリフを一つ喋った後、自分の手下を召喚して消えるため、フィールド上で彼らと戦うことはない。
  • 戦闘状態になると荷物を運ぶことが出来なくなるため、回避(後述)ができなかった場合は強制的に戦闘することになる。また、戦闘をする場合プレイヤーも荷物を下さなくてはならないため、「戦闘=荷物を手放す」という状態となる。

戦闘

  • 略奪団の目的は交易品であり、その防衛が戦闘の主な目的となる。
  • 交易中はプレイヤーの攻撃力が半減する仕様となっており、苦戦を強いられる場合が多い。
    苦労したくないのならば何人かで固まって移動するようにしたり、荷物を持たない戦闘専門のプレイヤーに守ってもらうなどが有効だろう。
  • 交戦状態から一定時間を経過するか略奪団が全滅(または逃走)することで戦闘が終了となる。敵はプレイヤーを狙ってくる場合と、荷物を盗む場合がある。
  • 荷物を盗む略奪団は盗みスキル(仮称)を準備したあと荷物に接触し、採集を行う。
    盗んだ回数だけ頭上に☆マークが加算されていき、5回盗んだ時点で逃走を図る。攻撃によってこの動作を阻害することができる。
    この時点ではまだ積荷を失ってはおらず、倒すことで取り戻したことになるが、逃走されると積荷が減少する。
  • 5回に到達していなくても戦闘が長引くなどして時間切れになり、その際に積荷を取り戻せていなかった場合も積荷が減少する。数が少なくて単価の高いものを盗まれると利益がごっそり減る。
  • ちなみによく見ると、盗みスキルが成功した際に「これだけあれば家族を養っていける」などと発言している。
    彼らにも生活というものがあるのだろうか。
  • G15S4から略奪団により一定金額以上の交易品が盗まれた場合、指名手配犯として交易所の掲示板に貼りだされるようになった。
    盗まれたすべてが戻ってくる訳ではないが、それまで盗られたら失うだけだった物が救済されるようになった。
    詳細は指名手配犯を参照。
    • たとえ交易品金額のリターンがなくとも経験値や印章がそこそこ美味しいため、あえて盗ませたうえで指名手配させ、自分で略奪団をブチのめす商人が続出。マッチポンプのダシに使われた哀れな略奪団員の死体がフィールドと農場に転がることとなった。
  • 交易中は(荷物を輸送していようと降ろしていようと)ペットパートナーといった同行キャラクターの呼び出しが不可能になる。ゴーレム錬成も使うことができるが、戦闘力は同じく半減する。
    • 限定で販売されたパートナー「めんま」や交易パートナーのみ呼び出して同行させることができ、戦闘にも参加させられる。ただ「召喚した状態で交易を始めても召喚解除されない」ということであって、「交易中に自由に召喚できる」ということではないので注意。
      その他にも多数の不具合が報告されている為最新情報の把握を推奨(G15現在)。

種類

  • 略奪団には人間型、ゴブリンアーチャー型、インプ型、ジャイアント型、エルフ型がおり、まれにボス格の人間型(強化)、オーガ型が確認されている。それぞれに特徴のあるスキルやAIであるため、多数が出現した場合の対処は困難を窮める。
    • ちなみに交易担当の魔族と姿が似ているが、交易担当インプが言うには「錯覚」らしい。
    • 人間型はメインストリーム以外で普通に遭遇する唯一の人間MOBである。倒してしまった場合は殺人扱いになるのだろうか…(正当防衛にはなるだろうが)
    • ジャイアントもガード以外では略奪団でしかやりあうことがない。しかし本来なら彼らジャイアントはカルペンに率いられて影世界への対処のためにウルラ大陸へやってきたはずなのだが、略奪団に身を落とすとは、一体何があったのだろうか。
      • カブベルファストには普通に住民として生活しているジャイアントNPCがいる為、バレスからの移民の一部が略奪団に身を落としたと考えるのが自然であろう。
    • 大交易時代アップデートまではなぜかエルフの略奪団員は存在しなかった。
      G16の話中ではエルフの暗殺者が登場するので「エルフは裏世界などに染まりません(キリッ」というわけでもなさそうだが、長期間メモリアルタワーから離れているとボケ始めて略奪どころでなくなるのかも知れない。
      • 大交易時代アップデートに伴い、イリアではエルフの略奪団員が出現するようになった。
  • また「(強さの指標)略奪者○○」という形の命名規則がある。
    • 指標は「未熟な」<「見習い」<「二年目の」<「熟練した」<「ベテラン」<「一流」という順に強くなっていく(未熟な個体はインプのみ。他は人間やジャイアント、ゴブリンやオーガが存在する)。
      運んでいる物の総額と出発地からの距離で強さが変わってくるようだ。
  • たまに出てくる親分は他と比べ非常にタフ。もたもたしていると時間内に倒しきれず戦闘終了となる。この際に星マークが出ているとしっかり奪われるので気を付けたい。

回避

  • 略奪団は木や石などの顔出し看板をかぶっているジャイアントオーガなどが見えるので、これを回避するようにして通行すると戦闘を回避できる。
    • 実装当初は狭い道の中央にいるなどの理由でどうしても回避が不可能な場合、チャンネルを変えるという手もあった(交易状態はログオフしても継続される為)。
      ただし仕様変更によりチャンネル移動が不可能になったため、無理やり回避しようとするなら一度ログアウトし、異なるチャンネルで再ログインすることになる。この場合、1回のログアウトにつき積荷が10%程度、最大で25%減少するので、荷物を減らしたくないならできるだけ広いマップを通るようにしよう。
    • ちなみにこのペナルティ、クライアントエラーで不正落ちした時にも発生する。
      当然補償はされないので、どうしてもそれを避けたいなら交易前に一度クライアントを再起動するなどしてエラーを回避しよう。
  • 時々心音も聞こえず顔出し看板をかぶった団員も見えないのに、いきなり略奪団がわくことがある。
    密輸業者の周辺に潜む強力な略奪団が消えずにそのまま残っているためなどの説があるが、はっきりとした原因はわかっていない。
  • 看板をかぶった略奪団は交易中のプレイヤーにしか見えないが、MOBとして出現すると交易中でないプレイヤーにも見えるようになる。
    ちなみに略奪団は「略奪団を出現させてしまったプレイヤー」だけでなく、「その付近にいる別の交易中のプレイヤー」もターゲットし、その荷物を狙いだす。
    戦闘に出くわした場合は当然狙われることになるが、突破しようとするなら相応の覚悟で臨もう。状況を見て手助けするのも悪くない。困ったときはお互い様である。
    ただ、後述の報酬を目当てに戦っているプレイヤーもいるので、トラブルの元にならぬよう注意を。

報酬

  • 見習い以上のランクを持つ略奪団を倒すと「略奪者の証」を落とし、種類によって1枚あたり10~1000ドゥカートに換金できる。
    この中でも上級略奪団の証は収集クエストの対象にもなっており、高性能なESと交換ができる。
    下位の証書を交換することで集めてゆくこともできるが、手早く収集するには強い略奪者を倒すのが効果的であり、そのために交易所へすぐに向かわず略奪団の出現を待伏せるプレイヤーもいるという。
    どちらが略奪者がわかったものではない。
  • また、まれに顔出し看板や服などを落とすこともある。
    こちらはプレイヤーの装備品として使うことができ、これらを着用して道端に座り込み、略奪団ごっこをして遊ぶ者もいるとかいないとか。
    • 顔出し看板はハンディクラフトで自作できるが、その他の衣装は非売品。
      装備の部位は服の他に手袋・靴がある。加えて親分クラス用の衣装もあり、こちらもなかなかのレア品となっている。
    • 「男性用の装備は女性用に比べて扱いが不遇」とよく言われるマビノギにしては珍しく、これらの服は男性用しか存在しない。モデリングもディテールが高く「これにモヒカンがあればフレイマーで…」と某漫画スタイルの実現を期待するプレイヤーもいるとか。

ストーリーとの関わり

  • 「格闘ラバーズ」クエストではカイと対立する勢力として登場。指名手配犯も数人登場している。
  • なんとThe Drama IRIAにも敵として登場する。
    本来ウルラにしかいないはずの彼らがイリアに出没する意味とは…?
    • 世の中には悪いことを考える奴はいるもの。
    • 実はこれには理由があって、交易システムが好評だったことを受け、開発担当者が「いつかはイリア大陸でも交易ができるようにしたい」「荷ラクダと砂漠を、犬ぞりで雪原を旅するのも面白いかもしれない」といった発言をしており、その関連ではないか、と言われていた。現在は開発チームが変わってしまっているため実現は難しそうだが、いつかは広大なイリア大陸を横断し、貿易で身を立ててみたいと考えている商人は少なくない。
    • その後、2022年に実施された大交易時代アップデートではこの構想がまるまる実現されることとなった。

関連項目