交易
Last-modified: 2021-05-09 (日) 22:41:40
交易【こうえき】(System) 
- G15にて実装されたシステム。
各地の名産品を買い、それを別の街で売ることでお金と経験値を得るシステムである。
G15現在、ウルラ大陸内+ベルファスト島でのみ行える。
- 戦闘をせずにキャラクターを成長させるコンテンツ。というのが開発のコンセプト。
厳密には戦闘も発生するが回避することも可能であり、戦闘が報酬を得るための主体にはなっていない。
- 新システムのためか不具合も多く、毎度のアップデートにより新たな不具合が発生している。場合によってはプレイを困難にする現象も確認されているため、最新の情報は常に把握することを推奨。
概要 
- 交易は魔族の扱う通貨「ドゥカート」によって行われる。
それまで人間の使っていたゴールドとは別の通貨となり、これがなければ交易も始められない。
- 最初に元手として300ドゥカートが渡されるので、これで各地の名産品を購入。
それを(売価の高い)別の街で売ることで利益を得てゆく。
- また、ドゥカートでのみ購入できるアイテム・クエストがあり、特に武器類はGoldで手に入る従来のものに比べて性能の高いものとなっている。
武器類は一般にアイテム名から「魔族印」または「魔族武器」と呼ばれている。
G15S2では素材収集に適したカバン類が追加された。
詳細はmabiwiki:交易/商人
参照。
- 一般的に品物を買った街から離れた街で売るほど利益が上がりやすい。
たとえばティルコネイルの名産品をダンバートンで売るより、バンホールで売った方が利益が大きい。
その代わり後者の方がより強く、より多くの盗賊(後述)に狙われやすい。
- ただ、これはあくまで一般論であり、名産品の買取額は相場制になっているので常に変動する。
そのため、一概に「どことどこを往復するといちばん儲かる」とは言えない。
- 同じ街で交易を繰り返すとその街での信用度が上がり、より多くの種類の名産品を扱えるようになる。
- たとえばダンバートンの名産品を各地に売り続けていると、ダンバートンでの信用度が上がる。
- The Classicアップデートで交易マスタリが追加された。
このスキルのランクが高いほど売却時に追加利益が多く発生するようになる。
- Luckが上がる数少ないスキルの1つであり、かつ余計な行動を経ることなく、交易を回していれば簡単にあげられる。
だが数字ランクから消費するAPがバカ高くなり、ランク1では要AP70/総AP336と多大な投資が必要になる。やはりLuck道は簡単ではない。
- ただし簡単に上げられると言っても、高ランクの修練はそれなりに大変。単純計算でざっと270万前後のドゥカートを稼ぐ事になるからだ*1。
またマスタートレをしようとすると追加で500万。全てが終わる頃には800万ドゥカート以上は稼いでいる事請け合いである。マスタータイトルにそこまでの価値がないのが救いと言えば救いか。
- なお実際は才能ボーナスなどの要素で楽が出来る部分もあるのだが、それでも意識的に上げようとすると相当にしんどい思いをする事になるだろう。
特に高ランクでは「一度の交易で5000以上の利益を得る」という項目があるため、単純に回数を重ねるだけでは突破できず、それなりの距離の交易を強いられるのも辛いところ。
結局、なんだかんだでMノギ仕様のスキルなのである。
最近の交易事情 
- The Drama IRIA第二章まで実装された2014年末時点では、一時期の大盛況からずいぶんと落ち着き、マビノギ特有の取捨選択によって「やっている人はやっている」程度の認識となっている。
- 安定した経験値とそこそこのゴールドが見込めるため、短時間ずつコツコツ遊ぶプレイヤーに人気がある。一方、戦闘のような緊張感や爽快感が希薄で、単調なプレイになって「飽きる」「眠くなる」というプレイヤーもいたりする。
- 運輸手段と取り扱い商品を網羅するようになると、ちょっと実入りのいい交易を1回行うだけでレベル30~40まで上がってしまうほどの効率を出せるため、下手なダンジョンよりも稼げてしまう。「1週間でレベル50になった」どころか、1日でレベル50はもちろん、1時間でレベル50達成すらも容易というから驚きである。
- 一方、前述した「分かってしまえば簡単」という単調さから、長時間継続して交易し続けるのにはなかなかの忍耐力が求められる。やはり商売の基本は忍耐。うまい話があるでもなし、焦ってもなかなか稼げないものである。
- かつては、すこし高額な商品を輸送しようとすると、すぐ一流略奪団が出現するようになってしまい、戦闘を不得手とした商人たちを震え上がらせていたが、現在はその閾値がぐんと下げられ、通常の輸送ではほとんど見られなくなった。
これは、密輸業者や追跡が実装されたあたりで改善され、意図的に高額商品を無理やり詰め込まない限りはそれほど意識する必要がない程度に落ち着いている。反面、一度に出現する略奪団の数が増加してしまい、弓師などが先手を取られてしまうとかなり苦しい展開を強いられるようになってしまった。
- 現在のエリンは交通事情がかなり改善され、町から町への移動はほとんどがムーンゲートかマナトンネルを経由するようになってしまった。このため、道を往くのはほとんどが交易商人という状況になり、フィールド上の千年物モンスターが多数放置されている状況が散見される。
このため、ときおり輸送中に千年物を見かけては改造石や古代の魔法粉、はたまた専用エンチャントスクロールなどの一攫千金を夢見て手を出す商人が後を絶たないという。
- しかし、交易中は後述する戦闘力の減少によって、普段よりもかなり弱体化してしまっており、それを忘れて襲い掛かったはいいが、一攫千金のつもりが逆に返り討ちにあうなども時々あるそうな。
輸送手段 
- 交易の大部分を占める行動は輸送である。
最初は背負子(しょいこ)で荷物を運搬するが、溜まった利益(ドゥカート)を使って新たな移動手段を購入することができる。
段階として背負い箱・手車・馬車・象の4段階があり、移動速度と品物の積載量が変化する。
- 交易中はムーンゲートや大陸移動、蜜蝋の翼など移動系アイテム・システムが使えない。
このため移動手段のアップグレードは交易を有利に進めるために欠かせない装備となっている。
- ちなみに、交易中にネコ島に行くことができてしまう(交易中は屋内には入れないが屋外のNPCとは話せる為)。だが、交易中は前述のように大陸移動も翼類も使えない(更にダンジョンにも入れない)ため、戻る手立てはなく交易破棄するしかない。
高額なものを運搬している時には注意。
- 速度的には馬車が最速だが、積載重量では象が大きく勝る。
しかし1個あたりの重量、スタック数によっては馬車の方が沢山積み込める。
速度を取るか量を取るかは各々の懐具合と相談するのがいいだろう。
略奪団 
- 交易は基本的にフィールドを直に走ってゆく活動となる。
当然フィールドにはモンスターという危険もあるわけだが、交易中にはさらに別の障害が現れる。
これを略奪団という。要するに交易品狙いの盗賊グループである。
- 時間がない場合は遠回りするなどして戦闘を回避したりもできるが、略奪団を倒すと討伐証がもらえることがある。
この討伐証を交易係のインプに渡すとドゥカートに引き換えてもらえる。
指名手配犯 
- G15S4に実装された略奪団の一種。
交易中に略奪団に襲われ、一定以上の被害を被るとその略奪者は指名手配犯として交易所に設置された掲示板へ掲示される。
- プレイヤーはその掲示板から追跡する指名手配犯を選び、追跡・討伐するのが主な内容。
犯人を捕らえる(実際には倒す)ことで奪われた品物はドゥカートに変換され、奪われたプレイヤーへ返還される。
密輸業者 
- G15S3に実装された交易品の買取業者。
通常の交易価格よりも高価で買い取ってくれるが、信用度が低下するというリスクがある。
ただし特定の品物(本日の商品)については信用度は低下しない。
- 才能選択で生活系才能を選択していると出現の直前と実際の出現タイミング、消滅タイミングにテロップが表示される。
接触と取引そのものは才能に関係なく可能で、本日の交易品なども全く同じように扱われる。
また密輸業者出現中には付近に高レベルの略奪団が群がる。最高レベルの一流出現もザラなため本日の交易品であっても相応のリスクも背負うことになる。
交易と魔族 
- 各都市の交易拠点にいるNPCも全てこれらの魔族となっており、取引や商品の販売を担当している。
- ちなみに象や馬もいる。
ペットでログインすると彼らとの会話も可能。
- 交易品の輸送中には画面左上にインプ交易団員というNPCが現れ、色々と喋る。
話す内容は様々。移動中に退屈しないようにと配慮されたものかもしれないが、頻繁に画面上部のウィンドが開閉するため、微妙に鬱陶しい時もある。2014年現在、通常の手段では会話機能を停止することができず、改善が望まれている。ただし、「ソードアート・オンライン×マビノギ」で販売されたサポートプログラム-ユイをはじめとしたサポートパペットの会話機能をONに設定することでパペット達に代役を務めてもらうことも可能。
余談 
- PS4で発売された「DEATH STRANDING」との類似性が囁かれているが真偽は不明。もちろん無関係。
- 「運び屋」である主人公が、険しい道や危険なモンスター、そして積荷を狙う暴漢から積荷を守りながら目的地まで配達するゲーム。
積載量と輸送の難易度が直結していたり、積荷を狙う盗賊を返り討ちにして高額物資を略奪するなどマビノギの交易で慣れ親しんだ光景も。
関連項目・資料 