アントーニオ

Last-modified: 2020-03-10 (火) 20:23:36

アントーニオ【あんとーにお】(NPC)

Antonio

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  • シャイロックと何らかの確執があるようだ。
    その理由はG15で明らかになる。

※現在、G15主要人物の各項目でバサーニオの人物像の解釈を巡って意見が対立しています。
加筆・修正は慎重に行って下さい。

ネタバレ
  • ベルファスト島に行く途中に難破したバサーニオを見つけて救出し、親友になった。以後はバサーニオに(主に金銭面で)さまざまな援助をしている。
    • 基本的に心優しいが、後述のようにちょっと責任感が強すぎるところがある。
  • ベルファスト島の他にケルラ沖などに大きな船を3隻所持しており、管理をニッカに任せている。
    • あんなチャラ男に管理がつとまるのかと思いきや、どうしてどうしてなかなか頼りになる。
  • バサーニオの結婚資金として3000万Gを貸す必要が生じるが、すぐには用意できなかったため、シャイロックから自分の心臓を抵当に3000万Gを借りる。
    • 原作では胸の肉1ポンドを抵当にしている。
      ちなみに1ポンドは約450g。どちらにしても切り取ればすぐに死ねる量である。
    • 本人に言わせると3000万Gは「大金ではない」らしい。( ゚Д゚)……
  • イメンマハに住んでいた時、シャイロックの娘ジェシカが持っている真珠のネックレスがとある貴族の失踪した妻のものであると知り、その貴族に告発したことがある。
    そのことがシャイロックの妻と娘を亡くす遠因となっており、シャイロックからはそのことで恨まれている。
    • 明確な理由は語られていないが、シャイロックが(娘が告発されることになった証言をしている)アントーニオに会ってくれと泣いて頼んだが、門前払いを食わせている。
      「当時の私はまだ若かった」と語っていることから、おそらくは立場のある人間から、平民であるシャイロックの肩を持つことがないように言い含められていたのではないだろうか。それを今でも悔いているようである。
    • バサーニオの言うように、本来はアントーニオは悪くないはずなのだが、それでも上記の事件を自分が原因だと考え、自分を追い詰めているようだ。
      事実、バサーニオたちが後述のように脱獄の手伝いに来ても、頑としてその場を動こうとしていない。
  • 結局、所持していた船の大半が沈没したために借金を返せなくなり、裁判にて心臓を切り取るように判決が下り、牢に入れられる。
    • この船の沈没は、海賊に襲われたことに起因するのであるが、ニッカによると、海賊の行動は積荷が目的ではなく船そのものが目的だったようである。
      実はこの沈没はシェイクスピアが夢で予知したものであり、シャイロックはこれをシェイクスピアから聞いて知っていたため、復讐の機会によいと思い、前述のようにアントーニオの借金の抵当に心臓を要求したのだった。
    • ちなみに原作でも胸の肉1ポンドを切り取るように判決が下るが、男装して弁護士になりすましたポーシャが「肉を切り取ってもいいが、契約に書かれていないは1滴も出さないように」と主張し、それは無理ということで判決は無効になる。
  • その後獄中で復讐を断念したシャイロックと和解。バサーニオやポーシャ、そしてミレシアンの手によって脱獄を果たし、その後はイリアでもウルラでもベルファスト島でもないところに旅立ったようだ。
    • 財産も船も失ってしまい、無一文となったアントーニオであったが、バサーニオが3000万ゴールドを返済してくれれば、夜逃げ同然でベルファストから去らなくてもよかったのではないか、と思われる。案の定、バサーニオは踏み倒したようだ。
      • といっても、積荷を積んだ船が沈没してしまったので、本来行われるはずだった取引に穴を開けてしまったのだろう。商売人としての信用を著しく失墜させてしまったとすれば、返済されていたとしても生真面目なアントーニオのこと、どちらにしてもベルファストを去っていたかもしれない。
  • このように義理人情に厚く、責任感の強い好漢として描かれているアントーニオだが、初対面のミレシアン(=プレイヤー)に向かって「永遠の命を持つ者(ミレシアン)には、限りある生の中で得られる愛や友情の価値は解らないだろう」などと語る。それほどすばらしい友人に恵まれている、という意味なのだろう。
    • だがその友人とはバサーニオのことである。顔もいい、家柄もいい、人柄もいい、おまけに大金持ちと言うアントーニオであるが、唯一「人を見る目」だけはなかったようである。
  • 加えてシャイロックに復讐の無益さを語る場面では、なんとミレシアンの元締めたるモリアンの名前まで出し、「彼女の加護の元では人間と魔族の融和は成し得なかっただろう」とまで言ってのけた。
    どちらも正論ではあるのだが、当のミレシアンとして、またモリアンに助力してきた立場としては実に複雑な心境にさせられる。