ティルナノイ

Last-modified: 2021-01-08 (金) 22:49:02

ティルナノイ【てぃるなのい】

Tir Nan Og


  • ゲーム中では、神々が住まう、老いも病気も無く、永遠に幸せに暮らすことのできる世界として伝えられている。ライミラク教団では『全ての神々の王、アートンシミニが治め、三大主神が支えている』とされ、また『全ての人々がアートンシミニの心を理解することができたらこの世に降臨する』とも。また、ラサイメンマハで勉強した際、『神の能力と魔法の力が一体化した生命の世界』として教わったらしい。(キーワード:永遠の地、ティルナノイより)
    また、関連書籍「永遠の地、ティルナノイ」がG1進行中に入手可能。内容はところどころ意味不明だが、要約すると「ティルナノイは起源も実際の存在も不明なものであり、エリンの人々が思い描いているような楽園であるかどうかも怪しい」とのこと。
  • G9のNPCはこのキーワードに反応するものが少ない。(台詞が用意されていないだけであると思われるが・・・)
    ネタバレ
    • 実はプレイヤーを含む全ての住人が住む通常の世界である「エリン」こそが、永遠の楽園「ティルナノイ」である。
      これは、G1での各NPCとの会話や、G3ラストでキホールモリアンに対して皮肉交じりで語ることから判明する。モリアンはこのことをひた隠しにしていたことから、人間にとって不都合なことでもあったのかと考えさせられる。(整合性はともかく)メインストリームではエリンの歴史が徐々に明らかになってきているが、その歴史は戦いの歴史と言っても過言ではなく、「エリン=ティルナノイ」ならばエリンの住民は幸せが約束されているはずの楽園で延々と争いを続けているということになる。対立することもある神々自身からは人間に暴露しない辺りは、神なりの優しさなのかもしれない。ただ、このことを知ったタルラークが絶望や怒りから大きな行動を起こした事から、事実を隠蔽することでそのようなイレギュラーな事態を予防しているともとれるが。
    • G25でハイミラクが語ったが、この世界は望みが違う者どうしが理解を求めぶつかりあうように最初から作られていたとの事。「望みが違うのだから争い、葛藤が消えるはずもない」要するにティルナノイが永遠の楽園と言うのはエリンの人間たち願望、妄想と言う事になる。

  • 元はケルト神話の海の果てにあるとされている国「ティル・ナ・ノグ」(ティル・ナ・ヌグ、ティル・ナ・ローグとも呼ばれる)。韓国語を日本語に訳した際に韓国語読みがそのまま残ってしまい、現在の名前になったのかもしれない(他社ゲームとの商標の関係で回避された可能性も?)。
    『常若の国』という意味を持ち、クー・フーリンやアーサー王といったケルト神話の有名な英雄たちも、死んだ後はここで永遠に楽しい日々を過ごしているとか。
  • ここに行った者は悲しみを感じることなく、常に遊びやゲームに興じながら楽しむことができるが、その代わり現世の地に足を踏み入れた瞬間に灰になるといわれている。
    どことなく浦島太郎を連想させる話だ(実際、浦島太郎に似た話は世界中にあるらしい)。
  • ケルト神話では他にも「アヴァロン」「マグ・メル」「メグ・メル」「ハイ・ブラゼル」「プロミスド・ランド」などが同じような楽園として語り継がれている。
  • トールキンの「指輪物語」に登場する西の果てアマンの地の国ヴァリノールも、モデルを同じくすると思われる。

関連:あの世


外部リンク:
WikiPedia.ja:ティル・ナ・ノーグ
Mabinogi Wiki*(クエスト/G1/Item/永遠の地、ティルナノイ)

マビノギ設定集 Wiki*(メインストリーム/G1/キーワード/永遠の地、ティルナノイ)