ハイミラク

Last-modified: 2023-04-14 (金) 23:54:24

ハイミラク【はいみらく】

  • エリンにおける三大主神の一柱。自由を象徴する神。
  • G1エンデリオンから聞くことができる。
  • G22?では重要なキーワードとして登場。
    現在のエリンではほとんどがライミラク教団の信徒で、ハイミラク、ゼミダラクの信徒はごく少数。
    そのためか宗教としての勢力は極めて弱く、基本的に人里離れたところで独自のコミュニティを築いているらしい。
    しかしそんな弱小勢力でありながら、エリンの宗教的な勢力の中心を担っているライミラク教団の信徒達からは妙に敵視されている。
  • 世界の破滅を望む黒き月の教団も「自由」を掲げ、ハイミラクを崇めている。これでは敵視も当然か。
    • その規模はどう考えても一大勢力レベル。今までずっと隠れていたのか・・・?
      • これについては「世界の監視者が消えるチャンスを待っていたから」らしい(G21での出来事)
    • 表向きに知られている弱小ハイミラク教団との関係は不明な点が多いものの、
      黒き月の教団員は彼らを「選ばれなかった者達」と呼んでいた。
  • ハイミラクに限らないが三大主神やその祝福を強く受けた者は時間歪める、空間を作り出したり消したりなどある程度操作できるようだ。ただこうやって作られた世界は本来の世界ではないらしく、この世界が本来の世界を上書きできるのかは分からないままである
G22~25ネタバレ
  • G22の随所からハイミラク教徒と黒き月の教団員の共通点を見て取れる。
    (具体的には明言されないので普通にプレイしていると気付き難いかもしれない)
    また、霧の世界フェスピアダもハイミラクの力によって存在している事が分かる。
    • ハイミラク教徒のピルアンが黙示録を完全に読める事、
      ミッション中にハイミラクのシンボル(ウィングハート)が現れる事、
      ハイミラクのペンダントがフェスピアダの中で道を示してくれる事、
      死者を蘇らせる力を持つ「あのお方」はフェスピアダの向こう側にいるらしい事、
      ハイミラクのペンダントを見たポウォールが「騙されていたのか…」と反応した事など。
  • つまり「あのお方」の正体は…G24ではっきりしたがハイミラクであった。
    加えて黒き月の教団がハイミラクの声を聞くことができる真のハイミラク教団で
    表向きにハイミラク教団として知られてるのは何も知らずにハイミラクを信仰しているだけの集団であることが判明する。
    黒き月の教団員が一般に知られるハイミラク教徒を「選ばれなかった者達」と言うのもこれが理由である。
  • G24で三大主神はそれぞれのやり方で人の成長をさせることを使命としていることが判明。
    ハイミラクは自由をもって人を成長させる存在であり、その「自由」の中には混沌、混乱も含まれている。
    そして成長のために出る犠牲は必要な犠牲と言う思考を持つために試練として人から見て様々な害をもたらす事も行う神であった。
  • 元々はここまで大規模なことをする気はなかったらしいが
    ミレシアンの存在を知ったことで方針を変更しより大きな試練で成長させる事にしたらしい。
    • 簡単に言えばハイミラクは「ミレシアンが存在しない前提の試練ではもうミレシアンが容易に解決してしまいエリン住民の成長が無い」と考えた結果
      試練の難易度と規模がハードモードになってしまった…というのがC7のお話。
  • 最終目的は実体をもち(三大主神には実体がないらしい)自らの手で試練を与える事。その為の器を黒き月の教団が作ろうとしていた。
    そのことをG24ラストで知ったプレイヤーが操作するミレシアンは謎めいた有るミレシアンの事を思い浮かべていた。
  • 信者や人以外の存在からは慈悲深い方と言われる事が多い。
    これは主流、多数、既得権益側に属さない存在であろうが価値があれば救済する、力を与えるなど他の神と異なる行動をとる為である。
    他の神から罰を受け続ける存在であろうが価値を感じればがあれば救うし力を与える。
    奴隷の境遇にあった者であろうが見込みがあれば力を与える。

多数派、既得権益側の為の安定よりもそれに支配され奪われる側の抵抗、自由を求める意思に応える神。

  • プレイヤーが長く接触するエリンの住民や触れる世界は大半が持てる側、日の当たる世界だが
    シナリオで時折見せるエリン社会で分かるが
    権力の為の暗闘や身分格差、差別が当たり前のようにある社会であり
    神も気に入らない相手を種族ごと抹殺、呪いをかける行動を行うなどする為に
    (マナナンも振られたから呪いをかけるなど暴君のような事をしている)
    どんな存在であれ自由の価値を感じれば救い力を与えるハイミラクは慈悲深い方になるのである
  • G25第一部でついに実体を得てエリンに出現する。使われた素材がタニリエムな為か外見は緑の髪の女体でタニリエムが成長したような姿であった。神族の特徴の羽は白が1枚、黒が1枚と言う三大主神の「エリン全ての存在を対象にする」と言うあり方をしめしたものになっている。エリンの神族らしく薄着である。
  • ただ生きるだけの存在、普通とされる人間基準ではやっている事は社会への破壊活動でしかないがハイミラクの意思と教団の行動で人間、エルフ、ジャイアントは団結しライミラク教団とエイリフ王国の協力路線に向かった。自分たちの自由意思で協力しあう事を始めた。
    • やっている事はミレシアンに敗れる前のトルヴィッシュがやろうとしていた事に近い。「一定数の犠牲は仕方ない。自作自演であろうが敵を作る事で均衡を作り腐敗、堕落などを抑え人間の団結を作り維持する」。これに対してハイミラクは自分の信者、教団を使い争いを起こし、それを乗り越えさせて成長させる
    • ネヴァンは自分の理想を実現する為にエルフとジャイアントに力を与えたが、ただ与えるだけだったから、ドラゴン排除後にその力で争いを始めた。それに対して呪いをかけて無責任に失踪した結果エルフをジャイアントは何も成長せずに争いを続けた。
    • モリアンは魔族から人間を守ろうとするが人間の堕落には無関心。人間は戦争中でも優勢になれば権力争いを始める。暗闘を始め民を犠牲にするが人間の社会の維持以上のことはしない。英雄ルーが失望しモルガントになった原因の人間の裏切り、身勝手さにも無関心でただ人間の社会の維持の為にキホールと対立する。モリアンの庇護下では人間は全く成長しなかった。一部とは言え人間と魔族は共存できたが「モリアンの下では実現しなかった」と言っている人物もいる。
    • ライミラクにしても「この規模のは静観出来ない。人間側にも阻止できる手段を」と言う事で動き、結果的に人間のライミラク教団と人間のエイリフ王国の対立関係を乗り越えて協力しあえる道ができた。
    • ミレシアンの存在で「あのミレシアンに任せればいい」と言う新しい堕落すらエリン住民に生まれてしまっていた。だからミレシアンをエリンへの試練、夜に使おうとしたのだろう。
      • ハイミラクの行動はエリン住民に長年あった堕落、停滞を砕き成長を促す事には成功してしまっている。マーリンは「神が考える事は人間には理解できない」と言うが神視点でもあるプレイヤーはともかくエリン住民は「理解してはいけない」ものに近い。理解してしまえば全てを諦めるかハイミラクを討つかになる。神による支配を終わらせようとしたタルラークは最後に何を理解したんだろう
  • ハイミラクが実体を得ようとした事は作中でも「三大主神の一体が実体化すればバランスが壊れる」と危惧する者もいるがトルヴィッシュと言う規格外の存在は自分の望みを実現する為にエリンに干渉し続け歪ませていた。ミレシアンと言う外部の存在がエリンで肉体を得て活動し続けトルヴィッシュと戦いその目的を阻止するほどに強くなっているなどエリンは本来エリンに存在しない者たちの手で既に歪み、あるはずのバランスが崩壊させられてしまっている。(元々はハイミラクはここまで大規模な事をする予定はなかったがミレシアンの存在から方針を変更している)
  • 当然の事だがハイミラクはエリンを滅ぼす気は無い。そしてミレシアンをエリンの住民として認めたからこそ試練の対象にしてミレシアンが居る前提で試練を与えるようになった。ミレシアンをエリンの住民と認めたからこそ実体を得る事の必要性を感じたとも言える
  • 肉体として使ったタニリエムの影響なのか突然の笑顔がかわいい。でも胸はツルペタ。
  • 色々と介入をしたが目的は反動を抑える事。介入を辞めた後に起こる多くの眠っていた者の目覚めに対応できる可能性が有るものを見出す事。
  • 教団がやった事はともかく「力不足だった」と自身を評価したり「切実な者に機会を与える」「全ての望みを聞いてやる」事を選ぶ事からどうもエリンの存在に過保護な気がする。
    • 「この先もっと酷い事があるのにエリンの存在は耐えられるかな?なんか無理っぽいからこの先をなくそう。反動も何とかしよう」「こんなに切実な願いなのに他の連中は何もしない。なら私が」スケールが大きすぎる毒親にも見える。C7はミレシアンとの出会いでハイミラクが子離れする話でC6はミレシアンとの出会いでトルヴィッシュが親から自立する話か
  • 「主神の傍に戻りみていよう」と言う辺りからトルヴィッシュとは違いハイミラクはアートンシミニに会えるようである。三大主神の実体を作らなかった、トルヴィッシュの実体は作った辺りもそうだがトルヴィッシュにアートンシミニが沈黙するのも理由がありそうだ
  • 「すべきことを躊躇せず、追い求める心を閉じてはならない」
    教義に掲げられたこの一文から、ハイミラクが司るのは変化と革新、進歩である(および、時としてその代償を必要とする)ことがうかがえる。