一般的な「世界観」という用語
世界観とは、世界を一体的に意味づける見方のことである。
一般に、人生観より広い範囲を包含し、単なる知的な理解にとどまらず、より情意的な評価を含むものであり、情意的な面、主体的な契機が重要視される。
現代の日本では、漫画、アニメ、テレビゲームなどフィクション作品の舞台となる世界の設定という意味で使用されることが多いが、人によってはフィクション作品の世界そのもの、あるいは作風や雰囲気といった意味で使う場合もある。英語では、the world, the setting, the fictional setting, the universe, the fictional universe, the atmosphere, the toneなどがこの用法に近い。
世界観 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A6%B3
IFRにおける世界観
IFRにおいては、ゲームシステム本体を除いた、フレーバー要素の塊を漠然と表す言葉として専ら使われている。
上記の
フィクション作品の舞台となる世界の設定
と概ね同じ定義である。
IFRは魔術系MODの例に漏れず、世界観描写について非常に力が入っている。
IFR25KUの公式Modrinthページを見ても、
- アイテムのポエム(本Wikiでは個別記事に進捗テキストとともに掲載)
- 魔法植物の特性の図鑑ポエム(特性データを参照)
- フェアリークエストカード(本Wikiでは個別記事に全文転載)
- MFA(公式サイトにある論文風なテキスト作品、MirageFairyのすべてが分かるページを参照)
が挙げられている。
更に、
- かつてMirageFairy2019では妖精研究所というTwitterアカウントがあり、140文字程度の世界観説明をしばしば呟いていた
- MirageFairy2019の後半のアップデートでは、追加コンテンツに関する妖精研究所のコメントが軽く添えられていた
- これにより、徐々に世界観上の矛盾が整合性を取られるようになっていった
- MirageFairy2019から一貫して、「母星が環境破壊で住めなくなった」というプロローグがどこかしらに挟まる
- MirageFairy2024のGitHubリポジトリでは、(今となっては没ネタ集と化している)世界観データベースなるものが公開されていた
- 従来からの世界観上の謎を回収するような新規コンテンツが昔からよく登場する(特に特性図鑑ポエムが顕著)
- それどころかバニラの挙動にすら科学的な説明を付け加えている
- 世界観に関する詳細なまとめをわざわざこんなWikiに転記している
など、IFRにおける世界観の傾倒ぶりは枚挙にいとまがない。
世界観の一次資料
特に言及がない限り、外部サイトへのURLはMirageFairyのすべてが分かるページの方に記載されている。
一次資料たりえる媒体
本Wiki
多くの一次資料の転載と、一次資料同士のリンク、また二次的な考察を含んでいる。
- 本Wiki内で書かれる考察はすべて非公式の二次的なものであり、確定情報ではない。
- ほとんどのアイテムポエムと進捗タイトルは個別の記事内で転載されている。
- 英語版のテキストの下にある直訳は本Wikiが付けた機械翻訳によるものであり、公式のものではない。
旧作のWiki
MirageFairy2019およびMirageFairy2023のWikiも多数の一次資料を転載しており、世界観考察に利用できる。
- ただし、MirageFairy2019のWikiに記載されるマルチサーバー内の国家の説明はすべて非公式である。
IFR25KU Lang Table
IFR25KUのModのすべての翻訳テキストを表形式で出力したもの
- 最新コミットが持っている翻訳ファイルが常に自動更新されている。
- このため、Wikiに転載されていないようなテキストも網羅的に閲覧できる。
- 更に開発版を参照しているため、未リリースの内容も掲載されている。
- 信憑性には多少問題があるものの、一度はmainブランチにコミットされているため、完全否定されることは珍しい。
Modrinth/CurseForge
IFR25KUのModページの説明文は、公式による長大なプロローグで始まっている。
- 基本的にはゲーム内のコンテンツのまとめであり新情報はない。
- なお、ModPackの方は単純に公式サーバーのMod構成を束ねただけであり、世界観に関する記載は軽く触れられる程度に留められている。
公式サイトのMFA
公式サイトではMFAと呼ばれる文献風のテキスト作品が閲覧できる。
- 公式によってまとめられた、世界観が非常に詳細に描写された資料である。
- この資料を読まずしてMirageFairy/IFRのSF考証は語れない。
- ただし、MirageFairy2019の頃に書かれているため、IFRKUの時代では時代遅れになっているものもある。
- 一方で、IFR25KUの時代になって回収された設定もある。
- 2025年11月現在、すべてKakera-Unofficialの公式サイト上で掲載されている。
JEI-MFA
MirageFairy2019において、独立したJEIタブとしてゲーム内に掲載されていたMFA。
- 10行程度の日本語で、個別のアイテムや妖精に関するエピソードが綴られていた。
- 2025年11月現在、MirageFairy2019をGitHubからダウンロードしてインストールする、もしくはソースコードを直接参照する以外の閲覧手段は存在しない。
公式サイトのMirageFairy2019のアップデートノート
MirageFairy2019のアップデートノートは、アップデート内容が非常に丁寧に解説された個別の記事であった。
- 後半では新規コンテンツに対して妖精研究所のコメントも添えられるようになり、世界観資料としての価値が高い。
- 2025年11月現在、そのすべてはKakera-Unofficialの公式サイト内に掲載されている。
MirageFairy2019時代の公式Twitter
『MirageFairy Server運営』や『妖精研究所』アカウントは、それそのものが公式媒体であった。
- 2025年11月現在、当該アカウントは削除されており、また同様の公式アカウントも存在しない。
- 公式のTwitterが呟いていた世界観に関する言及は、すべていずれかのWikiに転載されておりそこが一次資料となっている。
各種レシピやゲーム内における入手方法
アイテムのレシピや入手手段が世界観にヒントを与える場合がある。
- 基本的に世界観設定に準拠して設定されており、設定の深掘りに伴ってレシピが変更されることもある。
- 技術的な制約により表現には限界があるものの、全く無関係なアイテムから便宜上作れるようになっている事例は非常に少ない。
確認するには
- ゲーム内で直接確認する
- ソースコードやdatapackを調べる
- Wiki内で触れられている場合がある
などの方法がある。
Lang Table内に含まれる資料
これらの資料はLang Tableに内包されている。
アイテムポエム
IFR25KUの固有アイテムにはほとんどすべてのものが個別に「ポエム」を持っている。
- 妖精のモチーフなどアイテムのバリエーションになっているものには無いが、個別のアイテムであればツールやハーフブロックにすら元ブロックと異なるポエムが設定されている。
- 本Wikiでは個別のページに転載されている。
進捗タイトル
IFR25KUでは進捗タイトルも世界観表現の媒体となっている。
- 本Wikiではアイテムポエムと同様、個別のページに転載されている。
特性図鑑ポエム
フェアリークエストカード
フェアリークエストカードには依頼文形式のテキストが設定されている。
- 登場人物が本人の言葉で語るような作品形式はMirageFairy作品としては比較的珍しい。
- 本Wikiに個別記事があり、全文が転載されている。
信憑性に問題のある資料
MirageFairy世界観データベース
MirageFairy2024・MF24KUのリポジトリにコミットされているmarkdownファイル。
- このファイル内にしか書かれていない情報が多く、没ネタ集のようになっている。
- IFR25KUのリポジトリでは特に説明もなく削除されており、最初から無かったことにされている。
作者の個人Xアカウント
Xでは作者の個人アカウントのポストから開発中のアイデアや世界観の設定が語られる。
しかし、公式ではなく飽くまで個人アカウントであり、実際に公式媒体でリリースされないうちは確定情報ではない。