きかんしゃトーマス ディーゼル10の逆襲

Last-modified: 2020-04-22 (水) 15:35:56

『いいや!!もう返す気なんてない!!俺の邪魔をするな!愚かな蒸気機関車め!!
きかんしゃトーマス ディーゼル10の逆襲(英国版) きかんしゃトーマス ディーゼル10の逆襲(日本版)

日本語版タイトルきかんしゃトーマス ディーゼル10の逆襲
英語版タイトルDay of the Diesels
監督グレッグ・ティアナン?
プロデューサーニコール・スティン?
脚本シャロン・ミラー
音楽ロバート・ハーツホーン?
ピーター・ハーツホーン?
公開・2011年8月24日(米国:TV版)
・2011年9月1日(オーストラリア)
・2011年9月6日(米国)
・2011年9月26日(英国)
・2011年10月21日(ドイツ)
・2011年11月1日(ドイツ:DVD)
・2012年2月25日(ハンガリー/ルーマニア)
・2012年4月28日(日本:劇場公開版)
・2012年10月3日(スウェーデン)
・2012年10月10日(ノルウェー)
・2012年10月19日(日本:DVD)
・2012年11月6日(デンマーク)
・2012年11月7日(フィンランド)
・2012年12月6日(ポーランド)
分数60分
アニメーション制作ニトロゲン・スタジオ
配給ヒット・エンターテインメント
登場キャラクターAトーマスエドワードヘンリーゴードンパーシートビーエミリースタンリーベルディーゼルメイビスハリーバートディーゼル10ソルティーデンダートノーマンパクストンシドニーフリン?ビクターロッキーケビンクランキー
(英米版のみ:ジェームス
(使い回し映像のみ:バッシュ?ダッシュ?ファーディナンド
登場キャラクターBジェームスハッピー・フック?
登場キャラクターCロージーヒロチャーリーハロルドキャプテン?
登場キャラクターDスペンサー(言及のみ)
登場人物Aトップハム・ハット卿ハット卿夫人トップハム・ハット卿のお母さんブリジット・ハット?マッコールさん?トーマスの機関士?消防士?植木職人達?作業員?ブレンダム港の作業員?
登場人物Bトップハム・ハット卿の付き人エドワードの機関士?エドワードの機関助手?パーシーの機関士?エミリーの機関士?ソドー整備工場の作業員?ティッドマス機関庫の転車台の操縦士?口笛を提案した男性?
登場人物Cウェルズワーズ駅長?ウェルズワーズ駅の駅員?ウェルズワーズ駅の作業員?ナップフォード駅長?ナップフォード駅の作業員?双眼鏡の男性?人形劇の演者の女性?灰色のベストを着た男の子?白と水色のストライプ服の少年?緑色の服の女性?黄土色の服の女性?茶色いハンチング帽の男性?ソドーレスキューセンターの作業員?ジェム・コールカメラマン?先生?船の操縦士?赤いブラウスの女性?学校の子供達?ブロンド髪の男の子?
登場人物D無し
登場スポットノランビー漁村?
ソドーレスキューセンター
ソドー整備工場
ヴィカーズタウンディーゼル整備工場?
ブレンダム港?
ソドー運送会社?
カーク・ローナン分岐点?
ティッドマス機関庫
ウェルズワーズ駅?
ナップフォード駅
ヘンリーのトンネル?
バラフータウン高架橋?
バラフー駅?
あらすじ・放水銃の付いた大型消防機関車ベル、線路も道路も自由自在に走れる特殊消防車フリン?が来島した。彼らの夢中になったトーマスに仲間外れにされたパーシーディーゼルに誘われてディーゼル整備工場にやって来た。
・彼はディーゼル軍団のグループになり、ディーゼル10からディーゼル整備工場?を改築するように言われるが…。
挿入歌Day of the Diesels?
メモきかんしゃトーマス?長編映画作品第6作目およびCG長編作品第3作目。
・時系列は第14シーズン第15シーズンの間の物語*1
ベルフリン?デンダート初登場。
ノーマンパクストンシドニー正式前初登場。
チャーリートップハム・ハット卿のお母さんが長編作品に初登場*2
ルパート・ディガス?がボイスキャストに参加*3
ベン・スモール?さんが米国版のボイスキャストに参加。
ディーゼル10長編第1作以来、悪役を演じる。
・今回のディーゼル10の声はお笑い芸人の南海キャンディーズ山里亮太?さんが演じている。
・日本版ではオープニング前に前作ソドーレスキューセンター完成後とエンディング後のディーゼル10のシーンが収録されている*4
河本邦弘?さんと石野竜三?さんはソルティーロッキー以外のキャラクターを演じるの最初である。
土田大?さんが人間のキャラクターを演じるのは現在、この回のみ。
佐々木望?さんと坪井智浩?さんと根本圭子?さんとケン・サンダース?さんと石野竜三?さんと坂口候一?さんは2役、土田大?さんと吉岡さくら?さんと金光宣明?さんと河本邦弘?さんは3役。
ディーゼル10、初めてトップハム・ハット卿と会話する*5
ヘンリーの声はエドワード役の佐々木望?さんが担当している。
・英国版ではジェームスも喋っているが、日本では当該シーンはナレーションに充てられ、台詞なし。
ベル長編第8作まで、スタンリー第18シーズンサムソンがおとどけ?』まで台詞なし。
ディーゼル10シドニー第17シーズンきえたクリスマスのかざり?』まで出番無し。
第5シーズンハットきょうふじんのたんじょうび?』以来、煤まみれになるトップハム・ハット卿
あの時のジェームス?トーマス?トビー?トレバー?ダック?キンドリー夫人??続いて、涙を流すパーシー*6
トーマスパーシー第5シーズンの『トーマスとふるいきゃくしゃ?』以来、消火活動に協力する。
ゴードン、何故かディーゼル10に怯えていない。*7
あの?時のデューク?トーマスヒロジェームス?続いて、ヒーローと称えられるフリン?ケビンパーシー
・英語版ではパーシーの冗談の答えは「Choo Choo Train」が、日本語版では「上機嫌機関車」と差し替えられている。
シドニーの日本語吹き替えの声優は不明。
ディーゼル10パーシーに会うのは久々らしい*8
・現時点で、土田大?さんがスタンリー以外のキャラクターを吹き替える唯一の作品。
ディーゼル10、初めてデンダートにキレる。
ビクターのように、ケビンを説教するディーゼル10
あの時ゴードンに続いて、相手の言いたい事を代弁するダート
ソドー建設会社の重機達にディーゼル整備工場?の改築作業を依頼しない機関車トップハム・ハット卿
台詞ナレーターソドー島では長く暑い夏の日が続いていた。太陽は明るく輝き、海は何処までも青く、1日がとてものんびりとしていた。トーマスの出す煙は、雲一つ無い空に白くなって浮かんでいる。トーマスは楽しそうにカーブを走り抜けた。」
トーマス「あっ!?」
ナレーター「青く澄んでいた空がみるみると黒くなってきた。何処からか黒い煙がモクモクと上がっているのだ。」
トーマス「火事だ!」
ナレーター「何処から農場の倉庫が燃えているようだった。」
パーシートーマス…」
トーマス「大丈夫かいパーシー?僕も手伝う!」
ナレーターパーシーは消火活動を手伝っていた。その顔は煤だらけで真っ黒だった。」
トップハム・ハット卿「もっと水を掛けるんだ!」
パーシー「タンクの水が無くなっちゃうよ!如何したらいいかな!?」
作業員?「こっちだ!」
トーマス「僕にはまだある心配しないで!」
トップハム・ハット卿「何としても燃え広がるのを防げ!ソドー島の安全が何より大事だぞ!我々が守るんだ!」
植木職人達?「ほら!受け取れ!」
トーマスの機関士?「ようし!」
パーシー「ねえ、どうしたらいい?トーマス…」
トーマス「僕達に出来る事をやろう。」
ナレーター「突然、辺りに鐘の音が鳴り響いた。とても長くて大きな音だった。」
パーシー「あれは…何だろう?」
ナレーター「煙の中から1台の蒸気機関車が現れた。ソドー島に到着したばかりの新しい蒸気機関車ベルだ。ベルは真鍮の鐘を響かせ、汽笛を鳴らしている。」
ベル「私もお手伝いしましょう!」(初台詞)
トップハム・ハット卿「頼んだぞベル!君の積んでいる水が必要なんだ!」
ベル「はい!お任せ下さい!」
トーマス「あ!」
パーシー蒸気機関車があんな事出来るなんて知らなかったよ!」
トーマス「本当だ!放水銃から水を噴き出してるぞ!」
ベル「貴方達はトーマスパーシーね?私はベルよ!」
パーシー「やあ、ベル。君って凄いね!」
トーマス「それに、とても勇気がある!」
ベル「私は、ただお役に立ちたいだけよ。」
ナレーター「そして、遂に…火が消えた!トップハム・ハット卿も漸く安心した。」
トップハム・ハット卿「よくやったぞ、トーマスパーシー!素晴らしい活躍だったぞ、ベルソドー島へようこそ! では、洗車場?へ行ってきなさい。」
ナレーター「だが、ベルは蒸気を上げる事が出来ず動く事も出来なかった。タンクの水を使い切ってしまったのだ。」
ベル「困ったわ…どうしましょう…。」
トーマス「心配要らないよ!僕らがソドー整備工場まで送ってあげる!そうだろパーシー?」
パーシー「う…う~…うん、トーマス!勿論だよ、それじゃあ出発しよう!」
ナレーターソドー整備工場では、トップハム・ハット卿が待っていた。」
トップハム・ハット卿「君は、本当に役に立つ機関車だな、ベル。今まで消火活動の出来る機関車はいなかった。だが、君がいてもまだ足りない。このソドー島には、他にも消防車が必要だ。」
ベル「其れでしたら、素晴らしい仲間を知っていますわ。『フリン?』と言う名の特殊消防車なの。彼はとても速くて勇敢だし正真正銘の真っ赤な色の消防車です!本物のヒーローですよ!」
ケビン「ヒーローに何て会った事無いや。」
ベル「ウフフフフ…!!ソドー島で働く機関車は皆ヒーローだけどね。」
トップハム・ハット卿「その通りだな、ベル。よし、フリン?ソドー島にやって来たら、君達も島の消防隊だ!トーマスベルソドー島を案内してやってくれ。それから、パーシー。…郵便配達に行きなさい。」
ナレーター「次の朝になるとベルティッドマス機関庫にやって来た。」
ベル「皆さんおはよう!いい朝ね。」
・機関車達「オッ!」
トーマス「おはようベル!」
パーシー「おはよう、トーマス!」
ナレータートーマスパーシーに気付かず、ベルと一緒にさっさと走り出していた。」
パーシー「……後でね、トーマス…。」
ナレータートーマスベルに港を案内した。あの気難しいクランキーベルに興味津々だった。」
クランキー「持ち上げる物が有れば、何時でも俺に言ってくれよ。」
ベル「どうも有り難う!」
パーシー「じゃあ手伝ってくれる?今日は何だか荷物が重くて…」
クランキー「何言ってる?郵便配達はお前の仕事だろ。」
パーシー「ああ…そうだねクランキー…。」
ナレーターパーシーは悲しい気持ちで自分の線路へと戻った。」
ディーゼル「ヘッヘヘヘヘ…!!」
ナレーター「次に、トーマスベルナップフォード駅を案内した。其処へパーシーがやって来た。」
ベル「あら。おはようパーシー。まだ郵便配達で忙しいの?特別な仕事ね。」
トーマス「もう次に行かなきゃ。」
パーシー「はあ…郵便配達はそんなに特別な仕事じゃないよ。」
ナレーター「その時、ディーゼルが近づいてきた。」
ディーゼル「お前の親友はあの大きな青い機関車と随分楽しそうじゃないか。」
パーシー「あぁ…そうだね…。」
ナレータートーマスベルソドー整備工場にも来ていた。其処へパーシーもやって来る。ベルビクターと笑い合うトーマスの声が聞こえた。」
ディーゼル「又一人でいるのかいパーシー?」
パーシー「忙しくてさ!」
ディーゼルトーマスはもっと忙しい。ベルとな!」
トーマス「(笑い声)」
ベル「こんにちはディーゼル、此処本当立派な整備工場ね。ディーゼル機関車用もあるの?」
ディーゼル「ん…、そりゃあ有るに決まってる。此処の整備工場程、立派なとこじゃないけどな。」
ベル「まあ私も見てみたい。」
トーマス「もう行こうよベル。」
ディーゼル「じゃあなパーシー。」
パーシー「じゃあまたね…。」
トーマスディーゼル機関車の整備工場?へは行かない方がいいよ。彼処は古くて汚いし、ディーゼル機関車だらけだ。あの連中は信用出来ないからね。」
ベル「まあ、そうなの。」
トーマス「急ごう!貨車を運ばないと!」
パーシー「後で手伝えるかも知れないよ!」
ナレーター「しかし、トーマスベルと一緒に走って行ってしまった。パーシーはまた一人ぼっちだった。次の朝、パーシーウェルスワース駅?に郵便物を届けた。其処へディーゼルが現れ、パーシーの側へ近づいて来た。」
ディーゼル「お前の親友はもう、お前と仲良くする暇も無いみたいだぞ。」
ナレーターディーゼルの言う通りだった。パーシーは悲しい気持ちになった。」
ディーゼル「新しい親友を見つけろよ。御前と一緒に居てくれて話を来てくれる友達をな。」
ナレーターパーシーは友達が欲しかった。」
パーシー「そうだ!ディーゼル、僕と一緒に郵便配達をしてみない?」
ディーゼル「そうしたい所だけど、俺はこれからディーゼル整備工場?に行くよ。友達がそこで待ってるんだ。」
パーシーディーゼルには友達が待ってくれてる。なのにトーマスは僕をもう待ってはくれないんだ…他の皆も同じだ!」
ナレーター「次の日、パーシーは大きな荷物を受け取る為に港に来ていた。」
トップハム・ハット卿「もうすぐ、消防車のフリン?が此処へ到着する。此れはフリン?のホースだ。とても大事な物だぞ。パーシー、此れをソドーレスキューセンターまで届けてくれたまえ。」
パーシー「わかりました!」
ディーゼルフリン?トーマスの新しい友達になったら、お前と一緒にいる暇はもっと減るぞ。」
ナレーターパーシーディーゼルの言葉を信じたくなかったが、確かにその通りだと思った。ディーゼルがさらに近づいてきた。」
ディーゼル「昨日な、ディーゼル整備工場の友達に御前の話をしたら凄く会いたがったぞ。『御前なら特別なお客さんだ』そう伝えてくれって言ってたなあ。彼なら仲良くしてくれるぞ。」
パーシー「有り難うディーゼル。其れって本当かい?」
ディーゼル「勿論本当さパーシー。(汽笛)おっと…。」
トーマスパーシーじゃないか。それ特別な荷物みたいだね。」
パーシー「あ…!…そうなんだトーマス!これはフリン?のホースだよっ。良かったら僕と一緒に運ばないかい?」
トーマス「ああ、ごめんよ。これから、ベルと一緒に子供達?を入江まで連れて行くんだ!其れじゃあ又ねパーシー。」
ナレーターパーシーはまた悲しくなった。其れから今度は今迄とは違う気持ちになった。其れは怒りだった。パーシーは分岐点にやって来た。右はレスキューセンターに向かう線路。左はディーゼル整備工場?に向かう線路だ。パーシーは又少し悩んでいた。」
ディーゼル「御前なら特別な御客さんだ。御前なら特別な御客さんだ。」
トーマス「あの連中は信用出来ないからね。あの連中は信用出来ないからね。」
ナレーターパーシーは特別な御客さんになりたかった。そして自分といてくれる友達が欲しかった。彼は遂に決心した。」
パーシー「左の線路に行こう…ディーゼル整備工場?へ向かうぞ!うわぁ!トーマスは確か、ここには来ない方がいいって言ってたよね…だけど、トーマスと違ってディーゼルの友達は僕に会いたいって言ってくれた…!うわぁ!此れって凄いなぁ!今まで見た事ない物ばっかりおいてある!」
ナレーター「建物はとても古くとても変わっていた。何処も暗くて汚くソドー整備工場とは大違いだった。でも、パーシーはワクワクしていた!」
パーシー「そうだ!僕は郵便配達するだけのパーシーじゃない。凄く勇敢なパーシーさ!凄く特別なパーシーだ!ディーゼル整備工場?までやって来た凄いパーシーだぞ!ハッ…!ディーゼル10だ…」
ディーゼル10「親愛なるパーシーディーゼルからお前が来ると聞いていたぞ。来てくれて嬉しいよ。随分久し振りだよな。ん?」
パーシー「こんにちは…」
ディーゼル10ディーゼルからお前の事、沢山 聞いてるぞ。お前さんは…特別な機関車だパーシー。何をしてるんだ?さあ、こちらへ。」
ナレーターパーシーは躊躇い、そして迷っていた。『特別な機関車』と言われたのは初めてだ。」
パーシートーマスは僕をもう特別な機関車とも、友達とも思ってない… でも、ディーゼル10は違う!」
ナレーターパーシーは、少しずつゆっくりゆっくりディーゼル10について行った。そして、ディーゼル整備工場?の中へと入って行った。パーシーは息を飲んだ。其処は油で汚れ埃塗れだった。変な臭いがして変な物音がした。そして、其処はディーゼル機関車だらけだった!パーシーの車輪は震えたが、ボイラーは勇敢に泡立っていた。」
パーシー「こんにちは…。」
ディーゼル10「俺達の整備工場?へようこそ!」
パーシー「えっと…その…」
ディーゼル10「俺達の整備工場は御前等のみたいにピカピカで立派な所じゃない。でも来てくれて凄く嬉しく思っているぞ。」
パーシー「有り難うディーゼル10…。」
ダート「あっ痛て…!」(初台詞)
デン「おっと…」(初台詞)
パーシー「あ…」
デン「どうもどうも、俺はデンだ!えっと、その、つまりだな…。」
ダート「『自分が整備工場のボスで、あっしが部下』って事でやんしょ?あっしはダート。」
デン「あんたが故障したら、直してやるぜ!」
ダート「でもお宅は蒸気機関車だから無理か!ハッハハハハハ…!!!!冗談冗談へっへっへっ冗談好きなんで!」
ナレーターパーシーは笑った。気に入って貰いたかったのだ。」
パーシー「…僕も冗談好きだよ!…こんなのはどうかな?」
ダート「聞きてぇな。」
ナレーターパーシーは一度も冗談を言った事がない。一寸不安だった。」
パーシー「ウキウキしている機関車は…その…何て言うでしょう?!」
デン「えっと…、そうだな…。つまり、俺が言いたいのはな…。」
ダート「『分からない』って事でやんしょ?
パーシー「じ、上機嫌機関車!!…えっへへへ!!」
ディーゼル機関車達「(笑い声)」
ナレーターディーゼル機関車達は皆笑った。ディーゼル10の声が一番大きかった。」
ディーゼル10「ハッハハハ~!!本とに面白い奴だなパーシー最高だ!さあ御前の事をもっと話してくれよ。皆聞きたがっている。」
ナレーターパーシーは特別になれて嬉しかった。」
パーシー「僕は郵便配達をする!…それは…えっとぉ…」
ディーゼル10「物凄く重要な仕事だなパーシー!本当に重要な仕事だよ…。」
パーシー「はあっ!大事な荷物の事すっかり忘れちゃってた! えっと…レスキューセンター迄運ばなきゃいけないんだ。特殊消防車フリン?のだーい事なホースがその荷物なんだ…」
ディーゼル10ダート!パーシーの大事な荷物は御前に任せたぞ!分かっているだろうな?」
パーシー「これ凄く大事な荷物なんだ…」
ディーゼル10「分かっているってパーシー、心配するな。」
ナレーター「其処へ、メイビスソルティーに押されてやって来た。メイビスパーシーを見て吃驚した。」
パーシー「やあ、メイビス!」
メイビス「こんにちはパーシー!あぁ、私故障しちゃって…、デンに直して貰うの。」
ソルティー「そうとも!デンは何だってあっと言う間に直してくれるんだぜ!ハハハハハー!持ってる道具は古いし、車庫なんてボロボロだけどなぁ。はぁー。」
パーシートップハム・ハット卿に言って新しくして貰ったら、どう?」
ディーゼル10「頼んださ。でもディーゼル機関車の言う事なんて全然聞いちゃくれない。蒸気機関車の話しか聞く気がないんだ。」
パーシー「そんな…そうだ!僕なら何とか出来るかも。」
ディーゼル10「頼もしいじゃないかパーシー。」
パーシー「新しい整備工場?の事を、トーマスからトップハム・ハット卿にお願いして貰うよ!トーマスの言う事なら聞いてくれるからね!」
ディーゼル10「御前はホントにいい奴だなパーシー、ありがとう。」
パーシー「すぐにトーマスの事、探しに行って来る!」
ディーゼル10「待っているからな。ワァ!うぅ~!!うわぁ!!あー!イテッ!あぁ全く…!」
ナレーター「ブレンダムの港では消防車のフリンが到着したところだった。誰もが皆興奮していた。何時も冷静なクランキーもワクワクしていた。」
クランキー「随分変わった車だな。初めて見たよ。」
ブレンダム港の作業員A?「降ろせ!」(土田大?さんのブレンダム港の作業員?の初台詞)
フリン?「やぁ。僕はフリン?だよ!君は?」(初台詞)
クランキークランキーだ!」
ブレンダム港の作業員B?「よし!」
フリン?クランキー?(笑い声)随分変わった名前だな!」
ブレンダム港の作業員C?「いいぞ!」
ブレンダム港の作業員ABC?「じゃあなフリン?!」
ナレーター「暫くして、パーシーソドー整備工場トーマスを見つけた。ディーゼル10の事を話したくて、仕方がなかった。」
パーシートーマス!…あっ」
トップハム・ハット卿パーシー!何処に行っていたんだ?フリン?に会っていないのは君だけだぞ!」
フリン?「ハロー!パーシー!」
ビクターフリン?に会った感想は、どうだい?」
ナレーターフリン?は本当に早くて勇敢そうだった。」
トーマストップハム・ハット卿から、ソドー島を案内するようにって言われたよ!子供達?が喜ぶだろうな!」
ナレータートーマスフリン?に近づいた。フリン?に夢中になってるようだった。パーシーはまた悲しい気持ちになった。パーシーは機関庫に一人ぼっちだった。自分が特別な存在だとは思えない。パーシーは遂に決心した。」
パーシー「誰も僕の事なんか気にしてくれない…明日又、ディーゼル整備工場?に行って見ようかなあ…。ディーゼル10なら僕の相手をしてくれる。この僕に会いたいって思ってくれてるんだ。えへっ…へへっ」
ディーゼル10「おはようパーシートーマスに俺達の整備工場の事を頼んでくれたか?」
パーシー「う…ああ…話そうとしたよ!でも、トーマスは忙しくて、そんな時間は無かったんだ…」
ディーゼル10「フン!」
ダート「ああ全くもう!誰がこんな所に置いたってんでい!!」
デンダート!落ち着くんだ!あちこちぶつけてたら、壊れちまうぞ!」
ダート「もうとっくに壊れてまさあ!此処には新しいクレーンが必要だって何度も頼んでいるって言うのに、このハッピー・フック?は役立たずでやんす!」
ディーゼル10「煩い!!」
ナレーター「皆が静まり返った。」
パーシー「新しいクレーンは必要だよ!クレーン無しじゃ機関車を直せないんだって、ビクターがいつも言ってるもん!」
メイビス「その通りね、パーシー。」
ディーゼル10「確かにそうだパーシー、御前なら俺達の問題がわかるだろ?御前達にはケビンが居るのに、ディーゼル機関車には誰も居ないなんて不公平だ。」
ナレーター「こうして、パーシートーマスを探して走った。全速で線路を走り、そしてソドー整備工場へと到着した。」
パーシー「ねぇ、ケビン?ディーゼル達の整備工場に行ってきたよ。」
ケビン「そこ行っちゃ駄目なんだよ。」
パーシーディーゼル機関車達は皆優しかった。でもね、クレーンが無いんだぁ…」
ケビン「うわぁ~!!」
ビクターケビン!」
ケビン「すんません!すんません!『クレーンが無い』ってホント?『クレーン無しじゃ、機関車は直せない!!』ってボスはいつも言っていますよ。」
パーシー「そうなんだよ…ケビン!君もその整備工場?に行って見ない?君の事が必要なんだ、今ならヒーローになれるよ!ディーゼル10だって、きっと、そう言うに決まってる!」
ケビンディーゼル10!だって?ディーゼル10が僕をヒーローって呼ぶの?」
パーシー「うん、間違いないよ!」
ケビン「そりゃあ凄いや!ヒーローに何てなった事無いもん。」(汽笛)
トーマスパーシー!一日中、君を探し回ってたんだよ!ビクターに頼まれって、フリン?のホースを取りに行ったんだけど、届いていなかったんだ!」
パーシー「そんな筈無いよ!僕の友達が代わりに届けてくれたはずだ…届ける場所を間違えちゃったのかもね!」
トーマス「じゃあ、早く見つけないと!フリン?がずっと待っているんだ!」
パーシートーマス!!実はとっても大事な話があるんだけど…」
トーマス「心配無いよビクターパーシーが急いでホースを見つけてくるからさ。」
ケビン「さっきのヒーローになれるって話、行ってみたいな僕もね!だけど、その場所何処にあるか全然知らないんだ。凄く遠いのかな?」
ビクター「おいケビン!一体何度言ったら分かるんだ!?お喋りしてる暇なんか無いぞ!御前もだパーシー!早くホースを見つけて来てくれ!」
パーシー「そうだよねビクター!話しててごめんなさい!すぐ探しに行って来る! ダートが運んだ筈なんだけどなぁ…。」
ロッキー「手伝ってやろうかパーシー?」
パーシー「んーん!大丈夫だよロッキー!急がなきゃ!」
ナレーターパーシーは色んな場所を一所懸命探した。1日中、彼方此方を走り回っている内にすっかり日が暮れてしまった。其れでもホースは見つからない。」
パーシー「はぁ!」
ナレーター「何とその夜、機関庫のパーシーの場所にフリン?が居た。トーマスの横に。」
フリン?パーシー!又会えたね!トーマスが此処で休ませてくれたんだ。勿論、君が戻る迄の間にね。」
トーマス「今迄何処へ行ってたの?」
ナレーターパーシーは裏切られたと思った。今はもうトーマスの事を親友とは思えなくなった。そしてとても寂しい気持ちになり、ディーゼル達と一緒に居たいと思った。」
パーシー「其処から動かなくていいよ…僕は忙しいんだ!行く所が有るからさ!」
ナレーター「その時、パーシーは決心した。こっそりケビンディーゼル整備工場?へ連れて行くのだ。ケビンならきっと役に立ってくれると思った。ソドー整備工場にはケビンしかいなかった。彼方此方動き回って片づけをしている。ビクターはすっかり寝ていた。」
パーシーケビン!」
ビクター「ん…?」
パーシーケビン?いい事思いついたんだ。今から例の場所に連れてってあげる。すぐ一緒に行こう?皆待ってるよ!」
ケビン「(笑い声)」
ディーゼル10ケビン!よく来てくれた!物凄く嬉しいよ。本当に光栄な気分だ。お前が必要なんだ。ケビン。お前は、ヒーローだよ。」
デン「よく来たな!」
ダート「すげえじゃねぇか!そのフックで活躍してくれってんだ!」
ディーゼル10「よくやったなパーシー!素晴らしい働きだった。御前がケビンを連れて来てくれて嬉しいよ。」
パーシー「有り難うディーゼル10。」
ディーゼル10トーマスの方はどうだった?トップハム・ハット卿に話すよう、もう頼んでくれたかい?」
ナレーターパーシーは焦った。トーマスにまだ話をしてないとは言いたくなかった。ディーゼル10の気分を悪くしたくなかったのだ。」
パーシー「ごめんなさい… 誰とも話す暇が無い位トーマスは忙しく働いてるんだ。でもちゃんと頼むよ。そうすれば、トップハム・ハット卿に伝えてくれる。」
ディーゼル10「それならトーマスをここへ連れて来い!此処だったらトーマスも御前の話を聞くだろうからな!」
ナレーターパーシーは怖くなって来た。不機嫌そうなディーゼル10は、とても恐ろしかった。」
パーシー「解った…トーマスを連れて来るよ。」
ナレーター「でも、パーシーは良く知っていた。トーマスは絶対、この整備工場には来たがらないだろう。」
ディーゼル10「頼んだぞ。今夜はケビンと一緒に此処に泊まるといい!うわ!!んっ…!!イタイっ!!あっ!うわぁー!!もう!!ハァ、全くもう…!」
パーシー「彼処に泊まった蒸気機関車は僕が初めてだね!」
トビー「昨夜は何処に行ってたんだい?」
エミリートーマスが貴方の事を探してたわ!」
スタンリー「機関庫には居なかっただろ?」
トビートーマスが心配してたよ。」
トーマスパーシー!一体、何処に行ってたの?」
パーシー「…友達の所で一晩過ごしてた。」
トーマス「え?友達は僕らだろ!」
パーシー「違うよ。新しい友達といたんだ…ディーゼル機関車と!」
トーマス「え?!何だって!?」
パーシー「僕を特別な機関車だって。ディーゼル10がそう言ったんだ!」
ヘンリー/トビー/エミリー/スタンリーディーゼル10!?」
ゴードン「大変だ!ケビンソドー整備工場から消えちまった!」
パーシー「知ってるよ。きっと今ごろ大活躍だ!」
トーマス「何処で?!」
パーシーディーゼル機関車のとこ。」
トーマス「何でそんなとこに?!ビクターは知ってるの?」
パーシー「まだ言ってない…」
トーマス「じゃあ、それを早く伝えに行かなきゃ!ほら、パーシー!整備工場へ急ごう!」
ナレータートーマスケビンの事を心配していたが、ケビンは新しい友達と楽しく過ごしていた。」
ケビン「準備はいいかい?そ~れ~!!ハハッ楽しいね!ハッピー・フック?!行くぞ~!」
ディーゼル10ケビン!そんな下らない遊びをしてる暇なんか無いんだぞ!頼むから、そのガラクタをさっさと片付けてくれ!」
ケビン「あぁ~分かりました…ボス。」
パーシー「兎に、角不公平なんだもん!誰も見た無い事なんか無いんでしょう?ディーゼル整備工場は古くてボロボロだし、油塗れでクレーンも無いんだ!だからケビンを連れてったんだ…皆が必要としてる。」
ビクター「私もケビンが必要だ!!」
トーマスビクター?ケビンに戻って欲しいんだよね。…だったら、トーマスが連れ戻しに行かないと。」
ナレーター「皆は何も言えないままパーシーを見つめていた。パーシーは特別になった気がした。」
ビクター「こりゃまた何てことだ!トップハム・ハット卿に直ぐ知らせないと!」
ナレーター「ディーゼル整備工場ではディーゼル10が大満足で微笑んでいた。」
パーシー「もうすぐ、トーマスがやって来るよ。」
ディーゼル10「それはそうと、ビクターは何処に居るんだ?」
パーシートップハム・ハット卿の所さ。」
ディーゼル10ビクターは整備工場へには居ないんだな?」
パーシー「うん。」
ディーゼル10「でかしたぞパーシー!本当によくやった!パーシー!俺達はこれから皆で特別な事をするんだ!ソドー整備工場で騒ぎを起こしてやるんだよ!!」
パーシー「!?」
ディーゼル10「案内するのはお前だ!整備工場で騒ぎを起こせばトップハム・ハット卿も俺達の話を聞くだろう!そうなったら、お前は俺達の『ヒーロー』だ!」
パーシー「うわあ…トーマスはどうするの?」
ディーゼル10トーマスケビンと此処に残る!そして俺達の要求が通ったら、呼びに戻ってくればいいじゃないか!準備はいいかいパーシー?」(汽笛)
ディーゼル10「よく来たなトーマス!お前が来るのを待っていたよ!長い事ずっとな!デンダートが相手をしてやる!パーシーと俺は忙しいんだ!」
デン「着いて来いよ!工場の裏へ行こう!」
トーマス「僕は工場の裏へなんか行かないよ!ケビンを連れ戻しに来ただけだからね!」
ダート「そうはさせねえでやんす!お前はこの場所に残るんだ!あっし等がちゃんと相手をしてやるからよ!安心しな!そうだろケビン?」
ケビン「その通りだよ!トーマスハッピー・フック?と一緒に遊びましょ!アハハ楽しいよ!ホント…。」
ディーゼル10「ヒーローになる心の準備が出来たかい?」
ナレーターパーシーは微笑んだ。彼は自分がゴードンより立派に、スペンサーより特別になった気がした。」
パーシー「うん、勿論だよ。」
トーマス「待ってパーシー!行っちゃ駄目だ!ねえパーシー!パーシー!!」
パーシー「皆着いたよ。ここがソドー整備工場だ。」
ナレーターパーシーは誇らしい気分だった。ディーゼル10がヒーローの自分を褒め称えるのをジッと待っていた。だが、ディーゼル10は何もしなかった。褒める事も無い。パーシーの事をまるで気にも留めなかった。そして突然笑い出した。」
ディーゼル10「あっはっはっはっは~!!ソドー整備工場を乗っ取ってやったぞ!!全部俺達の物だ!!このままずっとここにいるんだ~!!ガハハハッ!!」
パーシー「あっ!待って!そんなの駄目だよ!」
ディーゼル10山里亮太?バージョン)「いいや!!もう返す気なんて無い!!俺の邪魔をするな!!愚かな蒸気機関車め!!」
ディーゼル10仁科洋平?バージョン)「いいやもう、返す気なんか無いね!!俺の邪魔をするな、愚かな蒸気機関車め。」
ノーマン「派手にやろうぜ!!」
パクストン「暴れるぜ!!」
ディーゼル10「(笑い声)」
ノーマン「ウハハハハ!!」
パクストン「アハハハ!!」
ディーゼル「最高だぜ!!」
ディーゼル機関車達「(笑い声)」
パーシー「困ったぞ、どうしよう… こんな大変な事になるなんて…トーマスは如何するの?」
ディーゼル10「ああトーマスの事か?彼奴はもう何も出来んない!お前は本当に!愚かな蒸気機関車だ!」
ナレーターパーシーは惨めな気持ちだった。」
パーシー「僕は皆のヒーローで、大事な存在だと思ってた…。友達が出来たと思ったのに… でも今、トーマスディーゼル機関車に捕まってるし、ディーゼル機関車達はこの場所を占領してる。僕の所為で、こうなっちゃったんだ… ディーゼル10は友達なんかじゃない。本当の友達はトーマスだ!トーマスこそ僕の親友だ!その親友が困ってる!僕だけじゃソドー整備工場は救えない。…でも、トーマスの事なら助けられるぞ !今行くからねトーマス!!僕の大切な親友だもん!! こうなったのは僕の所為だ…でも絶対に解決するぞ! トーマス!!パーシーだよ!君を助けにきたんだ!!!…あ!!火事だ!大変だぞ…急いでベルフリン?を探さなくちゃ! ベル!フリン?!ディーゼル整備工場で火事なんだ」
フリン?「OK!心配するな!僕達が直ぐにで火を消しやるぞ!」
ベル「でも、まだホースが無いわよ、フリン?! パーシーフリン?のホースを何処にあるの?」
ナレーターパーシーはまだ、フリン?のホースを見つけていなかった。」
パーシーダートが届けるって言ったんだ。」
ロッキー「でも、まだ届いてない!」
パーシー「そうか…は本当に駄目な機関車だな…ディーゼル10に騙されてたんだ。…ホースはまだ、ディーゼル整備工場?の何処かに有る筈だ!時間が無いよ!!皆急いで! トーマスの汽笛の音だ…!急いでベル!フリン?もね! デン!フリン?のホースは何処だい?」
デン「ホース?何の話だ?俺は知らんなぁ!」
ダート「何の話か解らないってことでやんすよ!」
パーシー「嘘を吐いても駄目だよ。レスキューセンター迄運んでくれるって言ったじゃないか。でも運ばなかった。…騙したんだね!ホースは何処なの?緊急事態なんだ!」
ダート「工場の裏のゴミの中でやんす!」
フリン?「OK!後は任せろ!」
ベル「私達で見つけるわ!」
パーシー「今すぐトーマスを解放して!!!」
デンディーゼル10の命令は絶対だ!!」
ダート「あっし等はここを、動かねぇって事!!」
パーシー「…君達は僕より愚かなんだね!ここが今火事になってるんだよ?!建物が燃えちゃうんだ!」
デン「…そう言う事なら…。」
ダート「行きやす?」
デン「ああ。」
パーシー「もう大丈夫だよ…」
トーマス「有り難うパーシー!」
トーマス「あぁ…!」
ケビン「あぁ!大変だ!大変だ!こんな炎を今まで見た事ないや!怖いですよ~!!」
フリン?「下がってて!落ち着くんだ!心配要らないからな!もうすぐ消えるぞ!!」
ベルフリン?は、速くて勇敢だって言ったでしょ!」
トーマス「凄いじゃないフリン?!
パーシー「凄いじゃないベル!」
ナレーター「漸く炎は収まった。何とか火は消えたのだ。ディーゼル整備工場は間一髪で無事だった!」
パーシー「ハッ…!トーマス!ディーゼル10の一味が、僕等のソドー整備工場を乗っ取った。取り返しに行かなくちゃ!一緒に来てくれるかい?」
トーマス「勿論、一緒に行くよパーシー!他の皆も集めよう!汽笛を響かせるんだ!皆で力を合わせて僕達の整備工場を取り返さなくちゃ!」
パーシー「全速で走って行こうよ、トーマス!さあ、ケビン、家に連れて帰るからね!」
トーマス「有り難うフリン?!」
パーシー「有り難うベル!」
エドワード「僕らも行くよ!」
エドワード/ヘンリー「力を合わせよう!」
ナレーターエドワードヘンリーゴードンジェームスもやって来た。」
ゴードンディーゼル機関車め!只じゃおかないからなぁ!」
ジェームス「We'll stop their trickery with a whoosh and wheesh!(日本語翻訳をお願いします。)」
ナレーター蒸気機関車達は猛スピードでソドー整備工場へと向かった。
エミリーディーゼル機関車なんか、追い出してやる!絶対に許せないんだから!」
ナレータートビーは不安だった。でもその時、仲間達が大勢やって来たので、自然と勇気が湧いて来た。」
トビー「悪い事をするなんて許さない!僕達の整備工場を乗っ取るなんて!」
・(BGM)
ディーゼル機関車達「(笑い声)」
ディーゼル10「フフフフ!回る!回る!グ~ルグ~ル回る!グルグルグルグ~ル!!!!」
ディーゼル10ソドー整備工場はもう俺達の物だ!!」
トーマス「違う!この場所は僕達のだ!」
パーシー「君達の気持ちも分かる。」
トーマス「でも、乗っ取るだなんて間違ってる!」
パーシー「僕を騙したでしょ?」
トーマス「でも、僕らは騙したりしない!」
パーシー「お互いに狡は無し。それなら力になるよ!」
ナレーターソドー整備工場は静まり返った。誰も音を立てず動かなかった。全員ジッとしてディーゼル10の事を見ていた。
ディーゼル10「一体どうやって、力になるってんだ?」
パーシートップハム・ハット卿に話をするよ。」
トーマス「君達のディーゼル整備工場を新しくしてってお願いする。」(クラクション)
ナレーター「丁度、其処へトップハム・ハット卿が現れた。」
トップハム・ハット卿ディーゼル10!この騒ぎは一体どう言う事だ!!」
ディーゼル10「ああ…こ…これは…その…」
トップハム・ハット卿「何だディーゼル10!!君達だって、このソドー鉄道で働いている!私の指示が第一なんだ!勝手な事をされては困る!如何かね分かったかな!?この騒ぎで、混乱と遅れを招いたぞ!君達の整備工場?は火事になった。ソドー整備工場だって酷い状態だ。それに、君達の所為で、他の機関車達の重要な仕事が皆止まっている。自分のした事の責任は、しっかり取って貰うからな!」
パーシー「あのぅ… ディーゼル10ディーゼル整備工場?があまりに古くて、悲しんでます。」
トーマス「油塗れで、騒音も酷い。」
ケビン「それに、クレーンだって無いんですよ。ボス。」
パーシー「だから、こんな悪さをしちゃったんです。」
トーマス「お願いです。新しい整備工場を作ってあげて下さい。」
トップハム・ハット卿「勿論、新しい整備工場は作る予定だ。だが、其れにはまだ時間が掛かる。順番を待たないといけないんだ。もう少しの辛抱だディーゼル10。きっと待った甲斐が有ったと思うだろう。」
ナレータートーマスパーシーディーゼル10を見た。すると、ディーゼル10は笑顔になった。ディーゼル機関車蒸気機関車は一緒になって働いた。大変な作業ばかりだったが、彼等は力を合わせて毎日一所懸命働いた。」
デン「おいおい!何だか車輪がグラグラするよ…。」
ダート「あっちこっち痛いでやんす…!」
ナレーター「遂に、新しいディーゼル整備工場が完成した。とても立派だった。ハッピー・フック?も修理された。蒸気機関車は煙と蒸気をあげ喜んだ。」
ディーゼル機関車達「イェーイ!!(笑い声)」
トップハム・ハット卿「新しくなったディーゼル整備工場?は特別な建物だ。だが、諸君!その理由と言うのは此処が新しいからでも立派だからっても無い!本当に役に立つ機関車達全員が力を合わせて完成させたから、ここが特別なんだ!皆は私にとって大切な存在だと言う事を忘れないでくれ!全員が特別なんだ!君達を何時も誇りに思っている!」(汽笛と警笛)
ディーゼル10「フフフン…ムフフフ。」
トップハム・ハット卿のお母さん「本当、その通りねえ。」
ハット卿夫人「ええ、お母様。」
パーシートーマス。」
トーマス「何だいパーシー?」
パーシー「君と一緒にいると、僕は自分に自信が持てるんだ!特別な気持ちになれるよ!」
トーマス「何だか不思議だよね。」
パーシー「それ、如何言う事?」
トーマス「だって、僕も全く同じ気持ちになっちゃうからさ!」
ナレーター「大親友のトーマスパーシーは嬉しくて何時までも笑い合っていた。」
英国版CVナレーターマイケル・アンジェリス
トーマス/トビーベン・スモール?
エドワード/ヘンリー/ゴードン/ジェームス/パーシー/ソルティー/デン/パクストン/トップハム・ハット卿/トップハム・ハット卿のお母さん/トーマスの機関士?/消防士?/植木職人達?/ブレンダム港の作業員?キース・ウィッカム?
エミリー/ベル/メイビス/ハット卿夫人/ブリジット・ハット?テレサ・ギャラガー?
スタンリー/ディーゼル10/ビクター/ロッキー/ケビン/クランキー/マッコールさん?マット・ウィルキンソン?
ディーゼル/ハリーバート/ノーマン/シドニーケリー・シェイル?
ダート/フリン?ルパート・ディガス?
米国版CVナレーター/ディーゼルマイケル・ブランドン
トーマス/パーシーマーティン・シャーマン?
エドワード/トビー/ロッキー/マッコールさん?ウィリアム・ホープ?
ヘンリー/ゴードン/ジェームス/ハリーバート/ノーマン/シドニー/ケビン/トップハム・ハット卿ケリー・シェイル?
エミリー/メイビス/ハット卿夫人/ブリジット・ハット?ジュール・デ・ヨング?
スタンリーベン・スモール?
ベルテレサ・ギャラガー?
ディーゼル10マット・ウィルキンソン?
ソルティー/デン/パクストン/トップハム・ハット卿のお母さん/トーマスの機関士?/消防士?/植木職人達?/ブレンダム港の作業員?キース・ウィッカム?
ダート/フリン?ルパート・ディガス?
ビクターデヴィッド・ベデラ?
クランキーグレン・ウレッジ?
日本版CVナレータージョン・カビラ
トーマス比嘉久美子
エドワード/ヘンリー*9佐々木望?
ゴードン三宅健太
パーシー神代知衣?
トビー/フリン?坪井智浩?
エミリー山崎依里奈?
スタンリー/ブレンダム港の作業員?A/作業員?土田大?*10
ベル/トップハム・ハット卿のお母さん*11根本圭子?
ディーゼル/ノーマン*12ケン・サンダース?
メイビス/ハット卿夫人/ブリジット・ハット?吉岡さくら?*13
ハリーバート並木伸一?*14
ディーゼル10仁科洋平?*15
ソルティー/デン石野竜三?
ダート/ロッキー/ブレンダム港の作業員?C:河本邦弘?*16
シドニー:不明*17
ビクター/パクストン*18坂口候一?
ケビン河杉貴志?
クランキー黒田崇矢?
トップハム・ハット卿納谷六朗?
トーマスの機関士?/消防士?/植木職人達?*19/ブレンダム港の作業員?B:金光宣明?*20
マッコールさん?中村大樹?*21
ゲストCV*22ディーゼル10山里亮太?南海キャンディーズ
予告ディーゼル10の逆襲 予告編
前作きかんしゃトーマス ミスティアイランド レスキュー大作戦!!
次作きかんしゃトーマス ブルーマウンテンの謎

*1 但し、英米では第15シーズンの後に放送されて、日本では6月から(公開から2か月後に)放送された為、第15シーズンで何の説明も無く、ディーゼル整備工場?ベルフリン?デンダートノーマンパクストンが登場する。
*2 但し、チャーリーはカメオ出演。
*3 当初は前作からの予定だった。
*4 尚、ディーゼル10の声は黒田崇矢?さんから山里亮太?さんが差し替えている。因みに、ディーゼル10長編第1作で初登場したキャラクターであるが、当時の吹き替え?がプロの声優だった為か、今回初めてゲスト声優による吹き替えが決まった。
*5 長編第1作で名前を出しており、初対面早々、トップハム・ハット卿から説教を受ける。
*6 CGでのこの演出は初。
*7 あの時の恐怖心は消えたらしく、ソドー整備工場を強奪したに喧嘩を売ったらしい。
*8 但し、長編第1作では、会話は無い。
*9 ノンクレジット。
*10 スタンリー以外ノンクレジット。
*11 ノンクレジット
*12 ノンクレジット
*13 メイビス以外はノンクレジット。
*14 ノンクレジット
*15 CS放送時のみ。
*16 ダートロッキー以外ノンクレジット。
*17 ノンクレジットの為、不明。
*18 ノンクレジット
*19 劇中では『酪農の人達』。
*20 植木職人達?以外ノンクレジット。
*21 ノンクレジット
*22 劇場公開版&DVD版のみ。