「魔法の本で行くヴァルハラ放浪記」プロローグ
話者 | セリフ | 備考 |
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シロエ | ヴァルハラに行きたいかー!? | |
エメリア | おー! | |
ユノ | ||
アリサ | どうでもいいけど ヴァルハラって いったいどこよ? | |
シロエ | ヴァルハラとは こことは 別の世界の神々が治める神の国です。 | |
この間 魔法の本を使って ちょっと挨拶にいってきました! | ||
ユノ | シロエさんってけっこう 神出鬼没デスね……。 | |
シロエ | その際に いろいろとお願いして みなさんの 教育実習もさせて もらえることになったのです。 | |
エメリア | ってことは 魔法の本を使って異世界を 冒険できちゃうの!? | |
シロエ | ええ そうなりますね。 向こうの神様たちにも了承はとってあります。 | |
ユノ | なんだか楽しみなのデース! | |
シロエ | 手土産に「セントフェーレス饅頭」をお贈りしたら 大層 喜んでおいででしたよ。 | |
アリサ | ……何よ その手土産……。 | |
シロエ | わたしが 頑張って手作りしたんです! ちなみにおいしいお饅頭を作るコツは……。 | |
アリサ | どうでもいいわよ そんな無駄知識! | |
シロエ | アリサさんも もう少し料理に興味を 持たないと 意中の人に逃げられてしまいますよ? | |
アリサ | (コイツ……あとで泣かす……。) | |
シロエ | ということで 早速みなさんを 集めてヴァルハラに行ってみましょー! | |
- | それは 本来 ありえないはずの邂逅── | |
魔法の本が紡いだ 出会いの物語── | ||
異世界の神々との交流を経て 生徒たちは また一歩 成長する。 | ||
フレイヤ | あ ヴァルキリー。 オーディン様 見なかった? | |
ヴァルキリー | オーディン様なら先ほど カードゲームの大会に参加してくると……。 | |
フレイヤ | えぇ!? 今日はセントフェーレスの生徒が 来るって言っておいたのに! | |
ヴァルキリー | はい 止めはしたのですが 闇のゲームがボクを呼んでいるとかなんとか……。 | |
フレイヤ | ……あのヤロウ…… 今度あったら二度とゲームのできない体にしてやるわ。 | |
シロエ | どうも ご無沙汰しています! | |
フレイヤ | ああ もう来ちゃった! | |
ミスティ | ここが ヴァルハラなんですか? | |
シロエ | ええ そうです。 ここは神様たちが住むお城の中ですね。 | |
リリアナ | 広いお城だねー! 探検したら すっごく面白そう! | |
フレイヤ | シロエさん いらっしゃい。 この子たちが 生徒さんかしら? | |
アリサ | (良かった…… 神様たちは まともそうだわ……。) | |
シロエ | はい 今日は うちの生徒たちが お世話になります。 | |
フレイヤ | 任せてちょうだい! 未来ある学生たちに 微に入り細に入り ヴァルハラの魅力を しっかり紹介させてもらうわ! | |
スレイプニル | 学生の方々を案内すると聞いて このスレイプニル 参上 仕った! | |
さぁ そこの素敵なお嬢さん! 私の背に お乗りなさい! どこへなりともご案内いたしますぞ! | ||
ミスティ | え? | |
スレイプニル | さぁ! さぁ! このスレイプニルの お尻を心ゆくまで叩いてください! | |
さあ! 尻をっ! 尻をっっ!! | ||
ミスティ | ヒッ! | |
フレイヤ | 失せろ! この変態がッ! | |
スレイプニル | ヒィンっ! | |
ミスティ | ……まさか…… あの方も神様……なんですか……? | |
ヴァルキリー | 一応……。 | |
アリサ | (どうしよう……ここの神様 あたしたちよりあかんかも……。) | |
フレイヤ | 自己紹介が 遅れたわね。 私はフレイヤ。豊穣の女神よ。 | |
ヴァルキリー | 私はヴァルキリー。 戦乙女として戦場に身を置く者だ。 | |
リリアナ | そういえば さっきのお馬さんは? | |
フレイヤ | あれは 見なかったことにしていいわ。 | |
リリアナ | え? でも……? | |
フレイヤ | あなたは何も見なかった。 オーケー? | |
リリアナ | あ はい……。 | |
シロエ | それでは みなさん しっかり学んで来てくださいね。 | |
生徒たち | はーい! | |
- | To be continued…… |