戦国ランス/MOD作成/VSCode拡張

Last-modified: 2025-10-11 (土) 09:32:33

Visual Studio Code (VS Code) エディタにSystem4言語サポートを追加する拡張機能。AinDecompilerを使わずに、VS Codeからainファイルのデコンパイル、jafファイルのコンパイルを行える。xsystem4を使ったデバッグもサポートしている。

機能

  • ainファイルをjafファイルにデコンパイル
  • jafファイルのコンパイル
  • コードの色付き表示
  • エラーメッセージのエディタ内表示
  • マウスオーバーで型情報の表示
  • 定義へ移動(変数名/関数名をCtrl+クリック)
  • xsystem4を使ったデバッグ機能
    • 実行の一時停止
    • 変数の内容表示
    • ステップ実行
    • ブレークポイントの設定

インストール

  1. Visual Studio Code をインストール
    • 起動すると日本語言語パックのインストールを促される。お好みでインストールする。
  2. System4言語拡張 をインストール
    1. VS Codeの左側のアイコンの並びから、拡張機能画面を開く
    2. 検索ボックスに system4 と入力
    3. 検索結果の中から「System 4」を選択
    4. 「インストール」ボタンを押す

使い方

ここではAinDecompilerの改造例で解説されている ランスの初期兵数を150から300に変更する例 を、VS Codeで行う手順を解説する。

  1. VS Codeのメニューから「ファイル(F)」→「フォルダーを開く」をクリックし、戦国ランスのフォルダー(戦国ランス.ainがあるフォルダー)を開く。
  2. F1 キーを押し(またはウィンドウ上部の検索ボックスをクリック)、 system4 と入力。候補の中から「System4: Decompile」を選択する。これでsrcフォルダー内にjafファイルが生成される。
  3. VS Codeの左側のアイコンの並びから、虫眼鏡(検索)をクリックして検索画面を開く。検索ボックスに 固有武将登録 と入力する。
  4. 検索結果が何件か表示されるが、▲武将データ.jaf の「lint 固有武将登録(...)」が関数定義なので、それをクリックして開く。
  5. 21行目、「CHB(...)」の 150300 に変更する。
  6. Ctrl+Shift+B を押す。一覧から「system4: compile」を選択すると、変更した jaf がコンパイルされる。(少し時間がかかる)
    • 注意: 戦国ランス.ain ファイルは上書きされる。
  7. F5 キーを押す。「xsystem4.exe is not found in this workspace. Do you want to download the latest version from GitHub?'」と聞かれたら「Yes」を選択すると、xsystem4がダウンロードされ、ゲームの実行が開始される。
  8. せっかくなので、デバッグ機能を少し使ってみよう。先ほど変更した▲武将データ.jafの21行目、行番号の左側のスペースをクリックすると赤い点が表示される。これはブレークポイントといって、実行がその行に到達すると一時停止する。
  9. タイトル画面で「はじめから」を選択すると実行が止まり、ブレークポイントを設定した行がハイライトされるはずだ。左側の「変数」の欄から変数の現在値を確認したり、「コールスタック」から関数呼び出しの経路を確認したりできる。
  10. これで先ほど変更した部分が実行されていることを確認できた。ここから1行ずつステップ実行したりもできるが、今回は右上の再生ボタン(続行(F5))を押して実行を再開しよう。最初の合戦でランスの兵数が300になっていれば改造成功だ。

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