概要
特定の武器を自ら破壊する事で秘められた力を解き放つ【装備固有技】。
元ネタはRPGの元祖『Dungeons & Dragons』の同名のアクション。
D&Dでは魔法の充填された杖をへし折る事で、残り使用回数に比例した威力の大爆発を起こすというもの。
…が、敵味方の区別はせず、爆心地から一番近いのはよりにもよって実行者と、考え無しに使うと大惨事。
本項で解説するサガシリーズのファイナルストライクも使いづらいが、これでも本家より使い勝手がマシなのである。
元が杖のアクションという点を踏まえると【シャッタースタッフ】の方が原点に忠実と言える。
サガ2DS
| 系統 | AP 乱数 | 範囲 | 属性 | 対応(LV) | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連携技 固定攻撃 | 1024 - | 全体 | 消滅 | ガラスの剣(1-2) | ‐ |
【ガラスの剣】の連携技。1回しか使えないことに着目してこの技を選定したセンスが光る。
RS1
| 武器分類 | 消費 | 範囲 | 射程 | 属性 | カテゴリ | 威力 | 対応する武器 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 魔法技 | 50 | 敵全 | ‐ | 武器 | 力攻撃 | 50 | メイジスタッフ(5) | 必中 |
メイジスタッフの持つほとんどの呪文使用回数を結集して、標的の群れにオーロラの光を浴びせる術法。敵の群れに絶対的な破壊力をもたらす。
【メイジスタッフ】唯一の攻撃技。全体に壊滅的なダメージを与える。
ただし使用回数の消費量がどうあっても最大値の半分を超過するので、きせきの水や幻体戦士術でもない限り1戦闘あたり1人1度が限度。
RS2
| 系統 | WP | 威力 | 属性 | 対象 | 距離 | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 剣技 | 1 | 12 | 斬熱 | 敵単 | 近 | 固有技(本文参照) 装備品破壊技 盾回避不能、行動後盾使用不可 周囲に威力4、斬射属性の周辺ダメージ |
| 閃き | 閃き難度 |
|---|---|
| 見切り | 25 |
念ずる事により、武器の刀身に秘められた魔力を爆破させ敵に甚大なダメージを与える。非常に強力だが武器は壊れて消滅してしまう。
本作では武器固有技にして【装備品破壊技】となった。
【ゴブリンソード】、【ワームスレイヤー】、【スペクターソード】、【スプラッシャー】、【ロブオーメン】の固有技として設定されている。
威力は12と通常攻撃の4倍であり、更に対象外の敵に対しても威力4(通常攻撃の1.33倍)のダメージを与える。
対象そのものには【斬】+【熱】属性のダメージ、それ以外には斬+【射】属性のダメージと与ダメージの属性が多少異なっているが、いずれも複合属性であるため普通に使う分にはそれ程気を遣う必要はない。
WP1で威力12というのは確かに強いが、武器消失のデメリットが非常に大きいというハイリスクハイリターンの技。
利用可能な武器は比較的序盤の武器とはいえ、単体即死技を持つスプラッシャーや、貴重な狂戦士付与が出来るロブオーメンを筆頭にどれもレア品。
ゴブリンソードくらいならレア度を除けば折っても惜しくないが攻撃力4の武器なので威力はお察しというところで、結局の所使いどころはほとんどない。
敵としては【キング】および【むかしゴブリン】(緑の迷宮7F)ならびに【おやぶんゴブリン】が利用してくる。
設定武器がゴブリンソードなので、威力はそれ程高くないのだが、キング戦の場合は如何せん序盤のHPが低い時期に戦うことが多いのでターゲットになったキャラは大抵死ぬ。
そして、【素早さ】が意外と高いのでその後の【パンチ】もやっぱり地味に痛く厄介な技。
対策を敢えて挙げるなら、ターゲットになるキャラについては熱属性があるため【セルフバーニング】で無効化可能。
それ以外のキャラについては【ソードバリア】さえ使えば回避出来る。
とはいえ、キング戦の場合は事実上、【エメラルド】をパーティに加入させた場合のセルフバーニングくらいしか対策がとれず、実質的には飛んでこないように祈るくらいだろう。
緑の迷宮の場合は速攻で叩き潰そう。
ちなみに見切りは存在するがキングからは見切れないので、おやぶんゴブリン・むかしゴブリンから見切るか、パーティアタックを利用する必要がある。
ただし見切ったとしても技道場では覚えられない。
RS2R
| | 要Lv | BP | 威力 | 属性 | 対象 | 距離 | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 剣技 固有技 | - | 1 | 36 | 剣 火術 | 敵円 | 遠 | いくつかの剣の固有技(本文参照)、装備武器破壊、腕力依存ダメージ |
| 小剣技 固有技 | - | 1 | 36 | 小剣 火術 | 敵円 | 遠 | ロブオーメン/ロブオーメン・改の固有技、装備武器破壊、器用さ依存ダメージ |
| 閃き | 閃き難度 |
|---|---|
| 見切り | 25 |
剣技は【ゴブリンソード】【ワームスレイヤー】【ワームスレイヤー・改】【スプラッシャー】【スプラッシャー・改】【スペクターソード】【スペクターソード・改】で使用可能。
旧作よりも対象となる武器は手に入れやすくなったがどれも非売品なので、集まるかは運次第。
RS1の攻略本解説やRSU版を思わせる、オーロラの如き光を降り注がせる演出に変化している。
本作ではファイナルストライク使用後も戦闘中は【オートパリイ】が発動する。存在しないはずの剣を使用するのは敵だけの特権ではなくなった。
なお連携時は剣を装備していない扱いとなる。
運よくゴブリンソードが余分に拾えたなら、これを【クジンシー】の部位破壊に使うのも手か。
なお、ロブオーメンの物だけは小剣技だが、何故か威力の算出に剣の武器レベルを参照する。能力値の方はちゃんと器用さに対応しているので、剣技扱いされている訳でもない。謎。
敵として使ってくるのはキングのみ。見切り難度25であるのに対して、キングの閃きLv6であるため、ある程度【敵勢力レベル】が高くないと見切れず、少なくとも11~12Lv相当の補正値が必要になる。*2、ストーリーラインに沿って序盤に【ゴブリン撃滅作戦】を攻略しようとするとまず見切れない。
見切りを狙うのであれば、当分の間このイベントは放置することになる。
実用性はまったくないので、どこかの周回で1回見切って図鑑に載せてしまえば十分ではある。
RS3
| WP | 威力 | 成長 | 属性 | 対象 | 距離 | 効果 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 剣技 | 全 | 0 | 10 | 熱冷雷 | 敵縦横 | 近 | 特殊技(本文参照) 装備品破壊技 |
| 斧技 | |||||||
| 特殊能力/体術技 | 1 | 160 | 6 | 熱冷雷 | 敵全 | ‐ | 要武器、装備品破壊技 |
相変わらずの【装備品破壊技】。剣技と斧技にそれぞれ存在し、発動させた武器に対応した武器レベルを参照する。
【ブラッディソード】【スクリーマー】【降魔の剣】【バスターアクス】【魔王の斧】で扱える。
魔王の斧に関してはバトル終了後に修復されているので、次の戦闘で再び使える。
ブラッディソードに関しては【装備解除不可】なので、武器を外す手段になっている。
使用可能武器の攻撃力は増したが、性能に関しては前作よりも劣化気味。
成長度は高いが基本威力が0なのと、使用する度にWPを全消費してしまうという点が痛い。
敵の使い手は爆発的に増えたが、威力が大きく下がって脅威ではなくなった。ただ無刀取りで武器を狙っている時は悔しいことこの上ない。
ちなみに、自身の身体の一部を犠牲にして繰り出してくるとんでもない野郎が存在する。
SF1
| テキスト(リマスター) | [敵/単体/斬熱気]≪使用武器消失≫ 武器の魔力を暴走させ敵諸共に破壊する。 |
|---|
| WP | 目安 | 属性 | 対象 | 距離 | 対応装備 | 効果 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 装備固有能力 (剣技) | 10 | 通常攻撃×1.7 | 斬熱気 | 敵単 | 近 | フィーンドロッド トゥイギーロッド グリランドリー | 装備品破壊技 |
| 回避対象*4 | 回避不能 |
|---|---|
| 瞬間ステータス | さがふろんてぃあ戦略指南所を参照。 |
| 連携合成名 | 最初・途中 | 最後 |
|---|---|---|
| ファイナル |
今回も【装備品破壊技】。【フィーンドロッド】【トゥィギーロッド】【グリランドリー】で扱える。
本作ではレアアイテムだったり装備品としての価値が高かったりする理由で、壊したくない武器ばかり。
グリランドリーに関しては装備解除不可なので、武器を外す手段になっているが、意図して装備させたプレイヤーはまず使わない。
RSU
| 系統 | タイプ | 距離 | 接触 | 行動順 | 範囲 | 属性 | 威力 | BP | LP | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 剣技 | 攻撃 | 遠 | 間接 | - | 敵全体 | 斬熱 | S | 13~10 | 3 |
| 習得スタイル | SS[王の担い手として]ゲオルグ |
|---|
練達後(変更点は太字で表記)
| 系統 | タイプ | 距離 | 接触 | 行動順 | 範囲 | 属性 | 威力 | BP | LP | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 剣技 | 攻撃 | 遠 | 間接 | - | 敵全体 | 斬熱 | SS | 13~10 | - | [使用回数制限:バトル中1回] 全体攻撃する ただし、自身に「攻撃弱化」を付与する(効果極大/効果2ターン) |
剣を掲げた後、光の雨が敵陣に降り注ぎ大爆発を引き起こす、豪快ながらも美しいエフェクトとなった。
練達後はLPを消費しての実質的な回数制限から、使用回数制限システムを使うようになった。
威力もSSにアップしているが、武器を破壊したせいなのか攻撃力が2ターンダウンする。
使用者は【ゲオルグ】のみだが、彼の役割はディフェンダーなので攻めるような技を使うシチュエーションは滅多に無く、何となくチグハグになっている。【クリストフ】は攻撃寄りなのでアリかも。
尚、大剣技にも存在する(効果は同じ)。使用者は【アールヴ】。アビリティが攻撃寄りな彼女なら、使えるシーンが出てくるかもしれない。
ただし回数制限付きなので2ターン連続で放って周回で使う…なんて事もできず、使用シーンは限られてくるだろう。