散符「真実の月」

収録パッケージ	コスト	カード種別	効果	イラスト
東方永夜抄編	3	アクション アタック	あなたの手札1枚を公開する。 公開したカードと同じカード最大2枚までを、あなたの手札からサプライに戻す。 その後、他のプレイヤー全員は、それと同じカードを1枚ずつ獲得する。	桜庭友紀

解説

手札から不要なカードを2枚までサプライに戻しつつ、その不要なカードを相手に押し付けるアタックカード。
本家ドミニオンでは、大使(パッケージ:海辺)が同じ効果を持つ。
輝ける日の光「サニーミルク」と並んで最もコストの低いアタックカードだが、仮想コインなどの効果が無い分、その攻撃力は高い。
また、不要なカードを相手に1枚ずつ押し付けるため、対戦相手の数によってカードの性質が大きく変わる。

利用法

基本的には初期デッキの博麗神社～間借りの一画～やお賽銭を押し付けることになる。序盤に神社と一緒に来たら問答無用で押し付けよう。
ただしお賽銭を戻すと出せるコインは減ってしまう。サプライに戻すのは任意なので、買いたいカードによってはお賽銭を見せるだけ、という使い方も可能。
複数あると使い勝手の悪いカード（ターミナルアクション、場合によっては2枚目のこれ）を押し付けるのも有効。幻想郷場なら奉納米押し付けも有り。

禁忌「レーヴァテイン」などの配布系アタックへのカウンターにもなる。特に天呪「アポロ13」に対しては手札に入ったマイナスカードを即座に投げ返せる。
とはいえ、これがあるサプライでマイナスカードを配ろうとはあまり思わないが。

三山切れを促進する効果もある。手札から最大2枚戻し、対戦相手に1枚ずつ配るため、4人戦だと2枚戻しても1枚、1枚も戻さない場合は3枚もサプライの山が減る。キャラクターカードで2～3回繰り返せばすぐに山は尽きるだろう。

このように1枚で圧縮と押し付けが可能な強力アタックだが、複数投入が可能な鉄壁ガードである小さなスイートポイズン「メディスン・メランコリー」、押し付けを無効にできる式輝「プリンセス天狐 -Illusion-」、幽冥の住人チーム、むしろ押し付けで点数の上がる紅魔館地下室などに対しては本来の力を出せないだろう。

他のカード配布系アタックと比べて3コストと非常に安いため、複数人に購入されることが予想される。
ほぼ全員がこれを使うと、序盤から「博麗神社」「お賽銭」の壮絶な押し付け合いになり、圧縮よりも押し付けの速度が速くなるため荒れ場になる。
もちろん、神社やお賽銭を高速で廃棄できる圧縮カードが他にある、豊符「オヲトシハーベスター」のように無理やり引き増しができる、上記対策カードがある場合はなんとか「永遠亭」に届くだろう。
しかしそれすら期待できない場合は御神酒すら買えない状況になりかねないため、早めに「迷いの竹林」に手をだすことも考えたい。
このカードは意図的な三山切れを狙えるため、荒れ場になってしまったらサプライの枚数にも目を光らせておこう

現時点で、マイナスカードをわざわざ購入する価値を見いだせる唯一のカードである。あまり現実的ではないが、引き切りデッキを作ってから購入して、毎ターンマイナスカードを見せては押し付ける、という手法がある。

詳細なルール

• 公開したカードをサプライに戻さなくてもよい。その場合も他のプレイヤーは同じカードをサプライから獲得する。
• 手札が一枚も無い場合、公開するカードが無いため他のプレイヤーは何も獲得しない。

関連カード

余談

• 真実の月と書いてインビジブルフルムーンと読む。
  • 東方祀爭録の他の難読単語にルビは振られていないが、このカードにだけは散符「真実の月」(インビジブルフルムーン)のようにルビが振られている。
• 2人戦もしくは凍符「パーフェクトフリーズ」・小さなスイートポイズン「メディスン・メランコリー」・幽冥の住人チームがある場合、このカードを使用した後にサプライのカードが(1枚も残っていなかったとしても)増えることがある。
  • 超妖怪弾頭「河城にとり」は使用した時にカードが切れた山の数を参照し、ゲーム終了判定はターンの終了時にのみ行われる。
    • 例えば大妖精のようなアクションカードで一旦三山切れが発生した後、真実の月で三山切れが解消されてそのままターンが終了した場合、ゲームは続行される。

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