鳴狐くによ（魁）

型録
	鳴狐くによ（なきぎつね -）		希少度 ★★
	分類
	属性	金	間合い
	種類	打刀
	奥義
	奥義名	昏々剣（こんこんけん）
	効果	エリア内の敵：防御力半減
公式説明
催眠術を扱い睡魔と戦う真剣少女。睡眠中の不覚を強く恐れ、朦朧としつつも手を尽くして眠気に対抗している。時には術により周囲も巻き込んでしまう迷惑な面も。 トランス状態の境地で「鳴狐」と縁を結ぶ。
加入時コメント
どうも…鳴狐くによです。寝ないで頑張るから、アタシが寝るときにはいい夢見させてくれる？

真剣少女について

• アプリ版リリース時から在籍。
• 拵えは現存する鳴狐に付属する刀筒をモチーフにデザインされている
• 2020年5月28日のメンテナンスにて、お屋敷夢コーデ「ジューンブライドfeat.鳴狐くによ」が実装された。
  「アタシ知ってるんだ、これは夢だって…
  　だから夢の中くらいはいい夢見させてくれる？」

刀談

この刀、名物「鳴狐」は粟田口国吉の作で、平造の短刀を大きくして反りをつけたような、鎌倉時代の作品としてはとても珍しい形をしているんだ。寸法的には脇差なんだけど、鎌倉時代に脇差はなかったので、その後の腰刀の先駆けとも言われてる。
珍しいといえば、短刀作りが多かった国吉にしては長い刀だし、腰に刀を差したときの鞘の外側、差表に銘が刻まれているのも稀なことで、鳴狐の特徴のひとつだね。鳴狐には、江戸時代に作られた金梨地葵紋蒔絵刀筒が付属しててね、大切に保管されてきたんだろうね。
鳴狐の号の由来は不明だし、そろそろ寝かせて欲しいんだけど、鳴狐は山県藩の秋元家に伝わって来たとされる。そうそう、平安時代の今昔物語にキツネの話が収録されててね、そこには「来つ寝」つまり「来て寝よ」というのがキツネの語源だとしているんだ。来て寝よ、か……それじゃ、おやすみなさい…。

刀の正式名称

刀 銘左兵衛尉藤原国吉（号鳴狐）

逸話

鳴狐の号の由来は明らかではない

作風

平造とよばれる鎬筋（イラスト化した時に切っ先まで伸びた線として表現される刀身中央の盛り上がり）のない刀身で、短刀に良く用いられる様式のため「短刀を伸ばして反りをつけた様」と表現される。後世の定寸に照らせば脇差となるが、鎌倉時代当時の武家の装いから打刀として用いられていたものと推定されている。鎌倉時代の作品としても珍しいものである。
刀工の山城国の粟田口派の国吉は、則国の子と伝え、銘から藤原氏で左兵衛尉（さひょうえのじょう）を称していたことが知られる。その作風は、地鉄がよく約んで冴え、小沸出来の直刃の刃文を焼いたものとなる。
長さ54.0cm 反り1.5cm

歴史

出羽国山形藩の秋元家に伝来した。

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