《エネミー》/【グロウアップル】

Last-modified: 2019-08-11 (日) 16:03:07

【関連項目】
《エネミー》/【スーパーグロウアップル】
《エネミー》/【カオスチャンピオン】?
《エネミー》/【メルコム】
《エネミー》/【メルコム・リッチ】


天寿を全うしたレベルアップルの樹から生まれる、可愛らしいリンゴの妖精。
F以降のシリーズ作品に登場する、ある意味絶滅危惧種である。
関連項目にスーパーグロウアップルを記載しているが、基本的な特徴はこちらの記事でまとめる。


特徴

  • エンカウント率がかなり低い(1時間歩いていて1回も会わない事もザラにある)
  • 反応が非常に高い(Fの場合、普通のグロウアップルは20、スーパーグロウアップルに至っては320)
  • 戦闘行動は一切取らない。出現したそのターンに必ず逃げてしまう。カオスチャンピオンとXFはこの限りではないが。
  • 睡眠・混乱化攻撃があれば無力化に役立つ。4th・5thではシャットアウトが有効。
  • XFにはスーパーグロウアップルは未登場だが、同じ姿のギャラアップルなるエネミーが登場。

姿としてグロウアップルが赤りんご、スーパーグロウアップルが青りんごである。
基本的に経験値稼ぎのためのカモでありパラメータは反応を除ききわめて貧弱だが、XFだけは例外的にとんでもなく強いため、過去作の感覚で挑むと痛い目に遭うこと間違いなし。

経験値算出法

「倒した時に与えたダメージ-残HP」、即ち一撃で与えたダメージが大きいほど得られる経験値が増える。ゲームシステムの関係上、Fや4ならば隠しボスを優に上回る値の経験値をたやすく得られる。
ただし基本経験値は0扱い。


カオスチャンピオンとスーパーグロウアップルはさらにこの余剰ダメージを倍加した経験値が得られる。

  • 倍率は青りんごが10倍(F・5th)もしくは2倍(4th)、カオスチャンピオンは5倍。

周回数、およびチェインやフィニッシュ・クリティカル発生などによる経験値倍率レートは別途適用。

ごちゃごちゃ言っても具体的な例が無いとイメージしづらいと思われるので例を参照されたい。

例1:普通に殴った場合

6000のダメージを与えてかつ残HPが1と仮定した場合。
グロウアップル:6000-1で貰える経験値は5999となる。XFではさらに10倍する
スーパーグロウアップル:(6000-1)×10で貰える経験値は59990である。2倍の場合は119980である

例2:即死の場合

共に経験値は0となる。なぜならダメージを与えていないからである。
よって経験値が欲しい場合、石像化や昏倒をもたらすアビリティの使用は厳禁。

4th

ルートダンジョン全域に低確率で出現する。
反応350と、Fからさらにすばしっこさに磨きがかかり、レベルが低いうちは大抵あっという間に逃げられてしまう。
運良く先制出来た場合はシャットアウトで逃亡を阻止し、ラクウェルがぶん殴るかジュードがアサルトバスターを叩きこめば莫大な経験値がゲットできる。
さらに余裕があればジュードに盗みを試させるのも良い。グロウエッグを引けたらチャパパンガに感謝しよう。

5th

例によってアウトフィールド全域に低確率で出現する。本作では今まで以上に出現率が低くなっているのか、普通にプレイしていると最後まで一度もお目にかかれないまま終わってしまうことも。


つつけば吹き飛ぶようなパラメータだった前作までとは一転、5000ものHPを有するタフネスぶりを身に付けた。
このため特に何も考えず初手で最大威力を叩きこめばよかったF・4thと異なり、本作ではとどめの一撃を入れる前に弱めの攻撃でギリギリまでHPを削らないとあまり経験値が貰えなくなった。
……が、カリュプデスにまつわるバグを使った、もっと簡単で効率の良い経験値稼ぎがあったりもするため、過去作ほどコイツに依存する必要性はなくなっている。

F

シリーズ初登場。アウトフィールド全域、およびフォレストプリズンに稀に出現する。
反応が20あるため、レベルが低いうちはロディやセシリアでは攻撃する前に逃げられることもしばしば。
FPアドバンテージとレベル25のザックが揃い、本格的にりんご狩りができるようになる頃には海でスーパーグロウアップルと遭遇できることもあり、こちらはあまり印象には残らないかも。

XF

主にAct.3-5終了後~3-9開始までの守護獣の聖域?や、ラギュ・オ・ラギュラを撃破した後の灼熱の心臓?などでその姿を拝むことができる。


ただ逃げ惑うだけのか弱い妖精さん……それはもはや過去の話である。
あろうことか本作のグロウアップルはパラメータが全般的に大幅強化され、ビンタや咆哮一発でPCたちを叩きのめすほどの攻撃力の高さを引っ提げて帰ってきた。
腕っぷしが強くなったとは言っても、時間が経つとやっぱり逃げてしまう性質上、全滅させられるということはよほどナメた編成でない限りまずあり得ないのが救いといえば救いではあるが。

  • ただし灼熱の心臓では一度に6体も出現するため、「倒して経験値ウハウハだぜー」などと高を括っていると次々に咆哮を浴びせられて戦線崩壊させられてしまう。
    甘い蜜を味わうことすら命がけ。これが戦乱というやつか……(違)

何も工夫せずに戦うと、3度目の行動が回ってきた時点で戦場から撤退しいなくなってしまう。
つまり経験値を欲するならば、スランバーフォッグで眠らせて行動を封じるか、ターンシフトイントルードでリンゴ共にターンを回さないようにした上でHPをギリギリまで削り、しかる後に大威力の攻撃を一発当ててトドメを刺す…という迂遠な手順を踏む必要がある。
ただしXFのグロウアップル・ギャラアップルは先に述べたように単にHPが高い・RESが高いというだけでなくDEFやMGRもそれなり以上に堅固なので、生半可な攻撃ではとどめどころかHPを削れるかどうかも怪しい。
スロウダウンフラジャイルディビリテイターといったデバフ系オリジナルは言うまでもなく必須。


一番早く出会えるのはいざないの交易路?。なんとAct1の中盤から戦うことができる。
この時点の装備やスキルでは高経験値を狙うどころか倒すことすら難しいので専ら周回プレイ用か。

  • 中盤以降に再訪した場合は別。
    単体で現れる上に、初期配置が味方から近く地形も平坦なため、守護獣の聖域と比べてかなり倒しやすい。林檎狩り入門用にちょうど良い。

アラウアンスを用いればHPを1だけ残せるが、それ以外にもHPの削り方にはいろいろある。以下、その例。

  • フィブルマインドでMPを削り、チェンジでHPと入れ替え。
    無難な方法。フィブルマインドもチェンジも相手の防御や抵抗に左右されず、アイテムを特に用意する必要もないのでお手軽。眠っているリンゴをうっかり起こす心配もない。
  • シュートアイテム
    投げる用のアイテムを潤沢に確保しているならこれも有力。50点刻みでHPを調整でき、MP消費も少ない。
  • デンジャラスマター
    成功すればごっそりHPを削れるものの、成功率が25%と低くMP消費も激しい。
    これ単独で瀕死にするのではなく、他の方法と併用することを強く推奨する。
    具体的には、アクションリプレイをセットしたキャラクターで包囲など。