《キャラクター》/【エグララグ・ホエーレン】

Last-modified: 2023-09-07 (木) 16:54:39

XF

XFの敵役NPCの一人。

パーソナリティ

性別:女性
年齢:35歳(自称にして詐称)*1
身長:165cm
好きな色:赤と黒
CV:日野未歩


エレシウス王国の名門貴族ホエーレン家の出身で、王国修道院長の地位に就いている。
ホエーレン家はその名門貴族としての権威と財力を背景に多くの修道院長を輩出してきた一門であり、エグララグもその一人である。
代々守護獣の姫巫女を女王として戴くエレシウス王国において、その姫巫女を教育し、保護する後見人としての役割を担う王国修道院長の権限は非常に強く、元老院においても最も有力な議員の一人に数えられる存在。

その豊満を通り越して肥満の域に片足を突っ込んでいるボディと厚化粧で、XFの登場人物の中ではずば抜けてド派手で悪趣味丸出しな容貌の持ち主。レヴィン曰く「両生類ババァ」。
容姿に負けず劣らず気性・言動もまた“高慢ちきな上級貴族”そのものといった人物であり、貴族といえど家格の低いシャルトルーズはもとより、元が平民出の国王ラスニール?すらも彼女にとっては侮蔑すべき存在でしかない。

本編中での扱い

本来ならばエレシウス王国の中央において、王国修道院長としてずば抜けた政治力を発揮してもおかしくない存在なのだが、貴族としての格はともかく為政者としても一個人としても器が小さく短慮な彼女は私利私欲や保身のために権力を振りかざすのが関の山で、元老院内では万事に深慮遠謀を巡らせるシャルトルーズに次ぐ二番手に甘んじていた。
当然ながら彼女自身そんな現状を面白く思っているはずもなく、一年前に事故に見せかけて謀殺しようとしたアレクシアが辛くも死を免れた際、いつかシャルトルーズを追い落とすための切り札として、自身の直轄領である修道院に監禁する形で身柄を押さえていた。
しかし、新生ブランクイーゼルに出くわした際にアレクシアの生存についてうっかり口を滑らせてしまったのが運の尽き、ラブライナの機転によってせっかくの切り札であったアレクシアというカードをみすみす失ってしまうことに。
自身の地位が脅かされることに強い危機感を懐き、時を同じくして「柩の牙の儀」に臨むカティナの身に一刻も早く守護獣を降ろそうと略式で儀式を進めた挙句、いよいよブランクイーゼルの手が神殿に及ぼうとしたために強制的に儀式を半ばで完了させてしまう。
結果、降臨するはずだった恐怖の守護獣エノス・ハースが反転し、災厄獣と化してしまったのだが、結局エグララグをはじめとした元老院陣営がこの事実に気が付くことは、終ぞなかった。

その後、消息を絶ったと思われていたブランクイーゼルが復活を遂げていた事実に驚愕し、暗殺者として名高いトルメンタトライアッドを差し向けるもブランクイーゼルの王都?進撃を食い止めることはできず、最終的にはシャルトルーズやカティナと共に廃都シュネルギア?へと落ち伸びることを余儀なくされる。
しかし、アレクシア帰還以来燻り続けていたシャルトルーズとの軋轢がここに来て決定的なものとなってしまい、自己保身のために死霊秘本エクスモルテスを破損させてシャルトルーズを破滅に導き、自身はブランクイーゼルとシャルトルーズの戦闘の混乱に乗じて逃げ延びる。
王都脱出の際に国庫から持ち出してきた財宝と共に国外逃亡を図るが、肉体の破損が激しくなっていたヴァイスハイトによって身体を乗っ取られてしまうという、自業自得にしてもあまりに呆気ない最期を迎えることに。
さらにその身体も「災厄の聖母」として覚醒しつつあったカティナによって、憑依していたヴァイスハイト諸共消し飛ばされるという悲惨な末路を迎えてしまった。

余談

上記の通り、いっそ清々しいまでの小悪党ぶりを発揮する彼女だが、元老院陣営のキャラクターの中では唯一ブランクイーゼルと直接戦う機会がない。
得手勝手でアレクシアを殺そうとした上に幽閉、カティナには口汚く罵声を浴びせた挙句に「柩の牙の儀」で災厄獣を降ろし、味方であるはずのトルメンタトライアッドやシャルトルーズすらも辟易するほどの身勝手ぶり…と全方位に迷惑を撒き散らす人物故「直接戦って引導を渡したかった」という不満の声は当然挙がったし、制作サイドもそれは十分に予見していたようだが「彼女が化物に変身して戦うような展開は絶対に避けようと思っていた」とのこと。
「彼女のあれやこれやが利敵行為となってブランクイーゼルに勝利を齎してくれた、いわば陰の功労者でしょう」とは、脚本を担当した金子氏の弁。*2


アレな見た目にも拘らずヒロインを自称して憚らない厚顔無恥ぶりだが、意外にポーズなどは乙女チック。
厚化粧に隠れているが、実はかなりの童顔。

  • 彼女のキャラクターデザインは佐々木知美女史?の新規書き起こしで、リテイクなしでOKを貰っている。

そんな彼女も若かりし頃はプロポーション抜群の美女であり、寄ってくる男には事欠かなかったらしい。

  • ファミ通攻略本には痩せたヴァージョンのラフスケッチも掲載されている。
    他の妙齢女性キャラとタメを張れるほどの美女であるのは確かだが、セットで描かれたルパートからは「これはこれで下品」とダメ出しを喰らっている。

*1 ちなみに本当の年齢は48歳である。
*2 「ファミ通コンプリートガイド」より。