Centauro I 105 R

Last-modified: 2025-07-13 (日) 00:27:53

イタリア RankIX 軽戦車 Blibdo pesante Centauro Serie 2 ROMOR

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概要

ロウマー爆発反応装甲を車体・砲塔に貼り付け、貫徹力400mmを超えるDM33を運用できる車両。しかしレオパルト1A5の前例がある為本当にDM33が運用できるかは不明
最大の懸念点であったDM33は使用可能となっている。

車両情報(v2.*)

必要経費

必要小隊レベル5

車両性能

項目数値
砲塔旋回速度(°/s)22.8⇒32.6
俯角/仰角(°)-6/16
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX)
8.7⇒6.7
スタビライザー/維持速度(km/h)二軸 / 75
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
35 / 25 / 20
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
25 / 25 / 15
重量(t)28.0
エンジン出力(hp)520
2,400rpm
最高速度(km/h)121/-24
視界(%)84
乗員数(人)4

武装

名称搭載数弾薬数
主砲105 mm OTO Melara 105/52 cannon140
機銃7.62 mm Beretta MG42/59 machine gun26,500

弾薬*1

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名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
105 mm
OTO Melara 105/52
M456HEATFS10.51.271,174400
M393A2HESH11.24.31732127
M735APFSDS3.72-1501292291284275266257
DM33APFSDS3.79-1,455408405398389379370
名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
105 mm
OTO Melara 105/52
M416Smoke11.40.05730-

装甲*2

分類場所位置対運動弾対化学弾
爆発反応装甲車体側面30mm300mm
砲塔正面と側面30mm300mm
分類場所位置材料装甲厚
外部装甲車体側面均質圧延鋼装甲15mm
背面均質圧延鋼装甲20mm
内部装甲推進部と燃料の間均質圧延鋼装甲5mm

搭乗員機能

砲手代行装填手代行操縦手代行
車長

小隊ツリー

前車両VCC-80/60
次車両VBC (PT2)

解説

特徴

 

【火力】
105mm OTO Melara 105/52を装備している。これはランクVIIIの西側MBTが多く装備しているロイヤルオードナンス L7/105砲と全く同じ性能で、このランク帯では十分な火力でありレベルを上げればDM33というAPFSDSが使用出来る。初期弾はHEATFSであり苦労するので、レベル弾のM735を早めに開放しておきたい。
DM33は最大貫徹力408mm、500mほど離れていても398mmの貫徹力があるので、マッチするランク帯を見れば過剰とも言える装備だろう。

 

【装甲】
Centauro I 105 Rはレオパルトの様に装甲を犠牲にして機動性を優先している。装甲板の角度とロウマー爆発反応装甲によってその装甲の不足を補っている。車体には角度に応じて実質装甲厚が異なる均質圧延鋼装甲で作られた高硬度モノコック。砲塔も同様の物で作られていて、砲手と車長の両方に低いプロファイルのキューポラが付いている。更に砲塔上部には15mmの均質圧延装甲が追加され、砲塔天板装甲の総厚は約 30mmに増加している。操縦手とエンジンの間には厚さ5mmの仕切りが入っている。この仕切りが貫徹されると、車体内部で砲弾によって余分な破片が散乱する。ラジエーターが車体上部正面の真下に配置されているため、運動エネルギー弾の破片を吸収または砲弾自体を跳ね返す可能性がある。
本車はベース車体であるB1 チェンタウロに科学エネルギー弾対策としてロウマー爆発反応装甲を追加した。この爆発反応装甲は車体側面と砲塔のほぼ全周に120個あり、10mmの均質圧延鋼装甲の上にボルトで固定されている。この爆発反応装甲は運動エネルギー弾耐性30mm、化学エネルギー弾耐性300mmとそこそこの防御力がある。しかし、10mmの均質圧延鋼装甲と爆発反応装甲を追加したにもかかわらず、本車は、AMX30/32の20mm機関砲をギリギリ耐えれる程度の防御力しかない。このランク帯では105mm砲やそれを超える125mm砲などが出始めており、その口径のHEATFSは大抵400mmを超えており、爆発反応装甲を含めても防ぐ事は出来ない。またミサイルが当たれば爆発反応装甲が防いでくれようと車体本体が耐えられずに過圧でやられてしまう為、お飾り程度でしかない。

 

【機動力】
悪くはないのだが、装輪車ゆえ地形に大きく左右されるのが最大の欠点。整地や平地であれば良好な加速、最高速度ともに活かし、戦場を縦横無尽に駆け巡ることができる。しかし対照的にスターリングラードやアメリカ砂漠だと加速、速度ともに相当悪化する。更にはベトナムの川に入るとありえないほど遅くなることもある。
本車は8輪装甲車で、各車輪にハイドロニューマチックサスペンションが装備されている事でにそれぞれが独立しており、荒地の中で移動しても砲の安定性を維持する事ができる。また、すべての車輪にディスクブレーキが装備されており、急停止時にも砲の照準を目標に合わせられ続けられる。車体旋回時は第1、第2、第4車輪が向きを変える。この機能によって本車の車体旋回半径は9mと装輪装甲車としては小回りが効く。
しかし、本来8輪装甲車は1つや2つのタイヤがパンクしてもそこまで走行性能は落ちないはずなのだが、現在は1つのタイヤがパンクしただけでも機動性がほぼ半減してしまう。8輪の意味とは

 

史実

クリックで解説

B1「チェンタウロ」(Centauro:ケンタウロス、ギリシャ神話の半人半馬の怪物)は、威力偵察用にオート・メラーラ社とイヴェコ社が共同開発した8輪駆動の大型装輪式装甲車である。
車体と砲塔はいずれも圧延防弾鋼板の全溶接構造となっており、避弾経始を考慮して全体が鋭角な傾斜面で構成されている。
車内レイアウトは車体前部左側が操縦手席で、前部右側がパワーパックを収容する機関室となっている。

車体後部は戦闘室となっており、105mm戦車砲を装備する大型の3名用砲塔やその弾薬を搭載している。
チェンタウロ戦闘偵察車の車体サイズは車体全長が7.40m、全幅が3.05mとなっている。
陸上自衛隊の87式偵察警戒車の車体全長が5.525m、74式戦車の車体全長が6.70mであるから、いかに本車が大きいかが分かる。
ただしチェンタウロ戦闘偵察車の戦闘重量は25tで、74式戦車よりも13tも軽い。
重量差の大半が、装甲防御力の違いである。
ここが装甲車が戦車と区別される最大の要素であり、欠点の1つに数えられている。
チェンタウロ戦闘偵察車の場合、その防弾能力は前面装甲が20mm機関砲弾の直撃、その他の部分が12.7mm重機関銃弾の直撃に耐えられる程度となっている。

仮に、敵の105mm砲弾の直撃に耐えられる装甲を付けようとすれば40t級の車体になってしまい、肝心のスピードや航続力を失うことになる。
しかし、地域紛争では不規則な市街戦や護衛・警戒任務中の遭遇戦が大半で、大平原の機動戦などほとんど無いのが現実であろう。
つまり、近距離での戦闘(武装勢力の待ち伏せ攻撃による)である。
この場合、RPGなどの携帯式対戦車兵器に対する防弾能力を身に付けないと乗員の被害は避けられない。
そこでメーカーは、2種類の増着タイプの装甲パッケージをオプションとしている。
その1つが、イギリス製のローマー装甲システムである。
これはERA(爆発反応装甲)で、23種類の形をした装甲タイルを車体や砲塔に取り付けるものである。

世界中の武装ゲリラが使用している、旧ソ連製のRPG-7携帯式対戦車ロケットの直撃から完全に守る能力があるといわれている。
もう1つは、厚さ25mmの防弾装甲板を砲塔の周りに取り付けたパッシブ装甲である。
チェンタウロ戦闘偵察車の長所は、脆弱な装甲を充分補強できるキャパシティの大きさにあるといえよう。

強力なエンジンの搭載により、最大3tもの装甲パッケージなどを車体に追加しても機動性能は低下しないのである。
パワーパックはイヴェコ社製のモデル8260 4ストロークV型6気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル・エンジン(出力520hp)と、ドイツのZF社製の5HP-1500自動変速機(前進5段/後進2段)の組み合わせである。
この組み合わせによってチェンタウロ戦闘偵察車は路上最大速度105km/h以上、路上航続距離800kmの機動性能を発揮する。
チェンタウロ戦闘偵察車の足周りに関して面白いのは、H型と呼ばれる8個のタイアへの動力伝達機構である。
これは普通の自動車のように、車体の中央を走る1本のプロペラシャフトによって前後2本の車軸を駆動するのでなく、2本のプロペラシャフトを車体の左右からH型に伸ばして左右のタイアを個別に駆動する方式である。
従って、8個のタイアにはそれぞれ対応するディファレンシャル・ギアが備えられている。
サスペンションはアメリカのマクファーソン社製の油気圧式サスペンションで、8輪独立懸架となっている。
垂直方向のトラベル長は310mmと大きく、車体の最低地上高は417mmある。
駆動方式に関しては8輪駆動(8×8)だけでなく、後ろの6輪で走行する6輪駆動(6×6)も選択できる。
またタイアの操向は前方の4輪が向きを変える4輪操向と、6輪操向(前方の4輪と最後部の2輪)を必要に応じて切り替えられる。
どのような場合に駆動方式と操向方式を選択して組み合わせるのかといえば、道路上での高速走行と不整地の踏破の場合にその使い分けが最大のパフォーマンスを発揮する。

例えば道路上を高速走行する場合は、6輪駆動と4輪操向の組み合わせがベストである。
なぜなら、8輪駆動では8個のタイアにパワーを浪費するだけでスピードは上がらない。
燃料を浪費し、タイアが摩耗するだけである。
長距離移動であれば、4輪駆動の方がなお良いであろう。

反対に不整地では大きな接地面積(低い接地圧)と駆動力が必要となるので、8輪駆動と6輪操向の組み合わせが適している。
さらにチェンタウロ戦闘偵察車にはタイアの空気圧調整機構が備えられているので、これを使えば不整地ではタイアの空気圧を下げて接地面積を広げ、道路上ではタイアの空気圧を上げて路面との摩擦を低下させることができる。
このようにチェンタウロ戦闘偵察車は単に装輪式装甲車としてスピードが速いだけでなく、駆動・操向方式の切り替え機構や空気圧調整機構を持つ高級な足周りによって、不整地での踏破力も戦車に近付いているのである。
また本車は8輪装甲車であるため、仮に頑丈なランフラット・タイア(14.00×20)を地雷で2個吹き飛ばされても走行を続けることが可能であり、4輪や6輪の装甲車に比べて足周りのダメージに強いのも特長である。

車体左後部には牽引力10tのウィンチが取り付けられており、泥濘地で動けなくなっても自力で脱出できるようになっている。
次にチェンタウロ戦闘偵察車を象徴するのが、戦車級の大型3名用砲塔(右に砲手、装填手、左に車長)に搭載された105mm戦車砲である。
これはオート・メラーラ社製の52口径105mmライフル砲で、レオパルト1戦車と同じ徹甲弾を発射することができる。
105mm砲弾の搭載数は砲塔内に14発、戦闘室に26発の計40発となっているが、戦闘室に搭載している105mm砲弾26発を下ろせば完全武装歩兵4名を収容することができ、兵員輸送車としての運用も可能である。
これも、チェンタウロ戦闘偵察車の大きな運用能力の1つといえる。
FCS(射撃統制システム)はC1アリエテ戦車と同系の高級システムで、車長と砲手それぞれに独立した夜間暗視サイト(視察・照準装置)が設けられている。
レーザー測遠機やセンサーも装備されているので、夜間悪天候という劣悪な環境においても一発必中が狙える。

小ネタ

こいつにサーマルらしきものがあるが使えない、運営の都合でな。本家を見習ってほしいものである…
なかったので書いときました

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

コメント

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  • 16式起動戦闘車と自分に言い聞かせて使ってる、日本語ボイスにしたらマジでそれっぽい -- 2025-04-02 (水) 07:08:40
    • 次16式きますね -- 2025-04-28 (月) 21:58:03
      • なおチェンタウロより遥かに雑魚い模様。真面目に16FPS使うより、こいつを木主の言っているような感じで運用した方がええかも -- 2025-04-28 (月) 22:05:45

*1 爆薬量はTNT換算
*2 爆発反応装甲以外は大体の数値