フランス RankIII 軽戦車 panhard E.B.R. (1951)

概要
ここで高ランクのフランス軽戦車が初めて登場する。
……が、極めてピーキーな性能であるため、使いこなすのは至難の業だろう。
車両情報(v0.1.0.73)
必要経費
| 必要小隊レベル | 0 |
|---|---|
| 車両購入費(SL) | 153,350 |
| レベルエース化(GE) | *** |
| プレミアム化(GE) | 1,170 |
報酬・修理
| SL倍率 | 1.9 |
|---|---|
| RP倍率 | 3.1 |
| 修理費用 | 3 |
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 俯角/仰角(°) | -10/15 |
| リロード速度(秒) | 6.0 |
| スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し |
| 車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 20 / 15 / 20 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 40 / 20 / 20 |
| 重量(t) | 12.5 |
| エンジン出力(hp) | 1,145 |
| 3,700rpm | |
| 最高速度(km/h) | 117/-** |
| 視界(%) | 92 |
| 乗員数(人) | 4 |
武装
| 名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
|---|---|---|---|
| 主砲 | 75mm SA49 cannon | 1 | 47 |
| 機銃 | 7.5mm MAC 31 machine gun | 1 | 4950 |
弾薬*1
| 名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
| 75 mm SA49 | M72 shot | APBC | 6.3 | - | 619 | 91 | 88 | 78 | 67 | 57 | 49 |
| M48 shell | HE | 6.3 | 666 | 463 | 10 | ||||||
| M61 shot | APCBC | 6.79 | 63.7 | 618 | 104 | 102 | 93 | 84 | 75 | 68 | |
発煙弾
| 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
| M89 | Smoke | 3 | 50 | 259 | - | |||||
装備
| 設置場所 | 装備名 | 説明 |
|---|---|---|
| 車体 | リバースギアボックス | 前進・後進同じ速度で移動可能 |
| 砲塔 | 発煙弾発射機 | 視界前方に煙幕を張る |
小隊ツリー
| 前車両 | - |
|---|---|
| 次車両 | ARL-44 |
解説
確かに貫通や装甲など問題はあるが、それを上回る機動力で一撃離脱戦法をするのが基本的な戦いになるだろう。決して産廃などではない。
【火力】
75mm砲に7.5mm機銃と、一見攻撃力は高そうに見えるが、75mm砲の貫通はなんとたったの104mmしかない。
それもそのはず、前身であるAMX-13 (FL11)と砲が同じで、炸薬の量も同じ。フランス車にしては珍しく炸薬入り
……が、履帯を切るのには使えるので、貫通不足はなんとかカバーできるだろう。
また、幸か不幸かこの砲は他のフランス車と違ってAPCBCが搭載されているので、炸薬がなくて殺しきれないなんてことはほぼない。
なので、側面や弱点などに撃てれば基本はワンパンできるだろう。
ただこのティアでは必ずいらっしゃるティーガーIの正面装甲は102mm。昼飯はもちろんガン立てされても抜けないことの方が多い。SU152の正面は抜けるが...基本ソ連ドイツに真っ向から挑もうなんてことは考えてはならない。日本車程度なら装填中などのタイミングを見計らって正面でやりあってもいいだろう。くれぐれも周囲の敵に注意すること。
【防御】
無い。基本的に被弾=死なので、見つかった瞬間煙幕などを使ってでも持ち前の機動力を活かして逃げるべき。こいつが敵チームにいる時は真ん中のタイヤを狙ってズドーン‼︎
【機動性】
機動力は火力と装甲をかなぐり捨てただけあって十二分にある。ただ装輪なので障害物にもたつく、操縦に癖があるなど扱いずらいところもある。
【総評】
走・攻・守のうち攻守をかなぐり捨てて走に特化した本車は、かなりピーキーな性能になってはいるが、一撃離脱戦法や裏取りをうまく使えばかなり活躍できるだろう。
また、走に特化したおかげでNDKも多少なりともできるので、それも利用するといいだろう。
総じて、この車両は「扱いがかなり難しいが、刺さればとてつもなく強い」と言える。
wikiたるもの、いかなる産廃であろうとその車両のいいところを取り上げ、活躍する術を紹介する必要がある。それゆえ上記のような一見「ピーキーだけど強い」という評価になっているのであろう(知らんけど)。ただ、この車両はなにもできないわけではないものの、数多くの失敗を重ねたうえでの慣れが必要であり「ゴールド不足だが、早くARLやM4FL10で貫通ライフを楽しみたい」という需要もあるだろう。そんなあなたにとってEBRは「貫通もなく、装甲もなく気づけば黒焦げになった鉄くずになっているつまらない産廃。」という評価になってしまうことも無理はない(このコラムを書いている筆者的には対空車両を除くとM4FL10>EBR>ARLという気がしてしまうがそれは個人の感じ方なので...)。そこで「経験値を貯め易くする動き」をいくつか挙げておきたい。ただここに書いてあることがすべてではなく、個々の戦場での判断が重要なこともあるので参考程度に。
1.機動力を生かして占領せよ...これ意外と知られていないことあるんですけどぉ。占領ってスコアになるんですよねぇ(Byしんじろう)
やり方...主に1拠点制圧戦において使う。開幕後ただちにEBRを選択。某BT戦車もびっくりの速度で「フルスピードで占領するのが俺の人生だった」といわんばかりに占領地点を踏もう。ただ敵リスからの射線を遮るものがないときはダメゼッタイ(当たり前)。また占領完了まで絶対に姿をさらさない。
→占領完了でスコア199(だったはず)を獲得できる。これで最低限のスコアは確保できる。また、占領を完了することで敵にゲージを減少させ焦らせる(=ミスをする)ことや、味方の戦意をあげ前線を押し上げていく起爆剤にもなりえる。敵の撃破だけが重要なわけではないのだ。
2.敵の意識外をつこう...「側面取り」といえばそれまでだが、同じ側面でも「ミニマップに表示されている外周をかっ飛ばす輝点」と「あまり動いておらずかつ、表示されたりされなかったりを繰り返している輝点」どちらが警戒されやすいだろうか?明らかに前者である。しかし、「目立たないかつ人の意識外で射線が通るなんて場所ないだろ」と思う方もいるだろう。ここで役立つのがまたしてもキャプ地点である。キャプ地点は遮蔽物こそあれ全方向からの射線を切れる場所は存在しないことが多い。しかし、それは裏を返せば遮蔽物に身を隠して一方の敵を遮りつつもう一方を狙撃できるということである。
やり方...主に3拠点制圧戦で用いる。序盤はキャプ地点付近の戦闘が激しいのであまり前に出すぎないようにする。その後味方が優勢になり押し込めた方に回り敵の支配下にあるポイントを狙う。敵は味方が劣勢のポイントに支援を行おうと意識が向いているのでそこに背後、側面から攻撃をしかける。
→うまくはまるとEBR1両(1回使用、バックアップを使わず)で4,5両撃破ということもできなくはない。またこれは中盤以降に1拠点制圧戦の拠点を制圧した後にも使える。
3,自分が抜ける相手知ってる?...これは当たり前といってしまえば当たり前のことである。ただ多くの重戦車や貫通強化中戦車の場合、カーソルを適当に動かしていれば緑アイコンになり貫通できてしまう。ということがなくはない。しかしEBRでは貫通が低く、カーソルで貫通可能でも発射後の敵のわずかな姿勢の変化などで簡単に非貫通や跳弾を起こしてしまう。よって確実に一撃で撃破できる相手を知ることはとても重要である。詳しくは戦い方のページなども参照にしつつ、よく出くわす敵(虎、試作パンター、T34、3式中戦車などなど)について把握しておこう。wikiで弱点だけを探るのもいいが、実際自分で乗ってみるとより弱点がわかりやすいだろう。
ただ、「自分が乗っているときによく貫通される部分」が必ずEBRで抜けると思わないこと。
また、ティーガ?ーII?などは貫通することがほぼ困難なので見かけたらさっさと逃げよう。それだけの脚力はある。
以上のことをしていると時間こそかかれど、デイリーのゴールドなども合わせれば数日でEBRを超えることができるだろう。(私はARLの方が大変だと思うけどね。M4FL10は楽しいから頑張って。)
希望を捨てず頑張って欲しい。健闘を祈る。
史実
wikipediaより引用
第二次世界大戦前の1937年に車体の原型となるパナール モデル201型(英語版)装甲車の開発が行われており、1940年からの生産が予定されていた。しかし、試作車がアルジェリアで試験中に行方不明となり、大戦終結後の1951年に改めて計画が再開され、火力を大幅に強化したEBR装甲車として生産が開始された。
生産当初はFL-11 揺動砲塔に砲口初速600m/sのCN-75-49 75mm砲を搭載していたが、1954年にはAMX-13 軽戦車と同型の、自動装填装置付きFL-10 揺動砲塔に砲口初速1,000m/sのCN-75-50 75mm砲を搭載した型が登場した。しかし、EBRの車体には大きく重かったため、1960年代にはFL-11 砲塔型のみが運用されるようになった。そして、1963年には一部の車輌が、75mmライフル砲をボアアップしたCN-90-F2 90mm滑腔砲に換装されたEBR-90に改修された。なお、車体前後の固定機関銃は1950年代中盤から順次撤去されており、EBR-90は砲同軸機銃のみを装備している。
本車は1954年までに1,200両が生産され、ポルトガル、モロッコの他、チュニジア、モーリタニアそしてインドネシアにも輸出された。フランスではより小型軽量のAML 60/90などと共に使用されていたが、1978年以降は順次新型のAMX-10RCに更新されて退役した。
小ネタ
こいつを眺めていて(中央の四輪浮いてね?)と思った人もいるのではなかろうか。実は中央の四輪は持ち上げることが可能であり、市街地では四輪だけで高速走行、不整地では8輪で走破性を上げる事ができる。この機能は惑星には本家を含め未実装である。
このページは元々「Panhard E.B.R (1954)というM4A1 (FL10)とキャラ被りの上位互換がいるし、そうでなくともE.B.R. (1963)というモデルが存在する」という旨の折りたたみがあったのだが、そもそもE.B.R. (1954)は高機動8輪とM4A1 (FL10)と差別化できているし、E.B.R. (1963)に至っては高機動のくせに320mmの超高貫通HEATFSを持っており、II-IVとマッチするランク帯においてそんなものが実装されようものならバランスブレイカー間違いなしである。
また、炸薬なしとも書かれていたが本車のAPCBCには炸薬が入っているのでこれも間違い。
というか書いたやつほぼエアプとしか思えないのが正直な感想
もっと言えば、E.B.R.(1954)がイベント報酬車両として実装された時、フランスの同BRにはM4A1 (Fl.10)、M4A4 (SA50)といった隠れた強車両が揃って存在し、イベントでフランスプレイヤーが激増した結果BR4.7~5.7帯が崩壊。この3両は揃って勝率65~70%を叩き出し、全員がBR上げを食らってしまった。その上M4A1 (FL10)と同じオートローダーの主砲を搭載しているので、そんなものを本ゲームに実装すれば1963同様完全なバランスブレイカーになってしまうだろう。
外部リンク
コメント
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