イタリア RankIV 中戦車 Carro Medio Sherman Vc
概要
イベント【決定的一撃】にて実装されたイタリア初のイベント限定小隊。本車と見た目がほぼ同じなシャーマン IC ファイアフライ?だが、実は少しだけ性能が違う。
機体情報(v1.17.1.14)
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 砲塔旋回速度(°/s) | 34.3 |
| 俯角/仰角(°) | -5/25 |
| リロード速度(秒) (スキルMAX) | 5.9 |
| スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
| 車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 51 / 38 / 38 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 76 / 51 / 51 |
| 重量(t) | 35.3 |
| エンジン出力(hp) | 425 |
| 2,850rpm | |
| 最高速度(km/h) | 39/-6 |
| 視界(%) | 107 |
| 乗員数(人) | 4 |
武装
| 名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
|---|---|---|---|
| 主砲 | 76.2 mm QF 17-pounder cannon | 1 | 80 |
| 機銃 | 12.7 mm M2HB machine gun | 1 | 80 0 |
| 機銃 | 7.62 mm L3A1 machine gun | 1 | 5,000 |
弾薬*1
| 名称 | ベルト名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
| 76.2 mm QF 17-pounder | Shot Mk.8 | APCBC | 7.71 | - | 883 | 190 | 187 | 172 | 155 | 140 | 126 |
| Shot SV Mk.1 | APDS | 2.48 | - | 1,204 | 269 | 264 | 246 | 226 | 207 | 189 | |
| Shell Mk.1 | HE | 6.98 | 580 | 883 | 20 | 20 | 18 | 16 | 15 | 13 | |
| Shot Mk.4 | APC | 7.71 | - | 883 | 171 | 168 | 155 | 139 | 126 | 113 | |
| Shot Mk.6 | AP | 7.71 | - | 883 | 171 | 168 | 155 | 139 | 126 | 113 | |
発煙弾
| 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
| 17pdr Shell SS Mk.1 | Smoke | 8.44 | 50 | 229 | - | |||||
装備
| 設置場所 | 装備名 | 説明 |
|---|---|---|
| 車体 | 外部装甲 | 正面に20mmの履帯装甲 |
小隊ツリー
| 前車両 | R3 T20 FA-HS |
|---|---|
| 次車両 | M36B1 |
解説
特徴
【火力】
英国製の17ポンド砲を搭載しており、特に最大貫徹力223mmのAPDSは格上含めても貫徹できない車両は居ない。弾速も速く偏差射撃もし易いが、その代償にHEを除くすべての砲弾に炸薬が無く貫通時の破片こそ多いものの着弾点から円錐状に広がっていくため弱点射撃が必須となってくる。また長砲身のためか停車時の揺れが大きいので飛出し撃ちは苦手。もし近くにいる相手がこちらを見てるときは砲手がいる側の砲塔を撃てば助かるかもしれない。(基本的に日独は向かって右側、米ソは左側に砲手がいる。)
M4シャーマンよりも俯角が取れず、最大-5°までしか取れないため、シャーマンお得意のハルダウンをすることができない。
【装甲】
シャーマンと同じなので格下にも貫徹されるため、期待はせず弾けたらラッキー程度と思っておこう。
【機動性】
最高速度は40km/hと、同格中戦車と比較しても良いとは言えない。
史実
イギリス軍は、レンドリースされたままのシャーマンに付けられている76.2mm(75mm)砲では、重装甲のドイツ戦車を前に頭を抱えていた。自国の戦車砲も頼りになるとはいいがたく、17ポンド砲でAPDSを使えば対抗可能であった。しかし、イギリス軍の戦車は様々な制約がかかるせいで、この17ポンド砲を搭載できる戦車はおらず、クロムウェルを元に開発され、17ポンド砲を搭載できるチャレンジャー戦車も開発が難航し、このままでは莫大な損害が出ることは明らかだった。そこで「シャーマンに17ポンド砲を積めばいいのではないか」という案を、王立砲術学校で勤務する"ジョシア・ジョージ・リッチー"少佐は提出した。彼は北アフリカ戦線にて負傷し、回復した後に渡米し、自らの経験をアメリカ軍の兵士たちなどに教訓として教えており、後に帰国した。当然、アメリカで戦車の技術も学んできており、彼はアメリカ軍の戦車が"大きい火砲を積んでも平気なようにリング径が大きめに作られている"ことも知っていた。そこで彼は、この案を提出したのであった。ただし、この案が到底すぐに受け入れられるはずもなく、上層部は「76mm砲で十分だろ」と高を括り、却下した。しかし少佐は諦めずに、総監に直訴し、ようやく試験が行われた。結果は良好で、すぐに大量の生産命令が出された。
本車は確かにシャーマンがベース(というよりそのもの)だったが、17ポンド砲を積むにはいくつかの改修を施した。まずは無線機であるが、これは砲塔後部に専用の箱を溶接し、そこに入れた。砲閉鎖器は横倒しになり、適合しなくなったスタビライザーは撤去され、砲塔にはハッチが新設された。外見上では目立たないが、一番の変更点は弾薬庫であろう。車体側面スポンソンの弾薬庫は撤去され、車体下部の弾薬庫を装甲で覆い、機銃手兼無線手の場所にも装甲で覆われた弾薬庫を新設した。
当初は西部戦線中心の配備だったが、後にイタリア戦線でも使用された。ドイツ軍にとって、本車の装備する17ポンド砲は厄介なモノになったため、本車は最優先攻撃目標とされた。その為、最初に普通のシャーマン隊が前進し、敵戦車を発見したら、ファイヤフライが前進し攻撃を行う戦法が採られた。なお、砲身を短く見せるために、砲身の途中から迷彩を塗装して誤魔化したり、砲の途中に偽のマズルブレーキを付けて偽装するなどの工夫がされた。因みに、装甲は全く強化されていない。
その後の1944年のイタリア戦役においてイギリス、アメリカ、ポーランドの指揮下で初めてイタリアに投入されたが、結局ドイツ戦車がファイアフライにとっては困難な相手であることが判明したため、実戦投入は中止されました。第二次世界大戦終結後、イタリアはアメリカとイギリスから1947年に就役したシャーマン ファイアフライ(派生型はM4 Tipo ICまたはM4 Tipo VCと呼ばれている) やM24 チャーフィーなどの戦車が供給され、それがきっかけとなりイタリア最初の戦車兵学校設立が設立され、同年10月1日には正式に陸軍学校組織が設立されました。
その後、M4 Tipo VCは陸軍学校などで練習車として使用され、1952年には全車が退役しました。
小ネタ
M4A4を指すシャーマンVといったベース車両に、17ポンド砲の搭載を意味する「C」が付加され、「シャーマンVC」と呼ばれていた。
外部リンク
コメント
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- 同格だと最弱なんじゃないかな?この分隊は -- 2024-02-08 (木) 18:03:22
- 完全に餌ですよね。m18なんか本家からAPCR取り上げられて尚且つランク1つ上げられた懲罰車両() -- 2024-02-23 (金) 10:14:21
- ランク3にある課金のエクセルシア小隊にあるICファイアフライの方がランク的に強い -- 2024-04-07 (日) 17:15:42
- 紙装甲カス加害高貫徹低機動力と中々尖った性能をしておられる -- 2024-05-11 (土) 03:42:33
- このシャーマンだけ旋回性がわるいような…上手く曲げれないかくっかくってなっちゃう -- 2024-11-13 (水) 14:59:38
- エクセルシア小隊のファイアフライでも装甲当たり前のように抜かれるのに周りにティーガーとかいるこのティア帯だと生き残るのはキツい -- 2024-11-21 (木) 07:00:27
- 小隊制の頃はランク3のファイアフライと同じなのにランク4にいるとても哀れな状態だったのにアプデのおかげで強車両と化してるかも。個人的にフランスのSA50と並んで今一番ホットな戦車。 -- 2025-09-28 (日) 00:28:48
- ランクIIIに下げられたおかげでかなりのOPになってるな -- 2025-11-06 (木) 17:07:39
- 同格だと最弱なんじゃないかな?この分隊は -- 2024-02-08 (木) 18:03:22
