【猫】

Last-modified: 2024-03-17 (日) 09:52:05

概要

ドラクエシリーズに登場する動物キャラクター。
【犬】と比べると、やけに普通にしゃべる奴が多い。
その理由は人間が化けていたり、魔物に取り憑かれていたりと様々。
現実世界のエジプトなどで猫が神聖視されているためか、DQ世界でも砂漠地方の城には大体猫が居る。
 
また、その現実世界ではFC時代最大の敵。
いまだに猫が面白がってリセットボタンを押す猫リセットが報告されるが、当時はリセットボタン以外でもプレイ中にいたずらでもされると高確率でデータが消し飛んだ。
リセットボタン以外にも、カセットに触れたり、本体を踏みつけたり、コードに触れたり……流された涙はいかほどのものか。
 
敵モンスターとしても、DQ2に登場する【キラータイガー】を始めとして、猫やネコ科の動物をモチーフとした種族はコンスタントに登場し続けている。一応断っておくと、モンスターとしての登場はイヌ科の方が先輩ではある。
猫そのものをモチーフにした例ではその名もずばり【キャットフライ】に始まり、【ねこまどう】やら【プリズニャン】やらがいる。
また、猫ではないが【キラーパンサー】の子供の【ベビーパンサー】が子猫扱いされていたり、これらネコ科モンスターのモーションに猫感が強調されている例も見られる。
ファンの間ではヒョウをコンセプトにした【ギュメイ将軍】が「ぬこ将軍」なる渾名を与えられている。
 
その他、【ぬいぐるみ】が暗黙のうちに猫であったり、【ネコのきぐるみ】はあるのに犬のきぐるみはなかったり、何かと優遇が見られる。

DQ3

昼間の【イシス】の城には猫がたくさん放し飼いされているが、なぜか姿が透明の猫が1匹いる。
夜のイシスには魔王の使い魔に取り憑かれた猫がおり、勇者たちに警告をしてくる。
【ポルトガ】にはバラモスによって「夜は猫になる」という呪いを掛けられた【サブリナ】が居る。
【ホビットのほこら】【にゃーん?】と問いかけてくる猫がおり、返答次第では人語を解し、【せかいじゅのは】の在処を教えてくれる。
 
なお防具の【ぬいぐるみ】を装備すると姿が猫そのものになる。

リメイク版

【ラダトーム】城の裏庭にも猫がおり、側を調べると【すごろくけん】が拾える(SFC・GBC版のみ)。
【ロマリア】【ボビー】に対抗でもしているのか……?
 
【ランシール】の民家を夜に訪れると、眠っているグラフィックの猫を見ることができる。
 
なお、ぬいぐるみを装備した際の姿は着ぐるみを着た特有のグラフィックに変化するようになった。

DQ4

人間が居なくなった後の【サントハイム】に、【ミーちゃん】が登場。
夜の【ミントス】には、イチャついている猫のカップルもいる。

PS版

移民カテゴリの一つとしてネコ(トラ)が登場。
全部で五匹居り、名前は【シシル】【シロ】【ノロイン】【ブリジット】【リボン】
家畜ともモンスターともカウントされず、移民の町の特殊形態には影響しない。
 
このほか灰色の猫も登場するが、こちら移民としては登場しない。

DQ5

【ポートセルミ】にある灯台に、「すごい魔物」が居る。
いわゆる【ハマり】の現象を引き起こす猫である。
SFC版では抜け出す方法が存在しないため、この猫に捕まると詰みである。
 
幼年時代では猫ちゃんことベビーパンサーを助けるためのイベントがある。
また、【山奥の村】【最果てのほこら】にも猫が1匹ずつ住み着いている。

リメイク版

山奥の村の猫がビアンカの家のバルコニーに住み着いている形に変更された。
ビアンカのコメントによると、別に彼女の家で飼われているわけではなく野良猫が勝手に住み着いているだけらしい。
なお、この時点ですでに故人であるが、ビアンカの母はリメイク版では猫アレルギーという設定になっている。
【ルラフェン】の井戸の中に1匹おり、こちらに疑問を投げ掛けてくる
「はい」と答えると実験で煙を出す【ベネット】への愚痴をこぼしつつ、【名産品】について教えてくれる。
青年時代後半では煙が出なくなったものの病に臥せったベネットの姿に居た堪れなくなってしまい、井戸に逃げ込んでいる。
 
また、【妖精の城】の屋上にも1匹いる……と思いきや、こいつは猫に化けて城に忍び込んだ妖精好きの魔法使い。からすると多分男。
犬や猫にはいつも好意的な反応を示す【女の子】もたまらず「可愛くない!」と悲鳴を上げるほどの気持ち悪さ。
これは衛兵に通報したほうが良いのでは……。
しかしこいつ、【ようせいのホルン】がないと見ることさえできないはずのこの城にどうやって忍び込んだのだろうか。
そのセキュリティを突破できるくらいに実力のある魔法使いなのかも知れないが、やってることはただの不法侵入。まさに才能の無駄遣い。
 
なお、ポートセルミの灯台の猫は健在。
だが苦情が多かったのか、リメイク版では猫の移動パターンが変更され、さらに机の位置が部屋の中央寄りになったため、ハマりは発生しなくなった。

DQ6

魔法都市【カルベローナ】に人語を解する猫が居る……と思いきや、
実は【カルベローナのモシャスを使う老人】の奥さんでこれまたモシャスで化けている。
そして元に戻る方法を忘れている。
カルベローナ最速の訪れるタイミングでは【いてつくはどう】【あやしいきり】はまず使えないので上手い演出である。
 
【ライフコッド】には主人公の家付近をうろついている猫がいて、時期によっては家の中にいることもある。
主人公が留守の間は【ターニア】が面倒を見ているようだ。
【ランド】のことは大嫌いらしく、「フーッ!」と威嚇することもある。猫にすら嫌われるランドって一体…。
 
DS版では【すれちがい夢告白】で最初から選べる「姿」にも猫(トラ)がラインナップされているほか、
夢告白の本に5人以上登録されると猫(グレー)と猫(白)が選べるようになる。
また、「舞台」の一つに「ねこのさんぽみち」が登場。
それ以外では「どうぶつのそうげん」で猫が登場する。

DQ7

【旅の教会】に居る白い猫に話しかけると、なんとパーティ全員のHPが全回復する。
確かに、猫を見ると癒される……という人は多いかもしれないが、こいつは実際に傷を癒してくれるのだから驚きである。
 
また、過去の【プロビナ】の民家で飼われている猫は、マリベル曰く「私みたいにかわいい顔してる」らしい。
このセリフは【はなす】コマンドによるものではなく、猫に話しかけた直後にマリベルの方から話し出すという珍しいもの。
 
【マール・デ・ドラゴーン】にいる猫は、【ちいさなメダル】をくれる。
 
移民のカテゴリにも猫が登場し、ねこ、しろいねこ、くろいねこの三種類がいる。
各一匹ずつ登場し、名前は順にキリシマ、ヤマト、クレランス。
 
アイテムでは【キトンシールド】が初登場した。

DQ8

乗り物にキラーパンサーが登場。
また、【オークニス】の宿屋にいる猫は、主人公を先頭にしているとポケットの中の【トーポ】に向かって唸る。
また、猫の鳴き声は昼と夜とで異なるものとなっている。

DQ9

【サンマロウ】にクエストNo.016【にゃー にゃにゃー!】を依頼してくる猫、ニャゴロウがいる。
アイテムでは錬金素材が登場。【キトンシールド】【ネコのおうぎ】【ねこみみバンド】といったネコグッズが作れる。
その強化品には【キャットガーダー】【びゃっこのおうぎ】がある。

DQ10オフライン

猫型モンスターだけが住む【猫島】があることもあって、キャットフライ系、ねこまどう系、プリズニャン系が勢揃い。
彼らは猫魔族と呼ばれており、【ウェディ】たちとは犬猿の仲ならぬ魚猫の仲。
さらに猫型のボス【キャット・リベリオ】と猫島の統治者【キャット・マンマー】も登場。両者は猫島で稀に生まれてくる「巨猫族(きょねこぞく)」にあたり、直接的な血縁関係はない。
 
DQ9から引き続き【ネコのおうぎ】【ネコずな】が登場。
装備としては【キャットクロー】【ねこひげ】があり、ねこひげは【ザ・キャッツコイン】で猫魔族たちを倒した報酬で手に入る。
さらにはだいじなものとして【子ネコ】までも。

DQ10オンライン

Ver.4からは重要NPCのチャコルも登場。
エテーネの村では、猫を集めるコンテンツが登場し、猫を飼うこともできる。
【おしゃれ装備】や家具アイテムにも、普通に手に入るものから公式ショップ販売品まで多数の猫モチーフがある。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【サマディー城】で大量に飼われている他、漁師の村である【ナギムナー村】にも猫が複数いる。
【デルカダール城下町】では【メアリー】という猫を救う【クエスト】が存在する。
また【ベロニカ】専用の【おしゃれ装備】として【ネコのきぐるみ】(3DS版では上位互換の【黒ネコのきぐるみ】も)が存在する。

トルネコ3

【コスタリベラ】に犬と共に登場。名前を付けて飼うか、逃がすことができる。
余談だが、本作のタイトルを略して「猫3」と呼ぶこともある(トルネコ本人を指す場合は「親父」等と呼ぶ)。

DQM2(PS版)

【ふしぎなかぎ】を鑑定して行ける世界に【ネコの世界】というものがあり、その名の通り住民は猫ばかりである。
また、【望みの世界】にはボスに願いを叶えてもらって人間になった猫がいる。ボスを倒すと猫の姿に戻る。

バトルスキャナー

ねこまどう系、プリズニャン系、キャットフライ系のいずれかを4匹召喚することで連携「やわらかにくきゅう」が発動する。

ヒーローズ2

【ゼビオン】を奪還する戦いで【ガボ】が井戸からメス猫の鳴き声を聞き、救助する。
ただ、ガボが「女の声がする」と言ったため、【ククール】に誤解を招いた。
きちんと猫のモデルも用意されている。

ビルダーズ2

【そざい島】【ゴロゴロ島】に出現する。
ほかのそざい島と比べてもいまいち名前の由来のはっきりしない島、ゴロゴロ島。猫が喉を鳴らす音から来ている可能性もあるが、そもそも地下に鉱石がゴロゴロあるという可能性も捨てきれない。最下層の広場は【銀】【金】【白色染料】?【青色染料】?が見渡す限り広がっており、探せば【ミスリル】も出てくる場所である。猫好きとしては猫を推したいところだが。
 
犬と違い、パーティに入れても特に何をしてくれる訳でもない完全な愛玩動物。
ただし犬と同様、開拓地では幸福度が高い状態だとどこからか木材や石、【こんぶ】【モモガイ】【まき貝】といったガラクタを拾ってきてくれる事もある。
特にまき貝は【しっくいのカベ】の素材になるので地味にありがたい。
野生育ちの猫と【にわとり】を一緒に飼うという話に悪い予感が働く人もいるかもしれないが、しつけが出来ているのか、そんな心配は無用。もし、にわとりがいつの間にか減っていたら野良モンスターのせいである。
 
かいたくレシピ「ペットを繁殖させよう」「動物を全種類集めよう」の対象となる。
「動物の幸福度を最大にしよう」にも該当するが、ペットの幸福度を上げるのは難しいので、よほど偏ったプレイをしていない限りは家畜の幸福度が先にカンストしているだろう。
なお、家畜とペットは別扱いなので「ペットを繁殖させよう」は猫か犬を繁殖させる必要がある。
 
PS4版のみ、「珍しい柄のペットを誕生させる」という条件で得られるトロフィーが存在しており、
第一世代×第一世代→第二世代、第二世代×第二世代→第三世代…というふうに繁殖を繰り返し、第四世代を誕生させると取得できる。
猫でも犬でも取得できるが、いずれにしても幸福度100%にする為の餌と設備、それぞれ成獣になるまでの時間が必要になる。
 
なお、クリア後の会話の一つで【アーマン】が実は大の猫好きとの話が聞け、ネコカフェならぬネコバーの建設を提案されることも。

蒼天のソウラ

8巻収録。【週刊少年ジャンプ】掲載の「特別編 子猫の小さな大冒険」に迷子の子猫探しクエストの捜索目標として登場した。
【死霊博士ゾフィーヌ】に捕まり【ゾンビ系】に改造されそうな気配を感じて脱出。
迷子になった理由はネズミを追いかけて町を出てしまったためだった。
【ソウラ】は子猫が捕まえたネズミの死体を【エクステンション・ライン】【サンダーラット】に変化させることで窮地を脱出。
無事、飼い主の親子と母猫のもとに帰る事となった。