【装飾品】

Last-modified: 2024-04-22 (月) 15:18:49

概要

DQ6から登場した【アイテム】の分類のひとつで、装備品のうち【武器】にも【防具】にも分類されないもの。腕輪や指輪、首飾り、メガネ、宝石のようなものなどを指すことが多い。
DQ9以降は「アクセサリー」や「アクセ」と呼ばれる。
オリジナル版DQ1~DQ5ではこの分類は無いが、該当するアイテムは「使うと装備できる【道具】」として登場しており、DQ1とDQ2の【公式ガイドブック】では一貫して道具の一種として掲載されている。当wiki『ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!』では、これらも便宜上「装飾品」として扱う。
 
【しゅび力】を上げることが主な役割である防具に対して、装飾品は守備力のみならず、【すばやさ】【かしこさ】などさまざまなステータスを上げるものがある。
また移動中に【HP】【MP】が自然回復したり、補助呪文の【耐性】を上げたり、その他諸々の特殊な効果の備わったものも存在する。
装備者が限定されることの多い武器や防具と異なり、装飾品は全員が装備できるものが多い。もちろん【呪い】の装飾品も存在する。
 
装飾品・アクセサリーの一覧はこちらを参照。

DQ1

相当する道具として【りゅうのうろこ】【せんしのゆびわ】【のろいのベルト】【しのくびかざり】が登場。
【どうぐ】コマンドで使用することで効果を発揮させる方式で、いずれも使うとそれぞれの装備フラグが立ち、アイテムだけ無くなっても装備状態は継続される。
このうち竜の鱗と戦士の指輪の2種の装備フラグは復活の呪文にも登録される。これに対し、後者2つの装備効果は【呪い】状態になることであり、解いてもらうまで【ラダトーム】の城に立入不可能となる関係か、【復活の呪文】には反映されない(しかしラダトームの門番より奥に進んでから呪われれば、呪われている状態で復活の呪文を聞くことはできる)。なお呪いのベルトと死の首飾りの装備はそれぞれ別個のフラグであるが、呪いの効果は同じである。
死の首飾りに関しては入手済かどうかのフラグが復活の呪文にも記録されるが、こちらは装備とは無関係のフラグなので混同しないように。
それ以外の3種はいずれも複数入手可能だが、同じ物を複数個持っていた場合でも装備フラグは共通で、1つでも装備すれば同じ物すべてが装備している扱いになる。ただし効果は1個のときと何ら変わりは無い。
 
戦士の指輪は、持っていない状態でリムルダールの戦士に話しかけることで装備フラグが解除される。
呪いアイテムの装備フラグはラダトームの城下町の老人に解いてもらう形になり、このとき該当アイテムが(同じ物を何個持っていようと)1個消滅する形になる。
呪われた状態で、呪いアイテムだけが先に無くなった場合は、呪いを解いてもアイテムは減らないので、戦士の指輪のケースと同じく、呪いアイテムの装備(=呪い)フラグは、アイテムの有無とは独立したフラグであることが分かる。
竜の鱗のみ任意に装備フラグを解除する方法が無い。
むろん竜王からもらった復活の呪文を使えば全てのフラグは解除されるが、それだけでは済まないので…。
 
上記4種の装飾品はいずれも戦闘中に使う必要はほぼ無いものばかりだが、戦闘中の道具使用は一応可能になっている。
「それは たたかいに つかえない!」として阻止されないため、多くの場合は【無駄行動】になってしまうので注意。
 
リメイク版では【そうび】コマンドで着脱でき、装備するとEマークが付く。

DQ2

相当する道具に【まよけのすず】【かぜのマント】【あくまのしっぽ】が登場。風のマントは装備してその特殊効果を使わないと原則的にゲームを先に進めることができない、重要アイテムとなっている。
今作から登場した「そうび」コマンドでの着用はできず、「どうぐ」コマンドで【つかう】と装備状態になり、武器や防具と同じく装備するとEマークが表示される。
1人につき2つ以上を同時に装備することもできる。
一方で、他者に装備させることはできないため、本人に持たせて使う必要がある。この仕様のため、死亡しているキャラに装備させることはできない。
これに対し、そうびコマンドで装備できるもの(武器・防具)であれば、行動不能状態であっても装備はできるという違いがある。
 
リメイク版では「そうび」コマンドで着脱できる。
スマホ版以降では「そうしょくひん」枠が設けられ、1人1つしか装備できなくなったが、仕様上特に実害はない。

DQ3

相当するアイテムに、【ほしふるうでわ】【いのちのゆびわ】【せいなるまもり】【しあわせのくつ】が登場。前作と同じく「どうぐ」コマンドで装備する。
今作から麻痺や混乱が登場し、生きていても道具使用できない扱いになるため、装備させる手段が無くなってしまうケースがわずかに増えてしまった。
前2作のような呪われた物はなく、全て非常に強力な効果を持つ有用な物ばかりである。装備することによって守備力以外のパラメータを上げる道具や、歩くごとにHPや経験値が上昇する道具が登場するようになった。移動中のみ効果を示す物と、戦闘中のみ効果を示す物がちょうど半々である。
また、聖なる守りはシリーズで初めて装備者を選ぶ装飾品である。
 
さらに【おうごんのつめ】にも装飾品と同じように使えば装備できるという他に類を見ない特殊なギミックが搭載されており、武器とも装飾品とも取れるアイテムである。
但し、黄金の爪を装飾品の手段で装備した場合に、既に他の武器も装備していた場合は、道具欄の上のほうにある武器の攻撃力が優先される。
黄金の爪は内部的なアイテムIDも上記4つの間に混じって連続しており、他の武器のアイテムIDとは離れた位置にある。
黄金の爪も、装備者を選ぶ装飾品の一つと捉えることもできる。
 
今作で登場した【はんにゃのめん】を装備すると移動中は道具使用できなくなるので、新たな装飾品は装備できなくなる。
ただし戦闘中でも道具使用で装備はできるので、一人旅や一人だけ生き残っているときであれば戦闘中に装備する手もある。

リメイク版

DQ6と同じシステムになり、「そうしょくひん」枠が設けられて1人1つしか装備できなくなった。
装飾品は大量に追加され、徒歩でMPを回復させる【めがみのゆびわ】が初登場となったほか、【性格】システムの採用に伴って装備中のみ性格を変化させる装飾品が多い。
性格を変化させる物は、その装飾品を身に付けている間だけその性格に変わる。特定の【レベル】アップのタイミングで特定のを集中的に上げたい場合などには便利だが、装飾品欄を埋めてしまうため永久変化させたい場合は【本】が有利で一長一短。ただし本も装飾品も全ての性格に用意されているわけではないし、片方にはあって片方にはないという性格のものも多いが。また装飾品自体のステータスアップ効果を利用したい場合はこの性格変化に(特にレベルアップのタイミングに)気をつける必要がありかえって邪魔だったり。
また、FC版にはなかった呪われた装飾品も追加された。

DQ4

相当する道具は、なんと星降る腕輪ただ一つのみとなった。
総アイテム数の非常に少ない第一作ですら4つも登場し、その後もコンスタントに3,4個登場していたのに一体どうしたことか?
 
「どうぐ」コマンドで装備する。
【ステータス倍率消失バグ】があるので、必ず装備させよう。
 
リメイク版ではDQ6と同じシステムになり、「そうしょくひん」枠が設けられた。種類も大幅に増加し、パラメータを上げるものが多いが、一人1つしか装備できない。

DQ5

再び種類が増加し、キーアイテムとなる3つのリングや、死亡時に効果が発動する【メガンテのうでわ】、状態変化系の耐性を上げる【エルフのおまもり】などが登場。
今作から「そうび」コマンドで着脱することができるようになった。道具欄の許す限りいくつでも装備できるが、数が多くなると道具欄を圧迫し、その分持てるアイテムの数が少なくなる。
 
リメイク版では「そうしょくひん」になったが、複数同時装備可能な点は変更なし。

DQ6~DQ8

ぶき・よろい・たて・かぶとと並んで「そうしょくひん」の枠が初めて設けられ、他の装備品と同様に1キャラにつき1つだけの装備になった。
その分、装飾品の種類は大きく増加し、【はやてのリング】【まもりのルビー】【ちからのゆびわ】【インテリめがね】などのパラメータ上昇の装飾品も豊富になった。DQ8では【スーパーリング】【まよけの聖印】など状態変化耐性を上げるものも多くなった。
なぜ指輪と靴とメガネを同時装備できないのかなど疑問は尽きないが、大量に増えた装飾品をアイテム欄が許す限り装備できたらゲームバランスが大変なことになるので仕方ないだろう。
システム上の扱いも他の装備品と同様となり、「そうび」コマンドのほか、「どうぐ」コマンドで選んで「そうび」を選択することでも装備が可能となっている。

DQ9

本作からカテゴリ名が「アクセサリー」に変更された。
他の装備品と同様に一般の道具とは別管理で、識別アイコンは指輪のマーク。着脱は「そうび」コマンドで行う。
防具の分類変更に伴い、従来装飾品として扱われていたもののうち、靴類は新区分である「足」、メガネなどはそれまでの「兜」に相当する「アタマ」へとカテゴリが変更された。
キャラの外見には反映されない。

DQ10オフライン

DQ11と同じく「アクセ1」「アクセ2」という2つの枠に、ジャンルに関係なく同時に装備することができる。なお靴類は「からだ下」に分類される。
今作では【合成屋】によるアクセサリー合成で強化を行うシステムになっている。
しかし今作ではアクセサリー自体がレアな存在になっており、主な入手方法は【アクセサリー屋】【魔法の迷宮】、または各種寄り道要素の景品に限られる。

DQ10オンライン

装備する部位ごとに「◯アクセ」と細分化された。メガネ類は「顔アクセ」へ、腕輪類は「ウデ」防具へと変更されている。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

DQ9同様にカテゴリ名は「アクセサリー」。今作では「アクセ1」「アクセ2」という2つの枠に同時に装備することができる。
 
分類は「顔」「首」「腕」「手」「指」「足」「その他」と細分化されており、【ふしぎな鍛冶】で指定する際等に用いられる。
DQ10では防具として扱われている腕輪・グローブ類・靴類は今作ではアクセサリーに戻され、それぞれ「腕」「手」「足」に分類される。
ただし今作では同じ分類のアクセを2つ同時に装備することも可能。
明らかに両手または両足で1セットであろう靴やグローブも2種類同時に装備できる。左右に違うアクセを装備すると解釈すればその姿は中々シュールだが、同じアクセを2つ装備することもできるので、そうなるとますますわけのわからないことになる。
まあ基本的には、目当てのアクセを探しやすくする為だけの分類と考えた方が良いだろう(武器や防具は基本的に最新の物と一部の特殊な物しか必要ないが、アクセは様々な物を状況に応じて使い分ける事もあるため)。
 
【ベロニカ】【ロウ】を除いた全員に専用アクセサリーが存在する(ロウは【エッチなほん】【主人公】と共通アクセサリー)。
 
しばりプレイ【防具を装備できない】は、防具だけでなくアクセサリーも装備が禁止される。

モンスターズシリーズ

DQM2から「アクセサリー」名義で登場。一度装備すると他のアクセサリーと入れ替えるまで外せない。
その後は武器に取って代わられたが、DQMJ3で再登場。【刻印】を一つのアクセに三つまで付けられるようになった。
DQM3でも続投したが刻印システムは廃止。【モンじい】の気まぐれ工房ではアクセサリー5個を素材として強化してもらうこともできる。

ヒーローズ1

キャラ一人につき最大3つまで装備できる。
拠点にある【錬金釜】で合成可能。元の強化を中心に様々な効果がつく、また作製時レシピのレア度に応じて確率で最初から何かの強化がついている「大成功」が起きる。
なり振り構わず最高ランクの強化を求めてひたすらリセマラすれば、〇〇100%ガードなどの廃強化も現実的である。
 
レシピはメダル交換、モンスターのドロップで手に入るが中級以上はモンスタードロップのみで手に入り、確率も低い。

ヒーローズ2

同じキャラに同じアクセサリを装備できなくなった。
また、【錬金屋】に所定の素材アイテムを持っていくと、アクセサリ1つにつき順番通りに12回強化できる。強化時にそのアクセサリーの素が必要になる箇所があり、元のアクセサリーが大量に必要となる。
モンスターからのドロップで入手する必要があるケースが大半を占めるため、ある種のアイテム収集的な要素も内包している。

ビルダーズ1

最大二つまで装備できる。

ビルダーズ2

【ドレッサー】で主人公の頭、顔につけて見た目を変える用途。

バトルスキャナー

モンスターをチケットに封印した際、チケットに付加されることがある。
主な種類はステータス値を上げる指輪と腕輪、特定の【属性】で与えるダメージを上げるネックレス、特定の属性で受けるダメージを減らす鈴がある。