【こんぼう】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 04:58:24

概要

棍棒。手に持って殴打するための武器。
ドラクエ世界においては基本的にシンプルな木製で、金属製のものや特徴的な造りのものは個別の武器名を与えられて登場することも多い。
【ひのきのぼう】が真っ直ぐな細い棒なのに対して、こんぼうは打撃部分が太くなるように作られていて、いかにも重い打撃を放てそうな造りになっている。
序盤の装備品としてシリーズ通じての定番アイテムだが、似たような立場のひのきのぼうやどうのつるぎに比べて【初期装備】となっているケースは少ない。
また、ただの棒より太くて重いために取り回しが難しいという事なのか、檜の棒と比べてやや装備者を選ぶ傾向にある。
 
デザインにはいくつかパターンがあり、DQ1の説明書では「樫の木の丸太をけずり、握りやすくしたもの」という解説とともに、太く粗く削り出されたタイプのイラストが載っている。
【公式ガイドブック】(FC版DQ3)に掲載されていたイラストでは打撃部分にトゲトゲの突起が出るように木材を彫る凝った造りに変わり、これが後のシリーズにも引き継がれている。
DQ3公式ガイドのカバー下や、直後に刊行されたDQ1と2の公式ガイドでは、太い円柱形で表面に細い鉄鋲を打ち込んだ「釘バット」風になっていた。
 
DQ1とDQ7を除いて、モンスター側にも毎回のように棍棒型の武器を持っている者が登場している。
パワーファイター型のモンスターがドロップする事も多く、中盤以降のモンスターからも手に入るのだが、時期的に全く役に立たないのは勿論のこと、売っても二束三文で金策にもならず嬉しくない。
護身用の演出なのか、民家や隠れ家から出てくることもあるが、まったくもって嬉しく無いのは変わらない。
【どうのつるぎ】【はがねのつるぎ】と並ぶ数少ないナンバリング作品皆勤の武器だったが、DQ11では打撃系武器全般が登場しなくなったのに伴ってリストラされ、DQ1から続いた皆勤の1つが途切れた形となってしまった。

DQ1

攻撃力4で買値は60G。
今でこそ力馬鹿御用達の武器と化しているが、DQ1では【りゅうおう】を倒すべく旅立った【ロトの子孫】が有り金はたいて買うであろう至高の一品である。
敵の最大HPが3だとか4だとかいう時に竹竿よりも1ダメージ増えるのは意外に大きい。
序盤ではその僅かな差が敵を仕留めきれるかどうかの明暗を左右するのである。
【スライム】はおろか【スライムベス】をもたやすく仕留める攻撃力を持ち、【たけざお】とは一線を画す前衛的なデザインセンスを持ち、【ギラ】を覚えるまでは役に立ってくれるはず。
 
その他、最初に買う武器防具の様々なパターンの比較については、【初期装備】のページを参照。

リメイク版

スライムやスライムベスの最大HPが1低い状態で現れることがあり、ちからの初期値もFC版より高いのでこれの重要性は落ちている。
さらにスマホ版以降ではたけざおを最初から持っているので買わないでプレイすることも可能。ただでさえ敵のHPが下がった上に、コイツを買うのに60Gを出さなければならないのは割に合わないともいえる。

ゲームブック(双葉社)

【ラダトーム】の武器屋の店員が「スミス&ウェッソン製の最新式の棍棒」なるものを薦めてくるが、実際に買う事は出来ない。
同書における2番目に弱い武器は【石のつるぎ】という物である。

DQ2

【リリザ】で販売されている。
価格は60Gで攻撃力は8。
装備できるのは【ローレシアの王子】【サマルトリアの王子】
 
前作と比較するとお値段据え置きで攻撃力が倍に増加。
銅の剣の攻撃力が10のまま据え置きで性能に大差がないので相対的に価値が上がった。
…と言いたいが実際は真逆。
なにしろローレは実質初期装備でより強い銅の剣があるし、サマルはこれが初期装備。
よってまったく購入する必要と意味が無い。
そもそも何故売られているのか謎。
(強いて言えばだが、何度も仲間を死なせたり全滅したりした初心者プレーヤーが、教会で生き返らせるための費用を捻出する為に装備品を売却した場合に、ちょっとお金が貯まってから買い直したり、蘇生後の少ない残金で間に合せの武器として購入したりするという可能性もない訳ではない。)
 
今作以降このような初期装備よりも弱くて一見意味の無い、下手すれば初心者トラップになりかねない装備が売られているケースを目にするようになった。
次作以降では一応それが初期装備の自由度を広げる要素にもなっており、例えば初期装備を安い装備に買い替えることで、浮いた差額で強い装備を買うことができる場合がある。
明らかにそうしたほうが得な場合もあるが、そうでなくともDQは防具よりも武器が有利なシステムなので、多少防御力を下げてでも強い武器で始めたいというプレイヤーもいるだろう。
しかし今作では微妙にそれも該当しない。
FC版等ではスタート地点に武器防具屋が無いうえ、初期防具以下の防具は売られていない。
かといって銅の剣を棍棒に買い換えたところで差額わずか15Gしか浮かず、仕度金の50Gと併せても皮の盾(90G)すら買えない。
強いて言うなら、少しでも早く皮の盾が買えるようになる程度か。
特殊なケースでは、縛りプレイとして最初にもらう宝箱を取らないで進める場合に、皮の鎧を売って棍棒を買うという選択肢も一応ある。
皮の鎧は買い戻すことができないため序盤の守備力がガタ落ちとなるものの、それでも素手よりは大分まともに進めることができる。
皮の鎧は113Gで売れるので銅の剣を買うこともできるが、威力があまり変わらないのを逆手に取り、少しでも早く皮の盾を入手できる利点がある。
 
一方で【ドラキー】(1/32)が稀にこれを落とすことがあり、売却すれば45Gになるので最序盤の資金源としてはかなり美味しい。
ただし、FC版ではドロップアイテムの仕様からすでにこれを所持している場合は落とさず、戦闘の獲得資金が倍になるだけなので、かなり損した気分になるだろう。
サマルは早い段階で【ギラ】を覚えるので「非力なサマルに打撃は期待しない。攻撃は全てギラで充分。」と割り切っているのなら最初から売却してしまうというのもアリではある。
他には【タホドラキー】【マンドリル】も落とすことがある。
 
敵サイドにも【ギガンテス】【アトラス】といった棍棒っぽい武器を装備した連中が初登場している。
いずれも打撃一筋かつ規格外の攻撃力でパーティを黄泉送りにすることから、「力馬鹿の武器は棍棒」という印象をプレイヤーに植え付けたのは間違いない。
もっとも、その二人が落とすのは手に持っている棍棒ではなく【はかいのつるぎ】だったりするが。
…それを装備してたらどうなっていたことか。

DQ3

攻撃力が8のまま、買値はシリーズ最安値の30G。
【魔法使い】以外のすべての職業が装備できるが、【武闘家】が装備すると攻撃力が-4になる。
最初に【アリアハン王】から2本貰える。
【取扱説明書】で推奨されているパーティの「【戦士】【僧侶】・魔法使い」にすると、ちょうど装備可能者が2人いるあたり、装備させろという無言のメッセージとしても印象に残りやすい。ゆえに、推奨パーティではわざわざ買う必要はない。
武闘家や魔法使いがまったく含まれない4人パーティを組むときはもう一本必要になるが、支度金は50Gあるので追加購入することもできる。
逆に武闘家と魔法使いが両方いたり、そうでなくとも人数の少ないパーティ構成などでは、一度も使われないまま売られることもある。
 
【カザーブ】【ノルドの洞窟】の宝箱からも入手できるが、その頃はもはや役立たずとなっている。
売っても22Gでは金策にもならない。
また手ぶらの【トロル】がドロップするが当然嬉しくもないし、強さの割に経験値もゴールドも少ないのにドロップアイテムまでコレではむしろ悲しくなる。上位種の【ボストロール】【トロルキング】はグラフィックでは棍棒を持っているが、前作の【ギガンテス】【アトラス】同様、その棍棒ではなくもっといいモノをドロップする。

リメイク版

リメイク版で新たに加えられた職業である【盗賊】は棍棒を装備できないため、FC版に比べてこの武器が1本以上不要なパーティ構成が多くなった。
また、武闘家が大幅強化されたリメイク版では戦士の代わりに武闘家を使うケースが多くなり、すぐに売り払われてしまうケースが増えた。
 
宝箱の中身が軒並み豪華になる中、カザーブとノルドの洞窟のこれは変わっていない。【メタル狩り】のときに会心狙いでムチやブーメランから持ち替えるくらいなら使えるのだが…。
ちなみにカザーブでは昼間に店員がすぐ近くにいるにもかかわらず入手可能。どうせなら【どくばり】をこっちの宝箱に入れておいてほしかった。
第1の【すごろく場】で何も無いマスを調べると低確率で拾えるが、わざわざ狙う必要はない。
 
また【サマンオサ王】の居室にあるタンスからも入手できるようになった。なぜこんなものがここにあるのかはおそらく…

DQ4

値段は据え置きで、攻撃力が7に減少。【勇者】【ライアン】【アリーナ】【クリフト】【トルネコ】【ミネア】が装備可能。クリフトの初期装備でもある。
【ボンモール北の村】で期間限定で詐欺販売されているひのきのぼうを除けばDQ4の全武器中最安値。しかし大抵の装備可能キャラはこれより強いどうのつるぎなどを初期から装備している。
素手で始まるトルネコだと装備する意味はあるかも知れないが、バイトすれば1日でだいたい銅の剣1本分のお金をもらえるので、わざわざ弱いこちらを買う必要性が無い。利用する可能性があるのはクリフト以外ではいいとこアリーナぐらいだろうか。第二章の初期資金は100Gあるので、大抵クリフトにすぐ銅の剣を買い与え、クリフトのお下がりの棍棒をアリーナが使うケースが多い。
 
DS・スマホ版では初期資金が半分以下の40Gに激減してしまったが、手持ちの40Gに【サントハイム】で拾える50G&【せいすい】の売却額(15G)を合わせれば105Gになるので、こちらでも開始直後にクリフト用の銅の剣を購入する事は一応可能であり、同時にアリーナ用の棍棒もこれで確保する事ができる。
序盤で聖水は必要ないため、【カメレオンマン】戦に使う気がないなら売り払って序盤の装備品購入資金の足しにしてしまっても一向に問題無い。
 
モンスターでは【おにこんぼう】【ギガデーモン】が落とすが、出現するのは終盤なのですでに無用の長物。リメイク版のギガデーモンに至っては100%ドロップするが、売る価値も薄いので袋の肥やしと化す。落とすモンスターは納得できるが。

DQ5

攻撃力9で買値は60G。かなり変わった立ち位置で、スキルごとに装備が細分されたDQ8より前のシリーズ中で唯一主人公が装備できない。
同じ攻撃力の【かしのつえ】が130Gと倍以上の価格がすることからわかるとおり、同じ攻撃力帯の武器の中では抜群のコスパを誇る優良武器…なのだが、装備可能者がかなり制限されるのでほとんど見向きもされない。
売られている時期もかなり遅く、シナリオも中盤に差し掛かる【ポートセルミ】でやっと売っている。装備可能な人間キャラはこの時既に離脱済みの【ヘンリー】と、まだまだ仲間にならない【サンチョ】。モンスターでは【ブラウニー】のグループや【イエティ】のグループが装備できるが、彼らには【ラインハット】の時点で【いしのオノ】【チェーンクロス】などの上位の武器が店売りしている。
ただし、実は【くさったしたい】にとって、この武器がこの時点での最強武器となる。というより、くさったしたいは幼年期からひのきのぼうか【たけのやり】を持ち越さないとこの時点まで武器が無い。彼を使う場合、【ルラフェン】【のこぎりがたな】【スネークソード】を買うまではお世話になるかもしれない。まあその場合でも、ポートセルミに来た時点でルラフェンにはすぐ行けるし、化物退治の前金ももらえるのでこんなもん買うよりルラフェンまでこれらを買いに行った方がマシだが…
購入できるのはポートセルミでのみなので、アイテムコンプを目指す際は見落としに注意。もっとも、SFC版では【ひとしこのみ】を行う際に必須となるので知名度はそれなりに高い。
 
ちなみに敵からのドロップは中ボスの【ラマダ】のみでしかも確率は1/4096ととんでもない低さである。しかもその時期はこんぼう自体何の旨みもなく極稀に発生する珍現象と思った方が良いがアイテムコレクターの人は記念品として持っておくのも良いかも…。

リメイク版

【オラクルベリー】のカジノにある【すごろく場】の草原マスなどを調べたときにランダムで入手可能になった。くさったしたいの他、ブラウニーにとっても【アルカパ】で売っている【おおきづち】とほぼ同じ性能なので、先にこちらを入手できればラインハットに着くまではお世話になる。

DQ6

攻撃力9のまま、買値が110Gに跳ね上がった。かっこよさは5。夢の世界の【山肌の道】に落ちている。買うと意外に高いのでここで入手したい。これを獲得しておく事が序盤の一人旅では死活問題と化す。また、【ブーメラン】購入時に売らずに取っておけば、【たけのやり】が初期装備な【ハッサン】の武器としても活躍できるだろう。

漫画版

実際、序盤にハッサンが武器として使っている。【せいけんづき】を覚えて以降はどっかにいってしまった。一応、アモスが絡む話の【北の山】では所有していたため、その時に出てきた【ラリホーン】との戦いで紛失・破損したのだろう。

DQ7

攻撃力が8に減少。価格、かっこよさは据え置き。【マリベル】以外全員が装備できる。【ウッドパルナ】で販売されている。最初は誰も武器を持っていないので、早めに購いたいところ。値段もどうのつるぎの半額とお手頃である。
こんな武器で【かえんぎり】をする【キーファ】はかなり器用なのだろう。
【ラッキーパネル】では専用パネルがあるので、結構出てくる。
売っても赤字なので全くもって嬉しく無い。
 
PS版【公式ガイドブック】での分類は【ひのきのぼう】共々何故か「剣」
……ハンマーの分類もあるのに何故?

DQ8

攻撃力が7に減少。ハンマー(【打撃スキル】用武器)に分類されている。本作では【ヤンガス】の初期装備であり、装備できるのも彼だけ。オープニング直前のイベントで彼は武器を無くしてしまっていたので、スタート時点の森までに彼がどこからこれを見繕って来たのかは不明。
出会った場所からスタート時点まで町は無い上、盗賊業からも足を洗うと語っていたので、おそらく他シリーズの主人公達のような冒険者がこれまた同じような理由で捨てたものを拾ったのだろう。
 
【トラペッタ】【リーザス村】で販売されている他、【船着き場】でも拾える。唯一の装備可能者が初期段階で持っているうえ、錬金レシピにも何一つ絡んでいないので購入する必要性は全くない。使い終わったり敵から拾うなどした物はすべて売却してかまわないだろう。
敵では【おおきづち】(1/32)が通常枠で、【いたずらもぐら】(1/128)と【プチアーノン】(1/32)がレア枠で落とす。
 
なお、アイテムとしてではないが、こんぼうを持っているスカモン3体でチームを組むと【マインドブレイク】が発動する。

3DS版

【モリー】が装備キャラに追加された。加入時期からすると、彼が装備する機会はないだろう。

DQ9

攻撃力は7で種類はハンマー系。入手手段がなんとおおきづちやトロルなどが落とすのみという非売品となっている。とはいえハンマーを装備できてハンマースキルを上げられるのは上級職のみであり、たとえ売られていても装備できる時期には役に立たないので、しょうがないのだが。
なので専ら【うるわしキノコ】3つと錬金し【ジャイアントクラブ】にして売り払うための金策素材として利用される。ちなみにこんぼうを漢字で書くと『棍棒』だが、には属さない。

DQ10オフライン

主人公(【バトルマスター】【パラディン】【遊び人】)、【ダストン】が装備可能なハンマー。
【出身村】にて50Gで売っている。攻撃力6、みりょく1。
同じ見た目、同じ性能の【初心者用のハンマー】がある。
オンラインで武器鍛冶対象外だったため、【ふしぎな鍛冶】では作れない。レシピが無いためうちなおしも不可。

DQ10オンライン

レベル1から装備可能。店売り専用で攻撃力は6。
詳しくはこちらを参照。

DQMシリーズ

J1から皆勤賞。攻撃力の低さは全作とも第1位で、あろうことかDQM最弱クラスの武器である【ひのきのつえ】よりも低い。(ひのきのつえは攻撃力4、こんぼう3)。こっちには付加効果があるもん…と言いたいところだが、ひのきのつえも付加効果付き。ちなみにこんぼうは守備力が5、ひのきのつえはかしこさが10上がる。
DQMでも本編同様守備力が4上がると1ダメージ軽減できるのだが、こちらでは最序盤でも1ダメージごとき誤差の範囲内なので、せいぜい気休め程度の効果である。
J3では登場しなかったが、こちらは「武器」の概念がなくなり新システム(アクセサリ)が登場したからなので「欠席」ではない。

トルネコ1

トルネコシリーズでも皆勤を果たしている。攻撃力は1で、素手よりはマシといった程度。
時と場合にもよるが、呪いのリスクを考えると喜び勇んで装備するのはためらわれる。特にこんぼう-1だと素手と全く変わらない。売っても大した価格にはならないので、装備しないなら敵に投げつけてしまうのがいいだろう。

トルネコ2

攻撃力2と微増。まあ素手よりはマシという程度。序盤のダンジョンでは呪われていることがないので気軽に装備できる。戦士の技【ちからかいふく】をつけておけば、毒にやられたり、くさったパンで力が減っても大丈夫。
ちなみに【リビングデッド】の腐った液で錆びてしまう。本家と違って金属製らしき釘が付いているので、これが錆びるのだろうか。
本作では印数と強化値に制限がなく、さらにPS版ではダメージ上限の都合から最強の武器のベースは何でもよいのであらゆる特殊効果の付いたこんぼう+99なんてものを作るプレイヤーもいた。普通に攻略するうえでも単価が最も安く、合成にかかる料金も安い(強化値+1につき10G)ため、【合成屋】で+99にするにはうってつけの武器だったりする。
GBA版でも最も安いが、+99にした後は【ロトのつるぎ】をベースにして合成される運命となるだろう。

ただ、後半のダンジョンでは入手確率が低く、【金の剣】以上に出にくく感じることもしばしば。もっと不思議のダンジョンでは重要な技で金の剣で可能な技はそれにつけたほうがいい。

トルネコ3

サビよけの効果が付いたが、修正値合成の邪魔という印象を持たれがちである。

ビルダーズ1

攻撃力5。全ての章で作成可能。材料は【ふとい枝】2個。どの章でも拠点に最初からある作業台で作れる。また、2章と3章では【おおきづち】とともに初期装備となっている。
1章ではふとい枝が集まり次第、ひのきのぼうからこれに持ち替えたいところ。どうのつるぎを作るまでは世話になるだろう。逆にそれ以外の章ではあえて作る必要は無い。これに枝を使うくらいなら1本枝を追加しておおきづちを作った方が遥かにマシである。

ビルダーズ2

ふとい枝がなくなったので、【木材】×2に変更。今回はシドー専用武器で、攻撃力12。
主人公が装備できない、怪力自慢が持つ武器。という事で、剣サイズから両手斧サイズにまで巨大化している。
シドーに最初に作ってあげる武器で、シドーも大変気に入って次の武器を作っても友情の証として所持し続ける。
この友情の証は最後の最後に再び登場し、活躍してくれる。

奇しくもドラクエ史上最初に仲間になったキャラクターの初期装備が、シドーにとっては「友情の証」になるというのも興味深い。

トレジャーズ

【お宝】の一種として登場。

お宝No.197
レアリティジャンク
カテゴリーヒストリー
コレクション武器
標準価格26,000G

また、宝石オブジェに【こんぼうオブジェ】がある。

ライバルズ

戦士のトークンカード。主に「一部の武器補助特技を使ったが武器がなくて不発した」時に代わりに手に入る武器。

1/2/1

1コストで2ダメージなのはコスト論的には正しい、のだがそもそも他の特技が前提にあるので実際はそれ以上に支払っていることになる。その特技も本来の役割を果たせなかった時しか出てこないので、明らかにカード、コスト両面で損切りをすることになる。
 
所詮は代替トークンなため武器としては大変凡庸かつ力不足。1回しか使えないので攻撃回数のかさ増しも微々たるもの。
なので普通に戦っていれば握る以前にこれが手札に出てくること自体がレアケース。
これが使われる機会があるとすれば、闘技場でピックアップがうまくいかなかった時か最終盤まで補助カードが引けず腐ってしまった時ぐらいだろう。
ただし悪霊の神々アトラスの効果で現れるこんぼうはアトラスの攻撃力を参照するので、一発限りながらかなりの威力が期待できる。
一方、最弱の武器の座をひのきのぼうを押し退け勝ち取った名誉(だけ)はもっている。

星ドラ

☆1装備で登場。
メインスキルは「ため攻撃」
ハンマーの中では最弱の部類になっており、サブキャラの一人の初期装備になっている。

タクト

Dランク武器として登場。
基本値 : こうげき力+6
特殊効果はなし。
錬金候補 : HP+11・こうげき力+5・MP+3 他

ダイの大冒険

序盤、復興中の【パプニカ】の武器屋で、1本30Gで売られていた。

アベル伝説

木の棍棒は登場しないが、【モコモコ】の初期装備が本作オリジナルの「石の棍棒」になっている。
棒の先に石が付いた形の武器であり、モコモコの祖父が残していったもの。2本一組であり、両手でそれぞれ一つずつ持てるいわば二刀流用武器だが、一本を両手で持って戦う場合が多かった。
長らく愛用していたが、【闇のバザール】【メタルスライム】に両方とも破壊されてしまい、【おおかなづち】に取って代わられた。

余談

ドラクエ世界においては、『こんな初期装備で魔王を倒せというのか』と王様が批判されることすらある棍棒だが、それは剣や槍を持った兵士をイメージするための誤解である。そこらの武装可能な健康な成年男子に棍棒と制服を与え、とりあえずの戦力を大量動員したり民兵を組織したりすることは中近世以前には一般的な方法であり、ドラクエの中世的世界観から言えば、ごく普通の初期装備である。
要するに、ドラクエ1の『棒と服』しか選択肢の無い状況は彼が『ただの民兵』扱いであったと考えればごく自然なことなのだ。【主人公(DQ1)】の項目にも書かれているが、彼はロトの子孫であるものの証拠も無く、表面的には身元不明の若者。つまり民兵志願者として扱われたのも無理のないことだったのだ。
ただしサマルトリア王子のように『れっきとした王族が民兵程度の装備をする』のは明らかに異常である(将軍の呉起が一般兵と同じ装備と生活をした故事は有名だが、兵士たちを鼓舞するためのもので、そもそも王族だけの旅では意味がない)。成長するまでは身分を伏せるためとも考えられるが・・・。
 
なお、悪名高いルワンダ虐殺で民兵が“マス”と呼ばれる釘バット状の棍棒を主な武器に使用したり、警察も警棒という形で棍棒を装備していることから、パラミリタリーにとってこんぼうは現代でもごくありふれた武器である。

『風来のシレン』シリーズでもこんぼうは何故か多数の作品で登場するアイテムとなっている。
性質上錆びなかったり、同じく木製の「木の盾」と共鳴したり、ヤシの木で作った物になったりとシリーズにより微妙に扱いが異なる。