【おおきづち】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:04:22

この項目では、モンスターについて記述する。
武器については【おおきづち(武器)】を参照。

概要

名前通り大きな木槌を携えた小柄な魔物で、体型はずんぐり2頭身。自分の体よりも大きなハンマーを持ち、目出し頭巾のような形のふさふさが特徴。これは作品によって地毛だったり頭巾だったりする。
初期シリーズではあまり目立たない存在だったが、8で固定シンボルとしての登場という優遇と共に復活して以来、常連モンスターの一体となっている。
 
ご自慢の木槌は体より大きく、当たればかなりの威力を叩き出すが、いかんせん身の丈に合っていないため命中率が低いのが玉に瑕。
 
なおひとくい「サーベル」とか「アックス」ドラゴンといったように名前に武器名の入っているモンスターはそこそこいるが、おおきづちなんぞ名前そのままなので武器をなくすとアイデンティティーが崩壊寸前。ご愛用の木槌が無ければ2頭身の謎生物でしかない「こいつ自身」にはどんな名前が付くのだろう?
 
作風との相性がいいのかビルダーズ系の作品では代表的モンスターとして優遇されており、人間に友好的な個体も多く登場する他重要キャラの見た目を任されることも。
色違いに【ブラウニー】がおり、外伝にはこっちが出演したりブラウニーが出演したり、今ひとつ安定しない。
その他の色違いモンスターにはボス級モンスターの【ビッグハンマー】【創世の樹の番人】がいる。
 
亜種として、【ギガンテス】【おにこんぼう】が持っているような棍棒(トゲ付き)を装備した【とげこんぼう】【ブラックチャック】、星ドラには【シドー】のお面を着けた「シドーきづち」が、DQMSLには頭巾の額の部分にハート型の穴が開いておりハンマーのかわりにロールケーキの刺さったフォークを持った【デザートきづち】?がいる他、ビルダーズコラボイベントでは【主人公(ビルダーズ1)】の帽子とゴーグルを身につけた【ビルダーヒーロー】?【ビルダーヒロイン】?、その転生先の【ビルダーコンビ】?が味方限定で登場する。さらに、夏限定モンスターとして法被を着た【おまつりきづち】?【情熱おまつりきづち】?【熱血おまつりきづち】?も登場した。ウォークでは「ジャンボきづち」が、タクトでは「目隠しおおきづち」が登場。
 
【スライム冒険記】や漫画版スライムもりもりの作者である【かねこ統】の好きなモンスターとしても知られており、彼のDQ漫画にはよくおおきづちと火を吐くスライムと【さんぞくウルフ】が登場する。
 
DQ9の図鑑と【ドラゴンクエスト25thアニバーサリー モンスター大図鑑】によると意外にもお笑い好きらしいが、つまらないギャグばかり言っている【わらいぶくろ】を苦々しく思っているんだとか。お笑い好きだけに笑いにはキビシイようだ。

DQ5

幼年時代の【サンタローズの洞窟】【アルカパ】周辺に出現。
行動パターンはミスか痛恨だけで、ミス→ミス→痛恨の一撃のグループローテーション。3体出てくると3体目の行動で痛恨がヒットすることになる。
その痛恨は攻撃力の5倍で、ミスor痛恨という点は前作のおにこんぼうスピリッツの継承者。
またいかんせん倍率が高いために見た目に反して泣けるほど非力で、攻撃力はたったの2!なおおにこんぼうは21(リメイク版は19)であり、お前らの得物は飾りかと言いたくなるところだ。 
ただ終盤に出現したおにこんぼうとは逆で、こちらは超序盤に登場。
ちなみに【イブール】【ミルドラース】もこのタイプの痛恨を撃ってくるため、終盤の使い手という意味では彼らが後継者であろう。

とにかく、攻撃力2で5倍ダメージということでコイツの痛恨のダメージは10。しかし最序盤時点での10ダメージはかなり痛いので、HPの回復は早めにしよう。
非力なくせにHPは高めなのもおにこんぼうに似ているが、見た目に反して意外と素早いのは異なっている。早く数を減らせば痛恨が回ってくる頻度も減る。さっさと倒そう。
また【マヌーサ】が100%効くが、こいつのダメージ源は必中の痛恨だけ。何の意味もないのでMPを無駄にしないように注意。
 
残念ながら仲間にはならず、ドロップアイテムも【おおきづち】…ではなくなぜかやくそう。上位種のブラウニーもおおきづちは落とさず、これをドロップするのはなぜか【ビックアイ】
幼年期ではどのみちモンスターを仲間にできない上、他に装備可能者もいないので活用のしようがないからだろう。
 
「おおきづちにおおきづちを持たせる」というこの上なくピッタリな光景は見られないのが惜しまれるところだが、同系統のブラウニーなら仲間になり、もちろんおおきづちも持てる。【モンスターじいさん】に頼んで名前を「おおきづち」とでもつけてやれば気分くらいは味わえるのでそれで我慢しよう。

小説版

幼年時代のサンタローズからアルカパへの旅路で遭遇。草陰で息をひそめ獲物が通りがかるのを待っているが、その巨大な木槌のために一目瞭然。
パパスの一喝で気絶、ビアンカに頭巾をめくられそうになり木槌を忘れて逃げだすといったシーンは、序盤のほのぼのとした雰囲気を象徴する1コマである。

DQ8

【リーザス地方】全域に出現。平地では昼間しか出現せず東部の平地は出現率が低い。終盤は西部の森から姿を消すが、そこ以外の変化は少ない。
 
行動パターンが前作までと大きく変わり、通常攻撃や痛恨の一撃も使えばテンション溜めも使うという、ブラウニーと大して変わらない行動になった。
複数で出る上に攻撃力が高く、テンションを溜めて大ダメージを与えてくる。
その攻撃力は、パワータイプとして同じく強化された【アルミラージ】とほぼ同じの32。通常攻撃だけでも十分に痛いが痛恨の一撃の頻度も異常な程高い。こちらの最大HPも50ぐらいの段階でダメージ30前後とかなり大きく、油断すると普通に全滅する。
素早いアルミラージや【ヒャド】を唱える【プリズニャン】と一緒に出現されるとさらに厄介。アルミラージにHPを削られ、おおきづちが痛恨でトドメ、という抜群の連携を見せることも。
序盤理不尽モンスターの中の1種である。
 
対策としては最優先で倒す、これ一択。
素早さが10しかなく比較的先手を取りやすいので、痛恨が来る前に倒そう。
通常ドロップは【こんぼう】(1/32)だが、レアドロップで名前通りの大きづち(1/64)を落とすようになった。

滝の洞窟の個体

一般的にエンカウントするのはリーザス地方だが、実際はそれより前の【滝の洞窟】で出会うことができる。
地下2階で、通路をふさぐ固定シンボルの個体がなんと中ボス(?)として登場。
「ここを通りたければ俺を倒してから行け」などとお約束なセリフを吐いてくるが、いざ勝負を挑むと物怖じしないこちらの態度に逆にビビり、戦うことなく道を譲ってくれる。
このまま特に戦わなくても先には進めるが、あえてこちらから喧嘩をふっかけて戦うことも可能。
 
通常エンカウントするものと行動内容やステータスが異なり、HP・守備力・素早さが非常に高い。
攻撃力こそ若干下回るが、総合的な数値はこちらが勝るだろう。
おおきづち系のアイデンティティーたる痛恨の一撃を持たないため危険性は低めとはいえ、この時点では十分に攻撃力が高くテンションを上げることもあるので、戦うのであれば事前にHPを回復しておくことを忘れないように。
レベル4もあれば勝てる相手。
 
倒したところで何かメリットがあるわけでもない。ついでにいえばドロップアイテムも設定されていないので何も落とさない。
正直ボスまでの消耗を考慮すれば素直にスルーするのが正解だろう。撃破後は油断したと言いつつも潔く負けを認めその場に倒れてしまう。
 
ちなみにこのおおきづち、戦っても戦わなくてもボスの【ザバン】を倒した時点でいなくなってしまう。
初心者狩りみたいなことを考えてはいけない。

3DS版

まさかのボイス付き(しかも男性の声)。ナンバリング初のボイス付きモンスターとなった。

DQ9

セントシュタイン地方やエラフィタ地方に出現する。ミスor痛恨の2択という、DQ5と同様の行動パターンに戻った。ただし、1回目の行動は必ずミスする模様。
したがって、【盾の秘伝書】を持っていれば攻撃の命中率は0%、すなわち絶対に当たらないことになる。無論盾の秘伝書は1個しか手に入らないので無効化できるのは1人に限られるし、手に入る頃にはこんな仕様でなくてもダメージなどほとんど受けないので、極めてどうでもいい話である。
なお、痛恨の一撃は守備力を無視して攻撃力の0.9倍のダメージを与えるタイプに変わっている。ただし攻撃力が12に上がったので、最終的なダメージはDQ5と同じ。
 
通常ドロップはこんぼうのままだが、レアドロップがおおきづちからかわのこしまきになってしまった……。倒されても愛用の品は手放すまいということなのだろう。

DQ10オフライン

【育みの大地】【ツスクル平野】【ラニアッカ断層帯】といった最初のフィールドの後半に登場する。
痛恨の一撃はあるが、単体出現かつ通常攻撃とのローテーションなので落ち着いて対処すれば怖くない。
通常ドロップは【やくそう】、レアドロップは【ウルベア銅貨】

DQ10オンライン

魔界には【おおきづち・強】、果ての大地には【おおきづち・祖】が登場。
「おめかしカラー券」で仲間のブラウニーの見た目をこいつに変更可能。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【デルカダール地方】北部に出現。
同作では痛恨の一撃と同程度のダメージを通常攻撃で叩き出す【ももんじゃ】が同地域に出現するので相対的にインパクトが薄くなっている。
3DS版では【スライム】と追いかけっこしている姿が見られる。かわいい。
世界に異変が起きる前までは力自慢のモンスターが集まる【南西の孤島】にも大量に生息する。3DS版では【名もなき地】(なぜか覆面を着けたモンスターが集まる【クレイモラン城下町】北の小島)にも出現する。
 
ドロップアイテムはノーマル枠がやくそう、レア枠が【けものの皮】
 
【時渡りの迷宮】の上層にも出現し、Fランクの【ヨッチ族】だけでも普通に渡り合える程度の実力。
 
また、【メダル女学園】には【メープル】という名前のおおきづちの女子生徒もいる。
過ぎ去りし時を求めた後【神の民の里】にも♀と思われる個体がいる。【スライムナイト】と同じく用心棒を担当しているようだ。
この個体は【神秘の歯車】を取りに行く際に話し掛けると、自分の過去話を始める。曰く、命の次に大切な木槌を壊してしまったことがあり、落ち込んでいたところ、何も言わずに長老の【イゴルタプ】が直してくれたという。それも前よりもずっと頑丈な状態で直したらしい。以来、彼の恩に報いるために用心棒をするようになったのだとか。

邪ver

過ぎ去りし時を求めた後、【デルカダール地方】の昼間に出現。こちらは【デルカダール地方】のみに出現する。
痛恨の一撃のダメージが大幅にパワーアップしている他、通常ドロップのみ【上やくそう】に変化している。

DQM1・DQM2

獣系として登場。野生の個体はDQM1ではさばきのとびらに、DQM2では氷の世界のフィールドに出現する。獣系×きりかぶおばけの配合で生み出せる。
ステータスは平均的に伸びていくが、会心率の高さがトップクラス。習得する特技はちからをためる、まじんぎり、とっこう。
DQM1の格闘場Bクラスの1回戦ではコイツ3体との戦闘になる。魔神斬りや特攻を受けると後の戦いに響くので早めに倒そう。
PS版2ではラスボスの【ドーク】【メガンテ系】無耐性なので、RTAではとっこうを覚える点で配合素材として重宝する。
悪魔系を血統にして配合すると【オーガー】が生まれる。この配合法については図鑑にも明記されているほか、DQM1では【マチコ】がヒントとして挙げている。

キャラバンハート

自然系のBランクとして登場。ベラヌール地方に出現する。
ステータスはBランクらしく全体的にそこそこの成長を見せる。しかし特筆すべき点はやはり会心率の高さだろう。習得する特技はちからをためる、とっこう、バイキルト。

ジョーカー1

魔獣系のFランク。サンドロ島の遺跡に生息している。
HPと攻撃力が高めだがそれ以外がからっきしという極端なタイプ。
原作と同じく【テンションアップ】の特性でテンションを上げられる。
【自然系】と配合すると【ブラウニー】になるためシナリオではそこそこ使えるが、そもそもブラウニーもコイツよりマシな程度でずっと使い続けるのは難しい。
所持スキルは【ハンター】

ジョーカー2

【雪山】【魔界】の雪山エリアに生息している。
【おうえん】の特性を手に入れさらにテンションを上げやすくなった。それ以外の能力の傾向は前作と同じ。さっさと上位互換のブラウニーにしてしまおう。

ジョーカー2プロ

全体的に限界値が引き上げられてやや能力バランスが良くなったがMPの伸びと限界値は恐ろしく悪い。
強化で【ひん死で会心】、最強化で【いきなりテンション】の特性を得る。起用したいなら最強化させておくべし。

テリワン3D

ゆうきの扉とやすらぎの扉に生息。
HPと攻撃力はブラウニーより高いが素早さとかしこさは劣り、一長一短の関係。
特性は【スタンダードボディ】【テンションアップ】【おうえん】、+25で【ひん死で会心】、+50で【イオ系のコツ】を得る。
ただかしこさは低いので、イオグランデよりもがんせきおとしの方が使い勝手は良いだろう。
 
お手軽に生み出せる序盤の頼れるアタッカーで、ブラウニー共々テンションアップが使えるのも嬉しい。そのブラウニーに派生させるには適当な自然系と配合すればいい。
 
愛用の木槌は伊達じゃないと言わんばかりに攻撃力だけはぐんぐん育つがステータスの伸びは悪く、特にMPは本当に伸びない(素の成長率などレベル100までいってようやく24という絶望的な数値)。ただ上限も低く、究極配合でようやく300越えという世界。
なお下には下がいるもので、アルゴリザードが本作でのMP成長率のワースト1位を樹立した(100までいって10)。ちなみに2位はいっかく竜で、おおきづちは同率多数ながら3位になった。
 
相変わらずの重戦車スペックで頑張ってカンストさせればかなりの破壊力を発揮するが、相当めんどくさいのでクリア後の余興で育てるくらいがちょうどいい。
どうしても本編の攻略におおきづちやブラウニーを使いたいというプレイヤーは、手間を惜しまず愛を注ぐべし。

イルルカ

ブラウニーは野生で出現するが、こいつは出現しない。
テンションアップの仕様変更により特性は【ときどきテンション】へと変更。
+50で得る特性も【一発逆転】に変更されている。
【新生配合】【イオ系のコツ】【メガボディ】化で【AI1~2回行動】【ギガボディ】化で【アンチみかわしアップ】【超ギガボディ】化で【ショック攻撃】を習得。

ジョーカー3

同じく魔獣系Fランク。【ポーラパーク】の住民はこのおおきづちが多い。
最初は【狡猾王アーザムーク】の策略に巻き込まれ、西組の親分【トードー】の子分として東組と対立してしまう個体等が描写されていたが、ポーラパークの危機を救った主人公に対してはここを故郷だと思っていい、おかえりと言って迎えてやると発言する者もいる等とかなり友好的に接してくれる。
闘争本能の強い魔獣系だからと言って、荒っぽいだけの存在ではないようだ。
ちなみに、ここのおおきづち達は普段は漁をして生活しているらしい。
その後の【黒鉄の監獄塔】では、【拷問王イッタブル】に従う看守の個体が登場。
イッタブル側に組する悪者ではあるが、【リアクター】によると看守仲間にはとても優しいとのこと。
実際、自分は看守だが看守のあかしを紛失したと嘘をついた主人公に対し、快く自分の予備のあかしをわけてくれる。
野生では出現しないが、【時空の裂け目】のマスターが連れていることがある。

サイズが【スモールボディ】に変わった事以外はイルルカと同じ。固定特性は【おうえん】で、【超ギガボディ】化で【天地雷鳴士(特性)】を習得。
FランクでありながらHP1800、攻撃950、守備1300とかいう重戦車であり侮れないステータスの持ち主。
しかし素早さと賢さは400台とからっきし。素だと外しまくるのでアンチみかわし系や必中特技は必須。
こいつの4体配合で【おにこんぼう】ができる。
所持スキルは【ビーストフォース】
 
なお【いたずらもぐら】系、【ドルイド】系にこのモンスターのモーションが流用されている。

ジョーカー3プロ

本作では新たに合体特技【金剛裂壊斬】と、合体特性【背水の陣】を得たが、固定特性を【ムラっ気】にされてしまい弱体化した。
【海賊イベント】で、ポーラパークの住民のひとりが海図の破片のひとつを拾っており、譲ってもらう前に彼と【トードー】【シルバー】と戦うことになるのだが、名前は「村人A」表記。これはひどい…。
ただし裏シナリオクリア後のイベントのため戦闘力は高く、舐めてかかると全滅するので注意。

DQM3

魔獣系のGランク。【いたずらもぐら】【きりかぶおばけ】の配合でできる。
 
特性は【会心率アップ】【メタルハンター】(Lv20)、【いきなりバイキルト】(Lv40)、【2回行動】(Lサイズ)、【くじけぬ心】(Lサイズ)、【みかわし無効】(LサイズLv60)。
所持スキルは【ちからもち】
 
いたずらもぐらとの配合で【ごろつき】【ビックアイ】との配合で【サイクロプス】【ダックスビル】との配合で【ブラウニー】ができる。

モンパレ

Fランクのまじゅう系モンスターとしてサービス初期から実装されていた。初期特技は無し。
Fランクの中でも群を抜いて高い攻撃力に加えかいしん率が5.00と平均より高く物理アタッカーに適任。
HPも高いが、逆にそれ以外の能力はかなり悲惨なことになっていた。
気合伝授で素材として伝授することでモンスターに【まじんぎり】を教えられるとくぎ伝授素材でもあった。

バトルロード1

第一章から登場。ステータスはHP:548 ちから:105 かしこさ:34 みのまもり:80 すばやさ:68。
技は「パワースタンプ」と「ためる」。前者は高くジャンプして上空から木槌で叩く技。当たれば必ず会心の一撃だが、手から木槌がすっぽ抜けてミスする確率も高い。
後者は力を溜めて味方全員のテンションを上げる。また、勇者と組むことでパワースタンプが「ウルトラスタンプ」に変わり威力が上昇する。ためてからの賭け技が基本戦法になるだろう。
これといった弱点が無い上に打撃耐性もあるのでダメージを受けにくい。だが賭け技でしか攻撃できないので完全に運ゲーと化す。【メタルキングのたて】が天敵。
【アークデーモン】【コングヘッド】とチームを組むことで、【おにこんぼう】へと合体する。
 
このモンスターはカードの絵柄によって【指の数】が異なっている。

バトルスキャナー

ロケテストから登場し、第6章で正式に登場。
技はたたきつける→パワースタンプの順で変化する。
今作のパワースタンプは当たれば会心、といった博打技ではなく普通の攻撃である。
相性が最高に良い性格は【ねっけつかん】

トルネコ2

主に浅い階層に出現し能力は低め。出現時は必ず眠っている。
特技は力溜めで次の行動が攻撃ならば確実に痛恨になる。ただし力溜めを使った後に移動すると溜めた力は消えてしまうので、次ターンにこちらが一歩下がればおおきづちも一歩追いかけてきて力溜めは解除される。これで安全に戦えるだろう。
退路のない場所でやりあうのは得策ではない。

トルネコ3

HP15、攻撃10、防御8、経験値8。
HP41、攻撃18、防御26、経験値24(レベル5)。
2と特徴は同じだが、出現時から眠っていることは少なくなった。
ダンジョンによってはレベル5で登場し、PS2版では普通のおおきづちより体が大きくなっている。
【南海の地下道】において初めて出会うであろう高レベルの巨大モンスターで、初顔合わせの時点でタイマンを挑むとまず返り討ちにされてしまう。仲間と協力して戦うか、火炎草やいかずちの杖を使って倒そう。
 
仲間にした時のデフォルトネームは「きづっち」で、成長タイプは【防御・晩成】
レベルが5までしか上がらず、すぐに成長が止まってしまう。
せっかく防御力が上がりやすい防御・晩成タイプなのに、レベルが5までしか上がらないのではまるで戦力にならない。
最終的な防御力も26しかなく、こいつよりはLv99まで育つ【攻撃・早熟】【攻撃・晩成】タイプのモンスターの方がまだ防御力は高くなる。
おおきづちに限らず、シナリオ編で現れる巨大モンスターはいずれもレベル上限が低く、仲間にしても役に立たない。他には【タホドラキー】【いたずらもぐら】【おばけヒトデ】【バブルスライム】などがいる。

少年ヤンガス

やはりテンションを溜めて攻撃をしてくる。
レベル8で【スライムたたき】を覚えるが、能力が低いのであまり役には立たないだろう。
ただし+値を上げれば運の良さは伸びやすくなる。
ちなみにレベル16で【こうらがえし】も覚える(ただし+値が4以上必要)。
 
成長限界はレベル12。
デフォルトネームは♂が「きづちん」、♀が「きづっち」。
こいつを血統に【シルバーデビル】【ごろつき】を相手にして【まじんのかなづち】を贈ればブラウニーが生まれる。
ブラウニーは配合限定な上、貴重な特技である【ワナこわし】を覚えるので作っておきたい。

スラもり

しっぽ団の一員として登場。【ウルオッター川】【カラカラ水源】に出現。大きく振りかぶってハンマーで攻撃してくるが、スキが大きくまず当たらない。一度攻撃するとハンマーを失い、泣きながらぽこぽこパンチで闇雲に攻撃してくるが、こちらの方が避けにくく厄介。安全に迎撃するには背負っているものを投げつけるほかにない。やっぱりコイツ、ハンマーがない方が強いんじゃあるまいか…?
ちなみにスラもりでこいつが持っているのは木槌ではなくピコピコハンマー。
こいつに限らず、スラもりはこのようなソフトなデフォルメが多い。なお本作では「~ハマ」という謎の語尾をつけて喋る。「ハンマー」という意味らしい。
 
なお、カラカラ水源に出てくる個体は持ち帰り不可なので、ウルオッター川で集めないといけない。出現数も少なめなので、100匹持ち帰りはかなり面倒。

スラもり2

【サラスナ古墳】に出現。30匹連れて帰ることで乗組員として仲間にもなる。戦法は前作と同じ。ダメージを食らった後のぽこぽこパンチや「~ハマ」の語尾も健在である。
 
勇車バトルでハンマーを落とすと「きづちがないハマ~!」と叫ぶようになった。かわいい。
命令は【ドカンと ぶっぱなせ!】【リーダーを ねらえ!】
他の仲間と違い、弾を2つ同時に運ぶことができるが、一度攻撃を受けると「めいれいが できない…」となり、敵のリーダーを狙うようになる。つまり強制的に作戦が「リーダーを ねらえ!」に固定されるということ。不意のスラ・ストライクなどでも発動してしまうため注意が必要。
このときの攻撃はやっぱりぽこぽこパンチ。相変わらず強いが、味方も近づけばお構いなしにダメージを喰らうため注意。
そんな理由で持ち運びや敵攻撃などが強く、仲間の中でもかなり強いほうである。なお、二本兵はブラウニーのカラーリングが使われている。こちらもやはりハンマーを落とすとぽこぽこパンチを使う。当然こちらに向かってくるので油断すると戦車内を荒らされてしまう。ただ、おおきづちと同じくリーダーを狙ってくるので敵戦車内にいればかえって侵入が楽になる。
ちなみに、サラスナ古墳に出てくるこいつは夜になると全員ハンマーを落としてさめざめと泣いている。何があったのか。なお、特定のエリアでは昼でもハンマーを落として泣いている。

スラもり3

【イチメンさばく】【シヴァレルゆきやま】に出現。戦法は前作と同じで、船バトルでの作戦も前作と同じ。やはり誤って攻撃したりさえしなければ優秀な砲撃手である。
船バトルの仕様により、木槌を落とすと大砲に勝手に入るが、まず相手側に届くことはない。また、相手の弾に相殺するなどして海に落ちると何故か木槌が手元に戻り本人も正気に戻る。
したがって、うっかり木槌を落としてしまったときはすかさず担いで相手の弾と相殺させるのも手である。結果的には前作よりも強化された……のかもしれない。
 
余談だが、船バトルでやられると「きづちがないと かてないハマ…」という遺言を残す。どの口が言うか。

ウォーズ

アタックタイプ。HP2。
前方3マスを攻撃できる「なぎはらい」、打撃ダメージを無効化しつつ1ダメージを与える「カウンター」、次ラウンド開始時に自分のHPを1回復する「めいそう」を持つ。

ヒーローズ1

最序盤から出現し、こちらを発見すると猛ダッシュしてきて痛恨の一撃を叩き込んでくる。かなり遠くからでもこちらに気づく上、ダメージもこの頃にはまだ手痛い15ほど。ただし木槌の重さでひっくり返ることもある。それ以外は普通の雑魚と変わらないのであっさり倒せるだろう。
【モンスターコイン】は1枠のアシストタイプで、目の前の敵に痛恨の一撃を与えるもの。こちらはひっくり返ることなく100%成功する上、約60ダメージと序盤ではありがたいダメージソースになる。
痛恨の一撃をヒットさせると喜ぶモーションがあるのだが、実は痛恨の一撃を躱しても喜ぶ。
彼らにとって攻撃が当たったかどうかよりも、痛恨を出せたかどうかの方が大事らしい。

ヒーローズ2

【ローザス森林地帯】及び【魔族の森】に出現。行動パターンは前作から変わっていないが登場時期がやや遅めになっただけに前作よりちょっと強い。モンスターコインは2枠になったが前作と同じ。

ビルダーズ1

全章にわたって登場する。主に高台に生息している。好戦的ではなく、こちらから攻撃を仕掛けるか接触してダメージを受けるかしない限り、近づいても攻撃されることはない。倒すと【毛皮】【おおきづちのぬい針】を落とす。場合によっては毛皮目当てに乱獲されることも…。
 
また、ブロックを破壊して拠点へ侵入してこようとする最初の敵であり同時期に襲ってくるモンスターの中でもそのインパクトは大きい。拠点の周りに池や掘を作ったプレイヤーは侵入された際に地下や低い場所を水浸しにされてトラウマになったのではないだろうか。
木のカベ、石垣の強度になると彼らでは突破できなくなるのでしっかり守りを固めよう。
この他、ブロックではない樹木は破壊対象にしないため、拠点の周りに隙間なく苗木を植え、それが木まで成長しきると破壊も通過もできず侵入してこなくなる。
 
友好的なものも多く存在し、武器の方のおおきづちの作成方法を長老に聞きに行くイベントがあったり、その長老の意向によって各地に主人公に協力するおおきづちがいたりと、本作でおおきづちに対する好感度が上がった人は多いのではないだろうか。
 
終章での看板「ガンバレ ニンゲン! おおきづちは ニンゲンの ミカタダ!」のメッセージに思わずグっと来るプレイヤーも居たことだろう。
 
ところで、イベントでおおきづちの作り方を尋ねると「おおお おまえは ななな なんて えっちな しつもんをするんだ!」とひどくうろたえる。これはおおきづち(のこども)の作り方を尋ねたと勘違いしたため。言うなれば、人間に「人間の(こどもの)作り方」を尋ねたのと同じことである。この勘違いは長老との会話でも起き、何を血迷ったのかしっかり解説を始めてしまう

 まずはの いきがよくてぴちぴちとした おおきづちを はらばいにして……。

 
恐らくは【配合】を意識したやり取りなのだろうが……こういう説明をされるとなんとも生々しい。

ビルダーズ2

本作でも登場。【オッカムル島】【ゴロゴロ島】にて【黄山岩】の岩山の上に出現する。倒すと毛皮や【木材】を落とす。
敵としては、時折痛恨の一撃を放つことがあるもののステータス自体は大したことは無く、前作と同様毛皮目的で狩られることもある。
戦闘状態でなくとも進行の邪魔になる物を破壊することがあり、オッカムル島の船着場南の砂漠ではこいつによって破壊された【サボテン】がしばしば見られる。
【からっぽ島】 では【こいグレー岩】 などの地形に出現していたが、それらの地形は高い山の上や海辺などであり住人の生活空間から外れていたため、建築への被害をもたらすことはほぼなかった。
ところが2019/1/9のモンスター出現ルール変更によって【土】の地形に出現するようになってしまい、畑などの人里に発生し近場にある建築物を破壊するなどの迷惑行為を行う害獣と化してしまった。流石に迷惑すぎるということで二日後の1/11に即刻出現しないようアップデートが行われた。
 
ストーリー中では、【かんごく島】にて教団の更生によって正気を失い、何でも壊すようになってしまった個体が懲罰房に閉じ込められている。
手当たり次第に暴れまわる凶暴な性格と化している上、人語はわからないようで「ガル、ガルー!」といった鳴き声しかあげることができない。
かんごく島では主人公がハンマーを使うことができないので、このおおきづちを仲間にし【ハンマーシール】を用いてブロックを破壊してもらいながら進むことが要求される。
 
シナリオでは、彼の持つハンマーに目を付けた主人公が、【スライハルト】の力も借りて懲罰房まで忍び込み、彼を救出することになる。
懲罰房から出してやると暴れ出して戦闘になるので、一度倒して【まもののエサ】を与える事で仲間にできる。いわば【仲間モンスター】システムのチュートリアル。名前もこの時自由に命名することが可能。
さらに彼がいなくなったことを気付かせないための身代わりとして【おおきづち人形】を懲罰房に置き、彼を連れ帰ることで晴れて救出は達成となる。
しかし、言葉は通じず状況も理解していないと、そのままでは思った場所を壊してやることもできない。
そこで主人公が【モンばあ】の助言も借りて作り上げたのがハンマーシールとなる。
 
その後、かんごく島脱獄成功時にはスライハルトや【マーカス】(と思われる【くさったしたい】)と共に島へと残り、一時別れることとなる。
元々かんごく島出身のスライハルトやその友マーカスはともかく、彼には別に島に残る理由は無いような気もするが…。
 
脱獄後は、そざい島のゴロゴロ島にて野生のおおきづちを仲間にすることが可能。
ただし前述の通り、通常は素材集め目的ではまず行くことのない黄山岩の岩山の上に、少数がひっそりと生息しているのみなので少し見つけづらい。
 
2019/8/20のアップデート以降は、本編クリア後、かんごく島のおおきづちとも再会でき、島に呼べるようになる。
スライハルトに人語を習って片言ながらしゃべれるようになっている。スライハルトは自分のような口調にさせたかったようだが、【ジゴック】に矯正されてしまったらしい。
彼との会話では同じおおきづちである【しろじい】の事を尊敬しているようだが、人間みたいな匂いがするとも言っており、正体をなんとなく察しているようだ。
また、不摂生極まりない生活を繰り返すビルダーを気遣うようなセリフを言うことも。
普通に遊んでいれば、主人公はほぼ不眠不休で動き詰め、風呂にも滅多に入らず、食事は空腹時に一気食いの生活を送ることはまず確実なので、一種のメタ台詞と言える。
ほか「物作りが上手くなりたくて主人公が寝てる間に背中の本を勝手に読んだ」との話も聞くことができるが「本の前の方のページにすごく強そうな奴が描かれていた」とのこと。なんとも意味深だが、一体誰が描かれていたのだろうか?
 
仲間としては、主人公に追従し同種類の素材を収集するほか、【設計図】によるオートビルドにも積極的に参加し、かんごく島での同行時と同じくハンマーシールを貼った壁を破壊してくれる。
が、やはりハンマーのおおきづちで壊せる物しか壊せないし、自分のハンマー技等で壊した方が早いので、かんごく島クリア後にわざわざ頼んで破壊してもらう価値はない。
設計図を使うときだけ他の島から呼び寄せる使い方になるだろう。
 
なお、本作ではハンマーとしてのおおきづちは【しろじい】から直接授けられるため、前作のようなおおきづちの作り方、といった話題は全く出てこないが、かんごく島のがいこつがおおきづちから(道具の方の)おおきづちを没収できないとボヤくおおきづち違いネタはある。
一応ハンマーとしてのおおきづちの作成自体は2019/1/31のアップデート以降、木材3個で行うことが可能。
 
ちなみに、きづちを持っているせいなのか、【へんげのつえ】の変身候補の一つになっている。詳しくはそちらを参照されたし。

トレジャーズ

お宝として【おおきづちの像】が登場。

ライバルズ

スタンダードパックにて初期より実装。共通のノーマル。

2/1/3
テンションリンク:このターン中攻撃力+2

テンションを使ったターンは2/3/3として機能する。痛恨とミスの振れ幅が激しい様の再現か。おうえんと組み合わせれば爆発的な火力も出せるがあまり使われなかった。

チュートリアルで戦士のテンションスキルで2体まとめてぶった切られるので、誰でも1度は目にするはず。

ライバルズエース

真2弾カードパック「そして伝説は高らかに」にて「やる気のおおきづち」名義で実装。武闘家専用のレアに。

2/2/3
自分のターン中2枚目の手札を使用した後、味方リーダーのテンション+1

低コストの優良カードを多く抱える武闘家なら、条件達成は容易い。即座に発動しやすいのも長所。
生きてさえいれば毎ターン勝手にテンション+1してくれるようなものなので、潤滑油として多くのデッキに組み込める。

ウォーク

メインストーリー2章2話~2章6話などに出現。やはり痛恨の一撃を放ちたまにミスをする。
こころの色は赤でコストは18。
 
亜種の「ジャンボきづち」は2021年8月のイベント「小さな島の大きな魔鳥」で登場。
ストーリーを進めアイテムを集めるとレア強敵として戦えるようになる。
こころは青色でコストは107。力・素早さなどのステータスが高い。
ドルマ属性斬撃・体技ダメージやバギ属性耐性がアップし、同イベントの限定武器「ガルーダウィング」やメガモンスター「オオヌシガルーダ」戦と相性が良い。

タクト

「おおきづち」と「目隠しおおきづち」の2種類が登場。

おおきづち

魔獣系のFランク、こうげきタイプで登場。
使用とくぎは【ぶんまわし】/【かぶとわり】
才能開花とくぎで「メガトンハンマー」を習得できる。
才能開花特性は「突貫作業」(戦闘開始時、こうげき力・すばやさ・いどう力を上げる 効果2ターン)「いどう力+1」

目隠しおおきづち

2022年8月19日開催の夏イベント「魅惑のサマーバケーション ~海に水着にスイカ割り!~」にて、イベント限定ドロップモンスターとしてスイカの絵が入ったバットを持ち、目隠しとはっぴを身に付けた夏らしいおおきづち「目隠しおおきづち」が登場。
魔獣系Aランク、こうげきタイプ。
リーダー特性「魔獣系物理威力+10%」
とくぎは「まっすぐ前!」/「振りかぶる」/「心眼スイカ割り」
覚醒スキル10Pで「いどう力+1」100P(3凸)「まれにバイシオン」400P(完凸)「スイカの呼び声」(敵からこうげきを受けた時、ときどき「振りかぶる」が発動する)等を習得できる。

スライム冒険記

主人公の仲間の【タタック】がコレ。
祖父の武器仙人は【ブラウニー】に見えるが、ブラウニーからおおきづちが産まれるのか、あるいはおおきづちが成長するとブラウニーになるのか、はたまたブラウニーに見えるだけで、実は武器仙人もおおきづちなのかは謎。