【ミナデイン】

Last-modified: 2024-04-24 (水) 18:50:00

【デイン系】呪文

【デイン】【ライデイン】【ギガデイン】【ジゴデイン】―【ミナデイン】

【デイナマータ】

概要

DQ4~DQ7で登場した攻撃【呪文】、およびDQ11の【れんけい】技。
【デイン系】最強の呪文で、パーティ全員の力を合わせて敵の頭上に凄まじく激しい電撃を落とす。
シリーズで初の、「パーティ内の複数人のキャラクターが1ターン内で協力して1つのことを行う」という行動となった。
 
「皆(ミナ=みんな)」での「デイン系」を思わせるネーミングになっている。
後にみんなで【マダンテ】を放つ【ミナダンテ】も登場した。
DQ6【公式ガイドブック】の呪文ページのイラストは『ドラゴンボール』の元気玉をイメージして描かれている。ただし元気玉自体に当初はミナデインのようなイメージは無く、そのイメージができたのは原作終盤の魔人ブウ戦クライマックスで地球人全員の気を集めるシーンの影響であろう。
 
いかにも最終奥義のような存在感を放ち、DQ4発売前の各誌の特集では大々的に取り上げられたりもしていたが、後述のようにゲーム中での性能としては超が付くほどガッカリな代物。多大な制約に対するあまりの威力の低さから重宝されることなく、ナンバリングタイトルではDQ7まで登場した後、長い眠りに就いた。
DQ8では代わってラスボス戦で「仲間全員で力を合わせる」というコンセプトのイベント戦闘が登場。DQ9ではミナデインのコンセプトが【超必殺技】として登場し、DQ11ではより使いやすいれんけいシステムに発展し、ミナデインもその一つとして復活した。
 
ゲーム中のイベントや漫画などの外伝作品では前述の元気玉のポジションとして扱われている。特に最終戦や大ボスとの戦いで使用され、比較的優遇された扱いを受けている。
 
海外版【DRAGON QUEST】の天空シリーズでの表記は、DQMJの【ジゴデイン】と同じKazapple。その後DQMJ2P以降が未発売の海外では、DQ11がジゴデインとミナデインが初共演した作品となり、同作のミナデインはKazapstropheと名付けられた。
由来は恐らくKazapple + catastrophe(大災害、大惨事)だろう。確かに演出は天から落ちる大災害ともいうべき巨大な雷が落ちるというものであるが、物騒な名前になったものだ。
音訳が用いられている中国語表記では全作品共通で「米納迪恩」。
 
敵側の似た特技として【ダークミナデイン】がDQ11で登場している。

DQ4

【勇者】である【主人公(DQ4)】がLv37で習得する呪文。
バトルメンバー4人全員でMPを各15ずつ消費して唱え、敵1体に300~350のダメージを与える。
1人でもMPが足りないと唱える事はできない。したがってMPが元から0の【ライアン】【アリーナ】【トルネコ】がバトルメンバーにいると唱えられない。この時は「今は唱えられない」と言う旨のメッセージが表示される。
バトルメンバーが3人以下の状況や、誰か1人でも行動不能になっていたりしていても不可。この場合「しかし 4にん そろっていない」という独特なメッセージが出る。
また、この呪文を唱えるターンは詠唱者である勇者以外は行動ができない。そのため【いれかえ】を予定していても無効になる。
もちろん勇者自身が馬車から出てくる場合は入れ替え後にミナデインを唱える形になるが、入れ替わる前の馬車外メンバーがMP条件を満たしていない場合はMPが足りないと見なされてミナデインを選択することができない。最初からMPのあるメンバーばかりの馬車外パーティ4人だった場合に限り、勇者との入れ替え後にミナデインを唱えることができる。
 
開発中に【週刊少年ジャンプ】1989年36号で公開された画面では、前作までではまず出ないような520ものダメージを与えており読者を驚かせた。だがその後のファミコン各誌の画像では実際の製品版に近い300台に落とされていた。
「冒険下敷き」裏の呪文情報ではダメージ系呪文の呪文効果欄は「ダメージ平均〇〇」「ダメージ約〇〇」という表記だったが、ミナデインは当時設定が定まっていなかったのか「ダメージ最大」としか書かれていなかった。これではまるで最大HP分与える【ザキ】のようなものと誤解されそうだ。
 
詠唱者以外はそのターンに行動できないということはそれ相応の高いリスクを伴う。各人で普通に攻撃したり呪文を使った方がダメージが断然大きいことが多い。
まず、同じ消費MPで勇者一人で唱えられるギガデインで仕留めきれない雑魚がほとんどいない。
単体対象という時点でボス戦を想定した呪文と考えられるが、ギガデインだけで平均200ダメージなので、MPを提供する他の3人が個々で与える総ダメージが150を上回ってれば、その時点でミナデインより強い。
本作の敵の守備力は全体的に低く、打撃キャラ2人分の攻撃で概ね150には届き、アリーナなら【キラーピアス】の会心もあるので一人で150ダメージを超えることもしばしば。
全員の行動制限+MP消費を代償として得たものが、ダメージ200前後のギガデインより1.5倍ダメージが大きいだけで、しかも単体攻撃と言う時点で何か間違っている気がしなくもない。
ただし、【めいれいさせろ】が存在しないFC版では、不確実なAIを無視して味方を確実にダメージに貢献させることができる点は見逃せない。
ミナデインの条件である呪文主体のパーティの場合、NPC戦闘員を除けばマーニャ・ミネア・ブライ・クリフトの4人から3人を選ぶことになり、終盤のボス戦で1ターンに合計150以上のダメージは案外ハードルが高い。
AIが学習前だと効かない呪文を連発することはよくあるので、その点も考慮すると安定して350ダメージというのはそこまで悲観するほどではない。
「制約の厳しさを考えると最低でも4桁ダメージの威力でないと」などと考える人もいるようだが、FC版の本作の敵の最大HPの上限はボスも含めて1023であり、4桁ダメージ=ほぼすべての敵が即死である。いくらなんでもそれは強すぎる。
500ダメージぐらいはあってもよかったかもしれないが、強敵【ヘルバトラー】がわずか2発で沈むので強すぎるとなったのかもしれない…。
 
とは言うものの、本作のバランスからしてライアン・アリーナの両方をパーティから外して4人パーティを組んでいるという状況は考えづらく、実質的にはわざわざミナデインのためだけに呪文主体のパーティを組むというような話になりがちである。
と言うわけで、ボス戦は元より、ピンポイントで相性のいいザコモンスターすらいないので実戦での有用性はゼロ。
【アンドレアル】1匹なら確実に一撃で倒せるが、こいつは一気に全滅させないと戦闘が終わらないタイプの敵。2匹目を倒す前に仲間を呼ばれるとただHPとMPと時間だけを浪費するだけなので明らかに非効率。
ラスボスの【デスピサロ】は第4形態以降、デイン系に弱耐性を持っており、4人全員で唱えた結果「きかなかった!」なんてことになれば目も当てられない。
 
一応、習得時期である勇者Lv37あたりだと【ライアン】【はぐれメタルのけん】【会心の一撃】を叩き込んでもミナデインのダメージには届かないので「一手で叩き出せるダメージ」では最強には違いない。まあ、これも所詮自己満足や物珍しさの域を出ないのだが…。
一撃最大ダメージを求めるなら、結局レベルを上げまくればそっちの方が強いし…。
 
また、【クリフト】【ミネア】はMPが元々少なめなことに加えて【ザオリク】【フバーハ】などにMPを使いたいと考えれば、これだけのためにMPを15も失うのはもったいない。
ただ参加できるのは導かれし者ではないNPCでもよいので、作戦に従わないNPCに言うことを聞かせる手段にはなるかもしれない。
ミナデインを覚える頃にMPを持つNPCがいるとすれば実質的に【ルーシア】だけであり、彼女を参加させればクリフトとミネアのMPを節約できるだろう。
他に参加可能なNPCは【パノン】だけだが、MPが1回分しかない上に、普通に進めれば時期的にも合わないので実用的ではない。
さらにレアケースとしてパノンとルーシアの2人を含めて詠唱することも可能だが、最早趣味の領域である。

DQ5

【伝説の勇者】の末裔である【男の子】がLv38で覚える呪文。ライデインとギガデインに仲間モンスターの使い手が現れた関係上、今作はこのミナデインだけが勇者(男の子)のいわば専売特許となった。
消費MPは各10。効果と使用条件は前作から据え置き。バトルメンバーが3人なので、発動に必要な頭数も男の子+2人に減少、必要なMPも半分になった。
しかし、本作は【めいれいさせろ】の登場や【バイキルト】の効果向上など、この呪文にとって向かい風となる要素が増えているため、まったく救いになっていない。
主人公でないキャラが覚えることになるが、使用条件の関係上、AIはこの呪文を選択することはない。
 
男の子は【やまびこのぼうし】を装備できないため、他キャラのやまびこのぼうし+【メラゾーマ】の方が手軽で同等の威力を出せる。
やり込むプレイヤーなら、モンスター3匹で【かがやくいき】【しゃくねつほのお】を使ったりなど、1ターンでミナデインの威力を上回る攻撃方法はいくらでもある。
力がカンストした戦士系キャラなら、1手のダメージすらバイキルト(【たたかいのドラム】)を使って打撃攻撃した方が大きい。なのでこの呪文に声がかかることはない。

リメイク版

勇者の格好をした仲間モンスター【プチヒーロー】も習得する。よってこの呪文も伝説の勇者の専売特許ではなくなった。
 
バトルメンバーが4人に増えた結果、詠唱に必要な者が1人増えたにも関わらず、威力は据え置き。やまびこのぼうしは削除されたが、結局4人で総攻撃する方が強く、使い道のないことに変わりはない。

DQ6

転職システムにより【勇者】★8で習得できる呪文。
消費MPは各10。バトルメンバーが4人に戻った関係上、発動に必要な人数も4人に戻った。
対象は引き続き敵1体だが、与えるダメージは600~700と2倍に強化された。
勇者が★6で覚える同じデイン系属性の【ギガスラッシュ】が平均380ダメージなので、火力が強化されたのは当然と言えるだろう。
また先制効果が追加され、ターンの初めに放てるようになった。【アストロン】【におうだち】よりも早く行動できるため、相手が呪文反射状態でもない限り確実に当てることができる。
また、本作の仕様上、基本的に終盤になってMPがないというキャラは存在しないし、参戦してるパーティの仲間が眠り等の行動不能状態に陥っても、唱えることはできる(SFC版のみで確認)。
一方、DQ4・DQ5でそれなりに切り札的印象に貢献していたであろう「最強の攻撃呪文」の肩書きについては、(内部的には特技扱いとはいえ)「究極の攻撃呪文」を冠す【マダンテ】にお株を奪われてしまった。
 
クリアレベル帯であれば、十分に最強クラスの攻撃手段として機能するようになったが、使用するターンは詠唱者しか動けないのは変わらないため、制約の大きさを考慮すると、やり込みの時期になったらこれでも威力がもの足りなくなる。
使い手の消費MPが異なるとはいえ、上述のギガスラッシュを放てば380ダメージなので、残りの3人で270ダメージ以上が出せるならやはりダメージ期待値で下回ってしまう。
力などのパラメータの上限が255から約2倍の500にインフレしたことや、【せいけんづき】などの高威力の特技の大量追加、およびそれらを誰でも覚えられる転職システムの導入などの影響により、味方のレベルが十分に上がってくるとやはり4人で個別攻撃した方がダメージ総量は稼ぎやすい。
DQ5と違いやまびこのぼうしとの併用が実現できるので、山彦すれば1ターンで1300前後という大ダメージを叩き出すことはできるが、早期習得が可能な【主人公】は残念ながら装備不可。DQ6では主人公以外が勇者職に就くことがやり込みレベルなのでロマン砲の域となる。
さらに全員が高レベルになり打撃系特技の威力が高まったり、無理に勇者職に就かずとも複数人が山彦【メラゾーマ】を撃てるような状況になれば、1ターンに山彦ミナデインすら上回るダメージを出せるようになってしまう。
 
一応、電撃は多くの敵に軽減されにくく、一方でせいけんづきは岩石属性でムラが多く相手によっては効率が落ちる。
そして1戦闘あたりの経験値を制限したり、主人公を【スーパースター】ルートで育てるなど工夫して中盤あたりで覚えさせれば、その火力は同時期のマダンテをも上回る。
そのため中盤あたりのボス戦では個々に攻撃するよりミナデインを唱えたほうが安定性が出ることもある。
Lv30程度で【グラコス】【デュラン】あたりのボスに挑むのなら下手に物理攻撃で戦うよりも簡単に勝てる。デュランに先制マホターンされて跳ね返されたりもしないため安全に使える。
また、使い手以外の3人が行動不能に陥ってるならこれが総ダメージが一番高くなることもある。

リメイク版

やまびこのぼうしによる連続発動の対象から外されてしまった。このため、これを複数個入手できたあとはどうあがいても威力で個別攻撃の合計に負けてしまうようになった。

CDシアター

最終戦にて【デスタムーア】最終形態に使用。
テリーをかばって重傷を負ったハッサンと、第二形態でマダンテを使いMPを失ったバーバラを残し、主人公ウイル・テリー・チャモロ・ミレーユが【クリムト】から教わった人間の強さ…それぞれの「絆」を確かめ叫びながら発動し、デスタムーアに大ダメージを与える。
ウイルによる詠唱台詞は「天なる雷よ 我等に力を!」また、ミナデインの呪文名は全員で唱えている。
 
もっとも最後のトドメはギガスラッシュに奪われたが……。

漫画版

最終形態となったデスタムーアへのトドメに、こちらは世界中の人間の夢の力を結集した数万数億のミナデインを用いている。概要で述べた魔人ブウ戦の元気玉により近い演出である。
ちなみに仮に1億人で放つミナデインのダメージを単純に計算すると、DQ6基準では4人で650なので、その2500万倍=16億2500万ダメージとなる。
今でこそインフレ甚だしいスマホゲームであれば億単位のダメージも珍しくはないが、DQシリーズにおいてはその天文学的な数値はもはや、破壊の規模を想像することすら困難であり、完全に意味不明、もとい即死の領域。
そりゃデスタムーアも一撃で倒されるわけだ。多分【ダークドレアム】も出る幕はないだろう。というか、ダークドレアムですら跡形もなく消し飛ぶレベルである。

DQ7

前作同様、転職システムにより【勇者】★8で習得できる呪文。消費MPは各10。純粋な呪文としては最後の登場。
基本的な仕様は前作から変わっていない。一応勇者への転職条件が前作に比べて緩和されたので、誰でも習得自体は若干容易になった。
 
しかし本作では【アルテマソード】で単独でも500以上のダメージを出せるため、こちらを使ったほうがよっぽど効率が良い。
また、肝心のやまびこのぼうしが手に入るのは【神さま】を3回以上倒した後に行ける2つ目の隠しダンジョンであり、手に入る頃には戦闘参加者全員がアルテマソード等強力な技を覚えている事が多いという事態に。
アルテマソードを4人で放てばダメージ2000超えで実にミナデインの3倍以上。ミナデインの立場はまったく無い。

リメイク版

転職システムの仕様変更により誰もがアルテマソードを使える状態にあることはあまり無くなったが、1人でも使えればそれ+αだけでミナデインを上回るのは変わっていない。
しかも【すれちがい石版】で早期入手できるようになったやまびこのぼうしは、リメイク版ではミナデインに対応しなくなった。

DQ10オンライン

イベントシーンで使われた。
詳しくはこちらネタバレに注意のこと!
 
関連書籍として「ドラゴンクエストX みんなでインするミナデイン!」が2018年以降から不定期刊行されている。
MMORPGである本作にイン(ログイン)する楽しさを集めた本、というダジャレである。
表紙は【主人公】や主要NPCたちが手を上げて力を送っているという絵面で、後に登場した本編中のミナデインで伏線回収されたと言える。

DQ11

【主人公(DQ11)】を含む4人【れんけい】技としてナンバリング作品に久々に登場。
従来のミナデインを新たなシステムによって、ついに本来のコンセプト通りの呪文として再誕を果たした。
雷属性の全体攻撃で、威力は参加メンバーの攻撃魔力に依存する。習得するためには主人公に【ギガデイン】を覚えさせる必要がある。
詠唱する4人の攻撃魔力の合計が527から1986までの間でダメージが変動するという特徴を持ち、最大ダメージは約1500。
ちなみに527と1986という数字はDQ1の発売日(5月27日)と発売年(1986年)になっている。
 
れんけいのシステムで、詠唱者以外の行動が自由になった点は従来より大きな改善点と言える。
皆で力を合わせて唱える、という大魔法的なコンセプトも演出の進化によって合体技らしさも大きく向上している。
同じくバトルメンバー4人がゾーンで発動できる【ギガバースト】は、ミナデインを更に上回るダメージを叩き出すがミナデインとは異なり対象が敵一体であるという違いがある。
注意点としては攻撃魔力依存ということは【セーニャ】【マルティナ】【グレイグ】といった、攻撃魔力が成長しないキャラがバトルメンバーかつゾーン状態でこの技を発動するとダメージが伸び悩んでしまう。場合によってはギガデインを下回るダメージしか与えられないこともある。
また取得条件としてはスキルパネルの配置上ギガバーストのほうが簡単であり本編クリアまでは単独ボスがほとんどなのでミナデインは雑魚散らしの役割になってしまうが、クリア後の過ぎ去りし時を求めた後では集団で襲い掛かってくるボスも多いため、メンバー構成次第では活躍が見込める。
そのため前提であるギガデインの習得も含めて、必要に応じて使い分けるのがベスト。
 
当然のごとくデイン系であるので【ムンババ・邪】にこれを使ってとどめを刺すことによって聖獣ムンババに戻すこともできる。
しかしPS4版だと戦闘中に急なメンバー入れ替えができないため、【いてつくゆきだま】でこちらのゾーン状態を解除して来るムンババ・邪にミナデインを発動させるのは至難の業。

3DS版

ターンごとに「そうがえ」ができるのと、れんけい技はターン開始時に確定先手で行える利点がある。
このためムンババ・邪戦では戦闘前にゾーンに突入した主人公ほか3人を最初は控えにしておき、体力が削れたところで総替えするだけで簡単に発動できる。
注意点として、主人公が戦闘メンバーにいれば誰を起点にしても発動できるPS4版と違い、3DS版の4人れんけい技は主人公を起点にする必要がある。
 
この戦法はムンババ・邪以外のボス戦でも応用が効き、実際に行うとしたら攻撃魔力要員の【ベロニカ】【ロウ】は控えの代わりに、攻撃魔力こそ無いものの比較的打たれ強い上記3名が先発メンバーで確定する。
そのため最初は安定を取りつつ着実に削り、最後は総替え直後にミナデインに合わせてベロニカの【イオグランデ】【マダンテ】とロウの【マヒャデドス】も同時発動し一気に削りきるというパワープレイが可能。
上記のように単独ボス相手ならギガバーストを使った方が手っ取り早いうえ、残りメンバーの【カミュ】【シルビア】は状況によって采配は変わってくるものの、ミナデインの詠唱者以外も同ターン中に行動できる利点を用いたこの方法は一度に複数を相手にするボス戦や【追憶の神殿】でも通用する。

DQ11S

3DモードではPS4版準拠だが、ボイスがついた分、全員で合わせて「ミナデイン!」と詠唱するシーンが非常にカッコいい。
こうげき魔力の関係上相性の悪いメンバーも多いこの技だが「好きなメンバーを選んで、バトルメンバー全員が一丸となって技名を叫ぶ」という意味では唯一のれんけい技なので、実用性はともかくそういうシチュエーションが好きな方は試してみるといいだろう(実用性も伴いたい場合は、【カミュ】【マルティナ】【まりょくのたね】を施して攻魔力を上げる必要がある)。
また、掛け声や息遣いしか発さない主人公が唯一明確に呪文名を叫ぶ貴重なれんけい技でもある。主人公+女性3人で使用するとより聞き取りやすい。
 
2Dモードでは3DS版準拠の仕様であり、追憶の神殿では2Dモードで固定なので依然として有効。

DQM2

DQM2では【連携特技】として登場。
2人同時にギガデインを使うと発動し、敵全体におよそ600程度のダメージを与える。
 
本作の連携特技は成功率が低い、不発になった場合のリスクが大きい、そのくせ成功してもリターンが小さい物が多く非常に使い勝手が悪いことで有名だが、
このミナデインの場合連携が発動しなくてもギガデインが出るだけのためリスクが非常に小さく、ストーリー攻略中でも自然に狙えるためトップクラスの使い勝手を誇る。
貴重な「使えるミナデイン」の一つである。

キャラバンハート

【魔法使い】【賢者】【究極連携】?(ただし賢者はランダムで【ベホマズン】との2択となる)として発動。
しかし魔法使いor賢者を4人集められるのはクリア後になるため、あまり目にする機会はない。

ジョーカー2プロ以降

【はぐれメタルキング(スキル)】【ゆうれい船(スキル)】【しもふり乱舞】【究極モントナー(スキル)】で習得できる。
パーティー全員のMPを消費する、行動不能の仲間がいると使えない、【ジゴデイン】より若干強い程度というあたりは本編と同じだが一つ大きな違いがある。詠唱者以外も行動できるのだ
テリワン3Dでは強い特技とは言い難いのにデメリット特性が付くため使いづらいがそれでも本編よりはマシである。
ちなみに、「ミナ」デインなのにJ2PのGサイズ単独などでも実は使用できるが、AIがなかなか使ってくれない。
DQMJ3以降では削除されてしまった。

DQMSL

【WORLD】専用技。
味方全員のMPを50消費し、敵全体に【ダメージバリア】などの軽減効果で軽減できないデイン系の大ダメージを与える。
詠唱者以外もそのラウンドに行動可能な他、自分のMPが50以上あれば味方はMPが足りなくても発動可能。

少年ヤンガス

【プチヒーロー】が習得する特性。配合でレベル上限を上げなければ習得できない。
部屋内に存在する敵モンスターに100のダメージを与える。更に部屋内に存在するファイターを除くコロ・プチ系統の味方1体につき威力が100上昇する性質を持つ。
単独で使用してもモンスターハウスを殲滅する威力がある上に絶対に失敗しないのでこれがあれば【いにしえの闘技場】もあっさり突破出来る。
大混乱を覚悟で大量のコロ・プチ系統のモンスターを並べた部屋で使用すれば1000を越えるダメージを叩き出せるので、最強の攻撃呪文として恥ずかしくない性能を持っている。本編での不遇さを少しは返上していると言える。

バトルロードシリーズ

【とどめの一撃】の一種で、DQ2版とDQ4版が存在する。
DQ2版は【ローレシアの王子】【サマルトリアの王子】【ムーンブルクの王女】のSPカードをスキャンすると発動。威力は並。
【レティス】に乗って上記3人が登場し、力を合わせてミナデインを唱える。
ローレシアは呪文が使えないせいか、【いなずまのけん】から魔力を放出している。
 
DQ4版は【勇者ソロ】【勇者ソフィア】のSPカードをスキャンすると発動。威力は高め。
【マスタードラゴン】で現れた勇者の許に導かれし者たち(+【ホイミン】【ピサロ】)が集結し、各章のメンバー毎に力を合わせて魔力を放出。ミナデインを発動する。
ホイミンはライアンに協力するが、ピサロは協力せずに座って見ている。
やはり呪文が使えないメンバーもいるが、武器の魔力で代用している。

スキャンバトラーズ

第4弾で、DQ6オールスターによる【スペシャルチケット】として登場。
今回は全員MP持ちのメンバー。

ヒーローズ2

6月9日のアップデートで一種の【パーティコンボ】として実装された。
主人公がギガデインを習得済の状態で師範に話しかけるとクエスト「いかづちの極意」を受けられるようになる。
このクエストを達成し再び師範と話すと【パーティスキル】「ミナデインの極意」を伝授される。
このスキルをセットし、パーティ全員の【テンションゲージ】がMAXになった状態でパーティコンボを発動すると
全員が一箇所に集まって天に向かって魔力を放ち、巨大な雷を落として前方円形広範囲の敵全てに表記上9999の固定ダメージを与える。
表示は9999だが実際には9999以上のダメージを与えている(なおミナデインの極意をセットすると通常のパーティコンボは使用不可になる)。
 
非常に強力なのは間違いないのだが、全員のテンションゲージを消費してしまうのがネック。
やはりこちらがある程度強くなるとハイテンションからの必殺×4にダメージが負けてしまう。
爪バトマスやハッサン、オルネーゼといった高火力キャラならば、ハイテンション状態でそのまま戦った方がよっぽど高いダメージが叩き出せてしまう。
パーティスキルの枠を4つも消費することも地味に痛い。
外伝でもこの呪文の宿命(呪い?)からは逃れられなかったようだ。
 
ただ攻撃範囲の広さを生かして軍勢同士の大規模バトルやレベル/熟練度上げ・素材集め等、一気に敵を消し飛ばしたい時にはとても便利。
特に熟練度上げの場合、「ミナデインを発動したキャラが独り占めする」という仕様のためモンスター増殖やキャンペーン等を利用すれば熟練度レベルを一気に10以上上げることも可能。
何より眼前の敵が一瞬で蒸発する爽快感や一斉に掛け声を上げて天に光を飛ばす演出のカッコよさは格別なので一度は使ってみても損は無いだろう。
 
なお、パーティコンボでトドメをさすクエストはこれでやっても無効なので注意(これでやる意味も無いが)。

ビルダーズ2

【ムーンブルク島】編にてミナデインを疑似的に再現する巨大兵器【ミナデイン砲】が登場する。
【ムーンブルク王】が勇者の血筋である事を何かに利用できないかという言葉をヒントに【主人公(ビルダーズ2)】が設計した。

ロトの紋章

仲間たちと協力して放つのはゲーム版同様だが、敵に直接雷を落とすのではなく、持っている剣に雷を落とし、
帯電した剣で直接攻撃するという、魔法剣さながらの使い方をする。
みんなの力をひとつに合わせて一撃を放つ、少年漫画らしい必殺技といえよう。
 
最初に使われたのは獣王【グノン】戦。
勇者【アルス】はまだ【ギガデイン】も使えないレベルであり、さらに事前の獣王軍との戦いでMPも尽きている状態であったが、
賢者として覚醒した【ポロン】の「足りないMPは俺が集める」という心強い後押しに促され使用を決意。
アルスの勇気に感銘し救援にかけつけた大勢のアリアハンの市民からMPを分け与えてもらい
強大な雷を【光の剣】に受け、それをはるか上空にいたグノンの眉間に向かって投げ放つ。
これほどの攻撃を受けてもグノンは倒れることなく、地面に直立してアルス達に対して新たに戦意を奮い立たせて見せる。
最後のとどめをさそうとしたアルスだったが、その直前にグノンが立ったまま絶命していることに気付き攻撃を停止する。
 
最終決戦の【異魔神】戦でも使用される。
異魔神戦の数話前に【ルビス】による「世界中のすべての戦士達よ。この紋章のもとに集いなさい」という呼びかけがあったため、カンのいい人は「世界中から集まった人達によるミナデインが使われる」と予見できたのではないだろうか。
通常の攻撃では全くダメージを与えられない異魔神相手に、最後の切り札として使用される。
最終決戦の応援にかけつけた世界中の義勇軍らから魔法力をもらい、【アルスの剣(王者の剣)】の剣先に凄まじい規模の巨大なミナデインを作り上げ、異魔神へ世界中の人々の思いを叩きつける。
ただその際、あまりの負荷に耐えられなかったせいかアルスの剣は折れてしまう。

スライムもりもり(漫画)

【ライコネン】が派出技(?)の「カッテーニ・ミナデイン」を使用。
【マホトラおどり】らしき技で周囲にいる者からMPを奪い取り強引にミナデインを撃つというもの。